カテゴリ:探究活動
【探究活動】水俣条約班2023、環境省から講話をいただきました
水俣の名前がついた「水銀に関する水俣条約」を皆さんご存じですか?
水銀のライフサイクル全体を管理する国際条約です。水俣高校では数年前から、2年生の生徒たちが水銀や水俣条約をテーマに探究活動を行っています。今年は8名の生徒がこのテーマで探究活動を行います。
今日は環境省の水銀対策推進班の黒田一樹様から、オンラインで講話をしていただきました。黒田様からは、水俣条約ができた背景や、途上国の水銀利用状況、日本にいる私たちできることなどの話をしてもらい、知っているようで知らなかった水銀の利用について知ることができました。
その後生徒たちの考えた今年の探究活動のテーマについてアドバイスをいただきました。
短い時間でしたが、生徒たちからは「質問いいですか?!」と積極的に発言があり、一つ一つに丁寧に答えていただきました。お話を聞いて、さっそく「次はこれを調べたらいいかな」「テーマをこうしたら…」などの言葉が生徒たちの間で交わされ、さらに探究活動への意欲が高まったようでした。
9月には水銀に関する水俣条約のユースダイアログも実施される予定です。
今年の生徒たちの活動もお楽しみに!
【探究活動】Oyster Project
水俣湾でのカキの最も良い養殖地点をさぐるOyster Project、水高生が代々取り組んで今年7年目になりました。埋め立てや浚渫、漁業の停止により漁獲量が減ってしまった水俣の漁業を応援するために、国立水俣病総合研究センターと水俣高校、水俣市漁業協同組合が連携し、カキの育成状況を調査しています。今年は水深4地点の調査です。
今日は今年の初調査でしたが、あっという間に測定のコツをつかみ、スムーズに測定することができました。
4地点の牡蠣がこの後どのように成長していくか、どのような違いがでるのか測定を続けていく予定です。
【探究活動】日越大学との交流2023スタート
2年生の総合的な探究の時間において、ベトナムとの比較文化研究を行うグループの活動が始まりました。水俣高校では、水俣市が締約しているベトナムの日越大学との交流を行っており、今年で4年目になります。
今日はまずオリエンテーションということで、生徒からの水俣高校紹介、その後ベトナムの紹介、さらに小グループにわかれてフリートークを行いました。
日越大学の学生のみなさんは日本語がとても上手で、日本文化にも興味をもってくれているようでした。フリートークでは「好きな音楽は?」「何がベトナムで流行っているの?」など話がはずみ、フリートークの終了時には「まだ話したかった!」という悲鳴があがったほどでした。
これからテーマを決めて研究を進めますが、日越大学の学生のみなさんと協力しながら内容を深めていけたら、と思います。楽しい時間でした。cố lên!
【探究活動】第5回大阪大学SSIシンポジウム発表の様子
2023年3月18日に実施された第5回大阪大学SSIシンポジウム『私たちの創る「誰一人取り残さない」未来の社会』にて、本校の牡蠣調査班と水銀条約班が発表している様子が、大阪大学のホームページから動画を見ることができます。以下のリンクからご覧ください。
https://www.ssi.osaka-u.ac.jp/activity/salon/5thssisymposium-2/?sortcat=cat01
【総探】2学年探究スタート!
今年も2年生普通科と商業科の生徒82名が探究活動に取り組みます。今年はどんなポスターができあがるのか、楽しみです。探究活動のポスター作成の基本レクチャーを昨日、国立水俣病総合研究センターの丸本倍美先生にしていただきました。
探究活動といっても、ポスターの作り方は?どんなことを書いたらいいの?ポスターとスライドの違いは?など分からないことが多いですよね。そんな基本を先輩たちのポスターを参考にしながら、大変分かりやすく教えていただきました。先生には来週からもアドバイスに来ていただきます。
2年生はこれから1年間かけて探究活動に取り組み、ポスターを作成し、3月に発表を行います。ぜひとも自分自身のなぜ?知りたい!伝えたい!という思いを大事に取り組んでほしいと思います。
【総探】日本OECD・大阪大学主催SSIシンポジウムに参加しました!
皆さん5月に広島で開かれるG7サミットを知っていますか?その関連行事として、日本OECDと大阪大学が中心となって、持続可能な社会のために地域で活躍する中高生を集めたシンポジウムが開かれました。水俣高校からも2年生の牡蠣調査班と水俣条約班の5名が発表を行いました。
今回のSSIシンポジウムは「誰一人取り残さない未来」を作るために、日本各地(栃木、広島、東京、大阪、福島など)の中高生がどのような活動に取り組んでいるのか、紹介するものでした。
本校からは、水俣病の歴史的な背景とそれに伴う地域課題、克服のために水高生が取り組んでいる取り組みをオンラインで発表しました。
牡蠣班も水俣条約班も先輩から後輩に受け継がれてきたプロジェクトなので、水俣で私たちが行っている取り組みについて今回のシンポジウムで少しでも知ってもらえたら嬉しいです。
【総探】【WCP】祝★企業賞受賞!SDGs Quest みらい甲子園
3月18日(土)に熊本県立劇場にてSDGs Quest みらい甲子園熊本県大会のファイナルセレモニーが開催されました。県下高校のエントリーチームのうちファイナリストに選出されたチームが一同に介し、授賞式に参加して各チームのSDGsアクションアイデアについて意見交換を行いました。ファイナリストは県内12チーム、うち3チームが本校からの選出!本校のファイナリストは普通科の「水俣カヌー班」「水俣食べる通信班」、建築コースの「Wood Connect Project」です。授賞式では、「Wood Connect Project」チームが企業賞(東海大学賞)を受賞しました!地元の山林に着目した取組を評価していただきました。今大会は生徒にとって取組の発信の場となるだけでなく、他校の発表を聞いて見聞を広め、探究活動への理解を深める良い機会となりました。
【総探】校内成果発表会ベストプレゼン賞
3月10日(金)に校内成果発表会を実施しました。2年生を中心に、総合的な探究の時間や各学科の取組について発表を行いました。各学科で取り組んできた活動の成果を発信する場となりました。自分たちの探究活動がSDGsのどの目標に関連しているか提示しながら、独自に集めたデータの分析結果をグラフで示したり、活動の様子を写真や動画で紹介したりなど、どれも興味深い発表でした!
今年度は生徒に1人1台配布されているタブレットを使用し、ポスターやスライドなどの資料を作成してオンライン配信という形で発表を行いました。発表を聞いている生徒たちも資料を見ながら真剣な様子で発表を聞いていました。
ベストプレゼン賞に選ばれた班のポスターと発表動画は以下のリンクからご覧ください。また、今回の探究活動については地域の方々に多くのご協力をいただいた班がありましたので、こちらのページにてお知らせします。ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
ベストプレゼン賞
第1位 カヌーでゴミ0大作戦 in 水俣川 嶋田渚、濵田キララ |
第2位 みんな見たくなっちゃう!ウェブサイトの作り方 上田さくら、塚本紅音、山下敬人、生嶋音羽、髙木麻砂 |
第3位 いま、日本があぶない!~イノシカハンターズの挑戦~ ※一部、狩猟の映像が流れますのでご注意ください。 川元瑞輝、吉田実生 |
第4位 フィジカルコンピューティングによるプログラミング教育の実践 設樂歩夢、野﨑義貴、渕上芽衣 |
第5位 聖地巡礼と地域活性化 濱村竜信、山口祥明 |
地域の方々にご協力をいただいた班の発表
高校生がつくる水俣食べる通信 濱洲ひなの、松原歓奈、山内結花、山岡千華、吉田遥姫 ご協力 ・水俣食べる通信代表 諸橋賢一 様 |
スイーツ開発で水俣をより良くするために 中村早希、森日芽、江口采那、六車希空、窪田夢香 ご協力 ・(有)ONITSUKA日昭堂 店長 鬼塚憲幸 様 |
プレゼンテーションテーマ一覧
【総探】SDGsマップアプリは来年度に続く!
3月14日に今年度最後のSDGsマップアプリ開発ワークショップが行われました。慶應義塾大学植原先生のご指導のもと、水俣市のSDGsの取組みを普及するために、スマホ用アプリの開発を1・2年生16名で続けてきました。通信環境がうまくいかず、プログラミングがうまくいかないこともありましたが、どんなアプリを作ればたくさんの人に使ってもらえるだろうという目標をもって取り組んできました。開発はまだ途中ですので、来年度も継続します。
来年度はアプリの改良を行い、夏ごろにアプリを使ったイベントを計画・実行したいという野望を持っています。今年度メンバーの多くが来年度も継続してくれることになりました。4月以降には新メンバーも募集して、新体制で再スタートします!ぜひ新一年生で興味がある人は参加をお待ちしています。
【総探】KSH・ポスターセッションとステージ発表にて大活躍!
3月4日にグランメッセ熊本にて、熊本県下の探究活動を行っている高校生が一堂に集う発表会が開かれました。ポスターセッション部門、ステージ発表部門、学校紹介ブースとグランメッセの広い会場に高校生が750人、一般のお客さんも1700人を超える大イベントとなりました。
水俣高校からもステージには電気コース、ポスターセッションには普通科・建築コースから7つのチームが参加してきました。色々な学校の生徒の発表を見たり、質問を受けたりと充実した1日になったようです。なかなか鋭い質問にも丁寧に対応している姿をみて、なんとも一年間で頼もしくなったな…と感じました。やはり同年代の頑張りは何よりもよい刺激になりますね。
展示ブースでは機械科のイノシカハンターズや鉄道模型、商業科の開発商品を展示しましたが、子どもたちがかなり興味津々でかぶりついてみてくれました。
見学で参加した1年生も意欲的に色々なポスターの説明を聞いていました。来年の主役は新2年生です!頑張ってください。