鹿農日記

2025年10月の記事一覧

DNAを抽出してみた

ブロッコリーからDNAを抽出する実験を行いました。

A はじめに凍らせておいたブロッコリーの蕾の部分をハサミで切りとり、乳鉢に入れ、手早くペースト状になるまで交代ですり潰す。このすり潰し具合が実験の成否のカギ1重要です。みんなで力を合わせてすり潰しました。

B 冷えた2mol/Lの塩化ナトリウム水溶液に台所用中性洗剤をよく混ぜて抽出液をつくります。その抽出液を乳鉢に注ぎ、乳棒でそっとかき混ぜて5分間静置します。このそっとかき混ぜるのが実験の成否のカギ2重要です。

C 5分後、ビーカーの上に置いた茶こしの中へ乳鉢の中身を注ぎます。抽出液がビーカーの中へこされてしまったら、ビーカーの側面に接触させたガラス棒をつたわせて冷えたエタノールをゆっくり、抽出液と混ざらないように注ぎ入れます。このゆっくりエタノールを注ぎ入れるのが実験の成否のカギ3重要です。

D エタノールを注ぎ入れると同時に、綿のような白色のDNAが浮かび上がってきました花丸。一つひとつのプロセスを丁寧に操作した結果です。手を抜かず、一生懸命に取り組んでくれるのが鹿農生です。

E 浮かび上がったDNAを慎重にすくい取り、ろ紙に移します。そこに酢酸カーミン液を1~2滴たらすと、DNAが濃く染色されました。

どのクラスの実験も、とても上手くできました。最後にまとめをして、楽しい実験終了です。