活動の記録

カテゴリ:電気建築システム科

【建築コース】【WCP】令和4年度全国工業高等学校校長協会教職員表彰

 このたび、建築コース教職員が全工協会より、工業教育の充実・振興に特に実績が顕著であったとして教職員表彰を受けました。

 建築コースではカリキュラム及びコミュニティ・マネジメントに着手し、Wood connect projectを立ち上げ、各機関と連携し地域資源を活用した社会に開かれた教育環境を整え、様々な成果を上げてきました。また、SDGsゴール達成のために、主体的・対話的で深い学びを行い、建築を活用し、課題解決に向けた持続可能な取組みを行っています。生徒の成長や地域貢献はもちろん、本活動が本校や地域に好影響を与え、さらに地域と連携を深めるなど功績を残していることが評価されました。

 この表彰は、生徒のたちの頑張りはもちろん、本校職員の助言、サポート、さらに地域の協力機関の皆様のおかげです。これからも、水俣高校や地域の発展や課題解決のために、建築をはじめとする様々な能力を発揮して、生徒たちと成長できる教職員を目指します。

【電気コース】1年生の工業技術基礎の様子

電気コース1年生は、工業技術基礎で、電気の基礎的な実験や機器の取り扱い方を学んでいます。

今回はその一部を紹介します。

 

〇キルヒホッフの法則の実験

回路設計の時に、回路の各要素(電圧降下や電流、抵抗)を計算する実験

  

 

〇オシロスコープの取り扱い方

オシロスコープとは、電気信号を観測するための装置で、波形を画面に表示できます。

電圧の大きさや位相のズレを計測しながら、オシロスコープの取り扱い方を習得する実験

 

 

【電気建築システム科】水俣第二中出前授業(プログラミング)

3月14日(火)、16日(木)に水俣第二中学校で出前授業(技術・家庭科中高連携授業)を行いました。今回は、1年生の技術(情報)の授業で、内容はScratchによるプログラミングとmicrobitの紹介です。

〇 Scratchによるプログラミング

Scratchは、プログラミング初心者のために作られた「ビジュアルプログラミングツール」の一つで、ブロックを重ねていくだけで、キャラクターを動かしたり、背景や音を付けることができます。

1年生は2クラスありますが、各クラスでは班をつくり、事前に各班で調べ学習し発表したテーマがありました。今回はそのテーマに即した動画をプログラミングで作るいうものです。

講師は、電気建築システム科2年生で、事前に電気コースの生徒がScratchを学習し、建築コースの生徒に教えることで全員がメンターとなり、中学生のプログラミング授業をサポートしました。

中学生は、高校生メンターから教えてもらいながらブロックを重ねていき、キャラクターに動きを付けたり、セリフを表示していました。中には、途中でプログラムが全部消えてしまった生徒もいましたが、高校生メンターが付きっきりで協力し、周りに追いつきことができ、喜んでいました。最後に完成した動画を各自でアレンジし、オリジナル動画をプログラミングして、大型テレビに映し出し、みんなで盛り上がりました。

高校生たちは、中学生が素直でやる気があり、とても教えやすかったようです。来年度は、他の中学校でもプログラミング授業をやりたいと言っており、教えることの難しさと楽しさを実感できたようです。

〇 microbitの紹介

microbitは英BBCが商品化したマイコンで、各種センサーやボタン、LEDが付いていて、PythonやMicrosoft MakeCodeでプログラミングすることで、しゃべらせたり、温度を表示したり、ゲームを作ったりできます。

今回は、事前に10パターンのプログラムを入力し、マイコンの動作を紹介しました。

 

中学生は、どちらも興味津々で取り組んでくれました。

水俣第二中学校の生徒の皆さん、先生方、貴重な体験をさせていただき有難うございました。

 

        1年1組                        1年2組

 

〇1年1組の様子

1組は、各班のテーマの中から「食中毒」を取り上げ実施しました。フグのキャラクターを動かし、セリフを表示しながら、食中毒の原因や危険性を伝える動画が作成できました。

   

 

〇1年2組の様子

2組は、各班のテーマの中から「筋肉をつけるには」を取り上げ実施しました。きんに君のキャラクターを動かし、セリフを表示しながら、筋肉に必要な食材や栄養素の取り方を伝える動画が作成できました。

 

  

【電気建築システム科】地方鉄道×Short Filmを活用した交流人口拡大プロジェクト発表会に参加しました。

3月12日(日)、(株)JTB主催の動画コンテスト実証実験に、電気建築システム科の2年生4名が参加してきました。鹿児島県の出水商業高校さんと一緒に、それぞれが地方鉄道や地方都市の魅力再発見を目指して高校生の目線で短い動画を作成し、アドバイザーの皆様の前で披露しました。アドバイザーのお一人はなんと、TikTokで活躍中のインフルエンサー、カイセイさんです。カイセイさんは、九州を中心に様々なグルメや観光地を紹介されています。プロ目線のアドバイスを聞き、生徒達の表情も真剣そのものでした。今回作成した動画は、後日肥薩おれんじ鉄道さんのホームページでも紹介される予定だそうです。ぜひ、そちらもチェックしてみてください。

カイセイさんからアドバイスを受ける様子カイセイさんとの記念撮影

【建築コース2年生】外部招聘授業 鉄筋工事体験実習

 3月13日(月)の2~4限目実習の時間に、甲佐町にある有限会社梅田鉄筋 代表取締役 梅田 亮 様を講師に迎え、授業をしていただきました。

 最初に鉄筋工事について講義を受けた後に、技能検定の課題を講師自ら組立てをしていただきました。生徒たちは、初めて見る作業に、その手際の良さ、スピード、精度に驚いていました。また作業をしながらもとてもユーモアがあり、また分りやすい説明に生徒たちは積極的に学んでいました。その後、同じ課題を生徒たちのみで挑戦しました。ハッカーをもちいての結束作業では、なかなかうまくいきません。しかし、講師の方にアドバイスをもらい何度も挑戦するうちに上達していきました。また、仲間と協力し、作業することでなんとか完成させることができました。

 最後の質疑応答の時間では、全員が質問しこの実習で新たな関心や学びがあったようです。普段、鉄筋工事はコンクリートに覆われてなかなか見る機会がありません。しかし、建物の骨格となる重要な工事のひとつです。大切なことをまた学ぶことができました。

このように、本校では社会に開かれた深い学びを今後も実施していきます。