日誌

芦高ブログ

実習報告会(1・2年福祉科)

7月19日(水)から8日間、1年・2年福祉科の生徒たちは介護実習を行います。実習に先立ち、2年生が1年生に昨年度の介護実習の様子をスライドにまとめ、発表しました。発表の内容は施設の理念、職員構成、行事、仕事内容など、非常に多岐にわたる充実したものでした。初めての実習を迎える1年生は懸命にメモを取りながら発表に聞き入っていました。

発表後は、グループに分かれ自由に討論を行いました。和気あいあいとした雰囲気の中で活発な意見交換が行われました。

 

それぞれが目標をしっかり持ち、体調管理に十分留意しながら、実り多い実習になるよう、がんばってもらいたいものです!

高齢者疑似体験(2年福祉科)

今回は、「高齢者」を体験しました。

  

「視覚障がいゴーグル」を着用し、視野の狭さや全盲を体験。

「ひじ・ひざサポーター」を着用し、関節の動きの制限や屈曲の困難さを体験。

「前かがみ姿勢体験ベルト」を着用し、前傾姿勢で固定し、高齢者と同様の目線と制限された動きを体験。

その他にも、「ステッキ」や「重りサンダル」などを着用し、校内を回りました。

       

疑似体験装具を装着し、日常生活動作を擬似的に体験することにより、加齢による身体的な変化を理解し、高齢者の気持ち支援方法コミュニケーション方法を学ぶことができましたグループ

介護研修会(2年福祉科)

北海道にある日本医療大学リハビリテーション学科の大堀教授による、介護研修会が実施されました

大堀先生(オンライン)から、「まず、利用者が動き出す声かけをしてみよう」と学びました。

ー 介護者が先に動くと、利用者の自分でしようとする意志(自立)を遮ってしまう恐れがある -

この強いメッセージを胸に、生徒は実演してみます。

 県介護福祉士会(水俣・芦北・津奈木ブロック)と医療福祉考動塾のみなさまが来校され、生徒のサポートをしてくださりました。

  

せっかくですので、私も利用者役になり、生徒の支援を受けてみました!

  

なるほど。確かに、「動かされる側」ではなく自分が「動く側」として支援を受けるのでは、ちょっと意味合いが変わってきます。その違いが分かりました。

生徒は、7月末から福祉施設にて介護実習があります。今回の学びを生かした実習にしてくれることでしょう。

 大堀先生、県介護福祉士会(水俣・芦北・津奈木ブロック)と医療福祉考動塾のみなさま、そして主催者である水俣病被害者等保健福祉ネットワークのみなさま、貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。

認知症サポーター養成講座(2年福祉科)

先日、認知症サポーター養成講座を受講しました。

芦北町地域包括支援センターから講師をお招きし、認知症に関する基本的知識や認知症の方への接し方・声かけについて学びました。

講座の中では、キャラバン隊の方による寸劇が披露されました。

買い物の支払いをするおばあちゃん

どうやら、お財布の中にある小銭がうまく計算できません。

もし、そんなおばあちゃんをスーパー等で見かけた場合、あなたはどんな声かけをしますか?

後ろからの視線がきついと、焦ってしまいますよね・・・。

さて、2年福祉科の生徒はどうするでしょうか?みんなで考えました。

         

「何かお困りですか?」後ろからではなく、互いに顔が見える位置に立ち声をかけます。

「お支払いに困っているのですね?お手伝いしましょうか?」

           

お財布の中の小銭を一緒に計算し、おばあちゃんのペースに合わせ買い物袋入れるのを手伝いました。

認知症になると、個人差はありますが、判断力が低下する症状が現れます。

周囲の人がそのことを理解するだけで、安心する人がいます。

講座を終えた生徒に感想を聞くと、「正しく行動できる人が増えると良いですね」と話していました。

校内介護コンテスト(2年福祉科)

1学期の復習として、介護コンテストを開催しました。

事前に利用者情報と課題が提示され、それぞれの班でアセスメント(情報収集・分析)し、どのように支援するかを考えます。

  

コンテストまで少ない時間でしたが、しっかり話し合いを行い、声かけや支援方法について協議しました。

当日は練習の成果を発揮することができました。