2022年9月の記事一覧
難関シフォンケーキ!?
本日、1年食品科学科の『食品製造』でシォンケーキを製造しました。
シフォンケーキと検索すると...「失敗」「失敗しにくい」「失敗しない」等の失敗ワードがよく見られます
なぜなら...シフォンケーキは難しいのです。なかなか膨らまないのです。
そんな難しいと言われるシフォンケーキの製造実習に取り組んだ1年生の様子をご覧ください
↓ 始めに、先生から製造のポイントを説明されました。
①シフォンケーキは、ベーキングパウダーを使用せず、卵の起泡性を利用して生地を膨らませるということ。(起泡は、卵白を泡立て器で、空気を入れるように攪拌すると発生する)
②起泡性を向上させるために、卵は常温に戻すこと。
③卵黄・卵白は、それぞれに必要な材料を入れて、別々に攪拌すること。卵黄は白っぽくなるまで、卵白は「つの」が立つまで攪拌する。
④3で作ったそれぞれの生地を合わせる際、起泡を維持するため、優しく混ぜ合わせること。混ぜすぎは、起泡を潰してしまい、生地が膨らまない原因になる。
↓ 計量をしている様子です。毎度の事ですが、慣れは禁物です。慎重に確認をしながら!!
↓ 卵を割って、卵黄と卵白に分けている様子です。上手に分けられなかった生徒もチラホラ!訓練が必要ですね
↓ 卵黄(上)と卵白(下)です。このぐらいになるまで必死に混ぜましょう。生徒達も今日の製造実習ヘトヘトでした。卵白の方は、卵1個分とは思えないぐらいボリューミーになりました。これも「卵の起泡性」の効果ですね
↓ 2つの生地を混ぜ合わせます。このとき、起泡を潰さないように慎重に!混ぜすぎ注意です
↓ 焼く前の生地です。こちらは別々の班で生地を比較したものです。生地の違い分かりますか
生地の硬さが違いますね。どちらが上手に焼けるかワクワクしますね。同じ材料を使っている製造過程でこんなに違いが出るなんて、お菓子作りは奥が深いですね~
↓ 焼き上がりです。
今回、2人ペアでシフォンケーキを作ってもらいましたが、焼き上がりの生地が大きく膨らんでいる班とそんなに膨らんでいない班と2パターン見られました。どちらが成功・失敗と言うことではありません。どちらも、今後の製造実習を通して、安定して上手に作れるように頑張ってほしいですね
皆さんもぜひ、チャレンジしてみてください
【シフォンケーキと写真撮影】