鹿農日記
2019年6月の記事一覧
【理科】硫黄の同素体
2年食品工業科の化学基礎の授業で、硫黄の同素体の実験を行いました。 同素体というのは同じ元素の単体(1種類の元素からできている物質)なのに、性質が違うものどうしをいいます。今回は硫黄Sの3種類の同素体を観察しました。 1 斜方硫黄 一番安定した状態、つまり普通の硫黄です。 粉末にしてあるのでわかりませんが、大きな結晶をつくると8面体になります。 2 単斜硫黄 粉末硫黄(斜方硫黄)を穏やかに加熱して溶かします。
これを折ったろ紙に流し入れ
表面が冷えて固まってきたら、一気に開きます。 すると 針状の結晶ができます。これが単斜硫黄です。 ルーペで観察してみましょう 3 ゴム状硫黄 粉末硫黄(斜方硫黄)をしっかりと加熱します。だんだん色が黒くなり流動性がなくなってきます。それでも加熱を続けると、再度流動性が出てきます。
そこまで加熱できたら、水の中に一気に流し入れます。
ピンセットで取り出してみると、 ゴムみたいに弾力があります。 これがゴム状硫黄です。(そのまんまの名前ですね) 最後に、3つの同素体について色や性質などの違いをまとめ、レポートを完成させました。 <生徒の感想より> ・硫黄は熱したり、水に入れたりするとすぐに変化したのでおもしろかったです。 ・色や性質が変わったり、ネバネバになったりして、変化をみれたので良かった。 ・ゴム状のはのびがすごかった。 ・ゴム状のやつはう〇こみたいでした。 ・頭が痛くなるようなにおいでした。 硫黄の匂いとゴム状硫黄が印象に残ったようです。 |
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