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【ASⅡ・Ⅲ】探究まっただなか! vs 研究のしめくくり...

 本日のASⅡでは、「帰ってきたスキルアップ講座」にて、仮説について考える時間をもちました。ざっくりとした仮説では、いざ、検証というときに困ってしまいます。具体的な検証の仕方をじっくり練った仮説の立て方を改めて考えることにより、自分たちの仮説を見直す機会となりました。その後の研究活動では、実験材料を取りに川へ行ったり、コツコツと実験を進めたりなど、充実した活動ができていたようです。

 一方、ASⅢでは、先週の研究論文の相互評価を受けて論文改訂に向けたディスカッションを行いました。同じ論文を読んでも、人によって着眼点が多少異なり、これまでの個々の経験や知識により、様々な視点でのコメントをもらうことができます。また、生徒同士で評価をし合うことで論文を読む側、読まれる側双方にとって大きな学びがある活動です。各班で、受け取った様々なコメントを見ながら自分の論文の該当部分を改めて読み返し、より分かりやすく、説得力のある論文にするにはどのように改訂すべきか、班員同士でしっかりとディスカッションができていました。

 今後、生徒たちは自分たちの研究を振り返って社会実装の方法を模索し、ふるさと・天草に、どのように研究で貢献できるかを考えながら、論文の内容を更にふくらませていきます。気づけば、授業で研究活動ができる期間も残りわずか。これまでの成果をしっかりまとめ、後輩にしっかり伝えていけるように、あと少し、全力で駆け抜けましょう!

 

【ASⅡ】仮説を見直して研究を深めています!



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ASⅢ】「評価シート」を参照して、論文改訂中...

【ATⅠ】A3本評価、果たして皆さんの進み具合はいかに?

11/4のATⅠでは、A3の本評価を実施しました。

A3とは「郷土貢献を踏まえた研究課題と仮説の設定」です。現在行っている研究がどれだけ地元天草が抱えている課題と関連があるか、どのようにして解決へ導いていくかを設定できているかが鍵となります。

評価の方法は担当者との面談形式、生徒の皆さんはそれぞれ緊張していましたが、自身の研究についてしっかりと自信を持って伝えることができていました。

【ASⅠ】中間発表会の振り返り&先行研究

本日のASⅠでは先週のSSH中間発表会の振り返りを行い、その後先行研究をさらに進めました。

生徒たちは、中間発表会でのSSHシンガポール海外研修報告、その後のASⅡおよびATⅠのポスター発表を聞いたり質問したりとする活動を通して、2年生がどんな研究をしているかを知ることができ、今後、自分がどんな研究をしていくのかを考えるよい機会となったようです。今日のASⅠで振り返りの時間をとることで、先週異なる発表を聞きにいったクラスメイトと情報を共有することができました。

さて、続いての先行研究においては、まず、これから研究しようと思っている分野の論文を要約したり、その研究で分かったことや今後の課題などをワークシートにまとめる活動を行いました。たくさんある論文の中から自分が興味があるものを見つける作業まではスムーズですが、その後の要約で苦戦する生徒が多いようです。どのようにしたら、その論文を読んでいないクラスメイトに分かりやすく情報を伝えることができるか? 担任の先生にコツを聞いたり、周りの友人とも助け合いながら、試行錯誤している生徒たちです。それから、ワークシートでのまとめが終わった生徒は、スライド作成に入っています。スライド作りの鉄則は、文字を少なく、見やすくすること。来週の発表を見据え、ポイントを意識しながら各自、工夫を重ねているようです。

来週はスライドを完成させ、班で共有する活動を行います。それぞれ、どんな論文を選んだのか、内容を伝えるためのどのような工夫をしているのか... みんなの発表が楽しみです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ASⅢ】論文相互評価!

 本日のASⅢでは、3年生が先日提出した研究論文の相互評価を行いました。1時間で自分の研究班以外の論文を2つ読み、10項目の評価基準に沿ってそれぞれ3段階で評価をします。

 お互いの研究についての基礎知識があるとはいえ、5,000字を超える論文をじっくりと時間をかけて読み、評価するのは思ったより大変なようで、それぞれ評価シートとにらめっこしながら、真剣に評価やコメントを書いていました。

 この相互評価は、評価された側の生徒が、自分たちの論文のどこを改善すべきかを知る機会になることはもちろん、評価する側の生徒の「読む力」を育てる活動でもあります。クラスメイトの論文を読んで良いところを褒めるだけでなく、どこをどうすれば更に良くなるのかを的確に指摘できるか... なかなか難しい部分もありますが、この活動がお互いに学び合い、高め合う機会となってほしいものです。 

【ASⅠ・Ⅱ、ATⅡ】SSH中間発表会

 本日6・7時間目、本校体育館にてSSH中間発表会を実施しました。これは、毎年この時季に行っている行事で、2年生にとってはこれまでの研究活動の成果や今後の展望を発表する場、1年生にとっては先輩方の研究に触れ、数値などに注目して質問することのできる貴重な機会です。6時間目の冒頭には夏に実施したSSHシンガポール海外研修の報告が行われ、6名の生徒たちが南洋理工大学やスンガイ・ブロー湿地保護区、企業訪問で訪れたデンソーウェーブシンガポールなどの研修で学んだことを発表しました。研究の深化につながる様々な発見や英語での研修を通しての自身の成長など、盛りだくさんの内容で、1年生も熱心に聞き入っていました。

 その後、2年ASⅡのポスター発表、2年生ATⅠのポスター発表と続きます。まだ研究したい分野の選択を終えたばかりの1年生にとっては、先輩の研究発表を聞き、実験や調査の方法を知ることが、今後の研究の方向性を決めるうえで大きなヒントとなることでしょう。また、2年生にとっては聞き手を意識した発表を意識する機会となることはもちろん、これまでの研究を振り返り、今後やるべきことを整理する良い機会でもあります。今回の発表会では、まだ発表技術のつたなさやポスターの情報の不足も見られるものの、発表する2年生、聞く1年生、双方にとって学びの大きいものとなったのではないかと思います。この中間発表会で気づいたこと・学んだことを活かし、引き続きそれぞれの研究をがんばっていきましょう!