活動の記録

タグ:電気建築システム科

【建築コース】2年生木工実習

 今、2年生の実習は木工です。木工では、精度高く、効率よく、材料の無駄がないように、そして安全に意識して図面通りに仕上げます(これを品質、工程、予算、安全の4管理といいます)。そのためには、道具や機械の使い方、作業手順など様々なことを身に付ける必要があります。生徒たちは、先生の話をしっかり聞き、そして初めてのことにも果敢に挑戦することで新たな知識や技能を身に付けていきます。

今回は、手加工と機械加工の両方を経験しました。これらを習得すると、来年のウッド コネクト プロジェクトで高いレベルでの製作が可能になり、さらに将来は、立派な建築技術者になることができます。積極的に取り組む生徒たちは、実習中にも確実に力を付けていきました。木製椅子の完成に向け、修行は続きます。

*写真は、椅子の脚の墨付け、加工をしている様子です。脚の椅子は木が立っていたとおりに組み立てます。木材の根元が脚の下部分になります。木材をみて根元がどちらか、木の表面、中心はどちらかなども見極めて製作を行なっています。

 

 

【建築コース】【WCP】新たなプロジェクトスタート~Wood connect project~

 新庁舎キッズコーナー木工品製作を終えたWCPメンバーは、先週から新たなプロジェクトをスタートさせました。

それは、「組子入り建具パーティション」製作です。いつもお世話になっている水俣市建具組合のものづくりマイスターの技能をさらに伝承し、かつWCPの取組みを市民の皆様にもっと知って頂くために、新庁舎の談話コーナーなどに活用予定で、企画、設計しました。材料は、水俣市内の山林で伐採したもので地元林業者より頂いたものを一部活用させてもらっています。

パーティションは、建具のように釘を一切使わず、さらに障子や、装飾に用いられる組子を取り入れることで、建具技能の向上や美しさ、さらに感染症対策のための換気も見込めるものになっています。

第1回の授業では、マイスターの方々から木の特徴や性質、また製作してこられた組子を見せていただき、墨付け、加工作業を行ないました。年内完成に向け、製作を進めていきます。

 

*Wood connect projectは、地元のあらゆる資源(ヒト・モノ)を活用し、連携し、協働することで、建築技能の向上及び地域の課題解決を目的としています。それにより、将来社会に貢献できる建築技術者を目指します。

 

【建築コース】1年生住宅模型実習

 今日から1年生は住宅模型製作を始めました。建築構造の授業や製図の時間に学んだ知識を活かして、軸組模型(木の家は柱や梁を組んでできており、それを軸組といいます)を製作していきます。まず材料の準備ができたら、図面に番付と呼ばれる記号を書き込んでいきます。以前実際に木造建築現場を見学した経験がここで生きました。

ひのき棒、スチレンボードをカッターやのり、ボンドを用いて図面通りに加工、組み立てしていきます。生徒たちは、仲間と相談しながら作り上げていきます。上手くいかない、分からないところは、積極的に周囲に尋ねる雰囲気がとても良いです。まるで建築現場のように活気に溢れています。続きは来週。完成できるようみんなで楽しんで取り組みます。

 

*建築コースでは、教室で学ぶ、製図室で図面をひく、実習棟で体験する、さらに現場見学で実際に触れることで、建築の発展に主体的かつ協働的に取り組む態度を養っています。

【建築コース】1年生レーザー加工機実習

 今年から建築コースでは新しい実習が加わりました。レーザー加工機を用いて、名札製作です。名札は、今後現場見学やインターンシップの際に着用する予定です。

 まず先週の実習で加工機のソフトの使用方法を学び、パソコン上にデザインを入力していきます。1年生それぞれがデザインを考え、それをプレゼンし、1番評価が高かったデザインを採用しました。

 今日はその決めたデザインにそれぞれの名前を入力し実際にレーザー加工を行います。ちなみに名札は、桜の木です。少しピンクがかっていてとてもいい感じです。レーザー加工中は火災などの可能性があり危険ですので、機械から目が離せません。光が強いため、専用のゴーグルを使用しています。レーザー加工後は、やすり掛けをして角を丸くし、専用の金物を背面に取り付け、完成です。おそらくこの実習は県内初の取組みです。今後この名札を着用した、現場見学を企画します。

*建築コースでは製作物を作るだけでなく、デザインを考えたりそれをプレゼンしたりと、主体的、対話的で深い学びの実践をしています。

 

【建築コース】【WCP】Wood connect project(ウッド コネクト プロジェクト)

 建築コース3年生が水俣環境アカデミアのご支援、水俣市建具組合のものづくりマイスターの技術指導を受け、水俣市新庁舎のキッズコーナーに設置される木工製品を製作し完成させました。製作するものの企画、計画、設計から携わりました。県産杉の集成材で製作し、子どもたちが使うことを想定し、本棚やおもちゃ箱入れ、キッズテーブルの寸法や角を丸くすることなど工夫を凝らしたものになっています。本棚の天板には畳をのせる予定で見守る大人の方が座れる設計になっています。職人さんからのアドバイスはとても勉強になりました。

 新庁舎でのお披露目と子どもたちが喜んで使ってくれることを楽しみにしています。

*建築コースでは、地域貢献活動を通して建築技術向上を図っています。地域の方々と関わることで、高校時代から社会経験を積むことができます。

 

【建築コース】【WCP】中学生体験入学で建設業協会とコラボ!

 先日の体験入学では、多くの中学生の皆さんの参加ありがとうございました。建築コース見学では、建設業協会青年部の皆様の全面協力により、重機やドローンの実演及び建築の魅力についての講演をしていただきました。

 重機の実演では、協会の方がコンクリートブロックを積み木のように重ねる神業をみせ、大盛り上がりでした。また、ドローンの上空からの映像をTVモニターで見ることができるようになっており、建築の最新技術を見せていただきました。

  建設業協会青年部の皆様、ありがとうございました。

*建築コースでは、地元建設業協会と連携し、現場見学やインターンシップ、外部招聘授業などを行い、実践的な取組みを積極的に行っています。

【電気建築システム科】【WCP】津奈木中学校へ出前授業

 7月15日(木)に、電気建築システム科3年生が津奈木中学校へ出向き、技術の授業を行いました。中学2年生の皆さんが、自分で考えた木製本棚を作っているところに、電気建築システム科3年生が技術指導を行います。

 けがき(しるしの付け方)や、のこぎりの使い方を教えることで、中学生の皆さんは安全で楽しく製作しているようでした。高校生たちにとっても人に教える経験は、コミュニケーション能力の向上や自らの技術力の見直しなどたくさんの効果があります。中学生の皆さんから「楽しい」や「できた」の声を聞くと高校生はさらに技術を高めなくてはと意識が上がったようです。

 今後も出前授業を通してものづくりの楽しさを伝えることができればと思います。

*出前授業の様子は、7月17日(土)熊日朝刊のローカルワイド県南「水俣高生 技術の先生に」で紹介されました。 https://kumanichi.com/articles/317495

 

【建築コース】【WCP】1・2年生木造住宅現場見学

 先日、建築コースの1・2年生が本校近くの木造住宅新築工事の現場見学を行いました。地元工務店さんと家主さんのご協力のもと、安全面に配慮して見学してきました。

現在の木造住宅ではプレカット(工場で木材の接合部分を機械で加工したもの)が主流ですが、この現場では、大工さん自ら木を伐採した上に、手刻み(大工さん自ら接合部分を手加工したもの)してあり、とても貴重なものを見せていただきました。木材一本、一本を見極め、組み立てられている状態は、まさに適材適所です。

 生徒たちはとても興味深く見学し、大工さんにいくつも質問していました。百聞は一見にしかずですね。また、授業で学びを深め、工事が進んだところで現場見学をさせていただきます。建築コースは、地域の皆さんに支えられて、建築を学んでいます。

*写真は、工務店さん、家主さんの御理解のもと撮影させていただきました。写真・記事の転載はご遠慮ください。

 

【建築コース】【WCP】Wood connect project 2021(ウッド コネクト プロジェクト 2021)

 先輩たちの取組みを引き継ぎ、今年度も建築コース3年生は、Wood connect projectをスタートさせました。水俣市建具組合の「ものづくりマイスター」の指導を受け、木工製品の製作を行います。前回の授業までに、生徒たちは担当教師と共にアイディアを出し合い、図面を完成させていました。まずは、図面通りに木材を切断します。大型パネルソーを使い、(この機械があるのは県内建築科で本校だけ)安全で早く、正確に作業を行います。

 切断後は、墨付け(加工するために印をつけること)を、ものづくりマイスターの皆さんのご指導の下、行っていきます。プロの技術に感心しながらも、生徒自ら早速挑戦。手際よく作業を進め、予定通りに今日の分の作業を終えることができました。10月末の完成に向け、今後も作業を進めていきます。何ができるかお楽しみに!

*ものづくりマイスター制度:厚生労働省が、ものづくりに関して優れた技能、経験を有する方を「ものづくりマイスター」として認定・登録し、若年技能者への実践的な実技指導を行い、効果的な技能の継承や後継者の育成を行う制度です。建築コースでは、この制度を活用し、より実践的で効果的な授業を行っています。

【電気】プログラミングワークショップに向けて

 標記のワークショップに向けたメンター教育が、7月2日(金)水俣市環境アカデミアで行われ、電気建築システム科電気コースの1、2年生7名が参加しました。

 本ワークショップは、夏休みに開催される小中学生向けのプログラミングワークショップで、水俣高校生がメンターとして子供たちにプログラミングを教える催しです。

 メンター教育の講師は、日鉄日立システムエンジニアリングの萬谷様で、プログラミングの面白さや小学生が必ずつまずくポイント等の指導がありました。

 内容は、信号機のLED点滅やロボットカーのプログラム制御についてでした。

 参加した生徒たちは、LEDやロボットカーをプログラムで制御し、楽しんでいました。

 当日は、小学生が楽しめるワークショップになるよう頑張ってほしいです。