じりじりと肌を焼く夏を思わせる日差し。
けれど、一歩木陰に入れば、頬をなでる春風の涼しさにホッとする。
そんな季節の変わり目を感じさせる空の下、今日は2年生にとって、初めての「果樹実習」が行われました。
■「はじめて」の連続
学校生活には慣れている2年生ですが、果樹園に一歩入れば、そこは未知の世界です。
●道具(鋏やノコギリ)の名称と正しい扱い方
●道具の置き場所、さらに徹底した片付け方
●果樹園の場所と、そこに並ぶ品種の名前
●実習日誌の書き方
覚えるべきことは山ほどあります。
特に果樹の実習では、鋭利な道具の使用やハウス内での高所作業、脚立の上での作業など、一歩間違えれば怪我に繋がる場面も少なくありません。
まずは何よりも「安全第一」。
その基本を体に叩き込むことから始まります。
■改めて感じる「3年生」の偉大さ
一つひとつ丁寧に指導しながら、ふと思い出したのは3年生たちの姿です。
安全を当たり前に確認し、流れるように準備と片付けを済ませる。
昨日も当たり前のようにこなしていたあの姿は、決して一朝一夕で身についたものではなかったのだと、2年生の初々しい格闘ぶりを見て改めて痛感しました。
「あいつら、実はすごいことやってたんだな……」
そんな思いが込み上げ、「明日の実習では、いつもより少し多めに3年生のことを褒めよう」と心の中で決めました。
■まだ、始まったばかり
慣れない手つきで甘夏の剪定に挑む2年生たち。
今はまだ、道具の名前を覚えるだけで精一杯かもしれません。
けれど、この一歩一歩が、いつか先輩たちのような頼もしい背中へと繋がっていきます。
始まったばかりの彼らの成長を、そして頼れる先輩へと育った3年生たちの姿を、これからもじっくりと見守っていきたいと思います。
福祉科の1年生にとって、専門の学びである福祉科目の授業がスタートしました。
「生活支援技術」の授業では、人の暮らしを支える知識と技術を学びます。
1年生は初めて実習服に袖を通し、これから始まる授業内容にワクワクしています。
これから、クラスで協力しながら、新しい学びに挑戦していきます
今年度大会スローガン「常笑軍団キラキラ笑顔で楽しんだもん勝ち」
「常に勝つ」ではなく、あえて**「常に笑う」**。いかにも、明るくタフな芦北高校らしい言葉が選ばれました
林業科の結団式では、団長の生徒が力強く宣言してくれました
「連覇のプレッシャーを感じることなく、一つ一つ楽しみながら盛り上げながら優勝をしましょう!」
その言葉通り、団員たちの顔にはすでに「楽しんだもん勝ち」と言わんばかりの不敵な(?)笑みが。
林業科の団結力は、日頃の山での実習で培われた本物です。重い丸太を運ぶときも、困難な作業のときも、常に声を掛け合ってきた彼らにとって、体育大会はまさに最高の「晴れ舞台」になるはずです
技での勝利はもちろんですが、大会が終わった後に「最高に楽しかった!」と全員が笑い合える、そんな一日を目指して
今年の体育大会は5月9日(土)に開催します。
あいにくの雨となった今日、実習室では2年生による「食品製造」の実習が行われました。
作るのは、爽やかな香りが広がる「甘夏マーマレード」です。
■丁寧な下準備から始まる
今日は仕上げに向けた大切な下準備。
まずは皮を一つひとつ四角く成形し、機械へ投入します。
すると機械からは、細長い短冊状にカットされた皮が次々と出てきます。
一方で、甘夏の実(じょうのう)は熱湯へと移されます。
「熱湯へ入れ、取り出す」
この実習工程を、3回。
その後、じっくりと熱湯で煮詰めていきます。次回はいよいよ仕上げの予定です。
■「なぜ?」から始まる学び
実習中、実を熱湯に入れている男子3人組に声をかけてみました。
「なぜ、3回も熱湯に浸すのかな?」
すると、生徒からは自信満々にこんな答えが。
「冷凍保存していたので、解凍してるんです!」
確かに、素材の状態を考えれば「解凍」も間違いではありません。
……が、あと一歩足りなかった!
そばにいた担当職員からは、すかさず愛のある訂正と嘆きが入ります。
「苦みを抜くためたいっ! 頼むから、話をきいといてくれよぉ……」
■工程の意味を考える
言われた通りに実習をこなすだけでなく、「なぜこの工程が必要なのか?」を考える。
「3回繰り返す」という手間には、甘夏特有の強い苦みを和らげ、最高に美味しいマーマレードにするための先人の知恵が詰まっています。
今回のユニークな回答も、本質を知るための大切なステップ。
「なぜだろう?」と疑問を持ち、先生の話をしっかり聞いて、その理由を深く考える。
そんな積み重ねが、技術だけでなく「食」に向き合う姿勢を育ててくれるはずです。
次回の仕上げ実習では、苦みがきれいに抜けた甘夏の香りが、実習室いっぱいに広がるのが楽しみです。
今日はあいにくの雨。
ハウスの中では昨日に引き続き、役目を果たした紐の撤去が淡々と進められています。
一方で、実習室は「不知火(しらぬい)」の出荷調整で活気づいています。
■卒業生から受け継ぐ「実り」
並んでいる不知火の多くは、この春に学び舎を巣立っていった先輩たちが、一年かけて大切に育て、2月に収穫してくれたものです。
収穫後の予措(よそ)、貯蔵、そして厳密な計量。
卒業生たちが一つひとつ積み重ねてきた丁寧な仕事のバトンを、今度は最高学年となった3年生たちがしっかりと受け取ります。
■一玉に込める「想像力」
出荷調整に臨む3年生たち。
検定を行い、一玉一玉を優しく拭き上げ、キャップを被せ、仕上げのシールを丁寧に貼っていきます。
「手に取ってくださる方は、どんな笑顔で食べてくれるかな?」
と想像を膨らませながら扱う手つきには、これまでの実習で培ってきた確かな優しさと責任感が宿っています。
先輩たちが守り抜いてきた実りを、最高の状態で届けたい。
外の雨音を忘れるほど集中した実習室で、3年生の手によって磨き上げられた不知火が、誇らしげに輝いています。