3月1日に卒業生を見送りましたが、今日は多くの中学生が芦北高校を受験しに来てくれています。朝から寒の戻りで雪がちらつく場面もありました。そんな寒い芦北高校ですが、農場にはもう春が来ています。
上の写真は種まきの様子です。
農業科1年生で昨年末~年明けにかけて春に咲く草花の種をまきました。
草花の種はとても小さいのでピンセットを使います。
種をまくのは、「セル成形トレイ」といわれる小さく仕切られた箱が連結しているトレイです。
芦高で使用しているのは288連結のトレイで、1トレイ種をまくのに、慣れた人でも40分かかります。まさに根気のいる作業です。
それから2週間程度ハウスの中に作った育苗トンネルの中で育苗するとこうなります。
外の気温はマイナスまで下がりますが、トンネルの底には電気で温める温床になっており、5度以下にはならないよう管理していきます。みんなお日様の光を求めて葉を広げています。
葉が展開したら、3号のポリポットに鉢上げします。細くてか弱い苗を傷つけないよう一つずつ丁寧に行います。そしてそのまま春まで大切に育苗します。
そして現在・・・(種まきから約2ヶ月経過)
メランポジウム↓ ペチュニア↓葉には毛がびっしり。寒さに強い。
松葉ボタン↓ この葉に癒されます。 トレニア↓
マリーゴールド↓硬いつぼみを付けています。
みなさんに特に紹介したいのが、下の写真の「ポリアンサ」です。
今年芦高で栽培しているポリアンサは、バラの花のように花びらが重なって咲く八重咲きの品種で、その小さくも華やかな美しさから人気があります。
ハウスに来る生徒たちはみな口を揃えて「先生、これすっごくかわいいですね。」と言ってくれます。プラスチックポットに上げても手のひらサイズなので一層愛くるしい姿です。
葉もフリルが付いているので、まるでドレスをまとった女の子のようです。
寒い中でゆっくりと成長する花たちも、私たちが「可愛い!」と言っているのを理解しているように堂々としています。
まだまだ寒い日が続きますが、もう春はすぐそこです。
本日、5・6時間目に総合学習室で林業科3年生による課題研究発表会が行われました。
日頃お世話になっている林業関係の来賓の方をお招きし、林業科の1・2年生の生徒も参加して行われました。
集合後、開会の言葉、学校長挨拶、来賓紹介が行われました。
その後、各課題研究の発表が行われました。
最初の発表は、森林レクレーション班です。
研究テーマ
森を楽しむための森林教室の実践~森を歩き・森に学び・森で癒される空間作り~
2番目は、森林資源班です。
研究テーマ
人に優しい材料、木材の有効活用をめざして
3番目は、ホタル班です。
研究テーマ
ホタルの生息に及ぼす河川の植生環境づくり
最後に、アマモ班です。
研究テーマ
アマモの繁殖方法の確立と普及による地域環境の保全
発表後、来賓を代表されて、芦北地域振興局農林部林務課の中島様より講評を頂き、その後林業科主任講評が行われ、閉会しました。
最後に、毎年発表後に3年生の全体写真撮影を行いました。
林業科3年生の皆さん、本日は大変おつかれさまでした。
また、来賓としてお越しくださいました芦北地域振興局農林部林務課、芦北町農林水産課、
水俣・芦北森林組合、芦北・水俣林業研究グループ、みなまた環境塾:熊本大学理学博士安武様、
お忙しい中多数参加して頂き誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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