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【SSH職員研修】探究型授業の工夫・仮説の設定について

 本日の研修日課では、天高版探究型授業及び課題研究指導法に係る職員研修を行いました。まず、教科間連携を進める手立ての1つとして授業での実践報告を行い、英語科で実践した「リプロダクション活動」と、国語科で実践した「google classroomの質問機能活用」について紹介がありました。次に、「仮説の設定」における指導の実践報告として、自然科学分野・社会科学分野のそれぞれで 「仮説とは、方法と予想が合わさったもの」である、という前提として「◯◯すれば、☓☓となる」という仮説の作り方に従って、生徒の仮説をどのように検証可能なものにできるか、という点について事例の紹介がありました。ここでは、具体的な事例をもとに、ざっくりとした「研究仮説」とより具体的な「実験仮説」それぞれについて、どのような点に着目すべきかということを考えました。

 その後のワークショップでは、「仮説の設定」の指導分野でのロールプレイングを行いました。先に説明のあった「質問機能」を活用して、仮説をどのように検証可能にするか、ということを個人や教科毎のグループで考えました。仮説が十分に作成されれば、その後の研究活動がスムーズに進みやすくなります。今回の研修での学びを各教科の授業やAS・ATで実践し、生徒たちの探究活動での学びを深めるための効果的な指導・助言を行っていきたいと思います。

【ASⅡ・Ⅲ】続々実験中! / 論文、絶賛改訂中!

 本日のASⅡでは、満を持して「大工さん」たちが登場しました。その正体は、音響班。木材を切って、切って、切りまくっています。だんだんと、ノコギリさばきも板についてきました。これらの材料を使って、「音響実験室」を作るとのこと。完成のあかつきには、思う存分実験ができますね!

    他の班も、着実に実験や実験の準備を進めています。海洋プラ班は人工的に作ったマイクロプラスチックを使って、塩分濃度を変えた水(海水)に浮くか、沈むかを調べているとのこと。また、薬草班はついに自分たちで配合した薬草を使った実験に向けてせっせと薬草の準備中のようです。また、盛んにディスカッションを行っている班も多くあります。思わずジェスチャーも飛び出し、盛り上がっているようですね!

 さて、3年生は引き続き、論文の改訂を進めています。受験の時季も刻一刻とせまり、勉強に追われている受験生も、ASの時間だけは少しリラックスしつつ、残り少ない研究時間を楽しんでいる様子です。貴重な1時間、班員同士で協力して、論文の完成度を高めていきましょう!

<2年生:ASⅡ>

 

<3年生:ASⅢ>

【ASⅠ】ドキドキのスライド発表...!

 本日のASⅠでは、先行研究をスライドにまとめ、発表する活動を行いました。授業冒頭に先週の学習を振り返ったあと、6時間目を使って論文の要約や明らかになったこと、課題として残っていることをスライドにまとめ、7時間目にはグループ発表を2回行いました。

 限られた時間でのスライド作成に苦戦した生徒もいるものの、見やすく、分かりやすい発表スライドにするにはどのようにしたら良いかを考えながら、それぞれ工夫した跡がしっかり資料に表れていました。発表では、スライドの文章をそのまま読んでいる場面もまだ多く見られる中、クロームブックを持ち上げて見えやすくしたり、ジェスチャーをうまく活用したり、発表の中で意識的に顔を上げ、グループのメンバーの表情を見ながら発表している人もいました。クラスによっては、担任の先生の推薦やクラスのみんなの投票によって選ばれた代表者がクラスメイトの前で発表を行いました。(家で練習したのかな?と思うぐらい、堂々とした発表&工夫がつまったスライドでした。さすが!)

 スライド作りや発表がうまくいった人も、いかなかった人も、実際に発表したり、クラスメイトの発表を聞いたり、質問したりして学んだことや気づいた今日の経験は、今後のポスター発表やスライド発表にきっと活きてくるはずです! 協働して、どんどん「進化」していく天高生、応援しています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グループ発表の様子。ばっちり顔が上がっています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなの投票で選ばれた代表者。さすがの一言です!

【科学部】農林水産大臣賞受賞!!第44回全国豊かな海づくり大会~美し国みえ大会~

 

SSH指定初期から代々継続されてきた科学部アマモ班の活動が評価され、この度表題の賞を受賞しました。

科学部が「大臣賞」を受賞するのは初であり、大きな快挙と言えます。

本大会は、漁業者やその関係の方々及び水産高校等の活動に対する表彰が多く、その中で普通科高校の一部活動が受賞できたことも、大きな快挙と言えます。

 

11月9日(日)、三重県志摩市の阿児アリーナにて、天皇皇后両陛下の御臨席の下、式典行事(表彰式を含む)が行われました。

科学部を代表し、部長が参加し、大役を果たしてくれました。

代々の先輩の研究成果に恥じない、立派な式典参加でした。

↓11/19:三重県から御提供いただいた写真を掲載しました。

 

 

部長は前日(11月8日(土))に行われた両陛下との御懇談にも参加しました。

その際、両陛下からお声がけをいただき、天高科学部の成果をお伝えできました。

最後に皇后陛下から、以前天草に御訪問されたとのお話があり、「海がきれいですよね。」とのお言葉がありました。

<以下の写真はリハーサルの様子です。御懇談の様子は写真撮影できません。>

今後も、この天草のきれいな海を後世につなげていけるように、科学部一同頑張っていきます。

その為に、以前にもまして地域の皆様方のお力もいただきたいと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。

【SSH】科学の甲子園

11月8日(土)に崇城大学において開催された「令和7年度 科学の甲子園全国大会」熊本県出場校選考会に2年生理系有志6名で参加しました。

午前中は、理系分野に関する筆記試験にチームで協力しながら取り組み、午後からは実技試験にチームで意見を出し合いながら試行を重ね臨みました。

思い通りにできた部分とそうではなかった部分とがあったかとは思いますが、科学はチームで協働し、試行錯誤を重ねながらよりよいものを追い求めていく営みだと思います。今回の経験を糧に今後の探究活動や学校生活を実りあるものにしていって欲しいと願っています!