学校生活
【SDGs】 市民講座に参加してみた♪
4日(土)、水俣環境アカデミアにて市民講座「自動車産業から見た地球環境への対応」(講師:UTモビリティサービス モビリティサービス事業部企画推進室室長 江島正明氏)が実施されました。県内の昨今のコロナ感染症拡大を受け、機械科2・3年生の24名が本校視聴覚室にてオンライン受講することになりました。
講義は主にこれまでの自動車産業の変遷と、カーボンニュートラルについての概要及び水素自動車の紹介といった自動車産業界におけるSDGsの取組み、そして水俣市で今後導入されるMaaS(Mobility as a Service「サービスとしての移動」)についてでした。
地球温暖化が深刻化する中、従来の省エネ技術の発展だけでなく新しい動力源を開発しなければならない現況についてなどは生徒たちも真剣に聞き入っており、質疑の時間には活発に質問していたようです。
終了後、CO2削減のない水素自動車「MIRAI」の展示もあり、機械科の生徒らしくエンジンルームの内部など食い入るように眺めていました。
【機械科】水中ロボコン優勝とベストプレゼンテーション賞受賞
水俣高校機械科3年生の有志3名が、日本で最大の水中ロボットの祭典である水中ロボットコンベンションin JAMSTEC 2021のジュニア部門に出場しました。コロナ前は20チーム近くの参加がありましたが、今年もコロナ禍で部活動中止が相次いで辞退する学校が多く、全国の高専、高校、中学校から8校の参加でした。
去年に引き続き動画と質疑応答によるリモートでの大会です。動画の内容は「JAMSTECで大会が開かれる場合に行おうと思っていた戦略」を5分以内にまとめて発表しなさい、というものです。
水中ロボットの難しさは、以下のとおりです。水は電気を流しますので水の中に回路を入れるとショート(短絡)して燃えます。防ぐためには水が入らないようOリングなどで水密にしなければなりません。空気に比べ水の抵抗が大きいので、速度を上げるためには流線型や球形にするなど形状に気を使います。泳ぐ機体では浮力と重力のバランスをとって浮きもしない沈みもしない「中性浮力」にする必要があります。このバランスが1g単位で取らないと行けないのでかなり大変です。今回の水俣高校の機体は、床面走行なのでタイヤが空転しないように浮力を減らして重力を増やす必要がありました。
今年は、水中床面走行により昨年比4倍速、缶を一気に6個回収など、箱を廃止して浮力を減らす、スイッチでの操縦など、この大会史上初の機能を持った、勝つためのロボットを設計して製作を進めてきました。
コロナ禍で大雨などで思ったように活動できませんでしたが、3次元CADや3Dプリンタを駆使して、なんとか締切り前日に最速の水陸両用ロボットを完成させることができました。
事前に提出していた動画が無事再生されました。そして5分間の質疑応答では、緊張のあまり顔を青ざめながら、東京大学や東京海洋大学や海洋研究開発機構の水中ロボット研究者の先生方から質問されましたが、なんとか答えることができました。写真は緊張の質疑応答です。終わったあとはほっとした表情が見られました。
翌日の講評では缶の回収機構や、戦略面の説明と機体の設計思想と実証実験の完成度、それと「赤い機体」が高い評価を得ることが出来ました。
その後表彰式が行われました。Best Presentation賞は出場チームの選手だけでなく一般の見学者からも投票された結果です。ドキドキしましたが、水俣高校が選ばれて大喜びしました。
続いて機体を支給されていないチームの中で、選ばれる特別奨励賞は、神奈川県立磯子工業高校でした。
準優勝の発表の時は「今年も準優勝か?」と複雑な気持ちで見守りました。
結果は神奈川県の慶應義塾湘南藤沢高等部でした。
残るは優勝です。「優勝は・・・」というこの間がドキドキします。
「水俣高校機械科工作部です!」と発表されました。
初挑戦から4年目でやっと日本一となることが出来ました。これまで参加した先輩の思いなどを含めて、生徒も卒業生も指導職員も心が震えました。結果は以下にあります。
http://jam21.underwaterrobonet.org/junior/
これからも、水俣高校機械科はものづくりを楽しむために学習をがんばります。応援して下さった皆様、ありがとうございました。
【美術部】R4年度県民体育祭シンボルマークに♪
令和4年9月17日(土)~18日(日)に開催される、第77回熊本県民体育祭水俣市・葦北郡大会をテーマとしたスローガン及びシンボルマークについて、応募総数86点(シンボルマークの部)の中から、本校美術部の島田有里沙さん(3年普通科)の作品が見事最優秀賞を受賞しました。
(左:島田さん、 右:柿本さん)
「水俣市・葦北郡の自然豊かさと選手たちが躍動しているのを感じられ、全体が魚の形に見えるようにデザインしました」、と島田さんのコメント。
同じく同部の柿本亜寿美さん(3年普通科)も優秀賞を受賞しました。
来年度、このシンボルマークのはためく各会場で多くの水高生が活躍してくれることを期待しています。
【機械科】いのしか日記 Vol.07 箱罠をメッキ加工へ!!
こんにちは!!イノシカハンターズです!!
9月1日(水)、一昨年から箱罠のメッキ加工でお世話になっている地元企業さんに、完成した箱罠3台を取りに来て頂きました。メッキ加工をすれば錆びにくくなるので、箱罠を安全に長く使えます!出来上がりが楽しみです!
現在仕掛けた罠には、まだ何も掛かっていません。捕獲できるように色々と工夫していきます。
“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”
今日のひと口(班員の感想)
「私たちのために協力してくれる地元企業さんには本当に感謝しています。地域の方々から支えられていることを忘れず、これからもイノシカハンターズの活動を頑張ります。」
【音楽部】独唱コンクール本選に出場しました
8月29日(日)、山鹿市民交流センターにて、第47回熊本県高等学校独唱コンクール本選が行われました。
水俣高校からは、7月27日に行われた予選を勝ち抜いた、2年生1名が出場しました。
本番はとても緊張して、歌いきるのがやっとという感じで、悔しい思いをしました。
結果は、銀賞をいただきました。
今回は歌うだけでなく、客席で他の出場者の演奏を聴くことができ、大変学ぶことが多い舞台でした。
この経験を糧に、次のコンクールでは力を発揮できるよう、頑張ります。
今後もさらなる感染症対策を講じた上で、部活動に取り組みたいと思います。