本日の3年農業科「食品製造」は、製パン実習。
最高学年として、材料の計量から袋詰め、そして自分たちの手による校内販売まで、「製造から流通までの一連の流れ」を実践的に学びました。
【身だしなみと正確さ、それが信頼の証】
鏡の前で髪一本落とさないよう身だしなみを整えるところから、私たちの「実習」は始まります。
実習が始まれば、リズムよく生地を切り分け、手際よく計量。
3年生ともなればその手つきは慣れたもので、迷いなく正確に分量を導き出していきます。
この地道なプロ意識の積み重ねが、美味しい製品への第一歩です。
【協力して命を吹き込む「成形」】
最も技術を要する「成形」の工程では、手のひらで生地の感触を確かめ、丁寧に丸めていきます。
実習室ではお互いにアドバイスを送り合い、協力して一つひとつのパンを最高の形に仕上げていきました。
【届けたいのは、焼きたての温もり】
オーブンから黄金色のパンが焼き上がると、すぐに袋詰めをして校内販売へ。
自分たちで作ったものを、自分たちの手で、直接お客様へ届ける。
手渡した瞬間に「ありがとうございます!」と感謝を伝える。
その時に広がる相手の喜びこそが、教室だけでは学べない、この実習の真の醍醐味です。
真っさらな粉から、心を込めて形を創り、届ける。
私たちが今日、実習室で作っていたのは、単なるパンではありません。
その一口で誰かを幸せにするための、たくさんの「笑顔」です。
今週の芦北高校は、全国への発信から農場での真剣勝負まで、熱いニュースが目白押しです!
「観る・守る・繋ぐ・彩る」の4つの視点から、私たちの現在地をお届けします。
1.【観る】「ミライのタネ」アーカイブ公開!
5月9日に放映された番組が、ついにYouTubeで公開されました。
伝統の「甘夏マーマレード製造」に打ち込む生徒たちの瑞々しい姿を、ぜひご覧ください。
受け継がれてきた味を、次の時代へとつなぐ情熱が詰まっています。
●ミライのタネ RKK熊本放送: [番組アーカイブはこちら]
●取材の様子はこちら: [ブログ:ピンマイク 「これが業界」 加工室]
2.【守る】謎の影を特定。だが、戦いはこれから。
先日の「草刈り作戦」が功を奏し、自動撮影カメラが深夜の訪問者を捉えました。
画像をAIで解析し、対話を重ねて導き出された正体は「おそらくアナグマ」。
しかし、姿を捉えたのは対策の第一歩に過ぎません。
正体が判明した今、ここからが防除の「本番」です。
大切な果樹を守り抜くため、さらなる知恵を「創造」し、私たちは立ち向かいます。
●対決の始まりはこちら: [ブログ:グラウンド 砂舞う裏で 獣(しし)を追う]
3.【繋ぐ】ふるさと納税、出品完了。
生徒たちが丹精込めて作り上げた実習製品が、今年度「ふるさと納税」の返礼品として出品されました。
私たちの活動を支えてくださる全国の皆様へ、芦北の豊かな恵みを感謝とともに届けます。
地域への貢献を実感する、私たちの誇りです。
関係者の皆様、出品にご尽力いただいた皆様大変ありがとうございました。
※写真は昨年度の卒業生です
●ふるさと納税ポータルサイトの例: [ふるさとチョイス] [ふるなび] [楽天市場]
●こだわりの撮影風景はこちら: [ブログ:「不知火」に 生徒の真心 「あしポン」へ]
4.【彩る】プロの感性に触れる、フラワーアレンジ実習
農場での「静かな戦い」の一方で、実習室は鮮やかな花々に包まれました。
本日は外部講師をお招きし、フラワーアレンジメントの授業を実施。
プロの技術と感性に触れながら、生徒たちはそれぞれの個性を形にしていきました。
農業高校ならではの、豊かな感性と「美しさを創る」学びの時間です。
【今日の一枚:旬を味わい、次を創る】
最後は、3年生の果樹専攻生による試食の様子。
自分たちが育てた果実の味を知ることも、次なる「美味しい」を「創造」するための大切なステップ。
弾ける笑顔とともに、次代への意欲が溢れます!
5月12日、農業科2年生を対象に「お茶の出前講座」を実施しました。
水俣・芦北地域において、お茶は柑橘やサラダタマネギに次ぐ主要な農産物です。
地域の伝統産業を次代へ繋ぐため、専門の講師をお招きして、その歴史から淹れ方までを深く学びました。
【「急須がない」からのスタート】
授業の冒頭、生徒たちに「普段、お茶を飲みますか?」と問いかけると、ほとんどの生徒が「あまり飲まない」との回答。
中には「家に急須がない」という生徒もおり、現代のリアルな食生活が浮き彫りになる幕開けとなりました。
しかし、そんな「身近なようで遠い」お茶の世界を紐解く2時間は、驚きと発見の連続でした。
【五感で驚く、6種類の飲み比べ】
後半の「淹れ方教室」では、豪華6種類の試飲に挑戦。
ウーロン茶・紅茶・緑茶・煎茶・釜炒り製玉緑茶・ほうじ茶
同じ茶葉から作られるお茶が、加工一つでこれほどまでに変化することに、生徒たちは釘付けです。
「茶葉によって味がこんなにも違うことに驚いた!」
「飲み比べが楽しくて、お茶のイメージが変わった」
実習室にはそんな弾んだ声が響き、最後には「今日で『お茶のちがいがわかる農業高校生』になれたと思う」という頼もしい宣言も飛び出しました。
【伝統をつなぐ、最初の一杯】
地域の農産物を知り、その価値を五感で理解することは、伝統を未来へ繋ぐ大切な一歩です。
「家に急須がない」と言っていた生徒たちも、今日をきっかけに、まずは自分の一杯を淹れてみませんか?
本日学んだ知識と「ちがい」がわかる自信が、いつか地域の農業を支える誇りへと育っていくことを願っています。
講師を務めていただいた芦北地域振興局の吉川様、貴重な学びをありがとうございました!
5月8日。
校内は明日9日に控えた「体育大会」の準備で沸き立っています。
練習に励む生徒たちの熱気と砂埃、そして響き渡る歓声。
しかし、その華やかな喧騒から離れた静かな果樹園では、もう一つの「負けられない戦い」が続いています。
【深夜の果樹園、カメラが捉えた動かぬ証拠】
生徒たちがグラウンドで汗を流している間も、果樹園に潜む「敵」には関係ありません。
設置した自動撮影カメラを確認すると、深夜の静寂を破り、不気味にうごめく「謎の獣」の姿が記録されていました。
白黒の映像に浮かび上がるシルエット……。
イノシシか、あるいはアナグマか。
繁茂した草に遮られ、その正体を特定するには至りません。
ただ、私たちの果樹園を荒らす存在であることは確かです。
「今度こそ、その姿を鮮明に捉えてやる!」
正体を突き止め、万全の対策を講じるため、急遽カメラ周辺の草刈りを実施。
障害物を取り除き、次なる決戦に備えます。
【告知:明日放映!伝統をつなぐ「甘夏マーマレード」】
農場を守り抜くこうした地道な日常を、別角度から取材していただいた番組がいよいよ明日、放映されます。
テーマは、本校が長年大切にしてきた実習「甘夏マーマレード製造」(教科:食品製造)です。
●番組名: ミライのタネ(公式ホームページ)
●放映日時: 5月9日(土) 午後4時54分〜
●取材の様子はこちら ⇒ 「ピンマイク 「これが業界」 加工室」
実習室で甘夏と向き合い、先輩たちから受け継いだ独自の味、その伝統をつなぐべく奮闘する生徒たちの姿をぜひご覧ください。
【つなぐ、守る、未来へ。】
グラウンドでバトンを繋ぎ、果樹園で伝統の樹を守り、実習室で伝統の味をつなぐ。
一見バラバラに見える活動も、その根底にあるのは「大切なものを次代へ届けたい」という生徒たちの純粋な想いです。
その想いこそが、まさに未来を創る「ミライのタネ」なのだと感じます。
明日はグラウンドで青春を爆発させ、夕方は画面越しに私たちの情熱をお届けします。
皆様、どうぞ温かいご声援をよろしくお願いいたします!
Global Series Vol. 4:Ashikita Vitality
[JP]
芦北高校農業科の活動を世界へ届けるシリーズ。
私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。
第4回は、4月21日の「3年生・果樹実習(草刈り)」の記録です。
[Global Series Vol. 3:Golden Fruits, Shared Dreams はこちら]
[EN]
Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 4: Senior Fruit Tree Practice — Orchard Mowing (Apr 21st).
[Click here for Global Series Vol. 3:Golden Fruits, Shared Dreams]
— Senior Fruit Tree Practice: Mowing the Orchard Under the Spring Sun —
A clear blue sky hints at the coming summer. Under the stinging sunlight, the scent of engine oil wafts through the air—a sign of preparation. Soon, the roar of engines shatters the silence. Today, our third-year students conducted orchard mowing as part of their "Fruit Tree Practice."
■ Putting Machinery Training into Action!
Working in pairs, the students took turns every 15 minutes. They used brush cutters equipped with nylon cords for enhanced safety. This was the moment to apply the results of their previous machinery training to a real-world setting. Though cautious at first, they moved forward steadily, relying on the knowledge they had worked hard to gain.
The area around the base of the trees requires delicate control to clear the weeds without nicking the trunk. Watching the seniors skillfully maneuver their machines, their backs looked more dependable than ever.
■ Spring Buds are Waking Up
Turning our gaze toward the trees, we see countless flower buds on the "Sweet Spring" citrus branches, nearly ready to bloom.
New shoots are sprouting vigorously from the main trunks; you can almost feel the heartbeat of spring growth.
■ A "Selfish Wish" from the Instructor
Looking out over the neatly trimmed orchard after the practice, a thought often crosses my mind. "I wish the weeds at my feet wouldn't grow at all. Yet, I want the buds and flowers on the trees to grow with limitless vitality."
"Dry up, weeds; grow tall, buds." I couldn't help but smile at my own selfish desire. However, perhaps it is within this contradictory dilemma that the true depth of agriculture—the act of cherishing life—resides.
The third-year students successfully turned their training into tangible results. Thanks to their careful work, our Sweet Spring trees are ready to welcome their blossoms in comfort.