2020年12月の記事一覧
令和2年度2学期 表彰式・終業式
長かった2学期が終わり生徒達は明日から冬休みです。
今日(12月22日)は2学期の表彰式・終業式を実施しました。
<表彰式>
文部科学省特別奨励状 ※コロナ禍の中で実験・実習に取り組む専門学科の生徒に対して激励の意味を込めて表彰していただきました。
学校農業クラブ前副会長の本山﨑くん(食農科学科3年・矢部中)が代表して受領しました。
日本学校農業クラブ連盟激励賞 ※コロナ禍で静岡県で開催される予定だった今年度の全国大会が中止となり、
3年間頑張ってきた3年生は発表の場を失いました。そこで、全国の学校農
業クラブ員に激励の表彰状をいただきました。代表して学校農業クラブ新会
長の岩崎くん(林業科学科2年・矢部中)が受領しました。
熊本県学校農業クラブ連盟年次大会 奨励賞
意見発表の部 Ⅰ類 武原くん(食農科学科3年・清和中)
Ⅱ類 岩崎くん(林業科学科2年・矢部中)
Ⅲ類 藤川さん(食農科学科3年・清和中)
プロジェクト発表の部 Ⅰ類 食農科学科3年 木田くん(矢部中)、有住くん、津川さん(砥用中)
Ⅱ類 食農科学科3年 増本さん、金井くん(矢部中)、田島さん、藤川さん(清和中)
Ⅲ類 緑科学科3年 西田くん、佐藤くん、藤川くん、吉永くん(矢部中)
林業科学科2年 岩崎くん(矢部中)、藤島くん(御船中)
令和2年度第13回熊本県高等学校日本拳法学年別大会 男子1年個人 3位 松田くん(林業科学科1年・矢部中)
第48回熊本県高等学校学年別陸上競技大会 男子走り幅跳び 3位(記録:6m19) 山下くん(普通科2年・矢部中)
第45回上益城郡町対抗駅伝大会 第3区 区間賞・区間新記録(15分14秒) 仁田水くん(普通科3年・蘇陽中)
未来の森林づくりを支える高校生表彰 岩戸くん(緑科学科3年・矢部中)
※全国の森林・林業を学ぶ高校生の中から未来の森林を支える人材として期待される生徒を表彰しています。
第66回青少年読書感想文全国コンクール熊本県審査 佳作 加藤さん(普通科2年・矢部中)
第2回漢字検定 2級合格 飯星くん(普通科2年・矢部中)
準2級合格 藤原さん(普通科2年・清和中)、山下くん(普通科2年・矢部中)、井上さん(普通科1年・福岡市内浜中)
第2回英語検定 準2級合格 井上さん、高橋さん(普通科1年・矢部中)、興梠さん(普通科1年・蘇陽中)、岸本くん(林業科学科1年・吹田市青山台中)
3級合格 阪本さん、松川さん(食農科学科1年・矢部中)、西田さん(普通科1年・甲佐中)
長谷川さん、平田さん、光永さん(普通科1年・矢部中)
校内長距離走大会 男子団体の部 優勝 普通科2年A組
女子団体の部 優勝 普通科3年A組
男子個人の部 1位 仁田水くん(普通科3年・蘇陽中)
2位 西村くん(緑科学科3年・矢部中)
3位 飯星くん(普通科1年・矢部中)
女子個人の部 1位 阪本さん(食農科学科1年・矢部中)
2位 太田さん(食農科学科2年・五ヶ瀬中)
3位 光永さん(普通科1年・矢部中)
<終業式>
表彰式終了後
2学期終業式を実施しました。
校長先生から、SNS等の利用に関して既読無視などを例にとり講話があり、
デジタルネイティブと言われる生徒達に対して、私たち大人が良き手本とならなければならないし、
デジタル社会を過ごす高校生として、他者を思いやり上手に使いこなしてほしいというお話をしていただきました。
矢部高校の冬休みは12月23日(水)〜1月7日までです。
今年も矢部高校の応援をしていただきありがとうございました。
令和2年度(2020年度)熊本県教育功労(優秀教職員)表彰
林業科学科の米村龍一先生が今年度の優秀教職員として熊本県教育功労表彰を受けました。
熊本県教育委員会では、学校教育において積極的な取組みを行い、顕著又は他の模範となる取り組みを行っている教職員を平成17年度から表彰しています。
今年度、米村先生の地域や大学との協働により生徒の「主体的・対話的で深い学び」を実現した取組が評価され受賞されました。先生は、林業の学習指導において、最新の林業技術やICTを導入し、地域資源を活用した実験・実習や課題研究などを通じて生徒に達成感や自己肯定感を持たせ、自主性を引き出す授業を展開されています。
また、本校林業科の同窓生として地域との連携を深め、八朔祭の大造り物製作や石橋などの地域の魅力をインターネットなどで発信することで、生徒が地域への誇りや郷土愛を持つことにつながるような教育活動を行なっています。
12月22日(火)に熊本県教育庁教育指導局人権同和教育課の柳田審議員が来校され、表彰式が執り行われました。
令和2年度蔦屋書店での「MIERU JAM」販売お披露目会
12月19日(土)TSUTAYAさくらの森(熊本市東区桜木)にて矢部高校食農科学科と蔦屋書店を運営するニューコ・ワン株式会社が共同で商品開発したジャムの販売お披露目会が実施されました。
食農科学科3年食・生活コースでは「課題研究」の授業をとおして、本校で製造しているジャムの原料生産、加工、販売など商品に関する事柄を「見える化」し、トレーサビリティを意識した商品つくりに取り組みました。生産農家や矢部高校などのジャム製造にかかわる人たちの思いが見えるジャムになるように、インスタグラムを活用して情報発信をおこないました。みんなの思いが「見えるジャム」になってほしいと「MIERU JAM」(ミエルジャム)と名前を付けて、販売をおこないました。
当日は山都町の梅田穣町長をはじめ、上益城地域振興局など本取り組みに協力していただいた方々にもお越しいただき、レセプションが行われました。また、熊本県PRキャラクターの「くまモン」も応援に駆けつけてくれました。今後とも地域に根差した取り組みを続けていきたいと思います。
ⓒ2010熊本県くまモン(2020年12月19日撮影)
林業科学科 伐木プロフェッショナルの技術を体験!
林業科学科1、2年生は、
熊本県内で林業技術者として仕事をする傍らで林業の魅力を発信し、
林業技術と安全作業の意識向上を目的に伐木チャンピオンシップ競技に取り組まれている伐木プロの皆さんに来校いただき、
プロの林業技術を体験しました。
世界伐木チャンピオンシップは40年以上前からヨーロッパを中心に実施されている由緒ある林業技術の大会です。
伐木や玉切りなどの林業技術と安全作業の向上を目的としたこの大会は、
2年に1回の世界大会が開催され、日本でも青森県で予選大会が行われています。
今日は、本校緑科学科の3年生の岩戸くんが伐木プロとして参加し、
後輩達に日頃の練習の成果を披露しました。
残念ながら2020年度の世界大会、日本代表予選は中止となりましたが、
岩戸くんはこの競技の練習を積み、ジュニアクラスの日本代表を目指して練習に励んでいます。
生徒達は、ソーチェーン脱着競技、丸太合せ輪切り競技、簡易伐倒競技に挑戦しました。
世界大会出場を目指すプロの技を食い入るように注目し、
自分たちでも体験することで、その難しさを体感し、林業技術の奥深さと安全な作業の重要性を学ぶことができました。
伐木プロフェッショナルの皆様はお仕事で大変お忙しい中、菊池や阿蘇などからいらっしゃり
生徒のために朝早くから準備をしていただきました。
事業を実施していただいた熊本県森林整備課、上益城地域振興局林務課の皆様をはじめ
多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。
矢部高校では、今後もこの競技に取り組んでいく予定です。
今後もどうぞよろしくお願いします。
食農科学科 TSUTAYA店舗とのジャム商品開発について
今年度、食農科学科ではTSUTAYAと共同でジャムの商品開発を行っています。
「MIERU JAM」(ミエルジャム)と名前を付けて、生産者・製造者・販売者のみんなの思いが「見えるジャム」を製造します。
食農科学科3年生の食・生活コースの4名が「MIERUJAM」のInstagramを開設しました。
そこで生産者さんの思いや学校での製造の様子、商品開発への取り組みについて紹介しています。
ぜひ、インスタをのぞいてみてください。
Instagram 「mieru Jam」で検索してくださいね。
林業科学科 緑川流域の石橋を視察
林業科学科2年生が授業で取り組んでいる「石橋石工研修(全6回)」は最終日です。
今日・12月9日(木)は、
講師の山下さんと藤原さん、石橋伝統技術保存協会の熊本さんの案内で、
緑川流域に現存する石橋の視察をしました。
視察した石橋は、
美里町の霊台橋(車窓)、馬門橋、二俣橋
御船町の下鶴橋、八勢眼鏡橋 です。
石橋の構造や施工した時代や石工の技術など幅広い視点で、
たくさんのお話を聞かせていただきました。
途中、1988(昭和63)年5月の豪雨災害で流出した御船川眼鏡橋の
残石置き場に案内していただきました。
江戸末期から昭和にかけて、御船町には2連アーチの眼鏡橋があったのです。
水害で数多くの石材が流失し、かろうじて流失を免れた石材が30年たった今も保存されています。
平成27年ごろまで石橋伝統技術保存会の協力で実施していた本研修ですが、
熊本地震以来は一旦途絶えていました。
今回、熊本県職能開発協会技能振興コーナーから事業の案内を受け、
地域のものづくりマイスターの方々や石橋伝統技術保存協会・尾上建設の協力で
”復活”させることができました。
以前に比べて10倍以上の充実した内容となり、生徒達はたくさんの貴重な経験をすることができました。
関係者の皆様には、
お仕事でお忙しい中、2ヶ月間に渡り本校の生徒のために研修をしていただきありがとうございました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
二輪車競技部 本田技研工業(株)熊本製作所から大型バイクを寄贈
二輪車の安全運転技術を競う二輪車安全運転全国大会出場を目指して、
日々練習に励んでいる二輪車競技部は、
今年度から自動二輪車の免許も取得することができるようになりました。
12月7日(月)
本田技研工業(株)熊本製作所でテスト用で使用されていた大型バイクを1台
本校に寄贈していただきました。
寄贈されたバイクは、写真の「CB1000R」です。
今日は、熊本製作所から来校いただき、
熊本製作所社員で本校二輪車競技部の本田監督から目録を贈呈され、本校育友会の荒木副会長が受け取りました。
大変高価なものを寄贈したいただきありがとうございました。
早速練習に活用させていただきます。
現在、二輪車競技部で練習用で使用しているスクーターのDio、中型車のCB400SFも
本田技研工業から寄贈していただいたものです。
矢部高校では、今後も乗せて指導する二輪車の安全運転指導を継続していきます。
林業科学科 林業に関する先進的な取り組みを視察
林業科学科(緑科学科)は、毎年県内各地の森林・林業、木材産業に関する先進的な取り組みを視察・体験する研修を実施しています。
この研修は、上益城地域振興局林務課の協力で「くまもと林業大学校」の林業従事者・学習コースの一つ短期過程(高校生対象研修)として実施しているものです。
今日(12月4日)は、小国スギがある有名林業地の小国町にいきました。
小国町は、音楽家・坂本龍一さんが代表を務める森林保護団体「more trees」と協働した取り組みや
地熱を利用した木材乾燥施設、木の駅プロジェクトなどの先進的な活動を実施されており、
SDGs未来都市に選定され持続可能なまちづくりを目指した取り組みをされています。
まず、小国町森林組合を訪問し、組合で製作した林業PR短編映画「Wood Joy」を視聴し、組合の概要や
小国スギでを使ったエッセンシャルオイルや端材などを使った木工品などの森林の活用と森林の大切さを普及する活動についてお話をしていただき、
岳の湯地区の地熱を活用した木材乾燥施設を見学しました。
その後、小国町の間伐材や林地残材といった有効活用されていない森林資源を山林所有者や森林ボランティアが「木の駅」に出荷し、
地域通貨を対価として得ることで、森づくりと地域活性化、ひいては木質ボイラーの燃料(薪)として使用することで
地球温暖化防止を目指す取り組み「木の駅プロジェクト」を実施されている「学びやの里」を見学しました。
今回の視察・体験研修では小国町森林組合の穴井さん、入交さん、「学びやの里」木魂館の皆様には
生徒たちのために研修を実施していただきありがとうざいました。
今年度は、新型コロナウイルス感染対策にも気を使いながらの実施となり、
非常に大きな負担をおかけしたことと存じます。お忙しい中大変お世話になりました。