水高diary

カテゴリ:探究活動

【探究活動】慶應義塾大学とのオンライン交流 水俣SDGsデジタルアート

 11月11日(火)の放課後、水俣SDGsデジタルアート活動としてリモートによる慶應義塾大学生とのオンライン交流を行いました。今年度行ったすごろくで遊びながら水俣のSDGsに触れる「SDGs探検隊in水俣」の活動について、反省点や次年度に向けての改善点、来年度の企画について話し合いを行いました。それぞれ意見交換を行う中で、短時間で様々な意見や高度な内容を発表される大学生の様子を間近に見て、水俣高校の生徒もとても良い刺激になったようです。

 水俣SDGsデジタルアート活動のように水俣高校では高校在学中に様々な大学と交流活動や連携を行っており、生徒たちの知的好奇心や探究心の喚起、進路選択の幅を広げることにもつながっています。今後もたくさんの探究活動をとおして、主体的に自らの学びを深め、生徒一人ひとりの夢・願いを実現できるよう取り組んでいきたいです。

【探究活動】1学年「総合的な探究の時間」語り部講話

1年生の総合的な探究の時間では、水銀学習を行っています。

その一環として水俣病資料館語り部より会長の緒方正実様をお招きし、語り部講話を実施しました。

自身が生まれ育った地域や家族のこと、なぜ語り部として活動しているのかなど写真を交えお話しいただきました。

「水俣病は負の面ばかりが言われるが、水俣病から気づかされたこともある」「自分が経験したことを自分でとどめておくのではなく、他者に伝え循環していく必要がある」「自分に正直に生きることが大切だ」と話されました。水俣病やこれまでに自分で見聞きしたことを、他者がどのように受けとるかに関わらず、伝え残していくことが大切だと気付かされました。その思いを繋いでいきたいと実感しました。



【探究活動】熊本保健科学大学訪問

 9月25日(木)1年生の1・2組と2年生の希望者で熊本保健科学大学に大学訪問をしてきました。

 

  

 

 そこでは、医学検査学科、看護学科、リハビリテーション学科の理学療法学専攻、作業療法学専攻、言語聴覚学専攻、それぞれの模擬授業を体験させていただきました。さらに、水俣高校の卒業生からの話も聞かせていただきました。

 

 人の血液型は4種類ではなく、なんと300種類以上であることを知り、血のサンプルから血液型を調べてみました。

 

 

また様々なストレッチを行い、硬かった体が柔らかくなる体験もすることができました。

 

    

 

 それぞれ40分程度の模擬授業でしたが、すぐ終わったと感じてしまうほど授業は充実していました。

 

 熊本保健科学大学の様々な学科の模擬授業を体験し、先輩方の大学生活の話も聞き、学食も食べることができ、

大学というところが分かったと思います。自分の将来の進路選択に繋げられれば良いかと思います。

【探究活動】日本インスツルメンツ株式会社における水銀測定研修参加

9/5(金)、水銀をテーマに探究活動を実施している3年生2名が、京都市にある日本インスツルメンツ株式会社(NIC)を訪問し、水銀測定研修に参加してきました!

日本インスツルメンツ株式会社(NIC)は、水銀分析の専門として水銀測定装置を開発する会社です。

水俣高校でも1学年の「総合的な探究の時間」では水俣学と題して水銀学習を充実させています。水俣高校の卒業生である下鶴様と国立水俣病総合研究センターの方々とのご縁で、今回の会社訪問が実現しました。

まずは、会社概要の説明を受け、その後、各担当部署を訪問させていただき、インタビュー形式で担当の方からお話を伺うことができました。どの部署の方々もとても温かく歓迎してくださり、生徒たちも緊張がほぐれ、終始和やかな雰囲気で会社見学ができました。

また、その後はちりめんを使って実際に水銀測定・分析を行いました。最先端の水銀測定器を使用して生徒たちも興奮した面持ちでした!貴重な体験ができましたね。

水銀を通じて交流を深め、交流の輪が広がった今回の日本インスツルメンツ株式会社訪問。

日本インスツルメンツ株式会社の皆様方、そして国立水俣病総合研究センターの先生方、本当にありがとうございました!

【探究活動】環境科学会2025年会において、水高生受賞!

 9/4(木)広島県の叡啓大学において実施された「環境科学会2025年会」のポスター発表に水俣高校より2名の生徒が参加してきました。

 2学年の「総合的な探究の時間」において水銀に関するテーマを設定した2名の生徒は、1年間をかけて探究活動を実践し、様々な場所でポスター発表を重ね内容を深化させてきました。

 今回は3年生の神﨑さんが「メチル水銀に対する認識調査及び正しく理解するための手法としての毛髪水銀濃度測定」をテーマとし、「学部生・高専生・高校生等の部」において見事「優秀発表賞」を受賞しました!

水俣高校生の受賞は3年連続となり、これは素晴らしい成果です!水俣高校の探究活動が、さまざまな外部機関との連携の中で実践され、そして成果を収めてきたことの表れですね!

国立水俣病総合研究センターの丸本先生、本当にお世話になりました!

今後も水俣高校の探究活動に大注目ですね!

【探究活動】水銀研究交流会に参加してきました!

 8月29日(金)、京都にある日本インスツルメンツ株式会社(NIC)主催「水銀研究交流会」に、2年生2名が参加しました。2名は、2学年の「総合的な探究の時間」において水銀に関するテーマを設定し、現在探究活動を進めています。そして、その探究活動の内容を今回の水銀研究交流会で発表しました。

 NICは、水銀検出装置の製造・販売をしている会社で、本校の卒業生が働いており、今回縁あって交流会にお声掛けいただきました。本校生の他には、卒業論文等のテーマとして水銀を扱っている大学生や院生が参加しており、水銀がどの程度検出されるかで何が分かり主張できるのか等、より専門的な内容の発表で終始圧倒されました。

 午後には、会社見学を企画してもらい、NICがどのようなことをしているのか、それぞれの部署の方に話を聞いたり実物を見せてもらったり普段ではできない体験をさせてもらいました。NICの皆さまには温かく迎えていただき、充実した時間を過ごすことができました。今回の経験を踏まえ、現在探究している内容をより深め、また、検査機器をつくられている人がいるからこそ今の探究ができ、たくさんの人たちに支えられていることを忘れず、今後の活動に邁進していきます!

 

【探究活動】SDGs未来都市フェスタ

 8月23日土曜日に水俣環境アカデミアで行われた「SDGs未来都市フェスタ」に、ACTⅡで取り組んでいる「水俣SDGsデジタルアート」のメンバーが参加しました。5月から慶応義塾大学と連携して、8月5日には本校に大学の先生と大学生、留学生を招いて取り組んできました。

 今年度は水俣に関する問題を解きながら環境について考えていくすごろくを考案し、地域の方々や小中学生と交流しました。小学生や小さい子への声のかけ方、大人や地域の方々に対する説明の仕方や言葉使いなど、交流を通して多くのことを学んだ1日となりました。当日は本当に多くの方に足を運んでいただきました。ありがとうございました。来年はさらに良いものができるように引き続き活動を続けていきたいと思います。

 

【探究活動】慶應義塾大学・ASEAN留学生との交流(水俣SDGsデジタルアートワークショップ)

 8月5日(火)慶應義塾大学生とASEAN留学生の方々が来校され、本校生徒と「水俣SDGsデジタルアートワークショップ」を行いました。
 まず、日本の高校に初めて来校された留学生の方も多かったため、学校の案内を行いました。高校生が制服を着て学校生活を送っている姿やチャイムの音などが「日本のアニメと同じだ!」と感動されている姿が印象的でした。
 次にお互いの自己紹介を行いました。水高生は普段の英語の授業で学んだことを生かし、ユーモアも交えながらオールイングリッシュで行うことができました。
 今年度のデジタルアートではSDGsと水俣を関連させたすごろくのゲームを考えました。プレイヤーは新水俣駅から出発し、ゴールの親水護岸にたどり着くまでに水俣市内を回りながら、SDGsに関する様々なクイズを解き、環境・社会・経済のバランスを考えた行動を積み重ねることでSDGsポイントを多く獲得したチームが勝利というルール設定なども決めていきました。
 4つのグループに分かれ、水俣市を4つの地域に分け、それぞれの地域に関連するSDGsの問題を考えました。オールイングリッシュの環境に緊張して大学生や留学生とのコミュニケーションに苦戦する生徒もいましたが、活動を進める中で言語の壁を越え、交流を深めることができました。
 作成したすごろくゲームで実際に遊んでみると、とても盛り上がって楽しむことができました。今回のワークショップではオールイングリッシュでの異文化交流など普段の学校生活では体験することのできない貴重な学びへとつなげることができました。参加した生徒たちは満足感がとても大きく、「はじめは、英語で話せるか不安だったが、楽しかったので、ぜひまたやりたい」と口々に感想を話していました。慶應義塾大学の皆様、ASEAN留学生の皆様、ありがとうございました。また水俣高校に遊びに来てください。

 このすごろくゲームは8月23日(土)に水俣環境アカデミアで行われる「SDGs未来都市フェスタ」でも体験できます。当日は、他にも本校建築科が木工製品の制作、電気建築システム科電気コースがロボットカーのプログラミングワークショップを行います。たくさんの活動ができますので、ぜひ夏休みの思い出に遊びに来ていただければ幸いです。

【探究活動】SOJOサイエンスコンテスト2025

7月26日(土)、崇城大学においてサイエンスコンテストが開催され、本校から3年生の小坂さんが参加してきました。

2年次の総探で取り組んだ、「水俣湾及び近隣に生息する魚類における水銀及びセレン濃度調査」がコンペティション部門で採択され、ポスターセッションを行いました。採択された九州各県の9グループがそれぞれポスター発表を行いました。

高校や大学の先生方から鋭い質問がありましたが、自身が取り組んだことや学んできたことをしっかりと回答し、またよりよい研究にするためのアドバイスもいただき、有意義な時間となりました。

9月には環境科学会にも参加します。残り少ない日数ですがブラッシュアップして臨んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【探究活動】2025年度JICA九州高校生国際協力実体験プログラム 最終日

 昨日に引き続き、本日は2025年度JICA九州高校生国際協力実体験プログラムの最終日でした。

 今日は発表報告の準備に始まり、午後からは最大の山場である、国際協力模擬体験の「活動計画発表」でした! 

 各グループは、各学校のメンバーをバラバラにしてある混成メンバーになっており、皆、どのグループも他校の生徒たちと協力しながら活動計画発表の準備をしているのが大変印象的でした。

 そして、活動計画発表では、皆がJICAの研修員になりきって、事前にリサーチした現地の現状理解を前提として、それぞれのグループで考えた国際協力計画を発表しました。とても充実した表情で堂々と発表していました!

そして、閉会式では、みなとても名残惜しそうな表情で、この2日間を振り返っていました。

 この2日間の2025年度JICA九州高校生国際協力実体験プログラムは、他県の高校生との交流、アフリカのJICA研修員の方との交流、そして、実際にJICA研修員になりきって海外協力の計画活動を立案し発表する、という非常に充実した内容でした。水高生4名はたった2日間で大きく成長し、本当にたくましくなりました。

 今回のプログラムで得た学びを、今後学校生活の中でも発表してもらいたいと考えています。また、水俣という地域に向けても発信してもらいたいですね。

 今回、この貴重な学びの機会を与えてくださったJICA九州の赤司様、尾上様をはじめ、関係の方々に深く感謝いたします。ありがとうございました!