天草拓心高校生の生活を紹介!

2017年9月の記事一覧

【本渡校舎】栗 収穫 (生物生産科3年)

 栗の収穫には、樹から自然に落ちた栗を拾い集める方法と成熟裂開(せいじゅくれっかい)したきゅう果(いが)を竹ざおなどで樹からたたき落とす方法の2種類あります。
    

  今回後者の竹ざおを使って栗を収穫しました。たたき落とすときに枝や葉などを折らないように気をつけます。


  きゅう果(いが)から取り出し、出荷調整していきます。取り出すのに「いが」があって果実を取り出すのは大変ですが生徒たちは器用に取り出しています。

【本渡校舎】シクラメン:ホルモン剤処理 (生物生産科3年)

  散布したホルモン剤は、ジベレリン(GA)とベンジルアミノプリン(BA)の2種類です。

   GA剤は1PPMBA剤は50PPMの濃度で散布します。効果はGA剤が開花促進BA剤が花茎の伸長促進になります。

  規定量のGA剤になっているか確認します。ちゃんと3㎖測れているようです。
  
   BA剤は1回目、10㎖より多かったので少し戻して、計り直しです。
  
  二つのホルモン剤の混合液をシクラメンの球根に吹きかけていきます。これで文化祭の時に満開になります。

【本渡校舎】キクの摘蕾(てきらい) (生物生産科2年)

 赤丸で囲ってあるように蕾(つぼみ)が5つ出来ています。このまま花を咲かせても小さい花になってしまうので、5つから1つの蕾に摘蕾(てきらい)します。これは大輪のキクに育てるためです。

 


    一本の茎から1輪咲かせるので摘蕾中に間違って折らないように細心の注意で摘蕾していきます。



   

    蕾が出来てきたので今まで与えてきた肥料成分を変えていきます。今までは
N(チッソ)-P(リン)-K(カリ)で20-20-20でしたが今回から10-30-20の成分を与えていきます。


【本渡校舎】メロンの袋かけ (生物生産科3年)

メロンの実を思い浮かべてみると・・・・・・・。
 
   皮は白く、ネットがきめ細かに入っているものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?


    
  メロンの実を新聞紙などで囲って太陽光を当てないようにすると、メロンの皮は白くなり、またネットの入りもよくなります。この実習は商品価値を上げるために行われています。

 

【マリン校舎】ヒオウギ貝は宝の貝!①

 9月20日(水)

 本校舎では苓北町との共同プロジェクトの一環として、
 ヒオウギ貝を用いた町おこしに協力しています。

 アヒージョなど新商品の開発に力を入れて来ましたが、
 最近ではヒオウギ貝の殻を使ったグッズ製作も行っています。

  
 まずは貝の表面の汚れを落とし、ひたすら磨きます。

 
 汚れていた貝も、一生懸命磨くと… → こんなにキレイになります。

  
 ニスを塗ってよく乾かします。この色鮮やかさ!

 食品コースの生徒がひとつずつ丁寧に磨いたヒオウギ貝の殻。
 これがどう加工されたかはまた次回ご紹介します。

 これだけでも十分キレイですが、さらにどう変化するのか…
 お楽しみに!

【本渡校舎】キンセンカ種まき (生物生産科1年)

  文化祭で販売するため、今の時期にキンセンカの種まきをします。
    

 種まきをする時、草花では良く「セルトレイ」という容器に種をまきます。

それは

   苗の生産がシステム化、規格化されている。

   苗が小さく、小面積で大量の育苗(いくびょう)が可能で、生産効率が高い。

   複数のセルからなるセルトレイで持ち運びができ、輸送性がよい。

   根鉢の形成がよく、本畑・ポットへの植え付けが容易で、活着(かっちゃく)もよい

などの特徴があるためです。



追記

9月7日に2年生で種まきしたナデシコの6日後の様子です。
    


 

【本渡校舎】つぎ木  (生物生産科3年)

  つぎ木の仕方には①さしつぎ②よびつぎ③わりつぎの仕方があり、今回②よびつぎを行いました。

  つぎ木は、土壌伝染性の病気に強い台木を使用することで病気の防除が目的です。また、つぎ木は病害対策以外にも、低地温下での生育を向上させたり、草勢(そうせい)を強くしたりする目的でも使用します。
 
  生徒達はカミソリで台木「カボチャ」と穂木「キュウリ」に切れ込みを入れて行きます。この時、一番集中力を使います。ちょっとでも切りすぎるとうまく接合せず、枯れてしまうのでとっても緊張します。

  切れ込みを入れたら接合しやすくするため、つぎ木用のクリップで留めます。生徒達はとっても集中して授業に取り組んだことでしょう。
 


【本渡校舎】避難訓練 

 警報が鳴り、生徒・職員は迅速に体育館へ避難しました。

  体育館では天草広域連合中央消防署の方から講話を頂き、災害発生時でしてはならないことは「お・か・し」

お:押さない

か:駆けない(走らない)

し:しゃべらない

が大切です。

また、「自助」「共助」「公助」という言葉があり

自助:自分の命を守る

共助:他者と助け合う

公助:公的機関の支援

あると言うことを紹介されました。


消火器の使い方をレクチャーしてもらっているところです。

    黄色いピンを外す

    ノズルを燃えている物に向ける

    レバーを押す

    消火器は「火」にかけるのでは無く、燃えている物にかけることが大切です。また、力の弱い人は地面に置いた状態で消火器のレバーを押してもいいということでした。


【本渡校舎】大菊の管理(生物生産科2年)

  大菊の管理(わき芽取り・誘引・液肥かん水)を行いました。

  管理をしていると菊の花芽が出来ていたので生徒達に見せて、自分が管理している菊が「花芽」か「葉芽」を確認します。
    
                 「花芽」                               「葉芽」

【本渡校舎】シクラメン管理(生物生産科3年)

先週、葉組みを全部してしまったのですが・・・・。

   もう、葉が展開してきています。夜温も涼しくなってきて、シクラメンの成長も活発になってきました。
    
   午前中は雨が降ったり、やんだりでずーっと曇っていたんですが、草花専攻生が午後から授業に来ると雨雲はどっかに飛んで行って、快晴でそよ風も吹いて気持ちいい環境で授業が出来ました。

  生徒たちは、最初の頃に比べると素早く丁寧に出来るようになってきました。

【本渡校舎】防鳥ネット片付け&栗選別(生物生産科3年)

    長い戦いにも終止符を

              打つときが来た!!!

鳥たちの被害も無く、無事ブドウの収穫を終えることが出来ました。
  
  来年のため、防鳥ネットを片付けます。そのままでは、枝がネットに絡んで剪定(せんてい)しにくく、また、ネットが劣化してしまうので、絡まった葉や枝をきれいに取って、片づけます。
 


栗が少し収穫出来たので選別しました。
 
  まずは、見た目で虫くいや傷が無いかで選別し、その後、水につけて沈んだ物を選びます。

  中身が充実している栗が沈んでいるので実がギッシリ入っています

【本渡校舎】肥のひかり(ミカン)の草刈り(生物生産科2年)

  今年の4月に2年生で定植した「肥のひかり」の周りの草を鎌(かま)で草刈りをしました。



    定植して約6ヶ月なので幹も細く草刈り機で刈ると間違って切ってしまうかもしれないので手刈りです。

 

  自分たちで定植したミカンなので思い入れもあり生徒達は額に汗して黙々と草を刈っていました。
 
  きれいに草が刈れました(^o^) 終了後は自分が使った鎌の後片付けもきれいにできました。
 

 

 

 生徒達が「卒業」してもこのミカンの木は何年も残って、生物生産科に入学した生徒達の教材として何年も何年も生き続けます。

【マリン校舎】天草支援学校生徒体験航海

9月6日(水)
  本校の実習船「熊本丸」に天草支援学校の生徒さん達を招待し、
 体験航海を行いました。
  船内の案内を3年海洋科学科海洋航海コースの生徒が行いまし
 た。支援学校の生徒さんから様々な質問をいただき、生徒はその
 質問に笑顔で答えてくれました。
  また、天草支援学校の皆さんの御来船お待ちしております。

 

【マリン校舎】就職模擬面接

9月6日(水)
  本校の各教室にて就職模擬面接を行いました。
 面接官として、西天草ロータリークラブの方々(17名)に御協力いただき
 ました。
  毎日、先生方との模擬面接練習では、緊張をしない生徒がとても
 緊張するなど、生徒達自身も採用試験と同じ気持ちで臨むことが
 でき、課題を見つけることができたと思います。
  西天草ロータリークラブの方々からのアドバイスをもとに練習を
 重ね、内定をいただけるよう頑張ってほしいと思います。そして、
 御協力いただいた西天草ロータリークラブの方々に嬉しい報告が
 できるよう祈っています。
    
        面接官2人との模擬面接                お辞儀は大丈夫かな?

   
   先生も緊張して模擬面接を見ていました。      西天草ロータリークラブの方々から
                                       細かなアドバイスをいただきました。

【本渡校舎】ナデシコ種まき(生物生産科2年)

   種子は1㎜ほどでとても小さく手ではなかなかつかめません(>_<)

   今回、生徒達は200穴セルトレイに一つ一つピンセットで摘んで置いていきます。セルの中に2個3個入らないように注意します。一つのセルから一株発芽するはずなので、もし2~3株発芽したらすぐばれます。
 
   種をまき終えたら、乾燥しないように上から覆土(ふくど)をします。
 


   その後は、かん水ですがジョウロで与えようかと思ったのですが、使った種まき用の土が非常に乾燥(乾燥していると水をはじいてなかなか給水しない)していたのでプールを使って底面給水(毛細管現象を利用)することにしました。

  大体、20℃前後で5~8日で発芽してきます。花が咲くのが楽しみです。

【本渡校舎】オリーブ挿し木(生物生産科2年)

 植物バイオテクノロジーでオリーブの挿し木を行いました。挿し木よる繁殖方法を楽しく学びました。

  




     ~オリーブ成長記~

 

                5月16日                                           6月5日


    

               6月12日                                         7月6日


    

             7月18日                                        9月6日

【本渡校舎】キュウリ・カボチャ種まきとメロン摘心(生物生産科3年)

  ピンク色がキュウリで少し大きいのがカボチャです。キュウリの種はピンク色ではありません。カボチャと同じ色です。本当は。では、なぜ??ピンク色になっているのでしょう???

 それは種子消毒してあるからです。種に病原菌やカビが付かないように消毒してあります。


   

  種まきをしていきます。3号ポットに植えていきますが植え穴が2個あります。これは、キュウリとカボチャを一緒に種まきします。2つが発芽した後、カボチャを台木してキュウリを接ぎ木するためです。


 





  メロンの摘心です。摘心することで、葉の付け根から芽(えき芽)が形成され、それが伸びると分枝(側枝)となり、そこに雌花がついて受粉させてメロンを作っていきます。

【本渡校舎】ミカン管理(生物生産科3年)

  豊福(ミカン)が実の重さで枝が地面についてしまっています。そのままにしていると、ナメクジが食害したり、草などにこすれて果皮に傷が付いてしまい、商品価値が著しく落ちてしまいます。

 

 そうならないように、垂れて地面についている枝をひもで誘引して上に吊し上げます。
   
         「地面についている枝」               「誘引して地面から離れた枝」


      これで今年もおいしいミカンが出来ます
(^o^)


 

【本渡校舎】シクラメン管理(生物生産科3年)

  葉組みをして1つのベンチに5列に並べていたのですが、株が大きくなってきて、隣のシクラメンと葉が重なったりしているところがあるので4列に並べ直しました。




   

  密集していると害虫(アブラムシ・コナジラミ・ダニ)などの巣になりやすく、また通風も悪く、湿度も上がってしまい病気(病原菌やカビが活発に活動するため)にかかってしまう恐れあります。

【本渡校舎】シクラメン管理(生物生産科3年)

 今日も楽しく葉組みです。


    生徒や購入されに来られた人が「良いシクラメンって、どんなのですか??」という質問をよくされます。それは、葉が多いものを選んだ方が良いと思います。葉が多いと言うことは「芽点」が多いと言うことです。「芽点」とは「葉芽」と「花芽」が出来るところです。

   写真1が芽点です。放射状に葉が展開していきます。そして、「葉組み」をしたことにより新しい葉と花芽が出てきています。写真2は球根から芽点を外して見た物です。球根に芽点が多いものがいいです。
   
                       写真1                                               写真2

   写真3ではさらに芽点を分解してみました。葉の下になんかくっついています。なんでしょう???写真4は写真3のくっついているのをアップにした物です。よーく見てみると花芽がくっついています。シクラメンの花は葉の付け根から1輪咲いてくるみたいですね。

 なので、葉が多いと言うことはそれだけ花も多く咲くということです。
 
                      写真3                                          写真4

【本渡校舎】メロン管理(生物生産科3年)

  メロンがぐんぐん伸びて支柱を超えてしまいそうなので誘引して少し下にずらします。(赤線まで)株を下げたことにより、下の方の茎がたわんだ状態になり葉が混み合った状態になってしまいます。このままだと通風が悪く、病気にかかってしまう恐れがあるので下葉を5枚除去していきます。
    


赤丸で囲ってあるところに葉がありました。

【本渡校舎】大菊の管理(生物生産科2年)

  夏休み中1週間に1回、5~6名ずつ生徒達は当番で大菊の管理(わき芽とり・誘引)をしてきました。2学期初めての草花の授業なので、まずはわき芽取りと誘引についてやり方と注意点の説明を受けます。


自分の鉢が2鉢あるので生徒達は自分の大菊を責任持って管理していきます。
 
生徒「先生!!わき芽取りと誘引出来ました。確認して下さい」

先生「1度、自分で確認したかな?」

生徒「・・・・・・・・。 自分で一度見てみます。」

生徒「あ!!わき芽が残っていた。確認してよかった。」

生徒「先生、確認したら残っていました。今度はきれいにわき芽が取れています!!!」

先生「では、見てみよう」

(鉢を回しながら、大菊全体を見て、わき芽や誘引がちゃんと出来ているか確認していきます。)

生徒「ドキドキ」

先生「よし。わき芽も誘引もちゃんと出来ている。」

生徒「ヤッター(^o^)

【本渡校舎】旬な時期に旬なものを食べよう!!

  栽培技術や運送技術の発展により、「いつでも」「どこでも」色々な物が食べられるようになりました。農業に携わる人たちの努力の成果だと思います。
   
  その反面、「野菜」や「果物」の旬な時期を知らないでいる人もいるのではないでしょうか?本校で栽培しているブドウは「今」が旬です。とっても美味しいブドウです。

  今日、ブドウの出荷調整を行いました。調整するたびに、生徒達は早く丁寧に行えるようになって、日々成長しているなと感じます。
 

 調整したブドウは校外に販売実習で販売しました。購入して頂いた方、ありがとうございます。

【本渡校舎】シクラメン管理(生物生産科3年)

   8月21日~23日に「葉組み」を行ったシクラメンの葉が出てきたのでまた「葉組み」を行います。全部終わったら頃には最初に葉組みをしていたシクラメンの葉が出てきていてまた「葉組み」です。シクラメンは葉が多いほど花も多く咲いてきます。
   

   
   実習中はずーーーーーっと腰を曲げている状態で「葉組み」を行って行きます。さすがに腰が痛くなるので背伸びしたり、腰を叩いてほぐしたりします。これだけ大変な実習ですが、生徒たちは集中して取り組んでいます。

                            
                         文化祭まで約2ヶ月がんばれ!!!

 


 

【本渡校舎】天草市一斉避難訓練

   9時に天草市の防災放送が流れ、本校は「第2次災害避難場所」に指定されているので学校周辺の住民139名が本校に避難されてきました。 

   「車」「徒歩」「自転車」などで本校に避難されて来た方々をボランティア活動で29名の生徒達が体育館への誘導や歩行補助を行いました。
 
 
   体育館に避難後は、講演がありその中で「自助」自分の命を守る、次に「共助」みんなで助け合う、そして「公助」共助で足りないところを公的機関が補うという話がありました。また、「日頃からのおつき合い」が大切で「まちづくり」や「地域コミュニティーづくり」が重要です。もしも災害があった場合、避難場所では「初期は誰かがリーダー役を!」しなければなりません。そのためにも「日頃からのおつき合い」が大事で「スタートすればみんなで!」協力し助け合う気持ちを持つことが大切です。



  講演後は、車いすの補助体験をしました。初めての体験でしたが、生徒達は地域の方を乗せ、スロープを乗っている人に恐怖心を与えないように後ろ向きでゆっくりと降りていくことが出来ました。
 

 今回29名の生徒が避難訓練のボランティアで参加してくれました。この経験を生かす場面が無いことが一番良いですが、もし、そういった場面が起きたときは今日の避難訓練で学んだことを率先して出来るようになってくれるとうれしいです。


     最後に後片付けまでしっかりやってくれました。

                    ありがとう(^_^)v