2023年1月の記事一覧
【授業の取り組み(防災学習②)】(避難所運営・災害食作り・アウトドア用品)
3年生の選択授業「政治・経済」の授業では、“地域社会の変貌と住民生活”分野において「実践型防災学習」に取り組んでいます。
学習成果発表第2弾となる今回は、英語科・理科・家庭科・土木科の先生方のご協力で進めてきた防災学習の後半部分を紹介します。
●避難所運営ラーニング・英語で避難所運営をしよう●
防災主任である村嶋先生のご指導の下、避難所運営ラーニングを行い、自分が運営側だったら何に気をつけなければならないかを考えました。
英語でのコミュニケーション力を高めれば、日本語を使えない外国の方にも安心して避難所で過ごしてもらうことができます。そこで、英語科の先生方に協力いただき、英語での会話練習を行いました。猪原先生、ALTカイル先生、そして教頭先生に、ロールプレイングをお願いしました。
●災害食をつくろう(鍋でお米を炊く・ポリ袋調理)●
家庭科の小川先生によるご指導の下、鍋でお米を炊きました。
また、アルファ米やポリ袋に入れるだけで簡単に調理できる食事(親子煮(焼き鳥缶と卵)や、蒸しパンなど)も同時に作りました。缶詰やホットケーキミックスを使用しましたので、簡単に手早く作れました。
●アウトドア用品を使ってみよう(テント・調理器具について)
◎土木科・嶋田先生:テント ◎理科・濱田先生:調理器具
アウトドア好きの先生方に、テントの立て方や調理器具の使い方を教わりました。アウトドア用品を備えておくと、災害に遭遇しても安心であると気付きました。
いつ、どこで自然災害に遭遇するか分からないからこそ、平時のうちに防災学習を通じて、災害に備える力を身につけることが必要だと感じました。
●参考文献・資料
・学校防災教育指導の手引き 2017年 熊本県教育委員会発行
・避難所会話セット 埼玉県 県民生活部 国際課発行
・『かんたん、時短「即食レシピ」もしもごはん』2016年 今泉マユコ著 清流出版
【機械倶楽部】消防本部から感謝状をいただきました!
1月25日(水)に機械倶楽部が天草広域連合消防本部から感謝状をいただきました。
消防本部からの依頼を受け、足踏み式消毒スタンドを14台製作・寄贈したことによるものです。ものづくりという本校での学びが、わかりやすい形で地域のために役立つということはありがたいことです。地域とともにある学校をめざす本校にとって、励みとなる感謝状贈呈でした。
【市長表敬訪問】高校生ビジネスプラン・グランプリベスト20(機械科・電気科)
1月18日(水)に天草市長を表敬訪問し、高校生ビジネスプラン・グランプリでベスト20に選出されたことを報告しました。
報告の中で、実際にビジネスプランを発表し、馬場市長と意見交換をさせていただいきました。
貴重な経験をさせていただき、この学んだことを天草にできる限り還元していきたいと感じました。
【新聞掲載】高校生ビジネスプラン・グランプリベスト20 毎日新聞に掲載!
日本政策金融公庫主催の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」においてベスト20に選出された本校の機械科・電気科の3年生が毎日新聞社様の取材を受け、その内容を1月15日(日)の毎日新聞に掲載していただきました。オンライン版でも掲載されておりましたので、下のリンクで御覧ください。
【One Teamプロジェクト事業】アントレプレナーシップ教育講話
本日、県立高校One Teamプロジェクト事業の一環として外部講師を招き、アントレプレナーシップ教育講話を実施していただきました。
講師は福岡大学商学部 飛田 努 先生で、大学生による創業体験や地域連携の取組をはじめ、体験的な取組を例えに挙げていただいた講話を聞くことができました。また、高校と大学との連携による実施例もあり、実際に携わられている大学生からの話も聞くことができました。本日の講話をもとに、本校が取り組んでいるOne Teamプロジェクト事業「街なか高校生派出所」での催しを更に充実できればよいと思います。
ひぎんSDGs私募債発行記念品贈呈式
ひぎんSDGs私募債発行記念品贈呈式が行われました。
受 贈 者 熊本県立天草工業高等学校
贈呈先指定 株式会社カネマツ
贈 呈 者 株式会社肥後銀行
寄 贈 物 品 3Dプリンター 1台 フィラメント 8個
最新の教育設備を寄贈いただきました。授業、実習、部活動等で活用させていただきます。
寄贈いただいた関係の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
【3学期】始業式・生徒会認証式
3学期始業式が行われました。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで行われました。
校長先生より新年の挨拶を冒頭に、「2023年 何事にも果敢に挑戦」と題して主に以下のお話がありました。
・1日の計画は朝はじめに、1週の計画は週はじめに、1ケ月の計画は月はじめに(目標・計画を持って取り組む)
・県内就職(求人)の追い風(TSMCの進出、熊本空港新ターミナル完成 → 人流・物流の活性化)
・国際化への対応(企業交流、国外大学交流などの体験的・探究的な学び)
・3学期学校行事(延期できるものとできないものがあるので、新型コロナウイルスには最高レベルでの感染予防)
・民法改正(昨日は成人の日。成人年齢の引き下げにより高校在学より成人となるため、責任への変化を自覚すること)
新学期がスタートしました。感謝と思いやり(利他心)を持ち、何事にも果敢に挑戦できるように前進していきたいと思います。
また生徒会認証式も行われました。新生徒会体制の活躍に期待したいと思います。
開式(荒木教頭先生) 校長訓話(西村校長先生)
【授業の取り組み(18歳成人にむけた消費者教育)】2学年
2022年4月1日から、成年年齢が18歳に引き下げられました。大人になることへの自覚を持てるように、家庭科・数学科・地歴公民科のクロスカリキュラム(教科横断的指導)として、4時間構成のコラボレーション授業を行いました。
この取り組みは昨年度から実施しており、「親の同意なしに契約を結ぶことが出来る」ことに重点を置いて、様々な活動を行いました。
①クレジットカードの分割払いとリボ払いについて理解する。(使用教材:利息計算用プログラム(Googleスプレッドシート)・家電量販店の広告)
②自分の消費傾向を知る。(使用教材:消費者庁「だまされやすさ度チェック」)
③身近に潜む悪質商法について知る。(取り組み:キャッチセールス(モデルスカウト)のロールプレイング)
④メディアリテラシーを高める。(使用教材:架空のインターネットショッピングサイト(GoogleJamboard))
●コラボレーション授業実施後のアンケート結果(感想)の一部●
・成人になったら様々なことが自分でできるようになる反面、危ないこともあるので頭に入れておきたい。
・クレジットカードは正しく使わなければいけないし、リボ払いはしないようにしたいと思った。
・これから成人して社会人になっていく中で、一人で生活していくときにスマホや車の契約をすると思うけど何が正しいのかを見極めていきたいと思う。授業で学習したことを忘れずに痛い目にあわないようにしていきたい。
・客観的に見れば騙されないと思っても、いざ自分がその立場になると騙される可能性があるので油断できないなと思った。
・授業で見たことにはならないようにしたいと思います。何かあったら188に電話したいと思います。
・コラボ授業楽しかったのでもっと増やしてほしいです。将来に役立つとてもためになる授業でした。
「授業を通して、成人になることへの自覚は高まりましたか?」という質問に対して、「とても高くなった」「高くなった」と答えた生徒は89.0%という結果でした。
成年年齢引き下げは、大人としての責任が生まれるとともに、自分のことを自分で決断できることでもあります。大人としての自覚を持って、幸せに過ごすことのできる社会を作っていきたいですね。