2015年3月の記事一覧
芦北町産業祭 デコポン祭
本日、芦北町のJAファーマーズマーケットでこぽんで、デコポン祭が行われました。
デコポン祭に芦北高校の販売ブースが設けられ、農業科1年生の生徒達が販売を行いました。
生徒達は、農業科の生徒達が育てた鉢花や製造された加工品などの販売を行いました。
また、林業科からは生しいたけやなんでも掛けなどを販売しました。
会場では、アンパンマンショーなどの様々なイベントが行われ、多くの人でにぎわっていました。
また、生徒達は、販売とは別に、アンケートなども行っていました。
農業科の1年生の皆さん、実習販売大変お疲れ様でした。
また、芦北高校の生産品をお買い上げ頂いたお客様、誠にありがとうございました。
平成26年度学校評価を公開しました。
公開内容は、教育目標、自己評価、関係者評価、
次年度への課題・改善方策についてです。
ご覧の際は
こちらをクリックしてください。
リンク先ページにPDFのリンクがありますので、年度を選択してください。
※ご覧になる為にはAdobeReaderなどのPDF閲覧ソフトが必要です。
2学年 人権・同和教育講演会
今回は、「水俣病から学ぶこと」という題名で、坂本しのぶ 様を講師として招き、講演をして頂きました。
坂本 しのぶ 様の紹介
これが、わたしの人生
作詞:坂本 しのぶ
2年前からかな 去年からかな 水俣病の50年だった
私にとって おそかったと 自分自身で歩んでいくことが
いつも誰かの 言うがまま 一人で歩いて いこうとせんじゃったと
人のせいに するわけじゃないけど でもやっぱりあまえた 自分もわるい
自分の人生は 自分できちんと 考えていきたい そう思うようになった
障害者への差別 やめてほしい 水俣病も同じやな
なのにどうして私ばかり特別扱いするんだろう
友達もいいよったばってん 一緒にみてほしい
ただ水俣病は加害者がおり それを伝える責任があるから
いまこうして 話してる
みんな長く生きて 私を一人ぼっちにせんで
一緒に手をつないで生きたい あなたと一緒に
私も鳥になって いろんなところばみてみたいな
ひとりでアパートに住んで 子供にもどってみんなとはしったり
恋の話もしてみたい
いつも自分から人を好きになりました
でも50歳になって はじめて告白されました
わたしはバカやっで 本気ちおもてうかれて悩んで
本気も冗談もわからん女でした いっぱい好きになって いっぱい好きになって
それでもぜんぜん 実りませんでした
みんな長く生きて 私を一人ぼっちにせんで
一緒に手をつないで 生きたい あなたと一緒に
水俣病にならんば 私の人生は でもこれが私の人生
これからは自分自身で この道を歩いていきます この道を歩いていきます
講演では、あまり時間も無かったため、本校生による質問に答える形で講演が進みました。
最後に、お礼の言葉を2年農業科の新村さんが行い、講演が終了しました。
昨年から引き続き2回目の講演ありがとうございました。
毎回、貴重なお話が聞けて、生徒達も真剣に講演を聞いていました。
本日は、お忙しい中芦北高校に来ていただき誠にありがとうございました。
農場に春よ来い
3月1日に卒業生を見送りましたが、今日は多くの中学生が芦北高校を受験しに来てくれています。朝から寒の戻りで雪がちらつく場面もありました。そんな寒い芦北高校ですが、農場にはもう春が来ています。
上の写真は種まきの様子です。
農業科1年生で昨年末~年明けにかけて春に咲く草花の種をまきました。
草花の種はとても小さいのでピンセットを使います。
種をまくのは、「セル成形トレイ」といわれる小さく仕切られた箱が連結しているトレイです。
芦高で使用しているのは288連結のトレイで、1トレイ種をまくのに、慣れた人でも40分かかります。まさに根気のいる作業です。
それから2週間程度ハウスの中に作った育苗トンネルの中で育苗するとこうなります。
外の気温はマイナスまで下がりますが、トンネルの底には電気で温める温床になっており、5度以下にはならないよう管理していきます。みんなお日様の光を求めて葉を広げています。
葉が展開したら、3号のポリポットに鉢上げします。細くてか弱い苗を傷つけないよう一つずつ丁寧に行います。そしてそのまま春まで大切に育苗します。
そして現在・・・(種まきから約2ヶ月経過)
メランポジウム↓ ペチュニア↓葉には毛がびっしり。寒さに強い。
松葉ボタン↓ この葉に癒されます。 トレニア↓
マリーゴールド↓硬いつぼみを付けています。
みなさんに特に紹介したいのが、下の写真の「ポリアンサ」です。
今年芦高で栽培しているポリアンサは、バラの花のように花びらが重なって咲く八重咲きの品種で、その小さくも華やかな美しさから人気があります。
ハウスに来る生徒たちはみな口を揃えて「先生、これすっごくかわいいですね。」と言ってくれます。プラスチックポットに上げても手のひらサイズなので一層愛くるしい姿です。
葉もフリルが付いているので、まるでドレスをまとった女の子のようです。
寒い中でゆっくりと成長する花たちも、私たちが「可愛い!」と言っているのを理解しているように堂々としています。
まだまだ寒い日が続きますが、もう春はすぐそこです。
先進地視察研修(1年農業科)
まず訪れたのは、宇城市三角町戸馳の有限会社宮川洋蘭さん。
こちらでは胡蝶蘭をはじめデンファレ、カトレア、オンシジュームなどおよそ300品種を栽培され、その中でもエピデンドラムでは育成品種で特許を取得し、全国コンクールでは農林水産大臣賞を受賞された経験もある農業法人です。
見事に仕立てられた洋蘭を前に、蘭にあまり親しみのない生徒たちも圧巻されて、担当の西さんのお話に一生懸命耳を傾け、メモを取っていました。
次に訪れたのは、宮川洋蘭さんから車で10分ほど走ったところにある「食と農の体験塾」です。こちらでは、クッキー、ピザ、パンの石釜焼き体験ができます。塾長の宮田さんに出迎えられ、まずはパン生地をこねます。
「あっという間にピザ、パン、クッキーをつくるけんね!」
との宮田さんのお言葉の通り、40分ほどですべて作ることが出来ました。
お手製の石釜に生地を入れれば、数分で焼き上がり、そのあまりの美味しさに生徒も職員も大興奮!!
最後に有機栽培されているお米をお手製の釜で炊いて、みんなでおにぎりを作りました。
炊きたてのお米はとても美味しくて、パンにピザにクッキーを食べた後でしたが、
女子でも大きなおにぎり2個をぺろりと食べていました!
おなかいっぱいになった後は、塾長の宮田さんから「食べることの大切さ」についてお話を頂き、その中でも「なにがなんでも健康が一番。そのためには美味しくて体にいいものを食べること」というお言葉が、生徒たちにはとても印象的だったようです。
素晴らしいお話を聞かせていただいた宮田さんにお礼を伝え、最後に向かうは、熊本県営畑地地帯総合整備事業大口地区果樹園です。
およそ11haの広大な土地は、スピードスプレーヤ(乗用薬剤散布機)がすべての区画が通れるよう整備がされていたり、高品質なミカンを栽培できるようにかん水(水やり)の量が調整できるようになっていたりと様々な工夫がされていました。
また過去に台風で壊滅的打撃をうけた経験から、全区画に防風ネットと防風林が設置されていました。
すべての研修を終え学校に戻った生徒たちは、みな「勉強になりました!」と口を揃えていました。この研修を通して、また一つ生徒たちの成長が見られた1日となりました。