学校生活
よかボス宣言
【よかボス宣言とは?】
熊本地震からの創造的復興を成し遂げるために、「熊本復旧・復興4カ年戦略」の基本目標である「熊本を支える力強い産業の復活・発展と、魅力ある雇用の創出」や「県民の結婚・出産・子育ての希望の実現」を目指して、県民総幸福量の最大化に向けた取組みを推進する必要があります。
そこで、知事を筆頭に幹部職員が「よかボス宣言」を行い、率先して、より働きやすく、働きがいがある熊本県庁の実現を目指すとともに、県内企業や事業所の経営者、市町村長など、熊本県全体に「よかボス」を増やして、オール熊本で県民の総幸福量の最大化を目指す宣言です。
熊本県スーパーハイスクール指定校合同研究発表会
11月12日(日)に崇城大学で行われた「熊本県スーパーハイスクール指定校合同発表会」に本校2年生16名が参加し、それぞれのグループで行っている研究についてポスターセッションを行いました。
「熊本県スーパーハイスクール」とは文部科学省の指定を受け、各分野で先進的な研究を進めている県立学校7校です。
○スーパーサイエンスハイスクール(SSH)
第二高校、熊本北高校、宇土中学校・宇土高校、天草高校
○スーパーグローバルハイスクール(SGH)
済々黌高校、水俣高校
○スーパープロフェッショナルハイスクール(SPH)
南稜高校
この7校に、八代工業高校、宮崎北高校の2校が加わり、合計84グループそれぞれが行っている研究について、ポスターセッションを行いました。
水俣高校からは8グループが参加して、「環境問題発生流域の地理」「環境問題発生流域の産業」「環境問題発生流域の歴史」「水俣湾の現状」「環境問題からの再生」「世界における水銀被害」「世界のゴミ問題」「環境ビジネス」のテーマに基づいた研究の成果を発表しました。
TKU水の国高校生フォーラム
11月11日(土)に熊本テルサで行われた「水の国高校生フォーラム」に本校の2年生12名が参加し、プレゼンテーションを行いました。「水の国高校生フォーラム」とは、次代を担う高校生の水環境保全に対する意識を高め、自主的・継続的な活動の普及を図ることを目的として、熊本県・熊本市・(公財)くまもと地下水財団・(株)テレビ熊本が協働で開催しているものです。第3回となる今年のフォーラムでは、SGH事業の課題研究で「環境問題による影響」をテーマに研究を進めているグループが、国立水俣病総合研究センターの協力をもと、水俣湾の現状について調査した結果をこの場で発表しました。この発表は12月23日(土)10:35から11:30の時間帯でTKU(テレビ熊本)で放映されます。そちらもぜひご覧ください。
慶應義塾大学との遠隔講義
平成29年11月7日(火)
平成28年度11月から継続して行っている慶應義塾大学との連携事業「環境とデジタルアート」について、ICT機器を利用して当該学生と今後のデジタルアート作品の製作に向けて、夏のワークショップの反省および今後の方向性についてディスカッションを実施しました。
これからは1年生がメインで取り組むことになるため、今回は2年生がこれまでの反省点や改善点を挙げ、1年生は慶應大生とのやりとりを見ながら、今後の方向性や新しいアイディアについて考えていました。
福岡県立北九州高校との交流
福岡県立北九州高校より「地方創生に関して先進的な取組を行っている学校や地域を訪問し研修を行う」ことを目的として、生徒9名・職員3名が来校されて、生徒間交流を行いました。
本校では、防災主任による防災型コミュニティ・スクールとしての防災教育の取組について説明と、SGH担当による事業概要説明のあとに、両校生徒による意見交換を行いました。
意見交換では「地域の活性化」・「生徒会活動の活性化」・「学校と地域の連携」をテーマにそれぞれの学校や地方自治体の取組等を共有したり質問したりすることで、新たな視点を持つ機会になったようです。
部活動報告
11月3日(金)に行われた「水俣ローズフェスタ秋2017」のステージイベントに、本校書道部と吹奏楽部が出演しました。吹奏楽部が演奏する音楽に合わせて、書道部員が書道パフォーマンスを披露しました。
また、11月4日(土)に行われた「第16回全国地紅茶サミットinみなまた」では、紅茶飲料のCMでおなじみのaikoの曲「カブトムシ」に合わせて、書道部員が書道パフォーマンスでステージ用タイトルを作成しました。両日にわたり、たくさんの応援ありがとうございました。
タンザニア研修生との交流事業
JICA(国際交流機構)の研修で日本に滞在しているタンザニアからの研修生18名と本校1年生25名による交流会が開催されました。最初は緊張した表情を見せていた生徒たちでしたが、気さくな研修生の方々の声かけもあり、次第に活発な意見交換ができるようになりました。タンザニアの社会問題や環境問題について理解し、文化の違いを肌で感じることができた一日でした。
スロベニア研修について
平成29年10月6日(金)から11日(水)にかけて、スロベニアおよびフィンランドで海外研修を行いました。
スロベニアのイドリアという町は、世界第2位を誇る水銀鉱山があり、世界遺産にも登録されています。現在は閉山されていますが、ピークの1960年代までには水銀による健康被害も報告されていました。水俣市とは以前から友好関係にあり、平成25年度にはそれぞれの高校生による現地交流が行われました。
今回はSGH事業の課題研究に反映するために現地へ再び赴き、水銀被害が起こるまでのプロセスや復興の過程について学ぶべく研修を行いました。
1 研修目的
(1)水銀被害地区であるスロベニア・イドリア市を視察することで、環境と経済や社会のバランス、地域活性化のための政策を学び、探究活動へ反映させる。
(2)本校でのSGH事業等を通して学んできたことについて海外の同世代の高校生との交流や意見交換をすることで、多様な考え方を知り、今後の継続的な交流のきっかけとする。
(3)英語をツールとしたコミュニケーション能力の向上を図る。
2 概要
水銀鉱山および関係施設・イドリア市博物館・イドリア市役所における環境学習
ホームステイ・現地高校との意見交換
観光客船「タリンクシリヤ」での学習
3 参加者
1年生4名、2年生7名、引率職員2名、水俣環境アカデミア所長 合計14名
4 行程
(1)10月6日(金)
4:15 水俣高校集合完了 点呼・健康観察
4:20 出発式
4:25 水俣高校発<専用車>
6:50 福岡空港着
10:20 福岡空港発<AY076便>
14:25 ヘルシンキ・ヴァンター空港着
16:40 ヘルシンキ・ヴァンター空港発<AY723便>
18:20 スロベニア・リュブリャナ空港着
18:45 スロベニア・リュブリャナ空港発<専用車>
20:10 イドリア市内 ホテル着・就寝
リュブリャナ空港にて
(2)10月7日(土)
9:30 ホテル発<徒歩>
10:00 研修① 水銀についての学習
水銀鉱山(Anthony's shaft)にて坑道を歩き、当時の状況や健康被害について学ぶ
13:00 研修②会場へ移動
13:30 研修② イドリアの歴史についての学習
イドリア城・博物館にてスロベニアおよびイドリアの歴史について学ぶ
15:00 ホテルへ移動<徒歩>
16:00 ホストファミリーと合流
生徒は各ホストファミリーと食事、各家庭で就寝
イドリア城 水銀鉱山
水銀鉱山施設内 坑道入口
坑道内 坑道内教会 水銀鉱山前にて
イドリア市内 博物館内 水銀鉱石を前に
博物館内 ホストファミリーと対面
(3)10月8日(日)
8:50 イドリア発<専用車>
10:00 リュブリャナ着
研修③ 欧州グリーン首都賞受賞都市視察
首都全体としての環境への取組等について学ぶ
13:00 ブレッドへ移動<専用車>
14:00 ブレッド着
研修④ 環境・景観学習
景観維持および環境ビジネスについて学ぶ
16:00 ブレッド発<専用車>
18:00 イドリア着
生徒は各ホストファミリーと食事、各家庭で就寝
リュブリャナ市内
ブレッド湖
(4)10月9日(月)
7:50 Jurij Vega Grammar Schoolにて合流
8:00 研修⑤ イドリア市役所表敬訪問
市長によるイドリア市の政策について学ぶ
9:00 研修⑥ Jurij Vega Grammar Schoolとの交流
英語の授業に参加/プレゼンテーション
スロベニア語授業の受講/日本語授業の実施
Lacemaking school訪問
16:00 イドリア発<専用車>
17:10 スロベニア・リュブリャナ空港着
19:25 スロベニア・リュブリャナ空港発<AY724便>
23:00 ヘルシンキ・ヴァンター空港着
24:00 ヘルシンキ市内 ホテル着・就寝
English Lesson Presentation
Slovene Lesson Japanese Lesson
学校玄関にて
(5)10月10日(火)
7:00 朝食
8:30 ホテル発<専用車>
9:00 研修⑦ 欧州グリーン首都賞候補地視察
首都全体としての環境への取組等について学ぶ
11:10 研修⑧ 環境客船についての学習
タリンクシリヤにてプレゼンテーション・船内視察
13:00 タリンクシリヤ発<専用車>
13:30 ヘルシンキ・ヴァンター空港着
18:45 ヘルシンキ・ヴァンター空港発<AY075便>
ヘルシンキ市内
タリンクシリヤにて
(6)10月11日(水)
10:15 福岡空港着
11:00 福岡空港発<専用車>
14:00 水俣高校着
書道部活動報告
第15回エコ電レースinくまもと 九州シリーズ戦
工作部は10月8日に、熊本市の田崎三陽自動車学校にて行われた第15回エコ電レースinくまもと 九州シリーズ戦・第一戦に2部門参加してきました。
50ccバイクに搭載されている手のひらサイズのバッテリーや単三型電池と呼ばれる充電式ニッケル水素電池に蓄えられたエネルギーを最大限に活用し、定められた時間内に移動する距離を競うものです。
自動車用ワイパーモータ車部門では、水俣高校のアイドル亀「茂吉」をモデルに作った車両に、公認ゆるキャラ「水公さん」のかぶとをつけて運転しました。本番では調整がうまくいかなかったのですが、お客さんからは大変注目を浴び、3位入賞を果たしました。一般モータ部門の「萌黄3号」は、14位という結果でした。調整の大切さをかみしめる大会となりました。出場した生徒はすべて3年です。ぜひ入部して、車をつくる・動かす楽しさを感じてみませんか??