2021年11月の記事一覧

天草市長とのボランティトークに参加しました!

11月23日に令和3年度ボランティア月間啓発事業として行われた、中高生と馬場昭治天草市長とのボランティトークに出席しました。

天草市内の中学校4校と高校5校の代表生徒が天草市長と共に『今、私達に出来る地域ボランティア活動を考える』をテーマとして「ボランティア活動をとおして思うこと」や「これからの天草に、どんなボランティア活動が必要か」などについて考えました。

  

 

各学校が取り組むボランティア活動を発表したり、天草市長に対して質問をしたりと活発な意見交換が行われました。

【授業の取組(政治・経済)】防災学習①(水ろ過(天草市水道局訪問)・避難所運営ラーニング)

 3年生の「政治・経済」の授業では、10月から1月にかけて「実践型防災学習」に取り組んでいます。いつどこで自然災害に遭遇するか分からない昨今の状況を考え、自分たちに出来ることを考えて実行できる力を身につけられるようにしています

 図書館の田中先生、理科の濱田先生、防災主任の村嶋先生に協力をいただきながら、防災学習の前半部分で学んだ内容を紹介します。

 まず、過去に熊本で起こった災害を調べてレポートにまとめたり、天草市が発行している資料をもとに、オリジナルのハザードマップを作成しました。

 次に、災害時に停電や断水になっても水を確保する(ろ過)方法を体験しました。また、水の専門家である天草市水道局の皆様にご協力いただき、ろ過した水の水質調査をはじめ、浄水場や天草市所有の給水車などを見学させていただきました。

 そして、卒業後、公務員として災害時に住民対応をする立場になることを想定し、避難所運営ラーニングや、避難所で起こりうるケースをグループ討議しました。

 

◎水ろ過装置製作

材料:ペットボトル・脱脂綿・ガーゼ・砂・砂利・活性炭

ろ過する水:入浴剤入り水(お風呂の水を想定)・プールの水・池の水・海水

性質調査:pH測定・硝酸銀水溶液(塩素の有無を測定)

 ペットボトルに砂などを層になるように詰め、各自が学校周辺で得ることの出来る水を集めてろ過しました。ろ過の前後でpH測定と硝酸銀水溶液を用いて塩素が含まれているか調べました。

 参考に、日常生活の中で使用する洗剤や飲料などもpHを測定しました。

 

 

◎天草市水道局訪問

 11月9日(火)に、天草市水道局を訪問しました。

 まず、城の平浄水場を見学させていただき、市民が飲用している水がどうやって作られているか説明を受けました。さらに、漏水箇所を見つけるための器具の使用体験をさせていただきました。

 また、市が所有されている給水車を見せていただきました。平成30年7月の西日本豪雨時に、愛媛県宇和島市に給水活動に行かれたこと、また、天草地域でも自然災害などにより断水が起こった際には出動したことを教えていただきました。自分自身が卒業後公務員として仕事を始めた際に、災害時に出動する姿を想像し、その任務の重大さを自覚しました。

 ちなみに、学校で採取した水4種類(ろ過前後)を調査していただいた結果は・・・

検査項目:「濁度」

検査結果:「池の水を除いては水道法水質基準に適合」

 ということでした。今回の検査項目はあくまでも「濁度(にごり)」の検査のみですので、飲用に適しているかどうかは判断できませんでした。しかし、水の成分が分からないので「ろ過装置を通したから飲用可能だ!」と安易に考えるのは危険だと言うことが分かりました。

 

◎避難所運営ラーニング

 防災主任の村嶋先生のご指導の下、避難所運営ラーニングを行い、自分が運営側だったら何に気をつけなければならないかを考えました。また、「配給された食糧が避難者の数より少なく、誰から優先に配布するべきか」というケースを想定し、グループ討議を行いました。

 「正解のない問題」を考えるのはとても難しいですが、起こりえるケースです。正しい答えはありません。しかし、「その状況における最善策を、様々な人の立場で考えること」が大切だと思いました。

 

 防災学習後半では、避難所に指定されている施設に実際に足を運んだり、自分の力で火を熾したり、災害食を作ります。

  

参考文献(天草工業図書館にあります)

『災害に役立つスキルを手に入れる!もし時サバイバル術Jr.』 2018年 太郎次郎社エディタス

『自衛隊防災ブック2』 2019年 マガジンハウス

『インフラってなに?①水道~飲み水はどこからくる?~』 2017年 筑摩書房

熊本県産業教育振興会「産学懇談会」にて各代表として発表しました!

11月16日(火)に開催された令和3年度熊本県産業教育振興会「産学懇談会」にて、

本校電気科の3年生7名(赤城雅さん、荒木玲耶くん、泉海斗くん、小林晃嘉くん、辻快くん、新納進之介くん、野島弘翔くん)が工業部会代表として「工業高校生による技術発信 〜ハニカムラジオを通して〜」の発表を行いました。

また、「専門高校生グローバルチャレンジ事業実践報告」を本校機械科2年B組の立石剛士くんが、参加者50名の代表として発表しました。

2組とも堂々とした発表で、観覧いただいた方々から多くのお褒めの言葉をいただきました。

農業、工業、商業、水産、家庭、福祉の各代表校の活動成果発表を拝見することができ、参加した生徒たちも多くの刺激を受けていました。今後の研究や学習活動に繋げていきたいと思います。

天工祭

 11月13日(土)に天工祭が実施されました。新型コロナウイルス感染防止で制限がある中、生徒達が自ら考え、行動し、天工祭実施に向け準備をしてきました。各クラスで作成した動画、インターンシップや図書委員会、専門高校生グローバルチャレンジ海外オンライン研修の報告、工業関係生徒研究発表会の発表、ダンス、カラオケ大会など生徒一人一人が楽しみ、来校してくださった保護者の方々にも天工の魅力を伝えることができたと思います。

 

芸術鑑賞会

11月12日(金)、本校体育館にて芸術鑑賞会がおこなわれました。

今年は劇団アルファー様をお招きして、幕末の坂本龍馬と現代の様々な人物との関わりが織りなす「龍馬からの手紙」(←劇団のHPへのリンク)を公演していただきました。

演劇という普段なかなか接する機会のない芸術を鑑賞し、生徒たちも楽しんでいました。