2023年3月の記事一覧
【令和4年度】転・退任式
令和4年度(2022年度)をもって天草工業高校を異動される先生方の転・退任式が行われました。
長い先生で10年、短い先生で1年、本校の活躍・発展に尽力されてこられました。これまで、ありがとうございました。
異動される先生方の新天地でのご活躍を祈念いたします。
【令和4年度】修了式
令和4年度修了式が行われました。校長先生より、本校沿道沿いにある「陽光サクラ」の満開、中庭にある「ソメイヨシノ」が蕾から開花に向かうとともに、春が訪れていることが実感できることから、「新年度へ向けてのスタート」と題して主に以下のお話がありました。
・令和4年度生徒活躍(進路関係、部活動、各種コンテストなど)
・新型コロナウイルスの取扱いについて(4月1日よりマスクの着用は不要、マスク無しの日常に向けて)
・新入生を迎えるに当って(令和5年度入学生194名)
・新たな学びについて(情報技術科:CGの学び、土木科:建築の学び)※CGの学びについては映像を用いて紹介されました。
今年度は学期の始まり、そして終わりと節目のお話にはスライドや音声・映像等を用いて伝えていただき、内容を視覚・聴覚的に捉えることができました。今年度を振り返り、次年度につなげていきたいと思います。
【連携協定締結式】情報技術科CGの学び
本日、本校会議室にて「天草市の活性化と天草工業高校の魅力向上に関する連携協定締結式」が行われました。この連携協定は「天草市」、「天草工業高校」、「(株)ORENDA WORLD」、「熊本県教育委員会」によるものです。
本校は熊本県スーパーハイスクール(KSH)の「プロフェッショナルハイスクール(実践研究型)」の指定(重点校)を受けています。情報技術科を中心とした専門教科の授業や課外活動に、天草市と連携して県内外から講師を招き、実践的かつ高度なプログラミングやCGに関する最先端の知識を学びます。その締結式が執り行われ、天草市長様、本校西村校長先生、(株)ORENDA WORLD代表取締役様、熊本県教育長様による調印が交わされました。
令和6年度情報技術科入学生(CG希望者)よりCGの新たな学びのカリキュラムも設定し、より高度で実践的な内容をCGの最前線で活躍する講師からも指導を受けられようになります。今後も、映像デジタルコンテンツに対応でき即戦力となれる人材育成を図ります。生徒の皆さんが、天草工業高校で学んだ知識や技術を生かして、この天草の地でCGの仕事ができる日を楽しみにしています。
【授業の取り組み(国語・現代社会コラボ授業)2学年】ディベート
2学年の授業で、『国語総合』と『現代社会』の時間を利用して、ディベートに取り組みました。
クロスカリキュラム(教科横断的指導)の一環として、現代社会の授業で扱われた学習内容をテーマに、国語でディベートの理論を学び、それを実際のディベートとして論戦が繰り広げられました。
図書館の秋田先生にご協力いただきながら、図書館やタブレット端末を利用してディベートに必要な資料を収集しました。資料検索には朝日新聞社が提供している記事検索サイト「朝日けんさくくん」を利用して、効果的に新聞記事を活用することが出来ました。3月14~17日の授業で発表を行い、担任の先生や他教科の先生方にも観覧いただきました。
●テーマ①「日本は積極的安楽死を法的に認めるべき」
●テーマ②「日本は救急車の利用を有料化すべき」
・朝日けんさくくんを使っての資料収集
・各教室での論戦やジャッジ(審判)の様子
自分たちで調べ、班内で意見を固め、反対意見の人と議論を交わしました。そして、自分たちでお互いのジャッジをしました。初めてディベートを体験した人が多かったようです。自分の意見を述べる・質問する・相手の意見を聞く・相手の意見に対してさらに自分の意見を述べるという力は、これから社会の一員として生活していく上で必要な力です。今後も様々な機会を通して、自分を表現する力を身に付けていきたいです。
【授業の取り組み(英語・地理コラボ授業)1学年】防災学習
1学年の地理総合の授業で、防災学習を行っています。今回は教科横断的指導(クロスカリキュラム)の取り組みとして、コミュニケーション英語Ⅰとの4時間構成のコラボ授業を行いました。
自然災害への対応力を身につけるとともに、英語でのコミュニケーション力を身に付けられるよう、避難所にいる外国人の方と英語で会話をする実践練習を行いました。
・1コマ目(地理総合)
①非常持出袋の中身を考える
②ニュース映像を見て、避難所の様子や、避難所には外国人の方もいるということを知る。
・2、3コマ目(コミュ英Ⅰ①②)
避難所で必要とされる(予想される)支援物資や情報などの英語表現を調べ、班員同士で会話の練習をする。
・4コマ目(コミュ英Ⅰ③)<実践>
様々な状況の避難者(先生方が外国人役となる)に自分たちから英語で話しかけ、避難所の情報を伝える。
<先生方の役>
・赤ちゃんを連れている人 ・ペットを連れてきている人 ・体調を崩している人 ・宗教上、食べられないものがある人 など
●生徒の感想●
・今、南海トラフ巨大地震がいつ起きてもおかしくないと言われていますが、もし本当に起こったときには、自分や家族だけでなく、周りの困ってる人にも目を向けられるように、日頃から準備をして心に余裕を持ちたいです。
・今まで何故か避難所にいる人は日本人だけとおもっていたけど、近年外国の方々も留学や企業就職で日本に来て多くの災害の被害を受けていることを知りました。
・実際に外国の人と話すと緊張してあまり聞き取れなかったりなんて言っていいか迷ったりしたので、普段の授業の時からしっかり勉強しておく必要があるなと思いました。実際に外国の人とあったときにもっと話せるようになったらいいなと思いました。
・とても楽しかったし、英語は喋るのが苦手だったけど、実際ジェスチャーなどで伝わったし今回でもっと英語について知りたいと思った。
・ある宗教を信仰していて、避難所に自分が食べてはいけないものしかなかったらどうするのだろう。
・教頭先生の犬面白かった。
・今回のようなコラボ授業はとてもためになるし、生徒の教科への興味も出てくるようになると思うのでこれからも増やしていってほしいです。
避難所に限らず、日常生活の中で外国の方と接する機会はこれからどんどん増えていきます。どんなときであっても、自信を持ってコミュニケーションが取れるように、災害に関しての知識や英語力をしっかりと身に付けておきたいと感じました。