活動の記録

カテゴリ:機械科

【機械科】 いのしか日記 Vol.15 みかん収穫・選果実習へ!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
 11月10日(水)に熊本大学で、熊本県工業高等学校生徒研究発表会がありました。3年間の研究の成果をしっかりと発表し「東海大学基盤工学部長賞」をいただきました。今後もイノシカハンターズの研究を深め、さらに活動を活発にしていきます!
 11月19日(金)は、箱罠を仕掛けさせて頂いている地元観光農園さんで、みかんの収穫と選果の実習を行いました。収穫したみかんはコンテナに入れて軽トラに乗せますが、コンテナいっぱいに詰めたみかんは約20kgにもなります。最初は楽しく作業していたのですが、中々終わらないのでだんだんと口数も少なくなり、作物を得る大変さを、身をもって感じました。農家さんのおかげで私たちは毎日美味しい食材を食べることができています。好き嫌いなく、食べなければならないと思いました。    
 農家さんが愛情を込めて作った食材を鳥獣から守るのが、私たちイノシカハンターズの役目です。来年の1月にある、わな猟の免許試験に向けて、試験勉強と箱罠製作を両立して頑張ります!

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

 今日のひと口(班員の感想)
 「最優秀賞を目標にして練習してきたので、優勝できなかったことは悔しかったですが、本番で自信を持って挑むことができ、多くの人の前で発表してきたことはとてもいい経験になりました。
 収穫選果作業は短い時間でしたが、普段は少人数でされているということなので、少しでも力になれて良かったです。」

【機械科】イノシカハンターズ出動!

こんにちは!イノシカハンターズです!

先日の若っとランドは見ていただけましたか?今回は出動といっても猟ではありません。

熊本県工業高校生徒研究発表会で私たちの活動を発表します。

11月9日に熊本大学でリハーサルに行ってきます。もちろん箱罠も実演します!

本番は11月10日です。私たちの3年間の集大成をしっかり伝えたいと思います。

【機械科】アイディアロボット競技大会出場

11月7日日曜日に熊本工業高校で熊本県アイディアロボット競技大会が開催され、機械科の課題研究班で参加してきました。今年は自律して動くロボットが大きなテーマで、自分たちでプログラミングなどを行い調整を続けてまいりました。

大会では思うようには行かず、決勝トーナメントを逃しましたが、これまで費やしてきた時間は、必ず将来活かせると思います。

みんなと力を合わせてロボットを作るのはとてもやりがいがあり、動いた瞬間は感動です。

小中学生の皆さん、水俣高校機械科でロボット作りをしませんか?

【機械科】水俣市長様表敬訪問に行ってきました

10月29日金曜日に髙岡利治水俣市長様を鶴山幸樹校長先生と水俣高校機械科3年生徒と機械科職員が表敬訪問しました。

8月に行われた水中ロボットコンベンションinJAMSTEC2021ジュニア部門で優勝とベストプレゼンテーション賞の受賞報告とふるさと納税基金による3Dプリンタをご提供いただいたことへのお礼を兼ねたものです。

当日は校長先生、代表の西川君がお礼を述べて、ロボット「水俣の赤い彗星」の実演を行いました。

髙岡市長様からお祝いの言葉をいただきました。「日本一はこれまでの先輩から受け継いだ結果であり、とてもうれしいです。動画よりも思ったよりピンクの機体なのですね。機会があるならば小中学生に向けてプールの中で実演するなど、技術を披露する機会があるといいな、と思います。」という激励でした。これからもいただいた3Dプリンタで様々な作品を製作したのしいものづくりを展開していきたいと思います。お忙しい中、御対応いただきましてありがとうございました。

※今回の製作においては三菱みらい育成財団の助成も活用させていただきました。

 

【機械科】いのしか日記 Vol. 14 待ちに待った猟へ!!

 こんにちは!!イノシカハンターズです!!
10月29日(金)は工業高等学校生徒研究の発表練習と箱罠の製作を行いました。
10月31日(日)は、9月12日(日)に延期した銃猟体験を行いました。銃猟の方法は4種類ありますが、今回は中尾山で「巻き狩り猟」を体験してきました。
 巻き狩り猟は、山に猟犬を放ち、獲物を仲間のいる方向に追い出す役のセコ(勢子)と、獲物を仕留める役のマチ(待ち子)に分かれます。セコが獲物を追い出したら、逃げた方角で待つマチへ連絡を入れ、連絡を受けたマチが獲物を仕留めます。仲間の居場所も把握するため、GPSと無線も使用します。今回は、猟友会の方1人に班員が1人同行し、猟を体験しました。3時間ほど猟を行い、イノシシを1頭仕留めることができました。
 猟のあとは試食会を行い、イノシシとムジナの肉を食べました。また、今回仕留めたイノシシは猟友会の方に捌いていただき、自分で調理して食べました。本当に貴重な体験ができ、今回の経験を今後の活動にも活かしていきます。興味がある方は残りの3つの猟も調べてみてください。

【全班員の感想】
班員1
 初めて猟銃で狩りをしているところを見てとてもかっこいいと思いました。イノシシやシカの生態について詳しく知ることができて貴重な体験ができました。初めてイノシシを食べて豚肉と牛肉を混ぜたような食感がしました。
班員2
 イノシシやシカを待っている間はのんびりした雰囲気でしたが、猟犬の鳴き声や、イノシシやシカの走る音が聞こえると一瞬で緊迫した雰囲気に変わるので、狩猟とはどんなものなのかを学ぶことが出来ました。一緒に回った猟友会の2人のうち、1人の方が1発で仕留められたのでかっこよかったです。その方は少し離れた場所にいたので仕留める瞬間は見ることが出来ませんでしたが、間近で銃声を聞くことができ、とてもいい経験になりました。小学生の時にシシ鍋を食べたことがありましたが、においがきつかった印象がありました。今日改めて食べてみると嫌なにおいも感じず、美味しかったのでびっくりしました。ムジナは人生で初めて食べましたが美味しすぎて驚きました。
班員3
 山を登ったり降りたりするだけでも疲れるのに、50~60㎏あるイノシシを仕留め、ロープを結び、山の急斜面を引っ張って降りていくのがとても大変でした。普段から狩りをしている人の凄さがわかり、とてもいい経験をすることが出来ました。イノシシの肉は嫌な匂いが全然しなかったことに驚きました。
班員4
 イノシシやシカを見ることは出来ませんでしたが、銃声や、イノシシの鳴き声が聞こえてきたので、すごく生々しかったです。 一緒に山を登る猟友会の方は、とても素早く山を登っていて凄かったです シシ肉はとても脂があって美味しかったです。貰った肉もシシ汁と焼肉にして食べました。
班員5
 実際に猟に行って自分のところはイノシシやシカを実際見ることはできなかったけど周りからの銃声や猟犬の鳴き声などを聞いて、その場の雰囲気などを体験することができました。猟師さんとの話もできていい体験になりました。 初めてイノシシを食べ、思っていたよりも美味しく驚きました。
班員6
 初めて山への狩猟に同行して、最初はあまり緊張感がなかったけど、実際に銃声やシカやイノシシの姿を見て、とても緊張感のある中で狩猟が行われているのを感じ、イノシシを1発で仕留めていたことには、さすがだなと感じました。そのあとシシ肉を分けてもらい、初めてシシ肉を食べてみて、すごく美味しいことに驚きました。

“それでは皆さん手を合わせて下さい。ごちそうさまでした!!”

 

【機械科】環境アカデミア・シンポジウムに参加してきました!

 毎年水俣環境アカデミアで実施されているシンポジウムに今年は機械科生徒が参加してきました。今年のテーマは「地域資源を活用した持続可能な地域社会づくり」で、機械科のイノシカハンターズ班(箱罠による害獣駆除)の取組みを発表してきました。

 地球環境戦略研究機関サスティナビリティー総合センタープログラムディレクター・上席研究員の藤野純一氏を講師に迎えた基調講演の後、高岡水俣市長、生協くまもと理事長嶋田氏、お茶の坂口園経営者坂口氏、そして鶴山校長の4名によるパネルディスカッションが続きました。

 本校の発表は、鶴山校長による水俣高校の人材輩出の使命についての挨拶の後、山下教諭の指導による機械科3年生イノシカハンターズ班が、地元農林産業に多大な被害を与えている害獣被害について、機械科の技術の提供と猟友会維持に向けた人材育成アクションプログラムについて発表しました。従来の溶接技術を活用した箱罠の製作に加え、センサーやICTを活用した罠にイノシシやシカが捕獲された際にスマートフォンに連絡されるシステム構築について報告があったのち、捕獲したイノシシやシカの活用についてや高齢化のすすむ地元猟友会の存続について、サステビリティの観点からも提案がなされました。

 発表後は、コーディネーターの熊本県環境センター館長・熊本県立大学名誉教授篠原氏を始め会場から割れんばかりの拍手をとお褒めのお声かけを頂きました。

 水俣高校は、これからも地元にと世界をつなぐ人材育成に取り組んできます。

 それでは、手を合わせてください。「いただきます!」


写真は、シンポジウム・発表の様子と、発表後、市長や聴講された水俣市議員の皆さまに声かけを頂いている様子、山下教諭と地元技術者と意見交換してる様子。

【機械科】 いのしか日記 Vol.13 発表会に向けて!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
10月15日(金)は、水俣環境アカデミアシンポジウムと工業高等学校生徒研究の発表練習をメインで行いました。中間考査最終日から、毎日放課後に集まり練習を行ってきたので、読むスピードや間の取り方などが、とても上達しました。10月21日(木)シンポジウムの本番なので、これまでの練習の成果を発揮し、自分たちの活動をしっかりと伝えられるように頑張ります。応援よろしくお願いします!!
そして、完成した箱罠にイノシカハンターズのロゴを貼りました。
イノシカハンターズの箱罠と青い空、とても映えますね!! 

 “それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「初めての発表ですが、もう緊張しています。緊張を少しでも和らげられるように、これからの練習は本番をイメージして準備を行います!!段取り八分(はちぶ)!!」

 

【機械科】いのしか日記 Vol.12 痛恨のミス!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
めっき処理をしてついに完成!!!と思っていましたが、ウリボー対策を忘れていました・・・。
 イノシカハンターズの箱罠は、マス目の大きさが100mm×100mmです。ウリボーは小さいので、このマス目の大きさだと逃げてしまいます。そこで、マス目の真ん中に鉄筋を追加で溶接し、マス目を小さくします。地面から3マス目までを小さくすれば、ウリボー対策は完璧です。これで本当に完成です!!地域の方々に貸し出す前に気づくことが出来て良かったです!
 9月28日(火)の捕獲時には、鉄で出来た直径13mmの鉄筋トリガーが折れ曲がっていました。イノシシが突っ込んできたら大けがをするので、もしイノシシと遭遇したら、「刺激しない・ゆっくりと距離をとる・逃走経路を絶たない」の3つを守るようにしてください!
 10月8日(金)は、中間考査があるため活動は行いません。10月15日(金)から活動していきます!

 “それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「今回はトリガー製作とウリボー対策で溶接を行いました。溶接をメインに作業をしていましたが、まだうまく溶接できないことがあるので、良い製品を作るためにももっと溶接に慣れていきたいと思いました。」

【完成時のトリガー】 

【イノシシに折り曲げられたトリガー】

【ウリボー対策前】 

【ウリボー対策後】

【機械科】いのしか日記 Vol.11 号外!! ついに・・・。

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
9月28日(火)、6月から地元観光農園さんに設置している箱罠に、親子のイノシシがかかりました。猟友会の方と共に、駆除をしてきました。

全班員感想
班員1
「イノシシが大きく暴れていて怖かったです。 トリガーも曲がっていて修復できないらしいので再利用できるようなものを作りたいと思いました。」
班員2
「イノシシの力がどれだけすごいのかよく知ることが出来ました。命の重みも感じることができ、イノシカハンターズとして活動する上でとても重要な経験をすることができよかったです。捌けるようになってみたいです。」
班員3
「イノシシがとても大きくて怖かった。 イノシシの鳴き声が聞こえてきて、命について考えさせられました。 仕留めたからにはしっかりと処理して、命に感謝していただきたいと思います。」
班員4
「イノシシを仕留めているところを実際に見て、命の重さを感じました。貴重な体験をすることができたので良かったです。」
班員5
「初めてイノシシの止め刺しを見学し、どれだけの力があり、止め刺しの技術の難しさを感じ、命の大切さを感じることができました。この経験を生かしていきたいです。」
班員6
「実際に自分たちが製作している箱罠にイノシシが掛かっているのを見てとても驚きました。イノシシを止め刺ししているところを見て命の大切さを改めて感じました。」

みんな、色々なことを感じてくれました。このイノシシは猟友会の方に解体していただいており、食べる予定です。
 
“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

   

【機械科】いのしか日記 Vol.10 めっき処理完成!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
9月24日(金)、地元企業さんにめっき処理を依頼していた箱罠3台がイノシカハンターズの元に届けられました!!めっき処理された完成品を見て、箱罠製作のモチベーションが上がりました!
その後は、扉とシャッター部分の製作に取り掛かりました。4基目の完成も待っていてください!
10月1日(金)からは、発表練習も並行して活動していきます。これからも応援よろしくお願いします!

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「地元企業さんの協力があったからこそ、丈夫な製品にすることが出来ました。感謝の気持ちを忘れずこれからもイノシカハンターズの活動を頑張ります!」

  

【機械科】いのしか日記 Vol.09 就職試験!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
9月16日(木)から3年生の仲間たちが就職試験へと向かいました!夏休みに入る前から多くの先生方に面接練習や、作文のご指導をして頂き本当に感謝しています。全員が第1希望の企業に内定をもらうことが、お世話になった先生方への恩返しだと思っています。練習の成果を出し切れるように頑張ります!!
9月17日(金)は、今後の作業を効率よくするために作業スペースと工具類の整理整頓を行いました。整理整頓が終わり、残った時間で発表練習と動画撮影をしました。作業もしやすくなったので24日(金)から作業スピードを上げて頑張ります!

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「家族や友人、先生方だけではなく地域の方々も応援してくれています。絶対内定をもらってきます!!」

 

【機械科】いのしか日記 Vol.08 組み立て工程の動画撮影!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
 9月10日(金)は、組み立て行程の動画を撮影しました。毎年、県の工業高校が集まって発表会が行われており、今年の水俣高校は機械科が代表として発表するので、その発表会用の動画です。夏休み中は就職試験に向けて勉強を行っていたため、約1ヶ月ぶりの組み立て作業でした。久しぶりの作業で忘れている部分もありましたが、丁寧に工程を確認し合い、無事に組み立ての撮影を終えることが出来ました。これからは製作と発表の練習を並行して行わなければならないので、より忙しくなりますが、最優秀賞を取れるよう頑張ります!!応援お願いします!!

 “それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「みんなと確認し合いながらだったので、ミスなく組み立てられました。9月16日から就職試験が始まります。第1希望の企業に内定をもらえるよう頑張ります!」

 

【SDGs】 市民講座に参加してみた♪

4日(土)、水俣環境アカデミアにて市民講座「自動車産業から見た地球環境への対応」(講師:UTモビリティサービス モビリティサービス事業部企画推進室室長 江島正明氏)が実施されました。県内の昨今のコロナ感染症拡大を受け、機械科2・3年生の24名が本校視聴覚室にてオンライン受講することになりました。

講義は主にこれまでの自動車産業の変遷と、カーボンニュートラルについての概要及び水素自動車の紹介といった自動車産業界におけるSDGsの取組み、そして水俣市で今後導入されるMaaS(Mobility as a Service「サービスとしての移動」)についてでした。

地球温暖化が深刻化する中、従来の省エネ技術の発展だけでなく新しい動力源を開発しなければならない現況についてなどは生徒たちも真剣に聞き入っており、質疑の時間には活発に質問していたようです。

終了後、CO2削減のない水素自動車「MIRAI」の展示もあり、機械科の生徒らしくエンジンルームの内部など食い入るように眺めていました。

 

 

【機械科】水中ロボコン優勝とベストプレゼンテーション賞受賞

 水俣高校機械科3年生の有志3名が、日本で最大の水中ロボットの祭典である水中ロボットコンベンションin JAMSTEC 2021のジュニア部門に出場しました。コロナ前は20チーム近くの参加がありましたが、今年もコロナ禍で部活動中止が相次いで辞退する学校が多く、全国の高専、高校、中学校から8校の参加でした。

 去年に引き続き動画と質疑応答によるリモートでの大会です。動画の内容は「JAMSTECで大会が開かれる場合に行おうと思っていた戦略」を5分以内にまとめて発表しなさい、というものです。

 水中ロボットの難しさは、以下のとおりです。水は電気を流しますので水の中に回路を入れるとショート(短絡)して燃えます。防ぐためには水が入らないようOリングなどで水密にしなければなりません。空気に比べ水の抵抗が大きいので、速度を上げるためには流線型や球形にするなど形状に気を使います。泳ぐ機体では浮力と重力のバランスをとって浮きもしない沈みもしない「中性浮力」にする必要があります。このバランスが1g単位で取らないと行けないのでかなり大変です。今回の水俣高校の機体は、床面走行なのでタイヤが空転しないように浮力を減らして重力を増やす必要がありました。

 今年は、水中床面走行により昨年比4倍速、缶を一気に6個回収など、箱を廃止して浮力を減らす、スイッチでの操縦など、この大会史上初の機能を持った、勝つためのロボットを設計して製作を進めてきました。 

 コロナ禍で大雨などで思ったように活動できませんでしたが、3次元CADや3Dプリンタを駆使して、なんとか締切り前日に最速の水陸両用ロボットを完成させることができました。

 事前に提出していた動画が無事再生されました。そして5分間の質疑応答では、緊張のあまり顔を青ざめながら、東京大学や東京海洋大学や海洋研究開発機構の水中ロボット研究者の先生方から質問されましたが、なんとか答えることができました。写真は緊張の質疑応答です。終わったあとはほっとした表情が見られました。

緊張の質疑応答の様子

 

 翌日の講評では缶の回収機構や、戦略面の説明と機体の設計思想と実証実験の完成度、それと「赤い機体」が高い評価を得ることが出来ました。

 その後表彰式が行われました。Best Presentation賞は出場チームの選手だけでなく一般の見学者からも投票された結果です。ドキドキしましたが、水俣高校が選ばれて大喜びしました。

 続いて機体を支給されていないチームの中で、選ばれる特別奨励賞は、神奈川県立磯子工業高校でした。

準優勝の発表の時は「今年も準優勝か?」と複雑な気持ちで見守りました。

結果は神奈川県の慶應義塾湘南藤沢高等部でした。

 残るは優勝です。「優勝は・・・」というこの間がドキドキします。

 「水俣高校機械科工作部です!」と発表されました。

 初挑戦から4年目でやっと日本一となることが出来ました。これまで参加した先輩の思いなどを含めて、生徒も卒業生も指導職員も心が震えました。結果は以下にあります。

http://jam21.underwaterrobonet.org/junior/

 これからも、水俣高校機械科はものづくりを楽しむために学習をがんばります。応援して下さった皆様、ありがとうございました。

【機械科】いのしか日記 Vol.07 箱罠をメッキ加工へ!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
 9月1日(水)、一昨年から箱罠のメッキ加工でお世話になっている地元企業さんに、完成した箱罠3台を取りに来て頂きました。メッキ加工をすれば錆びにくくなるので、箱罠を安全に長く使えます!出来上がりが楽しみです!
 現在仕掛けた罠には、まだ何も掛かっていません。捕獲できるように色々と工夫していきます。

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「私たちのために協力してくれる地元企業さんには本当に感謝しています。地域の方々から支えられていることを忘れず、これからもイノシカハンターズの活動を頑張ります。」

【機械科】水中ロボコンに参加します!

水俣高校機械科3年生の有志3名が8/28土曜13時半から行われる水中ロボットコンベンションin JAMSTEC 2021のジュニア部門に出場します。今回も動画と質疑応答によるリモートでの大会です。

ちなみにJAMSTECとは海洋研究開発機構という所で、神奈川県横須賀市にあります。「しんかい6500」などの深海調査船などが有名だと思います。

水俣高校は過去3回出場し、初回は初戦敗退、2回目はベスト4、去年は準優勝となりましたので今年こそ初優勝を狙っております。
  動画の内容は「JAMSTECで大会が開かれる場合に行おうと思っていた戦略」を5分以内にまとめて発表しなさい、というものです。

予定されていた大会の内容は

水深1.2mのプール内にあるゲートを通過し、底にあるカニのオブジェを水中撮影したり、スチール缶やアルミニウム缶(中身は入ってますが浮力で軽くなります)を手元に回収するとそれぞれポイントが得られます。5分間の制限時間内の合計点で競います。

今年は、水中床面走行、缶を一気に6個回収など、コンピュータを廃止してスイッチでの操縦可能など、この大会史上初の機能を持った、勝つためのロボットを設計して製作を進めてきました。
プレゼンテーションでは「戦略設定点(どんな作戦でどんな形状にしたか?)」「力学的検討点(浮力とか重力とか水の抵抗など)」「その他、意気込みなど」で評価されます。

コロナ禍でも、大雨などで思ったように活動できませんでしたが、3次元CADや3Dプリンタを駆使して、なんとか締切り前日に最速の水陸両用ロボットを完成させることができました。

写真は上から試作途中の機体全体、組立検討中の様子、ボール盤による鋼板の穴開けの様子です。

ボール盤による穴開け加工です

※今回、部品代の一部に三菱みらい育成財団の助成金を活用させていただいたおかげで、充実した製作が行えました。

 

表彰は29日曜の15時です。

参加者からの投票もありますので、以下で事前にzoomウエビナー「見学者」登録いただければ幸いです。

https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_6tg4Kh-2Rhu6E2z_-am_gg

投票フォームはhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSex9ZJS64wuPlUKMR_1xcangLdNzNx04USMIAKjlbIUs0orcw/viewform 

です。
動画も各学校が出揃いましたのでご覧下さい。

http://jam21.underwaterrobonet.org/junior/

から見ることができます。

皆さんの応援をよろしくお願いします。

【機械科】いのしか日記 Vol.6 芦北高校さんとの初めての合同実習!!

 こんにちは!!イノシカハンターズです!!
 7月29日(木)に芦北高校さんの鏡山演習林で合同実習を行いました。芦北高校さんは去年から「林業ハンター班」として鳥獣被害対策に取り組まれていたので、今年度から合同で活動することにしました。
 鏡山演習林を視察させて頂き、シカによる木々の食害の深刻さを目の当たりにしました。イノシカハンターズはシカの捕獲実績がなかったので、捕獲実績のある林業ハンター班さんにエサの撒き方や罠の設置方法を教えて頂き、箱罠を設置しました。箱罠には、扉が閉まったことを知らせるセンサーを付けただけではなく、くまもと☆農家ハンターさんが管理しているクラウドシステム「ファームキャプチャー」も使用し、箱罠の管理を行います。「ファームキャプチャー」は、動物が近くを通ると仕掛けてあるカメラで撮影し、その画像をスマートフォンやパソコンで見ることが出来るシステムです。
 今年度から始めた取り組みですが、それぞれの高校の特色を生かし、協力して林業・農業を守って行きたいと思います。1枚目の写真は、演習林のパワースポットの杉の木です。なぜこのような形になったか定かではありませんが、自然の神秘さを感じました!

 “それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「今回の合同実習では、鏡山の鳥獣被害の視察を行い、どのような被害や特徴があるのかを知ることができました。視察後は、箱罠の設置を行い、低コストや軽量化されていて良いなどの意見もいただき、人の役に立てていることを実感しました。これからも頑張っていきたいと思います。」

 

【機械科】いのしか日記 Vol.5 材料・道具到着!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
7月2日(金)は期末考査だったので、活動がありませんでした。その分、勉強を精一杯行い、進路実現に向けて頑張りました!
7月9日(金)は久しぶりの作業となりました。今年度分の箱罠の材料が到着し、これからは量産体制に入ります。
7月16日(金)には、令和3年度公益財団法人水俣・芦北地域振興財団地域振興事業による助成金で購入した、半自動溶接機・発電機・自動遮光面が届いたので、これからはより充実した作業を行うことが出来ます。
多くの方に私たちの活動を知ってもらい、応援して頂けるように今後も活動を頑張ります!

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「今日は新たな道具が沢山届きました!これからもっともっと暑くなってくるので、熱中症対策をして活動していきます!!」

 

【機械科】いのしか日記 Vol.4 2基目完成!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
6月25日(金)は製作を進め、2基目が完成しました。作業にも慣れてきたので、作業スピードを上げて製作に取り組んでいきます。
 7月5日(月)にトレイルカメラを確認したところ、イノシシやシカは映っていませんでしたが、かわりに野良猫やイタチの親子が映っていました。(日付は設定し忘れのため違います。すみません…。)
トレイルカメラの写真は随時載せていきます。

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「どんどん暑くなってきていますが、班員みんなで一生懸命、箱罠の製作を進めています。早く地域に貢献できるよう頑張ります。」

 

 

【機械科】いのしか日記 Vol.3 いよいよ罠設置!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
6月18日(金)は、地元観光農園さんにご協力いただき、私たちが製作した罠を設置させてもらいました。農園の方の話によると「近隣の開発が進んでイノシシの生活環境が変わったこともあるかもしれないが、最近はイノシシが増えてきたと思う。」とおっしゃっていました。
 初めて罠を設置するので少し時間がかかりましたが、上手く設置することができました。廃棄予定の作物と米ぬかを餌にし、しばらく様子を見てみます。トレイルカメラも設置したので、生態調査も併せて行います。
6月21日(月)にトレイルカメラを確認しに行きましたが、今のところ何も映っていませんでした…。引き続き確認していきます!

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「今回初めて現場実習にいき、そこでイノシシ被害の深刻さを目の当たりしました。被害を減らすためにも設置場所や餌のまき方を試行錯誤して、捕獲数を増やしていこうと思いました。」