水高diary

カテゴリ:建築科

【建築科】「技術」を一生ものの「武器」に。大工技能検定への挑戦

 建築科では、1年生のうちからプロの技術者への第一歩として「大工技能検定」の取得に取り組んでいます。現在、建築科1年生の教室では、放課後の面談待ちといったわずかな隙間時間さえも、自らのスキルアップのために活用する姿が見られます。

 資格試験には、実技だけでなく専門的な「学科試験」も存在します。最初は聞き慣れない専門用語に戸惑うこともありますが、水俣高校では独自のオリジナル用語集を活用し、効率的に理解を深めています。ただ暗記するのではなく、「教科書で学んだ知識」を「実技の動き」と結びつける。このプロセスこそが、建築科が誇る実践的な教育の強みです。合格への道は決して平坦ではありません。過去問を解くなかで、時には壁にぶつかることもあります。しかし、生徒たちは安易に答えを求めるのではなく、自ら資料を調べ、正解を導き出すことで、確かな「実力」へと変えていきます。

 「資格への挑戦」は、単なる証明書を手に入れるためだけのものではありません。 試行錯誤を繰り返しながら正解を導き出す力、そして日々の積み重ねを形にする力。ここで得られる経験は、将来、建築業界を担うリーダーとしての大きな自信へと繋がります。

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【建築科】【DXP】未来を拓く力を、学校で。小型重機(ショベルカー)免許取得への挑戦!

 水俣高校建築科では、「建てる」技術に加え、最新テクノロジーを駆使した「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の取り組みを加速させています。その一環として、12月25日・26日の2日間、校内にて「小型車両系建設機械特別教育(小型ショベルカー等の運転資格)」の講習を実施しました。

学校が教習所に!水俣高校ならではのメリット

 通常、この資格を取得するためには熊本市内の教習センターまで足を運び、宿泊費や交通費をかけて受講する必要があります。しかし、本校では専門の教習機関(キャタピラー九州)を学校に招致。いつもの慣れ親しんだ学校で、学科から実技までを完結させることができます。この資格を在学中に取得しておくことで、将来「大型重機」の免許に挑戦する際、受講費用や講習期間が大幅に免除・短縮されるという大きなアドバンテージがあり、ICT建機にもすぐに乗りこなすことができるでしょう。また、今回は建築科だけでなく、半導体情報科や電気コースの希望する生徒も共に受講。分野を横断して、次世代の技術者としての基礎を築きます。

 水俣高校建築科は、あなたの「手」で未来を形にする場所です。資格を在学中に手にし、卒業時には即戦力として、あるいは高度な技術を持つ進学者として、自信を持って次のステージへ進むことができます。「学校で重機に乗れる。学校でプロの資格が取れる。」 そんなワクワクする学びが、ここにはあります。

【建築科】建築大工技能検定への挑戦

 水俣高校建築科では、1年生からプロの領域に足を踏み入れる本格的な実習を展開しています。現在、生徒たちが挑んでいるのは、国家資格「建築大工技能検定3級」の取得に向けた実技対策です。単なる「ものづくり」の枠を超えた、建築科ならではの高度でクリエイティブな学びの最前線をご紹介します。

 実習室では、1年生たちが張り詰めた空気の中、真剣な面持ちで木材と対峙しています。現在取り組んでいるのは、木材加工の最重要工程「墨付け(すみつけ)」です。特に難所となるのが、屋根の傾斜を支える「垂木(たるき)」への墨付け。そこには「勾配(角度)」という複雑な計算が関わります。生徒たちはこれまでの製図や実習で培った知識を総動員し、数学的な理論を具現化するように木材へと線を刻んでいきます。

 その手には、墨つぼや墨さしといった伝統的な道具に加え、角度を精密に導き出す「さしがね」や「自由がね」が握られています。先生の解説やプリントを深く読み込み、頭の中で三次元の立体を構築しながら道具を操る姿は、まさに「知性と技術の融合」そのものです。

 この検定の課題は、制限時間内に「柱・梁(はり)・桁(けた)・垂木」を組み上げ、屋根の構造体である「小屋組みモデル」を完成させることです。建築科は、単に建物の知識を蓄えるだけの場所ではありません。自分が引いた一本の線が形を成し、やがて誰かの暮らしを支える強固な構造体へと変わっていく。その確かな手応えを、1年次から肌で感じることができる場所です。「一生モノの技術を手にしたい」「自分の手で未来を形にしたい」という志を持つ皆さん。私たちと一緒に、次世代の建築を切り拓いてみませんか。

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【建築科】ALCパネルの秘密に迫る~建築構造~

 建築科1年生は、建物の骨格を学ぶ「建築構造」の授業で、強度と耐久性に優れた鉄筋コンクリート構造について学んでいます。この授業の中で、今回は特に注目すべき建材であるALCパネル(軽量気泡コンクリートパネル)の学習に焦点を当てました。

驚きと発見に満ちた専門学習

 学習にあたり、一般社団法人ALC協会様より、専門的な冊子「ALCパネル基礎知識」と、実際のALCカットサンプルをご寄贈いただきました。生徒たちは、専門的な冊子を熱心に読み込む中で、学校の教科書だけでは知り得ない、現代建築で使われている様々な材料や高度な技術が存在することを知り、「もっと深く学びたい」という知的好奇心を刺激されたようです。そして、カットサンプルを手に取った瞬間、生徒たちから驚きの声が上がりました。「コンクリートなのに、想像していたよりずっと軽い!」頑丈な建物を支える「コンクリート」というイメージから、重い建材だと予想していた生徒たちは、その「軽さ」と「扱いやすさ」に驚き、ALCパネルがなぜ多くの現代建築で採用されているのか、その理由を肌で感じることができました。これは、耐久性や耐火性といったALCの持つ優れた特性を理解する上で、非常に重要な「気づき」です。

知識を深め、建築への想いを確かなものに

 専門機関からの資料と実物サンプルを活用したこの授業を通して、生徒たちは建築の「今」を知り、視野を大きく広げることができました。建築科では、このように専門的な知識をインプットするだけでなく、実物に触れ、本質を体感することで、未来の建築家としての確かな知見を養っています。

【建築科】先輩が語る「理想の住まい」と進路の実現(STYLUS) ~木造一戸建て新築工事現場~

 12月9日(火)建築1・2年生による水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会レポート、最終回となる第3弾です。最後に訪れたのは、木造一戸建て新築現場。スタイリッシュなデザインと高性能な住宅づくりで知られる「STYLUS(スタイラス) 様」。ここで説明を担当してくれたのは、なんと今年3月に建築コースを卒業したばかりのOBでした。

「2年前、僕もここで働きたいと決めた」 スライドを使って会社や工事の説明をする先輩の姿は、生徒たちにとって一番の刺激になりました。「建築を学び、この見学会を通して進路を決めるきっかけとなった」。そう語る先輩や社員の方は、デザインへのこだわりだけでなく、国の基準を大幅に上回る「超・省エネ性能」や、住む人の人生そのものを設計する「ライフスタイル提案」など、プロとしての視点を熱く語ってくれました。

 教科書を飛び出し、本物に触れる現場では、住宅の「断熱材吹き付け」を実際に体験させていただきました。学校の授業で学ぶ「木材の含水率」や「断熱性能」といった理論が、実際の快適な家づくりにどう直結しているのか。生徒たちは体験を通して、その重要性を身をもって理解することができました。

<中学生の皆さんへ>  「あんな風にかっこよく働きたい」。そう思える先輩が身近にいるのが、水俣高校建築科の魅力です。デザイン、設計、施工。あなたの「好き」や「感性」を活かして、誰かの人生を豊かにする家づくりを一緒に学びましょう。

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