学校行事の様子

学校生活

【公開授業】数学Ⅱ・英コミⅠ

 10月25日(土)、土曜日ではありますが、倉岳校では公開授業が行われました。中学生や保護者の方に来ていただきやすいように、今年度は土曜日にも設定しました。中学生やその保護者の方、また在校生の保護者の方に多くおいでいただきました!

 本日の授業の一部を紹介いたします。3年生の教室では、「数学Ⅱ」の授業が行われていました。「いろいろな関数を知ろう」という目標のもと、なんと、関数を使ってアート作品を制作し、それについて発表していました!自分の名前をモチーフにしたキャラクター、某有名キャラクター、エクスカリバーなど、個性溢れる作品が登場しました。使用した関数の中で、「みんなに紹介したいもの」や「難しかったこと」などを含めて発表しました。発表者への質問もたくさん出ていました。これまで学んできた関数を使って、さまざまな図形を表現できることを知り、更に関数への理解が深まったようです。

 1年生教室では、「英語コミュニケーションⅠ」の授業が行われていました。「コンビニの成功のカギを知ろう」という目標を設定し、本文を読み取りながら、コンビニが行っている工夫を知ることができていたようです。発言もたくさん出ており、積極的な姿勢で授業に取り組む姿が見られました。

 同時に、中学校関係者へ向けての学校説明会も実施されました。

 お忙しい中に、多くの皆様に倉岳校に来ていただきまして、本当にありがとうございました!

【授業風景】クロスカリキュラム(生物×家庭科)

 本日、2年生の生物基礎の授業をクロスカリキュラムで実施しました。「糖尿病」に関する学習内容を、本校の家庭科の教員に授業して頂く形式で実施しました。

 生物基礎ではホルモンによる血糖量調節のしくみや糖尿病の起こる原因について既に学習をしていますが、教科書に載っている平面的な学びしかできていませんでした。そこで、管理栄養士の資格も持たれている本校の家庭科の先生のお力を借りて、実際の糖尿病患者の方の話などをしていただくことで、立体的で実用的な学びに変容させることを目的としました。

 血糖値が高くなることにより、血管の内壁がダメージを受けて合併症を引き起こすリスクが高まること、しかしながらその自覚症状はほとんど無いことなどをメカニズムを踏まえ丁寧に説明して頂きました。

 また、ヒトは体の隅々まで毛細血管が張り巡らされていることをスライドを使ってご提示頂きました。ヒトを血管だけにした画像は中々衝撃的ですね・・・。血管が損傷を受けると深刻な健康被害を生じるとのことで、実際の血管の写真をお見せ頂きました。血管の傷つき方が痛々しくて、「糖尿病にはなりたくない・・・」と強く思いました。

 公開授業週間だったこともあり、他教科の先生方も見に来られていましたが、「私達の方が勉強になった」「健康に気をつけなきゃ」といった感想もお聞きできました。

 糖尿病患者の方と向き合ってこられた経験をもとに、実際の患者さんの様子をお聞きすることもできて非常に勉強になりました。今回の授業を通じて生徒達の健康意識が向上し、生物や家庭科で学ぶ内容が決して教科書だけでは終わらない、生きた内容であることが伝わっていれば嬉しいです。

【公開授業週間】ホームプロジェクト発表会

2年生の「家庭総合」の授業で、ホームプロジェクト発表会を実施しました。

ホームプロジェクトとは、身近な生活から課題を見いだし、解決方法を考え、

計画・実践・評価する過程を通して、生活をよりよくしていくことを学ぶ学習活動です。

2年生は、1学期中に計画をし、夏休みの実践をスライドにまとめ、発表に臨みました。

テーマは、一人一人、異なる課題で、どの発表も興味が持てる内容でした。

防災、家の整理整頓・片付け、家族の食事、ネットショッピングの注意点、

睡眠と記憶力の相関性など授業で学んだことを活かし研究しました。

発表会後の質疑応答では、活発に質問する場面も見られました。

その後、聞き手だった生徒は、発表内容の評価をGoogleフォームから回答しました。

 

(以下発表会後の生徒の感想です)

・分別の方法などがとても参考になったので自分も掃除などを行うときに使ってみようかなと思いました。

・文章を短くまとめたり、図や写真を使ったりなどしていて、わかりやすかったです!

・私の地域にもお年寄りが多く、もしもの時に私もちゃんと動けるように、避難グッズの確認や、経路の確認をもう一 度家族でしようと思います。そして、私の地域の電柱の高さを見ておきたいと思います。

・自分が調べたことをスライドにわかりやすいように作ることが難しかったのでとてもやりがいがありました。

性教育講演会

 10月16日(木)、性教育講演会が行われました。熊本県助産師会から講師の先生をお招きし、「未来ある君たちに伝えたいこと」という演題でお話していただきました。

 「性教育」とは、自分がどれだけ尊い存在であるのかを知り、自分だけでなく他者も大切にすることができる大人となり、どのようにして豊かな人生を生きていくのかを考える教育だ、というお話がありました。生きていることは決して当たり前ではなく、「いまここにいる」ということがいかに大切か、深く考えさせられる内容でした。

 お忙しい中に、倉岳校で貴重なお話をしていただいた講師の先生を始め、熊本県助産師会の皆様、本当にありがとうございました。

倉校福祉の日

 10月15日(水)、「倉岳校福祉の日」という学校行事を実施しました。これは、講話や実習を通して、誰もが暮らしやすい社会にするための知識や技能を学ぶとともに、豊かな心を育成することを目的として毎年実施されている学校行事となっています。今年度は、午前に倉岳町老連会の皆様とのグラウンドゴルフ大会、午後からは講師の先生をお招きし、手話について学習を行いました。

 まずは、午前中のグラウンドゴルフ大会の様子です。爽やかな青空の下、開会式や班ごとでの自己紹介の後、プレーを開始しました!

 昨年は雨天のため実施できず、1,2年生は初めての生徒がほとんどでした。老連会の皆様にやさしくご指導いただき、楽しく交流しながらプレーすることができました。 個人優勝は、老連会の方がスコア20点、生徒は26点同点が3名おり、最後はじゃんけんでの決戦となりました!

  午後からは、手話についての学習を行いました。まずは、社会福祉協議会倉岳支所の方から、天草市における少子高齢化の現状についてお話いただきました。次に、熊本県ろう者福祉協会天草支部 天草聴覚障害者センターから講師をお招きしご講話いただきました。講師ご自身も聴覚障害があり、手話での通訳を介しながら、聴覚障害者の方が受けてこられた差別の事実、また、それに立ち向かいながら福祉の増進を目指してこられたことなど、大変貴重なお話を聞くことができました。

 講話の後半では、数の表現の仕方や簡単な会話の手話を教えていただきました。生徒たちも実際に手話を使って、自身の年齢などを表現することができました。

 倉岳校福祉の日を通して、誰もが暮らしやすい社会にするために、自身に何ができるのかを考える機会となりました。また、地域の方々との交流を通して、地域に対する理解も深めることができました。今回、倉岳町老連会の皆様、社会福祉協議会倉岳支所の皆様、天草聴覚障害者センターの皆様には、大変お忙しい中に倉岳校まで足をお運びいたき、そして貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました!心より感謝申し上げます。