2023年3月の記事一覧
柑橘類の出荷準備(園芸科学科 果樹専攻)
この記事で紹介するといっていた
園芸科学科『果樹専攻』の授業の様子をお送りします
この日、果樹専攻は農場の果樹園にいません
どこに行ったのかと探し回っていたら
作業部屋にいるのを発見
不知火を出荷するために
2年生はミカンの磨き作業中でした
今回磨いている不知火は
12月のこの記事で紹介したミカンのようです
しばらく寝かせて「追熟」させたミカンを
ついに出荷するために
ミカンを磨いて見栄え良くしているようです
商品は見た目も大切ですし
お客さんに手にとってももらえるように
ひたすら地道に磨きます
友達と話しながら
1つずつ磨いて、磨いて、ひたすら磨きます…
そのうち、無我の境地に行きつきそうですね(笑)
先は長そうですが、頑張ってください
一方、同じ作業部屋で1年生は2年生に見守られながら
ナツミカンの選別作業を行っていました
こちらも不知火同様
収穫後に追熟させていたものです。
ナツミカンを1つずつ取り上げると
重さによって M とか 2L とか 規格外 などと
写真の 計り が ナツミカンのサイズ を音声で教えてくれます。
便利な機械があるんですね
ところが作業をしている1年生は
機械がなくとも手にもった感じでナツミカンのサイズが分かるのだそう
職人技ですね
下写真の量のナツミカンを選別していれば
嫌でもナツミカンのサイズが分かってくるのかもですね
こちらの選別も時間がかかりそうですが
最後まで頑張ってくださいね
ミカン磨きは極端な話やらなくても出荷できます。
でも、消費者が少しでも喜んでくれるように
できる手間は惜しみません
八農産の農産物を見かけた際には
是非とも手に取っていただき
八農生の頑張りに思いをはせてくださると嬉しいです
花の鉢上げ&下葉処理(園芸科学科 草花専攻)
この記事で紹介するといっていた
園芸科学科『草花専攻』の授業の様子をお送りします
この日、草花専攻生徒はハウスで鉢上げ作業中でした
竹串をお箸のように器用に使って
小さな小さな花苗を育苗用ポットに植え替えていましたよ
作業の途中、先生がやってきて
鉢上げ中の花苗の名前をたづねますが
生徒は答えられずにタジタジです
なお、今回扱っていた花苗は
サルビア と マリーゴールド でした
鉢上げ作業が終了後は
サルネリア の 下葉処理 に向かいました
まずは先生にやり方を聞いてから
1年生も初めての下葉処理に取り掛かりました
ピンセットを使って取りにくい枯れた葉も取り除いていきます。
上手にできたかな
一方、2年生の先輩は慣れた手つきでスピーディに下葉処理していきます。
1年間培ってきた技術の差ですね
その後も着々と作業をみんなで仲良く進めていました
きれいなお花を皆様にお届けするために
草花専攻の生徒たちはこうやって
1つ1つの花鉢を丹精込めてお手入れしています
ところでサイネリアの後ろに
まだまだ花が咲いていない緑の鉢がたくさん並んでいました。
これは5月に販売予定のカーネーションの鉢ですね
5月の母の日に合わせて現在大切に育成中です。
校内で販売予定ですので
生徒の皆さんは是非とも購入を検討してくださいね
農業経営者激励会行われました
3月9日に本校で農業経営者激励会が行われました。
農業経営者激励会とは・・・?
農業経営及び農業関連産業を志す生徒を激励し研修を通して経営意識を高め今後の進路の参考にするために行う。
更に生徒が農業経営及び農業関連産業について学び、就農及び関連産業への就職意識高揚を図るために行います。
本校の2年園芸科学科9名と3月に卒業した2名を対象に行いました。
八代地域振興局の藤田様より・・・
熊本県の農業産出額はおよそ3400億円であり
全国5位を誇る農業県である。しかしながら
担い手不足などの問題もありながら、農業に魅力を感じ他産業からチャレンジする人も増えた。
これから思い描く事にチャレンジし、
光り輝く主役になってほしい!!
とエールを頂きました。
課題研究の取り組みとして
2年園芸科学科の藤本さんが
ナノバブル水を用いたシクラメンの生育調査について
の発表を行いました。
質疑応答では
「農家よりも学校現場の方が研究を行うことができる、
是非地域農業に貢献してほしい」
「ナノバブル水がシクラメンに有効であることで
品質は向上するが、管理の時間が従来よりも増えるのでは?」と経営の観点からの意見もありました。
「農家の先輩から後輩へ」
氷川町でい草農家をされている河野様から
〇一期一会を大切に人脈作りをすること
〇作業日誌をつけること
〇困った時は声を上げみんなに発信すること
〇日頃から考える癖をつけること
失敗を恐れずにチャレンジし
失敗した数だけ経験になり自信がつき成功が近づく
八代市で養蜂農家をされている西岡様より
養蜂農家の1年について
教えていただきました。
知らないことも多く有りとても勉強になりました。
春の訪れとともに蜂蜜を採取し青森や北海道まで巣箱を移動し
様々な蜂蜜を採取し、冬は奄美大島で冬を越すそうです。
講話の中でも先ほどの河野様と共通して
〇スケジュール管理をし、その日の気づきを記入すること
〇感覚よりもデータが大切
1年、2年、、、5年と積み重ねたものが自分の糧になる、今からでもできます!!
さて、2年生の皆さん
講話を聞いてどう考えましたか???
2年生は4月には3年生になりいよいよ進路実現に向けて本格的に動き出しますね。
夢の実現に向けて、今何をしなければならないのか、何が自分に必要なのか・・・
これまでのように、何か待つ自分では実現には至りません。
何事も主体的に、自分から発信し行動ができる3年生になってくださいね
今年の3月に卒業した
前田さん(左)鳥居さん(右)は
本校卒業後は
農業大学校や農業生産法人に進学、就農予定です。
是非地域に貢献できる農業人になってくれることを
願います
トマトの支柱立て(園芸科学科 野菜専攻)
この記事で紹介するといっていた
園芸科学科『野菜専攻』の授業の様子をお送りします
以前紹介した「トマト苗の鉢ずらし」のトマトは
既に定植が完了しており
花も咲き始めました
野菜の先生がおっしゃるには
非常に大きくて立派な花らしいです
成長していけば大きなトマトがなるはずですが
このままではトマト自身の重みで
地面をはうトマトになってしまいます
そうならないために本日の授業では
トマトの支柱立てを行いました
まずは座学で本日の作業説明を聞きます
実技教科とは言えいきなり作業を行うわけではありません。
その後、支柱をホイルローダーのショベルを使って運びました。
ハウスでもう一度作業を確認してから開始です
トラクターで運んできた支柱を
みんなで支柱を立てるところまで運びます。
時には慣れない1年生に先輩である2年生が指示を出しますよ
先生が支柱を立てる見本を生徒たちに見せた後に
指導いただきながら生徒も実践です
支柱を支える人は頭に気を付けてくださいね
作業を理解したら2人1組に分かれて支柱を立てていきます。
慣れている2年生は
1年生とペアになり支持を出しながら作業を進めていきました
ある程度支柱を立てたら、
重要な端の支柱を斜めに立てる作業を行いました
斜めにする理由は
端の支柱間にワイヤーを張るため
力がかかっても支柱を抜けにくくするためなのだそう
美味しいトマトを育てるためには
色々な作業をしないといけないのですね
今回のハウスのトマトは
早ければゴールデンウィーク前には収穫できるそうです
トマトと言えば夏のイメージですが
色々な手間をかけることによって
以前は食べることができなかった時期にも
美味しいトマトを食べることができるのですね
もちろん、その技術は簡単なものではありません
しかし、普段の授業で色々なことを学ぶことで
園芸科学科野菜専攻の生徒たちは
野菜を育てるスペシャリストに成長していきます
美味しい八農産トマトの収穫まで
今しばらくお待ちくださいませ
園芸科学科の授業 & ジャガイモの芽が出てきました!
園芸科学科(H科)の木曜5・6限は
全学年(現在は1・2年のみ)で
「総合実習」の授業が行われます
本日の授業では各専攻(野菜・果樹・草花)に分かれて
1・2年生合同で作業を行っていました
今回は各専攻ごとに記事を分けて
どのようなことをしていたのかをご紹介していきます
その前に…
農場を取材しながら歩いていたところ
先日ご紹介したジャガイモ が芽を出しているのを発見
そして先日ご紹介したイモの種類メークインとダンシャク以外にも
ホッカイコガネ、十勝コガネ、インカのめざめ、インカのひとみ、さやあかねと
色々な種類のジャガイモが植えられていました
収穫したら何にして食べましょうか
今から楽しみですね