学校生活(芦高ブログ)

2026年4月の記事一覧

鉛筆 拭き上げて 届ける先に 咲く笑顔

 4月30日、本日はあいにくの雨。

 晴れていれば農場で「甘夏」の剪定に汗を流す予定でしたが、本日は室内での実習に切り替えました。

 

●初めて手にする「不知火」の重み

 2年生の果樹班は、本校の特産品「不知火(しらぬい)」の出荷調整に取り組みました。

 1年生のときには触れる機会のなかった果実。

 それを一つひとつ丁寧に拭き上げ、箱に詰め、お客様へ届ける形に整えていきます。

 先輩たちが繋いできた努力を、自分たちの手で「商品」として完成させる瞬間。

 そこには、単なる作業以上の、プロとしての責任感が漂います。

 

●食レポの向こう側にあるもの

 実習の合間、味を確認するために試食を行いました。

 感想を尋ねると、返ってきたのは「……甘いです!」という、真っ当で、でも少し素朴すぎる答え。

 「もっと上手に食レポしてよ!」と笑い合いながら、ふと思いました。

 

 農業科職員室の出入り口にある掲示板。

 そこに私が掲げている「あの言葉」を、今、この実習を通して肌で感じてほしい、と。


 私たちが箱詰めしているのは、単なる果実ではありません。

 それを手に取り、口にした瞬間にこぼれる「笑顔」そのものを作っているのです。

 「どんな味?」という問いに言葉を尽くそうとする姿勢は、その先にいる誰かの喜びを、どれだけ真剣に想像できているかの証(あかし)でもあります。

 

●想像力が「創造」を変える

 雨音を聞きながら向き合った不知火の味。

 次に「どんな味?」と聞かれたときには、今日感じたみずみずしさの先に、誰かの喜ぶ顔を思い浮かべて語れるようになってほしい。

 毎日、職員室の前を通るたびに目にするあの言葉が、知識ではなく「実感」として彼らの中に溶け込んでいくことを願っています。

 技術を磨き、感性を磨き、そして「笑顔」を届ける。

 雨の日の静かな学びは、農業科としてのプライドを育む大切な時間となりました。

「言葉」が未来を耕す。意見発表大会で放たれた高校生たちの情熱

本日は、農業高校にとって一年でもっとも重要な行事のひとつ、「農業クラブ総会」および「意見発表大会」が行われましたキラキラ

農業高校の生徒は全員が農業クラブ(FFJ)の一員です。

総会では、昨年度の事業報告や今年度の予算案について審議が行われました。議長団のスムーズな進行と、それを見守る生徒たちの真剣な眼差し。自分たちの手で組織を動かしていく、農業高校生らしい自律した姿が印象的でしたにっこり

総会に続いて行われたのが、「意見発表大会」ですお知らせ

生徒たちが日頃の学習や実習を通じて感じている課題、そして将来の農業に対する熱い想いを自分の言葉で語ります。

この校内予選で選ばれた生徒が県大会へ進みます王冠誰が選ばれるか…

県大会へ向けて更に精度を高めていきたいと思います笑う

鉛筆 泥まみれ だけではないさ この学び

 本日の農業科は、いつもの農場とは少し違う風景。

 「泥にまみれてばかりではない」農業科の、知的探究の一日をご紹介します。

 

【3年:農業機械】トラクタの「心臓部」を解き明かす

 3年生は、農業を支える動力源「エンジン」の座学。

 ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違いを学び、さらに「乗用車とトラクタの構造的な違い」についても例を挙げながら学習しました。 

 スピードを追求する乗用車と、過酷な現場で粘り強い力を発揮するトラクタ。

 その設計思想の違いを学ぶことで、普段操作している機械への敬意と理解がより一層深まったようです。

 

【2年:農業と情報】「音」が変わったタイピング

 2年生の教室では、ICTの基礎体力を養うタイピング練習に励んでいました。

 当初はキーの場所を「確認しながら」叩いていた生徒たちも、今では「パチ、パチ、パチ!」とリズム良い音に変わってきています。

 もともと入力が早かった生徒はさらにその精度を上げ、クラス全体で現代農業に必須の「情報を扱うスキル」を着実に自分のものにしています。

 

■洗練されたスマート農業を目指して

 今、農業界では自動運転やAI活用といった「洗練されたスマート農業」が注目されています。

 しかし、それらを自在に使いこなすために必要なのは、機械の仕組みを知る「基礎」であり、情報を正確に扱う「基本」です。

 泥臭い現場の実習と、教室での緻密な座学。

 どちらもスマートな未来を創るために欠かせない、学びの「両輪」として私たちは大切にしています。

鉛筆 真っ白な 甘夏の花 咲く果樹園

 本日は「甘夏」と「露地不知火(しらぬい)」の草刈りを行いました。

 この時期、どうしても草刈りの投稿が続いてしまいますが、今の農場にはこの季節にしか出会えない風景があります。

■無数の白い花と、虫たちの往来

 今、甘夏の木々を埋め尽くしているのは、可憐な真っ白の花。

 顔を近づけると、控えめで上品な香りがかすかに漂います。

 その花々の間を、蜜を求めて虫たちがせわしなく飛び交う様子は、まさに初夏の農場ならではの光景です。

 この小さな花一つひとつが、やがて大きな果実へと育っていく——。

 そんな生命のサイクルを感じながら、晴れ間を縫って一歩ずつ作業を進めました。

「環境を整える」という仕事

 草刈りは、単に見た目をきれいにするだけではありません。

 足元を整えることで、木々への日当たりを確保し、風通しを良くする。

 地道な実習ですが、美味しい果実を育てるための「土台づくり」として欠かせない工程です。

 真っ白な花に囲まれて進める作業は、どこか背筋が伸びるような心地よさがあります。

 12月の収穫の日を思い描きながら、明日からも丁寧な管理を続けていきます!

背筋がいつもよりピン!? 授業参観で見つけた生徒たちの素顔

本校では授業参観および育友会総会を開催いたしましたキラキラ

多くの保護者の皆様にご来校いただき、活気あふれる一日となりました笑う

授業参観

普段の家庭での表情とはまた違う、「高校生としての顔」をご覧いただけたのではないでしょうか花丸

1年生: 初めての参観日に少し緊張した面持ちでしたが、グループワークでは活発に意見を交わす姿が見られましたお知らせ
2年生: 専門的な科目も増え、より探究心を持って授業に取り組む頼もしい姿が印象的でした了解
3年生: 進路実現に向けて、真剣な眼差しで先生の解説に耳を傾ける集中力は、さすが最上級生です3ツ星

育友会総会

学校長あいさつ(全文はこちら⇒20260425 「育友会総会」校長あいさつ.pdf

議事へのご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。また、旧役員の皆様、これまでの多大なるご尽力に心より感謝申し上げます。そして新役員の皆様、これから一年間どうぞよろしくお願いいたします。グループ