日誌

2023年12月の記事一覧

外国人技能実習生との交流(福祉科1•2年生)

11月29日に福祉科1•2年生と熊本市南区の特別養護老人ホーム天寿園で働く外国人技能実習生との交流会を実施しました。
天寿園は2019年からミャンマーの技能実習生を受け入れられ、現在11名が働いているそうです。交流会では、そのうち4人の実習生が来校され、日頃の仕事やミャンマーについて紹介していただきました。

その後は、グループに分かれて高齢者介護について感じたことや、夢などなどを互いに話し合いました。
 子どもと関わる仕事に就きたい や 高齢者一人ひとりにあった健康にいい料理を作りたい 

生徒はそれぞれ自分の将来について、話をしました。

技能実習生の方は、「介護福祉士の資格を取りたい。来年1月に介護福祉士の国家試験を受けます」と話していました。

   

いつか、どこかの福祉現場で再会できることを楽しみに、それぞれ夢に向かってまた頑張ろうと誓い合いました!

最後にミャンマー語で「チェーズベー」(ありがとう)

 

VR認知症体験会①(1年福祉科)

「VR認知症体験会」を実施しました。講師は千葉県にある(株)シルバーウッドの大野様が務め、すべてオンライン配信での授業でした。

1年生は、レビー小体型認知症の症状の1つである幻視体験をしました。

  

介護者から「車から降りますよ。足を外に出してください。」と日常の声掛けシーンですが、幻視症状があるときは、高いところから飛び降りを指示されているように感じるそうです。実際にゴーグルを装着しそのシーンを体感すると、悲鳴をあげて座り込む生徒もいました。

また、帽子掛けが人に見えたり、充電コードが蛇に見えたりと、その人を”一人称”で体験しました。

認知症は単なる記憶障がいだけではないことを学び、互いに「どんな声掛けをしてほしいか」などその人の立場になって、考えることができました。

  

VR認知症体験会②(3年福祉科)

1年生と同様、オンラインでの体験会を実施しました。

39歳で若年性認知症と診断を受けた方の診断を受けてから前向きに一歩を踏み出されるまでを忠実に再現されたものをVRゴーグルを装着して体験しました。

  

周囲の人間関係の大切さや認知症がある方に何ができるのかを具体的にイメージしながら学びました。

後半は「看取り」について体験しました。

ゴーグルを装着し、介護者の視点に立ち、実際の事例を疑似体験し、適した最善策をグループ討議しました。

 

「自分だったらどうするか」
看取りを経験したことがない介護職は、看取りに対して不安感・恐怖感を抱えていることが多いそうです。

VRで疑似体験し、意見を交わしながら「死に向き合う覚悟」について学びました。