芦高ブログ
学年別弁論大会
10月16日(金)の2時間目に、学年別弁論大会が実施されました。
先日、クラスの予選を終えた生徒達から、学年の代表を決める大会でした。
本来でしたら、学年別に集合をして、生徒の前で実施するのですが、コロナ感染拡大予防のため、事前にビデオ収録を行ないました。
(事前のビデオ収録の様子)
本番では、各教室で生徒達はそれぞれの教室で事前に録画された発表を聴き、審査を行ないました。
(当日、教室で発表を聴く生徒達の様子)
それぞれの発表に、生徒達がそれぞれに抱く思いを深く感じ取ることのできる弁論が展開されました。
生徒達それぞれに、心に響くものがあったと思います。
さて、それぞれの学年で代表が2名ずつ、合計6名が審査により本選に出場することが決定しました。
11月13日(金)に実施予定の「芦高祭」当日、上記6名によります本選が行なわれます。
今度は、全校生徒の前で、みなさんの想いを届けて下さい。
芦北高校、アニメ化(第11&12話(最終話))
放課後ていぼう日誌も、先日TV放送の最終話が放映されました。
今回も、多くの校舎のシーンが登場していました。
アニメでは夏の風景でしたが、本校の樹木は少しずつ秋の気配を感じさせてくれます。
廊下のシーンも登場していました。右は、西日が少し和らいできた本校の廊下の風景です。
授業が終わって放課後の教室のシーン、カーテンの色も本校と同じですね!
廊下を通るシーンですが、アニメではキレイなあじさいが咲きほこっていますね!
ここはふたりがランチを食べていた中庭のシーンのすぐ裏手になります。
生徒昇降口のシーンでは、遠くに生徒達の自転車小屋が見えています。
外側の外観は、実際よりも豪華に描かれていますね!ありがとうございます
赤いレンガの舗道の先に自転車小屋が見えるシーン、実際よりもきれいに描かれていますね!
さて、この11&12話では、陽渚さんがキス釣りに挑戦するシーンが2話連続で紹介されていましたね。
イソメのえさが苦手な陽渚さんは、イソメのルアーでキス釣りに挑戦。
他の部員が軽快に釣り上げる中、ひとり収穫を上げられず落ち込む陽渚さん。
しかし、そんなことでは諦めず、どうしたら釣れるかネット検索を行ないながら考え続ける陽渚さん。
それでもうまくはいかず、友人との何気ない会話をきっかけに、今目の前に広がる海のキスに向き合い、ついに釣り上げることに成功しました!
4人の個性あふれる「放課後ていぼう日誌」のコミックでストーリーは、これからも続いていきます。そちらでも、芦北町や芦北高校のシーンがさらに見られると良いですね!
さて、そのような目の前の課題を高校生が多様な視点から情報を集めたり、考察したり、みんなで話し合ったりしながら学んでいく科目に、「総合学習(総合的な学習の時間)」というものがあります。本校では専門高校のため、農業科、林業科の3年生ではそれぞれの専攻学科の「課題研究」がそれに充てられています。
本校農業科のほうじ茶を研究したグループがあります。
(農業科ほうじ茶班発表スライドより)
芦北水俣のお茶の生産量を調べ、県内有数の産地であることを知ると、地元の栽培農家を訪ねたり、大学の協力を得て、「緑茶・紅茶・ほうじ茶」の成分分析を行ないました。分析結果からほうじ茶には中性脂肪や血糖値の上昇を抑える働きがある成分が多く含まれているということが分かりました。また、同大学の学長から「ほうじ茶は製造工程で加熱をするため、カテキン類が減少している。苦味や渋味が無く加工品の原料として適しているのでは」という助言をいただきました。
そのため、生徒達は地元のお茶の認知度を上げようと、加工食品の開発に取り組み始めました。
(農業科ほうじ茶班発表スライドより)
早速生徒達はほうじ茶を使ったシフォンケーキ作りに着手。様々に製造方法を変えたり、試食アンケートを繰り返したりしました。また、地元の洋菓子店の方にも製造技術のアドバイスを受け、約1年後に完成しました。
(農業科ほうじ茶班発表スライドより)
「ほうじ茶シフォンケーキ」は様々な販売実習でも好評で、多くの方に楽しんでいただきました。
また、商品開発に協力いただいた地元の洋菓子店で、実際に商品として今現在も販売されています。
(農業科ほうじ茶班発表スライドより:写真は昨年度のものです)
この取り組みは、昨年の熊本県の大会で最優秀賞を受賞。また、多くのメディアでも、「ほうじ茶シフォンケーキ」の取り組みを報道いただきました。こうしたこともあり、生徒達が目標としていた『地元のお茶の認知度を上げる!』ということにつなげることができました。
つづいて、林業科では、以前アマモの植栽についてご紹介しました。
(林業科アマモ班発表スライドより)
生徒達がアマモの植栽をはじめたっきかけは、約18年近く前に地元芦北漁協より「海のゆりかご」としてのアマモ場を復活させてほしいという依頼があったことがきっかけでした。以来、生徒達は大学などの支援を受けて当初の約30倍もの広さまで拡大させることができました。
(林業科アマモ班発表スライドより)
(アマモの移植と生育調査の様子:写真は1月(左)と6月(右)のものです。)
40年ほど前の野坂の浦は、海の生物たちが多く生息していました。しかし、近年防波堤の建設と放置された人工林から河川への土砂の流入によって湾内にヘドロが堆積し、アマモが埋もれてしまいました。ここは、従来のアマモの植栽方法がなかなか通用しません。そこで、彼らは演習林で用いている別の方法を思いつきます。
(林業科アマモ班発表スライドより)
(ロープ式に使用する花枝の採取とロープ式に取り組む様子)
森林でロープを用いた種の散布方法を、海へ応用してみることでした。上記の右図のように、アマモの花枝(種子)をロープに括り付けてアマモの種子散布を促す方法です。この方法により、最初にご紹介したような大規模なアマモの造成に成功しました。
(林業科アマモ班発表スライドより)
(カキ殻撒きに取り組む生徒達の様子:写真は1月のものです)
しかし、この種子散布法では、ヘドロの深い海域では繁殖が難しかったようです。そこで、今度は「カキ殻」を敷き詰めることでヘドロの巻き上がりによる光量不足を補う方法を試みました。現在、生徒達はこのヘドロとアマモの生育との関係を様々に検証しながら、よりよい方法がないか検討を重ね続けています。
(夕陽をバックに、芦北湾内で生育調査を行なう生徒達の姿:写真は昨年度のものです)
最後に、福祉科では介護技術を3年間を通じて継続的に学び、介護についての専門スキルを学校や介護実習を通じて磨いていきます。
生徒達は、それぞれの介護施設に実習で向かう前に、事前に介護技術について学んだり、介護施設の方と事前打ち合わせを行ないます。
介護施設では、初めて行くときはドキドキしながらも、入所者の方々への様々な対応を経験しながら学んでいきます。笑顔で対話をして、信頼関係を築きます。お顔を拝見しながら、ペースを考えて食事の介助を行ないます。その中でも、レクリエーション活動は楽しみの一つで、たくさん楽しんでもらいます。誰かを笑顔にすることが、生徒達にとって最高の報酬になっています。
ここで学んだことは、みんなで振り返りを行ないます。
また、3年生になると、全体でのケース別の課題発表会を行ないます。
でも、これで終わりではありません。3年生の終わりに、生徒達は介護福祉士の国家試験に挑みます。
高校在学中にこの国家資格が取得できる学校は、そう多くはありません。本校生の合格率は、常に全国平均を上回っており、平成30年度は100%の合格者を出しました。
前回のブログで、「カササギ」と紹介した鳥の名前は、「アオサギ」の誤りでした。
お詫びと訂正をさせていただきます。
アオサギさんは、時々本校のプールにも遊びにやってきていますよ。
さて、「放課後ていぼう日誌」のTV放映は終了しましたが、これを通じて芦北町の様々な魅力も再発見することができました。芦北高校はドラマティックなスクールライフにあふれています。今後、多くのみなさんに芦北高校の様々な魅力を発見していただけたら幸いです。
(上記のアニメ放送の写真は、秋田書店様の許可を得て掲載させていただいております。)
芦北町復旧・復興ボランティア(第1回・第2回)を実施しました
7月に発生した熊本県豪雨災害から3ヶ月が過ぎましたが、復旧作業に苦慮されているところも多くあります。芦北高校も多くの方々の支援を受けて学校再開ができました。芦北町の復旧・復興に少しでもお役に立てたらと思い、生徒会・ボランティア部・アマモ研究班を中心にボランティアを計画しました。まずは、多くの立木や災害ゴミ等が流れ込んでいる芦北海岸の清掃活動に取り組みました。
<第1回目> 10月10日(土) 御立岬海浜公園
海岸清掃
流木撤去
ゴミ拾い
この日だけで流木は、2tトラック7台分、ゴミ類は4台分を収集しました。御立岬海浜公園館長の木倉さんからは、災害後から大潮の度に海岸には多くの流木やゴミが流れ着く話をお聞きしました。芦北の宝である海を守るためにも今後も私たちにできることを取り組みたいと思います。
<第2回目>10月17日(土)芦北漁協付近・芦北湾(野坂の浦)
午前中に予定していた鶴ヶ浜海浜公園の清掃活動ボランティアは雨のため後日に延期となりましたが、午後から天気が回復したため、芦北漁協周辺及び海底ゴミ・流木の撤去作業をアマモ研究班とボランティアの生徒合計16人で行いました。
海に漂流する災害ゴミの清掃
芦北漁協より船2隻を準備いただき、船上からと潮が引いた干拓で流木撤去作業を行いました。
芦北高校では、18年前から芦北湾のアマモ場保全活動に取り組んでいます。活動当初、0.25haであったアマモ場は、長年の活動により7.5haまでに拡大していました。しかし、今回の豪雨災害によりアマモ場は壊滅的な被害を受けています。現在、アマモ研究班の調査では、約5haのアマモ場が土砂に埋もれ、消失している状況がわかってきました。
豊かなアマモ場、豊かな漁場、豊かな海を守るためにも本日の作業は重要なことです。
最後に、全員で「芦北の海を守るぞ!」とアマモ場の復活に向けてのかけ声をかけて写真撮影しました。
避難訓練
生徒には予告なしで避難訓練が行われました。
火災発生場所は、加工実習棟です。
非常ベルと誘導放送に従って速やかに避難します。
全員無事が確認されました。
かかった時間は・・・・・・・・
4分13秒
教頭先生より講評をいただきます。
経験が訓練には必要である。その経験値をあげることが重要である。
その中でも「自助」
みんな助け合いということも大切だけれども最終的には自分の命は自分で守る!これに尽きる。そのためには、このような訓練を通して瞬時に判断できる力、行動できる力を身につけてほしい。
というお話をいただきました。
災害はいつ起こるか分からない。訓練とはいえ次は3分台目指して頑張りましょう!
次に、実際に消火器を使って消火訓練です。
立尾電設様より消火器取扱説明を受けます。
1,ピンを外す
2,ホースを外す
3,レバーを下げる
消火器の消火剤は3メートルから5メートル。しかも、わずか15秒しか出ない。
これをよく理解して生徒による操作実演
今回は、消火剤が出る消火器を使うため、実際の炎を消すようです。
ピンを外す
ホースを外す
レバーを下げて炎近づいて消火
慌てず確実に消火できました。
最近、朝晩の気温が下がり過ごしやすくなってきました。
空気も乾燥しています。
皆さん火の取扱いには十分注意しましょう。
熊本県新人大会男子個人組手優勝!(空手道部)
10月10日・11日にかけて熊本県高等学校空手道新人大会が行われましたこの大会は全国選抜大会出場のために実施される九州大会出場をかけた大きな大会です。また、本校はこの大会4連覇(男子団体組手)しており、5連覇のかかった大事な大会でもあります
男子団体組手5連覇をかけて選手たちは一生懸命戦いましたが、3位という結果になってしましました。九州大会の出場権は確保したのですが、連覇が途切れたことに悔しさを感じる生徒もいました
男子個人組手では林業科2年弓削くんが優勝しました昨年度の大会では優勝することができませんでしたので、うれしい優勝となりました
11月に行われる九州大会で上位入賞すれば全国選抜大会に出場できます。全国制覇を目指して頑張ってほしいです
芦北高校、アニメ化(第9&10話)
放課後ていぼう日誌、第9話では、芦北高校の校舎のシーンが数多く登場していました。
体育館前のシーンでは、本校の建物やメタセコイヤの木もそのままに、といった雰囲気でした。
梅雨の時期のイメージでしょうか、あじさいでキレイに彩られていました。
体育館前では、多くのスロープが登場していますが、本校には数多くのスロープがあります。
本校の福祉科では、車椅子を使った実習授業であり、多くの生徒達が福祉施設での体験実習前に車椅子での介助についてしっかり学びます。
(「介護チャレンジ教室」で車椅子での介助を学ぶ生徒達:写真は昨年度のものです)
高齢者の方の気持ちを体感するために、特殊なプロテクターをつけて身体の動きに制限を加えたり、視界を狭めるゴーグルをつけて、階段の上り下りを体験したり、介助したりします。
また、介護用ベッドを用いて、食事の介助について体験的に学びます。介助する側とされる側の両方を体験することで、思いやりを大切にした介護のあり方について、生徒達は日々学んでいます。
つづいて、プールのシーンでは、本校らしい光景がそのままに浮かび上がっていました。
(上がアニメで登場したシーン、下が本校の現在のプールの様子。)
ていぼう部が釣りの際に海に落ちたときのための救急訓練のシーンでしたね。
本校福祉科では、毎年日赤の方に来ていただいて救急訓練の講習を受けたり、障がい者スポーツとして認知度が高まっている車椅子バスケットを体験したりしています。
(日赤の方に講師に来ていただいて、救急訓練について学ぶ生徒達)
(車椅子バスケットに楽しんで取り組む生徒達:写真は昨年度のものです。)
9話では、「カササギ」さんが釣り糸に足を絡めているのを、部員みんなで取ろうとしたシーンがとても印象深く残りました。
その試みは、本校林業科の生徒達が、「森・川・海」のつながりを大切にしながら、そこに生息する様々な動植物、昆虫、微生物などを育む取り組みと似ているような気がします。
林業科では、森林に親しみ森林の役割を知ってもらおうと、毎年近隣の小学校や支援学校、一般の方々に向けて「森林教室」を開催しています。鏡山の本校演習林に10年ほどかけて整備された約1.4キロに及ぶ自然遊歩道、別名「いやしロード」で、五感で森を感じてもらいます。
(鏡山にある演習林での「森林教室」の様子)
(一般の方々に森林の役割についてイラストを用いて説明する林業科の生徒達:写真は昨年度のものです。)
第10話では、「のべ竿」を使った「ウキ釣り」に挑戦するシーンが登場していましたが、この日も釣った魚は食べる、とアジゴをていねいに調理しておいしくいただくシーンがいつものように登場していましたね。
本校農業科では、食品製造の授業があり、先日もHPのブログで「カスタード・プディング」や「パウンドケーキ」がレシピ付きで公開されていましたね。
本校には、今年で68年目の歴史を持つ芦北高校伝統のマーマレードジャムがあります。
あらかじめ蒸した『甘夏』を果肉と皮に分け、
皮は細切りにしたうえで、釜で煮詰めます。
特殊な機械をつかって濾したあとで、糖度を測りながら砂糖を加えて煮詰め、
瓶詰めをし、殺菌して、ラベルを貼って出来上がりです!(写真は昨年度のものです)
(文面の都合上、かなりの行程を省略して紹介しています。)
(上記のアニメ放送の写真は、秋田書店様の許可を得て掲載させていただいております。)
「放課後ていぼう日誌」は、先週でテレビ放送を終了してしましたが、芦北町や本校にはアニメを通じて紹介された以上の魅力がたくさんあります。是非みなさんも、「放課後ていぼう日誌」で感じられた鮮やかな光景を直接瞳に映してみてください。
あたたかいご支援をいただきました!
東京の田町観光協会様(成田範之さん)から、野坂屋旅館様をつうじて芦北高校(生徒・教職員)に向けてマスクを280個寄贈していただきました。
(かわいらしい猫をあしらったデザインに「がんばろう あしきた」とデザインロゴがありました!)
(早速マスクをつけて、笑顔のまなざしをおくる生徒会メンバー!)
大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
つづいて、兵庫県の2つの学校から雑巾と温かいメッセージの寄せ書きを贈っていただきました。
神戸常盤女子高等学校さんから、雑巾と、くまもんと鳥さんのやさしいハグのイラストと、カラフルの色紙の一つ一つに心のこもったメッセージを寄せていただきました。たくさんの励ましをいただき、大変ありがとうございました。
西宮今津高等学校ING部さんから、雑巾と、学校のキャラクター「しーがるくん」のイラストと部員の方々から温かいメッセージをいただきました。ING部とは?と思い学校HPを確認させていただくと、Imazu Normarization Groupの略で、ボランティアをされている部活動のみなさんということが分かりました。優しい気持ちを、どうもありがとうございました。
ここには全てを書ききれませんが、ほかにも多くのみなさまから多くの支援をいただいております。みなさまの温かいご支援により、生徒達は日々かつての日常を少しずつ取り戻しながら、毎日の学校生活を元気に過ごしております。心より感謝申し上げます。
生徒総会・生徒会役員選挙
令和2年度の生徒総会・生徒会役員選挙が行われました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、校内放送やスライド
を活用しました。生徒会役員を中心に、スムーズに会を進めることができました。
生徒たちは真剣な眼差しで、各教室で放送や動画等を視聴しました
その後、各学年で会場を分け、生徒会役員選挙の投票を行いました。
各自が責任を持って投票用紙に記入し、投票箱に投入しました。
農林水産大臣より激励状をいただきました!
農林水産大臣の「今年農業クラブ全国大会が中止になったため、今まで農業クラブ活動を頑張ってきた農業高校生たちを励ましたい」という思いから、本校に農林水産大臣から激励状が届きました
農林水産省九州農政局の職員より、本校生徒を代表して林業科3年の農山くん(本校農業クラブ会長)が農林水産大臣の激励状を受け取りました
今年は新型コロナウイルスの影響で様々な大会が中止や代替になりました高校3年生には来年がありません。悔しい思い、残念な思いがあると思いますが仕方ありません。しかし、学校での頑張ったことはきっと活かされる時が来ると思います様々な人たちが皆さんを応援しています!頑張ろう芦北高校生!
芦北高校体験入学!
9月13日(日)、青空の広がる晴天と暑さの和らいだ涼しさに恵まれて、芦北高校体験入学を行ないました。中学生のみなさんや保護者の方々、引率の先生方など、大勢の方にご参加いただきました。
今回は新型コロナ感染拡大予防のため、会場は「生徒会」「農業科」「林業科」「福祉科」の4つのセクションに分かれ、校内放送で開会行事の校長挨拶や諸連絡が行なわれました。
そのうえで、4つのセクションをめぐる体験型の説明会が行なわれました。
「生徒会」のセクションでは、学校紹介、部活動紹介、各学科紹介などがスライドや動画などを用いて行なわれました。
「農業科」のセクションでは、「生産・加工・販売」といった学科概要のスライドでの紹介や、果物やジャムの糖度測定を行ないました。舌で味わう感覚と、甘さを数値で測定する体験に、中学生のみなさん興味深そうでした。
「林業科」のセクションでは、葉っぱから木を当てるクイズは保護者の方も巻き込んで楽しく行なわれました。また、林業科で学ぶ自然環境の役割についても説明がありました。木工体験では、ストラップ作りを本校生のアドバイスを元に、中学生のみなさん楽しそうに取り組んでいました。
「福祉科」のセクションでは、福祉体験を行ないました。「車椅子体験」では、本校生による操作方法の案内のあとで、実際に車椅子に乗ってみたり押してみたりしてもらいました。「杖の体験」では、実際に重心のバランスをとりながら階段を上り下りしてもらいました。初めて体験することで少し緊張したり怖かったりしたかもしれませんが、先輩方のアドバイスに、みなさん笑顔で体験できていてよかったです。
本日参加いただいた中学生のみなさん、保護者のみなさん、そして引率の先生方お疲れ様でした。また、本日参加できなかったみなさんにも、芦北高校スクールガイド2020をご覧いただき、芦北高校の魅力をさらに知っていただければ嬉しいです!
豪雨災害を乗り越え、最後の夏へ~高校総体代替大会・野球独自大会~
7月の豪雨災害では、多方面からたくさんの温かいご支援ご協力をいただき感謝申し上げます。
大きな被害を受けた本校ですが、生徒たちにとって今なお、前を向く理由があります。
それは「追いかけた夢」の実現です
7月後半~8月前半にかけて高校総体代替大会、野球の独自大会が開催されました。
コロナ、7月豪雨により、厳しい環境と練習時間も削られた中での大会となりましたが、生徒たちが最後まで諦めずに戦った結果をご紹介したいと思います!
【剣道部】
男子個人戦
2回戦 3F塩根 メメ - 稲葉(慶誠) 2本勝ち
3回戦 3F塩根 ー 宮本(熊本西) 1-2判定敗退
3年生らしい、堂々たる戦いぶりでした!
熊本日日新聞にも取り上げていただきました
【男子バスケットボール部】
芦北 42 - 64 文徳
惜しくも敗れましたが、3年生を中心に粘り強く戦いました!
【弓道部】
男子・女子共に予選敗退となりましたが、すべて出し切りました。悔いはありません
【サッカー部】
代替大会城南ブロック
芦北 1-3 八代清流(2年福祉科石田1得点)
芦北 0-5 矢部
結果は敗退となりましたが、選手・マネージャーは最後まで頑張りました
さらに一丸となって10月の選手権大会に挑みます
【女子バレー部】
芦北 0-2 国府(10ー25)( 5-25)
新体制で試合が出来たことを誇りに思います
次は農高大会、春高予選に向けて頑張ります!
【女子バドミントン部】
3W笹尾 シングルス1回戦敗退
3年生1名でよく頑張り、ここまで部員を引っ張ってくれました
後輩たちの目にはしっかりその姿が焼き付いています!
【野球部】
芦北 0-8 八代東
”常笑軍団”の名の通り、最後まで野球を楽しんで、自分たちのプレーを貫きました。
これからも、しっかり前を向いて進んでいきます!!
応援ありがとうございました!
以上、今夏の高校総体代替大会・夏の独自大会の記録でした
今後とも芦北高校の応援よろしくお願いいたします
芦北高校、アニメ化(第7&8話)
ていぼう日誌第8話では、久しぶりに校舎のシーンが登場しました。
洪水被害の様子もすっかり無くなったかのように思える正門付近ですが、正門を入ってすぐ左手にツツジの木が植えられています。この地面に泥が固まっており、昨日の夕方は農業科の生徒達がその除去に奮闘していました。見えないところにも、まだ被災の後がありました。
(ツツジの木の根元に固まった泥を除去する生徒)
(1階廊下から正面玄関を窓から見える風景)
先輩達と会話する光景では1階の廊下が登場しています。現在1階の廊下の床には修復工事に向けてと思われるテープが貼られ、改修の時期を待っているところです。
保健室のシーンが登場していますが、残念ながら被災しており、現在2階の生徒指導室を保健室に模様替えして使用されています。
さて、第7話では、「穴釣り」ということで、ていぼう沿いにがらかぶ釣りをしているシーンが登場しています。先日のブログでも書きましたが、ていぼう沿いでは、林業科の生徒達がアマモの繁殖を行なっています。
(かごしま水族館内で撮影したアマモの水槽の様子:海中のイメージ)
アマモは、多くの海の生き物を育むのに役立ちます。生徒達はアマモ場における海洋生物の生物調査を行ない、様々な生き物たちの生息地として定着していることを示す発表を様々なところで行なっています。
(林業科アマモ班発表スライドより)
こちらは、生徒達がアマモ場で実際に生息を確認した生物たちです。
現在約7.2ヘクタールと当初の約30倍もの広がりを見せる野坂の浦にあるアマモ場は、多くの海洋動植物を育む大切な生息地となっています。世界的にもこのアマモ場が減少傾向にあり、アマモの植栽による環境保全活動は、多くの方々に関心を寄せていただいております。
(今回の豪雨災害でアマモ場も被害を受けており、状況については現在確認中です。)
ふたたび8話に話題を戻り、ここではテナガエビの釣りを川で楽しむシーンが登場します。
本校のすぐ隣を流れる乙千屋川周辺は、南九州西回り自動車道路が開通する以前はホタルがたくさん乱舞する生息地でした。しかし工事後、乙千屋川は以前の姿から変貌を遂げ、以前のようにホタルが乱舞する姿が見られなくなりました。
そこで、本校林業科の生徒達が地域の方々と連携して、かつての乙千屋川の姿を取り戻そうと、様々な植栽を行ないました。
(林業科ホタルプロジェクト班発表スライドより)
まず、多様な生物の繁殖地としての川床づくりとして「ネコヤナギ」や「クレソン」の植栽を行ないました。こうした取り組みのおかげで、生徒達による乙千屋川の生物調査では、多様な生物の生息が確認されました。
(林業科ホタルプロジェクト班発表スライドより)
よく見ると、このスライドの左下に「テナガエビ」がいるのが分かりますか?
また、地域連携ということで、毎年初夏にホタルの観測会を開いておりました。ホタルの幻影的な光を楽しみに、多くのみなさんが参加して下さいました。また、この様子は地元の新聞社などでも報じていただきました。
(林業科ホタルプロジェクト班発表スライドより)
こうした取り組みを、昨年「高校生水の国フォーラム」でも発表を行ない、多くの方々に関心を寄せていただきました。
豊かな森を育めば、豊かな川、豊かな海をつくることにつながります。そのうえで、豊かな森を作ることの大切さを、本校林業科の生徒達は日々学んでいます。
(ホタルまつり開催を前に、元気にポーズをとる生徒達:写真は昨年度のものです)
残念ながら、今回の豪雨災害でせっかく育んだ川床が流れてしまったとのことですが、また復活させるべく「ネコヤナギ」の植栽などに取り組まれるとのことです。
アニメ「放課後ていぼう日誌」は、下記の時間帯に放送されています。
BS11 毎週水曜深夜24:00~
RKK 毎週金曜深夜25:55~
上記の写真は、秋田書店様の許可を得て掲載させていただいております。
部員のキャラクターが面白いハーモニーを見せてくれていますが、「釣ったら食べる」をモットーにした活動が見ていてほほえましいですね
高校生のみなさんから支援をいただきました!
この夏休みの間にも、様々な方々から多くの支援をいただきました。
今回は、その中から2つの学校から送っていただきました支援物資についてご紹介します。
静岡県にある浜松学芸中学校・高等学校のみなさんから、段ボール2箱分もの様々な文具を贈っていただきました。いろんな生徒さんが、それぞれ手元から持ち寄っていただいたようで、かわいらしいキャラクターのついた文具もあり、本校生徒も大変喜んでいました。生徒の自宅が被災したところもあり、大変助かりました。みなさんの温かいお心遣い、ありがとうございました。
つづいて、愛知県の豊明高校のイラストレーション部のみなさんが、とても愛嬌のあるポップなイラストとともに応援メッセージを寄せていただきました。また、「アマビエ」をあしらったかわいらしいキーホルダーには、『がんばろう熊本』とメッセージが寄せられていました。ネットで調べてみると、このキーホルダーの作成には多くの方の寄付が寄せられていることを知りました。このような支援をみなさまからいただき、大変嬉しく思います。
(みなさんの温かい声援に笑顔で感謝を表す生徒会メンバー)
ここでは、これまでにいただいたみなさまの温かいご支援を全てはご紹介できませんが、こうしたさまざまな声援やボランティアの方々のご協力のおかげで、生徒のひとりは、「『早く学校を元の姿に戻すぞ!』、という思いがよりいっそう強まり、精神面で大きな支えにすることができました。」と感想を述べてくれました。
先日から新学期もスタートし、エアコンも何とか間に合って復旧していただきました。まだ施設設備など復旧が必要な箇所は多々ありますが、生徒達の心にはみなさんの温かい気持ちが伝わり、声援を頑張りにかえて、明るく前向きな気持ちで学校生活に臨む姿が見受けられます。みなさまのご支援、どうもありがとうございました。
2学期始業式
新型コロナの影響で少し短かった夏休みが終わり、今日から2学期がスタートしました。
新型コロナウイルス感染予防と豪雨被害により、全校生徒教室での放送での始業式となりました。
校長訓話では、多くの義援金や支援物資寄せられたこと、中でも宮城県と岩手県の高校からの義援金と手紙が紹介されました。(東日本大震災で被災し、受けた支援の感謝の気持ちがあり、今回募金活動を行ったとのことでした。手紙は1階生徒昇降口に掲示してあります。)
そして、『初心にかえる』というお話でした。
新型コロナウイルスと豪雨災害のなかにあって、普段通りの活動ができない状況だからこそ初心にかえる必要がある。
次に、『地域の信頼と期待に応える。』同じ災害を受けた芦北町に何か力になるようなことをしていきたい。
ということでした。
今回も校歌斉唱は、演奏を聴きました。
写真もソーシャルディスタンス
最後に宮城県の加美農業高等学校の生徒さんからの手紙を紹介します。
熊本県立芦北高等学校の皆さま
私たちは、宮城県加美農業高等学校の農業クラブ・家庭クラブです。貴校が大雨の影響で被災したと伺い、私たちにできることを考えました。片付け作業などで使えると思い、応援のメッセージを載せた軍手を贈ることにしました。応援のメッセージは、本校生徒みんなで書きました。ぜひ何かの機会で使っていただけたら嬉しいです。
1日でも早く復興することを願っています。
宮城県加美農業高等学校クラブ・家庭クラブ
その軍手がこちら
嬉しかったのでハート型にしてみました
その気持ちがありがたいですね
2学期も頑張りましょう。
芦北高校、アニメ化(第5&6話)
毎回オープニングでは、浜辺やていぼうで釣りを行なうシーンが登場しています。
「漁師さんが山に木を植える」という話を聞いたことがある方もおられるかもしれません。
豊かな森は、川を通じて豊富な栄養分やミネラル分などを海へ運び、そのおかげで海が豊かになり、魚が良く捕れるというお話しです。
本校林業科の生徒達は、演習林を通じて、『森・川・海』のつながりの大切さについて学んでいます。
今回の第5話では、潮干狩りをするシーンが登場していますね
ところで、海をきれいにする役割として、干潟と藻場があります。
林業科の生徒達は、この中の藻場の育成にも力を入れています。
〔 真冬の海の深夜2時頃、アマモの移植を行なう生徒達:アマモの根は冬に成長します 〕
地元の漁協や大学と連携して、藻場のアマモを繁殖させる取り組みを平成14年から行なっており、
当初は0.25ヘクタールだったアマモ場が、現在では7.2ヘクタールと約30倍にまで広がっています。
この豊穣の海を取り戻すアマモ再生プロジェクトは、生徒達の様々な発表を通じて、多くの方々に環境問題に関する大きな関心を寄せていただいています。
つづいて第6話では、地元の釣具屋さんに釣り道具やえさの購入に向かうシーンが登場しています。
本校生徒も、昨年の夏休みはこのモデルとされる事業所で、インターンシップでお世話になっております。
釣り好きの生徒が自ら希望して職場体験活動をさせていただきました。
様子を伺いに訪ねたこの日は、『えさ作り』に取り組んでいました。
このほかにも、近隣の市町村の事業所で多くの貴重な体験をさせていただきました。
〔上記のインターンシップの写真は、昨年の夏休みのものです。〕
さて、第5&6話では、とても個性的な顧問の先生が登場していますね。
これからどんな展開になっていくのか、さらに楽しみになってきましたね
芦北高校、アニメ化(第4話)
芦北町や芦北高校が登場しているアニメ「放課後ていぼう日誌」、今回は第4話をご紹介します。
佐敷駅で待ち合わせの風景ですが、生徒達が普段は肥薩おれんじ鉄道での通学で毎日利用しています。
よく見ると「三敷駅」と作品中では脚色されていますが、実際の光景は右図のようになります。
先輩達が待ち合わせに到着する様子です。現在、肥薩おれんじ鉄道は、豪雨災害のため運休区間が出ており、現在代替バスが運行しています。生徒達は、夏休み中も、課外や部活動、実習当番などで学校に通ってきています。
〔 肥薩おれんじ鉄道(左)のアニメ版とおれんじ食堂の列車(右)の写真〕
肥薩おれんじ鉄道は、生徒達が通学する大切な公共交通機関です。また、本校農業科の生徒達が、食品開発を行ない、昨年度は「おれんじ食堂」さんと地元のレストランさんと特別コラボを実施しました。
地元のイタリアンシェフが、芦北高校開発のキーマカレーをアレンジしました。
牧場を経営するオーナーが、ポークカツレツを提供されました。
生徒達は、それぞれに合う特性ジュレ・ソースやデザートを添えました。
一緒に車内に乗り込んで車内アナウンスをしたり、お客様のオーダーをとったり、配膳をしたりしました。
生徒達にとっても、思い出深く美しい海岸列車の旅に貢献することができました。
〔このトピックの写真は、昨年度のものです〕
ところで、鉄道を利用して買い物にいくシーンですが、移動中のおやつに「不知火(しらぬい)」が登場しています。これも、本校農業科の生徒達が、ビニールハウスで栽培実習を行なっています。残念ながら、今回の豪雨災害で多くのビニールハウスが被災してしまいました。
「でこぽん」という名前を良く聞かれるのではないでしょうか?芦北高校産の果実は、「あしぽん」と農業科の先生からお聞きしましたが、いずれも品種名は「不知火(しらぬい)」だそうです。
夏場に、ハウス内で枝吊りや玉吊りを行なって、大事に果実を育てます。
2月上旬に収穫期を迎え、収穫を行なうための『鋏(はさみ)入れ式』を行ないます。
一つ一つていねいに果実を傷つけないように収穫していきます。
しばらくの間、冷暗所や冷蔵庫などに貯蔵され、熟成させて糖度が増してから、日本全国に出荷されていきます。
〔 立派に実った「不知火(しらぬい)」。上記の収穫の写真は、昨年度のものです。 〕
さて、列車が海浦駅(うみのうらえき)を通過するシーンがあります。
〔 写真は、2年ほど前の夕刻に撮影したものです。〕
〔 佐敷駅に張られた列車運休と被災の状況の案内 〕
多くのみなさんが乗車を待ち望んでいる「肥薩おれんじ鉄道」、暑さの厳しい中で復旧に向けて現在多大な努力をされていることと思います。大変お疲れさまです。運転再開の日を心待ちにしております。
また、この『放課後ていぼう日誌』の作者であられる小坂先生が被災されたと聞きました。
心よりお見舞い申し上げます。復旧後は、是非また芦北高校をお訪ねいただき、作品へのインスピレーションを高めていただければと思います。
アニメ「放課後ていぼう日誌」は、下記の時間帯に放送されています。
BS11 毎週水曜深夜24:00~
RKK 毎週金曜深夜25:55~
上記の写真は、秋田書店様の許可を得て掲載させていただいております。
新型コロナウイルス感染予防の観点から、しばらくは聖地巡礼などはお控えいただくようお願いします。
これからのストーリーがどうなるのか、また楽しみですね
1学期終業式!
新型コロナウイルス感染予防や豪雨災害による休校、復旧作業への取り組みなど、芦北高校にとってこれまでにない苦難に直面した1学期でしたが、本日やっと終業式を迎えることができました。
本日の終業式は、全校生徒教室で着座して、校内放送での実施となりました。
校長訓話では、学校長が豪雨災害に触れられ、芦北高校が大きな困難に直面し、災害当初から多くの方々から温かい手を差し伸べていただきながら何とか学校再開に漕ぎ着けることができたことや、生徒全員が復旧作業に汗を流して取り組んだり、クーラーの効かない暑い教室で授業をきちんと受けていることに感謝を述べられました。
また、「艱難辛苦、汝を玉にす(多くの困難や辛いことを乗り越えて、人は磨かれ成長していく)」の意味と関連する秋月菜央さんの詩『磨かれれば光る』を紹介され、「今回のこの経験は、私たちをきっと一回り成長させてくれると思います。」と語りかけられました。
校歌斉唱は、全員で校歌をCDで聴きました。
各部連絡では、教務部、進路指導部、生徒指導部の各主任からお話しされました。
生徒指導部からは『生徒指導便り』を配られ、夏休みの過ごし方について、新型コロナ感染予防を含む諸注意を話されました。
今回、被災の当初から、多くの方々に学校にボランティアに来ていただきました。飲料水やタオルなどの救援物資等や、心のこもった寄せ書きなどをお寄せいただきました。全てをここでご紹介することは難しいですが、皆様から芦北高校へ寄せていただいた思いに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
〔寄せ書きに笑顔で感謝を表す本校生徒会のメンバー〕
〔甲佐高校(熊本県)と気仙沼向洋高校(宮城県)から送っていただいた寄せ書き〕
〔船橋市旭中学校支援学級(千葉県)のみなさんが作製して送付いただいた雑巾660枚〕
芦北高校、アニメ化(第3話)
しばらくお休みになっていたアニメ「放課後ていぼう日誌」が、7月から再開されています。
今回は、第3話をご紹介します。
今回は鶴ケ浜海水浴場が舞台で登場していますが、生徒達が毎年すぐ近くにある芦北青年の家で宿泊研修を行なったり、地域貢献活動でこの海岸沿いを清掃活動しています。
海岸沿いには、いろんな漂着ゴミが打ち寄せられるので、第1回の考査後に海岸清掃を行なっていました。今年は残念ながらコロナの影響で中止となり、写真は昨年度の海岸清掃時の様子です。
わずか数時間の清掃活動でしたが、終わってみると軽トラ1台分の量がありました。
オープニングに主人公が登場していますが、実は原作者の小坂先生をはじめ、スタッフの皆様や秋田書店の皆様も、昨年芦北高校に取材に来られました。校内の様子を沢山撮影して行かれました。
約2年ほど前、本校でも無類の釣り好きである木下先生が、「これはどう見ても本校(芦北高校)に見えるんだけど...」と、ていぼう日誌のコミックを学校に持ってこられたのがきっかけで、学校職員もこの作品に関心を寄せていたところでした
〔 芦北高校へ送られた小坂先生の色紙と、それを手にほほえむ木下先生 〕
アニメ「放課後ていぼう日誌」は、下記の時間帯に放送されています。
BS11 毎週水曜深夜24:00~
RKK 毎週金曜深夜25:55~
上記の写真は、秋田書店様の許可を得て掲載させていただいております。
新型コロナウイルス感染予防の観点から、しばらくは聖地巡礼などはお控えいただくようお願いします。
放送が再開されて、これからのストーリーがまた楽しみですね
学校再開、3日目!
学校再開から3日目、今日も午前中4時間は授業、午後は昨日同様に被災の復旧作業を行ないました。
今日も照りつける太陽の下、30度を超える気温の中で、生徒・教職員汗を流して頑張りました。
昨日の場所に加え、今日はまだ泥や土砂の残る場所で懸命に復旧に精を出す姿が見受けられました。
プール周辺にはまだ泥がたまっており、幾分水分を失いかけた泥に変わりつつあります。
更衣室など室内は、まだ液状化した泥がたまっており、懸命にみんなではき出しますが、まだもう少しかかりそうです。
渡り廊下は何度も水をかけながら掃き出しますが、それでも翌日には泥が浮いてしまいます。
けれど、普段屋外での実習に慣れており、生徒達は元気に洗浄に取り組んでいました。
一方で、本校の裏手にある峰崎農場さくらの森も、今回の豪雨災害で土砂崩れがおきています。
こちらは入り口付近ですが、土砂が流れてきています。
生徒達が頑張って、小石の混じる土砂を掃き出しました。
かなりの土砂が流れていますが、力を合わせて土砂の除去を行なっています。
桜の森の入り口付近、先日は15~20センチくらいは土砂が覆っていました。
大きめの石も混ざっていて土砂が重たかったですが、林業科のみんなで力を合わせて土砂の除去に精を出しました。
峰崎の森は土砂崩れがひどく、道路の崩落や桜の木がえぐれたところもあります。
芦北高校80周年の時に、桜の森として整備され、毎年春に美しい景色を見せてくれていました。
生徒、教職員だけでなく、地域の方々や卒業生の方々も春先足を運ばれる美しい場所です。
復旧には多大な労力と時間がかかると思いますが、もう一度美しい桜の森の姿が見られることを願ってやみません。
(令和2年4月初旬の峰崎農場さくらの森)
学校再開、2日目!
豪雨災害から学校再開2日目、午前中は通常授業、午後は学科別に被災の復旧作業に取り組みました。
林業科は、体育館周辺の泥の除去よシートの洗浄などを行ないました。
農業科は、ハウスや農場周辺の泥の除去や更衣室掃除などを行ないました。
福祉科は、ピロティ周辺の洗浄と福祉教具の洗浄などを行ないました。
クーラーが使用できない教室でも、炎天下の復旧作業でも、生徒・教職員ともに汗を流しながら懸命に頑張り抜きました。
先日、新日本プロレス様より、今回被災した芦北町の小学校・中学校・高等学校および支援学校へ、帽子やタオル、Tシャツなどを寄贈していただきました。生徒達は大喜びでした。新日本プロレス様、大変ありがとうございました。この様子を、テレビ局の方にも取材に来ていただきました。