授業実践(探究/ICT)
「数科学探究Ⅱ」発表会を実施しました(3年AS・理1)
本日の2時間目、学校設定科目である「数科学探究Ⅱ」レポートの発表会が行われました。これは、数学に関連することで自分が探究したいトピックをそれぞれ設定し、自分で調べたり実験・検証したりした結果をレポートにまとめ、それを小グループで発表するというものです。生徒たちは4名前後の小グループに分かれ、交代でそれぞれの探究内容を発表し、相互評価を行いました。
授業前の休み時間にはやや緊張していた生徒もいましたが、始まってみるとアットホームな雰囲気で発表が進み、笑顔もよく見られました。発表者はジェスチャーなども交えながら分かりやすく説明する工夫をしており、質疑応答の時間には活発に質問も出ていました。3年間の探究活動で培ってきたプレゼンテーション力が、ここでも活かせていますね!
下記は、本日発表されたレポートのタイトルの一部です。
・黄金比はなぜ芸術や自然に多く使われ存在しているのか
・ネットを越えたい! バレーボールのサーブの速度と角度
・グリコじゃんけんの最適戦略
・ドーナツのひみつ
・エントロピーと消費者行動
・石取りゲームの必勝法
他にもユニークで面白そうなものがたくさんあり、全部の発表を聞いてみたい気持ちになりました。この1時間の発表会を通して、それぞれの生徒が日常生活や自分の興味関心に基づいて意欲的に探究活動に取り組んでいることが伺え、また、発表する側も聞く側も楽しそうに活動している姿が印象的でした。
【古典探究】あなたが清少納言だったら・・・。
本日、国語科「古典探究」の研究授業が行われました。
授業内容は、随筆『枕草子』の「「中納言参りたまひて」です。
授業では、前時までに学んだ文章内容を参考に、清少納言の心情を考察しました。
グループワーク後の意見発表では、様々な意見が出され、遠い昔の人であっても私たちと変わらぬ心情(心の動き)を持って日々を生活していたことを再確認(探究)しました。
昨年度より研究授業では、指導案を大きく印刷し、教員間の意見交換を集約する工夫を実践しています。
今回も活発に意見交換がなされていました。
【総合理科:物理分野】人の反応時間を測定しよう
総合理科の時間に、ペアになって何やら実験をしています。
一人が定規を落とし、一人がキャッチしています。
その後、キャッチまでに落ちた距離を定規から読み取っていました。
これは人の反応時間を測定する実験で、読み取った距離と物理の公式を使って人の反応時間(キャッチまでの時間)を計算していました。
中には相手の定規が短くて(なんと10cm!)キャッチできずに、教室の50cm定規を使用したペアもありました。
何気ない行動を、測定と物理の公式を使って探究する物理の醍醐味を、楽しく学ぶ授業となりました。
※「総合理科」とは天高オリジナルの科目で、物理・化学・生物・地学の基礎的な内容を学ぶ科目です。
School Promotion Video Project! Vol.3
本日、学校紹介動画のクラス代表発表を行いました。この「動画制作」は、各クラスに割り振られたテーマに沿って5,6人のグループで学校紹介の動画を英語で製作するという、3学期のパフォーマンステスト代替という位置づけの活動です。今日は、先週行われた上映会後の投票の結果、「クラス代表」となったグループを、授業の冒頭で表彰しました。
手作り「メダル」をALTのWilliam先生にかけてもらった生徒たちは、照れくさそうな表情ながら嬉しそうでもあり、中にはメダルをかけたまま1時間授業を受けていた生徒もいました!
代表グループには、これから動画に字幕の訂正や音量の調整など、少々手直しをしてもらい、春休みには志願してくれたナレーターのナレーションを加えます。来年度のはじめには5クラス分合わせた「完成版」をリリース(?)できる予定です。各クラスの個性が詰まった動画、合わせると更にユニークなものになることでしょう!
At the beginning of English classes today, we had a little award ceremony. This is to acknowledge those who were chosen to be representatives for the promotion video making project in each class. William-sensei gave each winner a “medal” (made with some sweets as you can see). Every winner looked a little shy but proud of the award. Some students even kept wearing their medals during the class!
The winning groups need to do some editing on the video, and we will add narrations by volunteer students. In April, hopefully we can “release” the completed video, which means the all five videos together with some narrations to connect them. It will surely be a very unique and fascinating video! We can’t wait to watch it soon!
School Promotion Video Project! - Vol.2
本日の英語コミュニケーションⅡでは、各クラスで制作した動画の上映会をしました。同じテーマに沿って制作したとは思えないくらい、どの動画も個性豊かなものに仕上がっています。表や図を使ったり、字幕を工夫したり、日頃の英語の授業や探究活動で培った「伝えようとする力」があらわれていました。そして、どの班も動画がおしゃれ&洗練されているのには驚かされます。さすが日頃からデジタル機器に親しんでいる高校生ですね!
授業後のアンケートでは、「楽しかった」「班で協力できた」「英語を楽しんで使うことができた」という多くの肯定的な意見が寄せられました。また、聞き取りやすいナレーションや構成の工夫など、他の班の発表からも多くを学ぶことができたようです。ALTのWilliam先生も、それぞれの班が短時間で個性あふれる動画を作成したことに感銘を受けている様子でした。反面、字幕の英語の綴りが間違っていたり、ナレーションの音量や質に課題があるものもありました。これからの課題ですね。
今回のプロジェクトを通して、生徒たちの輝く姿をたくさん見ることができました。「英語は苦手」という生徒が笑顔でナレーションを考えていたり、動画編集が上手な生徒が他の班にレクチャーしていたり。お互いの良さを認め合う、素敵なプロジェクトになりましたね! さて、クラス代表はどのグループになるでしょうか? 来週月曜の結果発表をお楽しみに!
Today in English Communication II, we watched the finished promotion videos in class. Although all the videos in the class were created on the same theme, each came out very unique. Listening to other groups, students learned things like good use of charts and diagrams, or creative use of subtitles. We teachers were also surprised at how stylish and cool the videos were. The young are talented in using digital devices indeed!
After watching the videos, students looked back on what they have learned through the project. Almost all wrote positive comments, such as "It was fun," "We were able to cooperate as a group," and "I enjoyed using English.” William the ALT, was very impressed with how each group created a unique video in a short period of time. On the other hand, there are some problems in some videos; there were some subtitles spelled incorrectly, and some were hard to hear as the volume and quality of the narration needed improvement.
Through this project, we were able to see the students shine. Students who are not confident in English were smiling while making narrations. Also, there were many other “video editing masters” who looked happy lecturing the others. It was a wonderful project in which we recognized each other's strengths!
Now, we’re sure our students are feeling relieved after completing the hard work. Well done, everyone! Please wait until Monday next week to see which group will be the class representative!
【総合理科】ミニ課題研究(地学分野)発表会
学校設定科目として昨年度から実施している「総合理科」では、ミニ課題研究を行います。
ミニ課題研究は物理・化学・生物・地学の4分野全てで行われており、学校周辺を流れる町山口川を共通の題材としています。
地学分野では、学校周辺の浸水ハザードマップから読み取れる浸水深の違いについて、その理由を考察しました。
本日は考察をまとめたレポートの発表会を行いました。
各自が考察を現地での写真や先行研究調査をもとにまとめたレポートを報告しました。
写真を対比させて説明したり、先行研究の内容を活用して考察を展開したりと、これまでの課題研究(天草サイエンスⅠ)での学びが生かされたものとなっていました。
本校では通常授業に探究の場面を設定する「天高版探究型授業」を実施しており、本授業は探究場面「C2:考察し結論を導く」を設定した授業となります。これは本校が育成を目指す5つの力の内「C:情報を処理する力」の育成につながるものです。
<発表の様子>
<町山口川での観察の様子>
英語コミュニケーションⅡ School Promotion Video Project!
英語コミュニケーションⅡでは、今月、「学校紹介ビデオ制作」のプロジェクトを行っています。くじ引きで決定した各クラスのテーマに沿った学校紹介動画を英語で作り、海外の方に見ていただこうと頑張っているところです。
各班のテーマは以下の通りです。
2−1:授業
2−2:部活動
2−3:課外活動
2−4:学校行事
2−5:学校の施設
いよいよ、提出締切は今週木&金になりました。写真は今日の授業の様子です。どのシーンを使うか、ナレーションをどうするか、色々と知恵を出し合っています。得意なイラストを活かしたり、かっこいい動画を用意したりと、どの班も工夫を凝らしている様子。静かな環境を求めて廊下や中庭、トイレで録音している班までいます!
各班の動画が完成したら、クラス上映で各クラスの「ベスト動画」を選び、5クラス分を合わせて1つのプロモーションビデオを作ることになっています。さて、選ばれるのはどの班でしょうか。それぞれの個性溢れるビデオの完成を楽しみにしています!
In English Communication II class, students are working on the "School Promotion Video” project this month. They have been working hard to make a school introduction video in English for people overseas to watch. Each class is working on a different part of the video, and the themes of each group are as follows:
Class 1: Classes
Class 2: Club Activities
Class 3: Extracurricular Activities
Class 4: Events
Class 5: Facilities
The submission deadline is this Thursday & Friday. As you can see in the pictures above, the students are exchanging ideas on which scenes to use and how to narrate them. Some students even went outside to record - actually it was such a beautiful day and it was so relaxing in the courtyard! All the groups seem to be enjoying themselves a lot. Once they’re done, the best video of each class will be chosen, and “the best five” will be combined to make the “School Promotional Video.” Now, which group will be chosen? We are looking forward to the completion of the video, each full of individuality!
数科学探究Ⅰ「シャボン玉実験!?」 / Soap Bubble Experiment!?
今日の数科学探究では実験を行うとのこと、とても面白そうだったので教室にお邪魔しました。何かの物体と液体が入ったバケツを手に授業を開始した先生。これから何が起こるのかと、みんな、わくわくした顔で教壇を見つめています(なんとALTのウィリアム先生まで見学にいらっしゃいました!)。
チャイムが鳴り、満を持して(?)バケツから登場したのは正四面体や立方体のモデルの数々。ここで、先生からの発問です。「それぞれの図形にシャボン玉液をつけるとできる膜の形は、どうなるでしょうか?」なるほど、中に入っているのはシャボン玉液だったんですね!
生徒たちは、周りと相談しつつ様々な予想をしています。意見が出尽くしたところで、「答え合わせ」! それぞれの図形をバケツに沈め、そっと取り出してみます。さて、膜はどこに張っているのでしょうか...?
今回は3つのモデルを使って同じように実験をしてみました。さて、ここで本題。どうしてこのような膜の張り方になるのでしょうか?? 生徒たちは顔を見合わせています。どうも、この理由を知るヒントの1つは、「安定」という言葉が鍵になりそうです。なお、正四面体の中の膜は「メタン」と同じ構造をしているとのことですが、これを読んでいるみなさん、この形に見覚えがありますか?
しばらく考察を行った後、生徒たちは実際に膜の面積や角度を計算することになりました。中には化学の資料集を持ち出して情報を得ようとしている生徒もいます。予想した膜の張り方と、実際の膜の張り方では、何が違うのか? まさに「数学と化学の融合」の数科学探究。みんなが楽しみつつ、真剣に学習している様子が印象的でした。
In today's “Math-science explorationⅠ” class, the teacher was going to use an interesting experimental tool, which looked very interesting. She started the class with some objects and a bucket of liquid in her hand. Everyone was staring at her with excited faces, wondering what was going to happen.
When the chime rang, models of tetrahedrons and cubes appeared from the bucket, with a question from the teacher: "What will the shape of the bubble-soap films be after dipping each shape in the liquid?" I see, it was the soap bubble solution she had in the bucket!
The students consulted with their classmates and made various predictions. When all the opinions had been expressed, the teacher showed them the answer using the models and walked around the classroom so that everybody could see them. She tried the same experiment using three different models.
Now, here is the main question. Why are the films stretched like that? The students look at each other. Apparently, one of the clues to understanding the reason for this is "stability." By the way, she explained that the film inside the tetrahedron has the same structure as "methane" (sound familiar?).
After a short discussion, the students were asked to actually calculate the area and angle of the films. Some students brought out their chemistry resource books to get some information. What is the difference between the predicted films and the actual ones? This is truly a "fusion of math and chemistry" class. It was impressive to see everyone having fun while learning seriously.
パフォーマンステスト、開始! / Performance Test, Start!
Students completed their first round of presentations in classes today. They were allotted 4 minutes for the presentation itself, and 2 minutes for a question and answer session. Students tried their hardest to fill the lengthy time, regaling classmates with fun facts of culture, foods, and travel destinations. And also utilized their brain to the fullest in memorizing their long, well thought out scrips in their entirety.
Us teachers were also looking forward to the fruition of their work, wondering what resulting facts and new things they have come to discover through their research. Some student researched locations even piqued my interest, and ended up as new additions to my travel itinerary! Talk about outsourcing!
As for tomorrow, the remainder of the students will present. Hopefully they can learn from today's presenters, and also have a fun time sharing their work!
William Braxton, Amataka ALT
今日生徒が1日目の発表を無事終了しました。それぞれの生徒は、発表自体に4分、質疑応答に2分の持ち時間で、文化や食べ物、観光名所などについて発表しました。どの生徒も、同級生を楽しませるために時間いっぱい発表を頑張りました。また、時間をかけて用意した原稿を全部覚えるために、頭をフル回転していました。
私たちスタッフは、生徒が研究でどのような気づきを得たり、新しいことを発見したりできたかということも含めて、生徒の作品をとても楽しみにしていました。ある発表はウイリアム先生の目にとまり、なんと旅の計画の候補にもしてもらえたようです。まるで「アウトソース」したみたいですね。
明日、残りの生徒が発表します。今日の発表から学んだことを活かし、楽しみながらプレゼンテーションを共有できますように!
いよいよ明日!パフォーマンステスト / Performace Test Tomorrow
ついこの間2学期が始まったような気がしていたのに、あっという間に中間考査も終わり(結果が返ってきています...)、2年生は明日から英語のパフォーマンステストが始まります。今回は”Country Research”というプロジェクトで、くじで引いた国についてその見所や興味深い事実を調べ、プレゼンテーションの形式でグループで発表するというものです。
今回は、各クラス8~10人の4グループに分かれ、各自のクロームブックを使って発表します。小グループでの発表なのでアットホームな雰囲気な一方、原稿をどのような形で準備するか、どのようなスライドが見やすいか等、大画面でのプレゼンはまた違った工夫が必要となります。もちろん、相手に伝えるための工夫、はっきりした読み方や、アイコンタクトなども忘れずに!
今日の授業では、どのクラスでもスライドの見直しやペアでの発表予行練習など、熱心な(せっぱつまっている?)様子の生徒達でした。明日からの本番、様々な国についての個性あふれるプレゼンが見られることを期待しています!
It feels like Term 3 started not so long ago, but mid-term exams are over and now it’s time for the performance test! This time, students have been working on their “Country research,” in which they have English presentations on countries around the world. When they picked a country by a lottery at the end of Term 2, many of them didn’t even know where the country was, or didn’t know how to pronounce the name of the country. But now, after their research, what interesting facts have they found?
In this performance test, students will have a presentation in their group made up by 8-10 people. They might feel less nervous talking in groups, compared to presentations in front of everyone in class, but they need to plan their presentations with different aspects. For example, they need to use their small chromebooks, so they need to make sure everyone in the group can see the slides clearly. Also, they need to think of their notes since they can’t have digital notes while presenting. Of course, they need to think how they can make themselves understood in English as well. It sounds simple but it’s not so easy to do that in a second language.
Students were working so hard in class because they know it’s coming very soon - tomorrow. We’re looking forward to seeing your brilliant presentations tomorrow!