学校生活
【半導体情報科・電気コース】木村電機様70周年にともなう水俣高校生への電動工具の贈呈式
12月19日(金)に標記の贈呈式が行われました。
これは、木村電機株式会社様が創立70周年を迎えられことを記念に、熊本県内の電気系学科で学んでいる高校生、専門学校生全員に充電式ミニドライバーを贈呈される取組です。電動工具を手にした学生たちが、電気工事士の資格取得に取り組み、卒業後、電気工事士として県内企業で活躍してくれることをサポートしたいとのことです。
水俣高校では、電気建築システム科電気コース3年12名、2年16名、半導体情報科1年8名の合計36名に電動ミニドライバーいただきました。
また贈呈に関しては、熊本県電気工事業工業組合の各支部のご協力のもと行われ、本校には、水俣芦北支部より贈呈していただきました。木村電機様、熊本県電気工事業工業組合水俣芦北支部の皆様、本当にありがとうございました。
贈呈式参加者
木村電機株式会社水俣営業所長 髙木博功 様
興南電気株式会社代表取締役 平松大祐 様
立尾電設株式会社建設事業部 今村幸一 様
電気コース3年生3名が代表で受け取りました
木村電機株式会社水俣営業所長 髙木様より贈呈
受贈者代表挨拶 電気コース3年福﨑君
合計36名に対し、電動ミニドライバーをいただきました。大切に使いたいと思います。
【探究活動】熊本スーパーハイスクール全体発表会に参加してきました!
12月20日(土)、グランメッセ熊本開催された「県立学校 学びの祭典」に参加してきました。
本校からは、2年生の「総合的な探究の時間」で自分たちでテーマ設定をし探究を行っている20テーマ34名、機械科の課題研究で探究活動を行ってきた6名、慶應義塾大学との連携授業で行っている「デジタルアート」に参加した7名、今年11月に水俣条約締約国会議のユース企画に参加した2名の49名の生徒が参加しました。
初めてのポスター発表で、緊張していたり参加者にどう声をかけていいか分からなかったりと戸惑う様子もありましたが、回数を重ねるうちにスムーズに発表することができていました。今回の発表で聴衆の人たちからの質問やアドバイスを生かし、2月の校内成果発表会ではさらに良いものにブラッシュアップしていきましょう!
【速報】台湾・国際教育交流連盟が来校!注目される水俣高校の教育実践
本日12月22日(月)、台湾の「高級中等以下学校国際教育交流連盟」および台湾教育部の皆様が、本校の先進的な教育活動を視察するために来校されました。水俣高校が展開する「国際交流」「半導体教育」「独自の探究活動」は、今や国内のみならず、海外からも注目されています。
〇多彩なプレゼンテーションで本校の魅力を発信
視察では、本校の職員が、動画やスライドを駆使して本校の取り組みを熱烈にプレゼンしました。
・学校概要、国際交流の実績: 本校及び國立嘉義高級中學(台湾)との交流について紹介
・世界基準の探究活動: 水俣市支援事業「Stanford e-minamata」や、水銀に関する水俣条約第6回締約国会議(COP6)ユース企画への参加など、本校ならではのグローバルな活動を報告
・次世代を担う半導体教育: 新設された「半導体情報科」のカリキュラムや、最新の教育環境について説明
意見交換会では、半導体教育の展望や高校生を取り巻く教育環境の変化について、国境を越えた活発な議論が交わされました。
〇現場の熱気を体感!「ロボット制御」の授業見学
説明会の後は、2年機械科の「実習」の授業を視察いただきました。シナジーシステム株式会社様の協力を得て行われている「アーム型ロボット制御」の実習では、生徒たちが最新の技術を使いこなす姿に、視察団の皆様も深く感銘を受けておられました。
水俣から世界へ。進化し続ける水俣高校
今回の視察は、わざわざ台湾から本校を選んで視察に来てくださったことは、私たちにとっても大きな自信となりました。今後も水俣高校は、地域と連携し、世界を視野に入れた「本ものを体験できる学校」として歩み続けます。
【探究活動】九州大学アカデミックフェスティバル2025 最優秀賞受賞!!
九州大学アカデミックフェスティバル2025「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」に5名の生徒が参加してきました。
九州県内の高校からおよそ180名、67グループが参加し、それぞれ日頃の探究の成果をポスター形式で発表しました。
その中で、なんと、大澤さんの「水俣市沿岸域および陸水域における魚類目録」が、見事に最優秀賞(1位!)を受賞しました!
水俣に生息する魚種を幼少期から研究し、熊本県で初記録となる魚種の発見を含め、およそ308種にわたる魚類目録を作成するという研究内容を発表し、聴講した高校生や大学教授からも感嘆の声があがっていました。
参加した5名とも発表を終え、他校生の発表も真剣に聞き、大きく成長を遂げた発表会となりました。
一歩踏み出す、挑戦することの大切さを教わった貴重な体験となりました。
【修学旅行4日目】
4日目は朝早くから帰る準備を行い、国会議事堂を訪れました。熊本県選出の国会議員である金子恭之様、松村祥史様、馬場成志様よりご挨拶をいただいた後、国会議事堂の内部見学を行いました。クラス写真の撮影を終え、次の目的地であるお台場へ移動しました。
お台場では短い時間ではありましたが、ガンダムを見学したり、フジテレビのキャラクターショップで買い物を楽しんだりと、それぞれが思い思いの時間を過ごしました。
その後、羽田空港へ移動し、鹿児島空港を経由して帰路につきました。
解団式では、代表生徒が旅の振り返りを行い、自身の成長や仲間との絆を実感するとともに、修学旅行に関わったすべての方々への感謝の気持ちを述べました。数名の体調不良者はおりましたが、大きなけがをする生徒もなく、無事に水俣に帰ってくることができました。
この修学旅行を通して、生徒たちは互いの親交を深めるとともに、「東京」を実際に体験することで、政治・経済・歴史・文化について立体的に学ぶことができた4日間となりました。この経験を今後の学校生活に生かし、それぞれの目標や進路につなげてくれることを期待しています。
待ちに待ったディズニーランド!【修学旅行3日目】
修学旅行3日目は、生徒が楽しみにしていたディズニーランドに行きました。
ランドに入るなり、被り物やカチューシャをいつの間に頭につけてお城の前や壁の前で写真を撮って楽しんでいました!
アトラクションや昼食を楽しんだ後、最後にパレードをみて帰宅となりました。
【普通科】1学年普通科アカデミックインターンシップ
1学年普通科アカデミックインターンシップとして、特進クラスは熊本大学様、池松機工様、普通クラスは崇城大学様、オジックテクノロジーズ様に行ってきました。
池松機工では、全体に対して座学で会社の概要や事業内容の説明を受けた後、4班に分かれて工場に入り、半導体製造装置の精密部品など製造工程や生産設備を実際に見学しました。質疑応答も活発で、半導体関連に対する関心の高さが伺えました。
熊本大学では、大学の特徴や共創学環をはじめとする各学部学科の説明を受けた後、五高記念館や図書館の見学をしました。意欲的な態度で臨み、大学進学に向けて意識が高まったようでした。
崇城大学では大学説明の後に、IoT・AIセンターを体験させていただきました。本施設自体が AIで管理されており、入場者を導く案内表示が自動で出た際には、生徒からも驚嘆の声があがりました。また仮想空間を擬似体験できたり、「つながり」についてご講話いただいたり、貴重な経験をさせていただきました。
オジックテクノロジーズ合志工場では、企業概要説明の後に、ウエハ、アルマイト、パワーデバイスの3工程に分かれ、それぞれの内容や特徴などを見学、お話しいただきました。また最後は若手職員の方による学生時代の話などを聞くことができ、生徒は終始、真剣な表情で聞いていました。
お忙しい中ご協力いただきました池松機工様、オジックテクノロジーズ様、熊本大学様、崇城大学様、誠にありがとうございました。
計画を念入りに立てた班別自主研修!【修学旅行2日目】
修学旅行2日目は時間通りに集合して、しっかり元気に朝ごはんを食べることができました。準備を整えて、いざ班別自主研修へ出発です。33グループがそれぞれの目的をもってプロデュースした行程で研修を行いました。
多少のトラブルはありましたが、怪我や体調不良者を出さずに終了することができました。
明日はディズニーランドです。
修学旅行へ出発!【修学旅行1日目】
修学旅行1日目
昨日の結団式で教頭先生のお話にあった「主体的に責任ある行動」を心にとめて、朝6時20分定刻に出発し、熊本空港へ向かいました。
予定通り羽田空港に着き、クラス別の研修へ。
1組は上野散、2組は渋谷、3・6組はスカイツリーと浅草、4組は横浜、5組は東京ドームシティと浅草で東京の雰囲気を楽しみました。夜は両国でちゃんこ鍋を堪能し、浦安のホテルへ移動しました。123名の参加者全員が元気に一日を終えることができました。
【半導体情報科】宇佐川先生による2回目の特別講義が行われました!
12月16日(火)5、6限目の半導体技術Ⅰの時間に宇佐川先生に来校していただき、生徒向けに特別講義をしていただきました。2回目の今回は、1.半導体をつくるには 2.半導体の今と将来 3.トランジスタの基礎 4.なぜ、TSMCが熊本に来たのか? の4つの内容についてわかりやすく説明していただきました。
生徒たちは特に、日頃あまり聞くことのないコストの面についての話に興味を示していました。
また、日本国内でも半導体に関する人材が4万人不足しているという話から高校で半導体について学んでいるあなたたちは貴重な人材という話がありました。
生徒たちには3年間で学ぶ、この貴重な経験や体験を無駄にせず、半導体業界で世界に羽ばたけるような人材になっていってほしいです。
ご多忙の中、貴重な講義をいただきました宇佐川先生に心より感謝申し上げます。
【半導体情報科】サーキットデザインスピードコンテストに参加しました!
先日、有明高専が主催する「サーキットデザインスピードコンテスト」に、半導体情報科の1年生2名が挑戦しました。
このコンテストでは、出前授業でも教えていただいた半導体回路設計ツール(sx-meister)を使い、決められた時間の中で、いかに正しく・速く設計できるかに挑戦します。(出前授業のようすは、こちら!)
何度も繰り返して練習を行うなかで、上手くいかないこともたくさんありました。「なぜ動かないのか」「どうすればもっと速く作れるのか」を考え、何度もやり直しながら挑戦しました。スピードだけでなく、正しく動く回路を作ることも大切で、集中力と考える力が試される内容でした。
2週間ほど集中して練習した結果、本校の生徒は「サーキットデザイナータイムアタック」では、第一位!「インバータ回路設計スピードコンテスト」では第三位という好成績を残すことができました!
半導体情報科では、ただ覚えるだけでなく、自分で考え、試し、形にする学びを大切にしています。
ものづくりにや電気・電子に興味のある中学生のみなさん、ぜひ半導体情報科で一緒に学んでみませんか?
【建築科】ALCパネルの秘密に迫る~建築構造~
建築科1年生は、建物の骨格を学ぶ「建築構造」の授業で、強度と耐久性に優れた鉄筋コンクリート構造について学んでいます。この授業の中で、今回は特に注目すべき建材であるALCパネル(軽量気泡コンクリートパネル)の学習に焦点を当てました。
驚きと発見に満ちた専門学習
学習にあたり、一般社団法人ALC協会様より、専門的な冊子「ALCパネル基礎知識」と、実際のALCカットサンプルをご寄贈いただきました。生徒たちは、専門的な冊子を熱心に読み込む中で、学校の教科書だけでは知り得ない、現代建築で使われている様々な材料や高度な技術が存在することを知り、「もっと深く学びたい」という知的好奇心を刺激されたようです。そして、カットサンプルを手に取った瞬間、生徒たちから驚きの声が上がりました。「コンクリートなのに、想像していたよりずっと軽い!」頑丈な建物を支える「コンクリート」というイメージから、重い建材だと予想していた生徒たちは、その「軽さ」と「扱いやすさ」に驚き、ALCパネルがなぜ多くの現代建築で採用されているのか、その理由を肌で感じることができました。これは、耐久性や耐火性といったALCの持つ優れた特性を理解する上で、非常に重要な「気づき」です。
知識を深め、建築への想いを確かなものに
専門機関からの資料と実物サンプルを活用したこの授業を通して、生徒たちは建築の「今」を知り、視野を大きく広げることができました。建築科では、このように専門的な知識をインプットするだけでなく、実物に触れ、本質を体感することで、未来の建築家としての確かな知見を養っています。
【探究活動】「しらぬひ風景海道」キックオフミーティングに参加しました!
12月11日木曜日に、八代市にあるお祭りでんでん館にて、「しらぬひ風景海道」のキックオフミーティングに参加してきました。2年生の「総合的な探究の時間」で水俣高校生9名が、熊本大学やその学生のみなさん、建設技術研究所等と連携して水俣の「道」について考えてきました。「徒歩」「自転車」「モビリティ」の3つのグループに分かれてそれぞれの視点から水俣を楽しめる経路を紹介してきました。
その後、参加されていた様々な企業の方々と情報交換を行い、新たな視点から風景や道を楽しめる案を出し合って情報共有を行いました。最初は緊張していた生徒たちでしたが、徐々に会場の雰囲気にも慣れ、積極的な情報交換ができていたと思います。
今週末はKSHでの発表も控えておりますので、また頑張りたいと思います。
【建築科】先輩が語る「理想の住まい」と進路の実現(STYLUS) ~木造一戸建て新築工事現場~
12月9日(火)建築1・2年生による水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会レポート、最終回となる第3弾です。最後に訪れたのは、木造一戸建て新築現場。スタイリッシュなデザインと高性能な住宅づくりで知られる「STYLUS(スタイラス) 様」。ここで説明を担当してくれたのは、なんと今年3月に建築コースを卒業したばかりのOBでした。
「2年前、僕もここで働きたいと決めた」 スライドを使って会社や工事の説明をする先輩の姿は、生徒たちにとって一番の刺激になりました。「建築を学び、この見学会を通して進路を決めるきっかけとなった」。そう語る先輩や社員の方は、デザインへのこだわりだけでなく、国の基準を大幅に上回る「超・省エネ性能」や、住む人の人生そのものを設計する「ライフスタイル提案」など、プロとしての視点を熱く語ってくれました。
教科書を飛び出し、本物に触れる現場では、住宅の「断熱材吹き付け」を実際に体験させていただきました。学校の授業で学ぶ「木材の含水率」や「断熱性能」といった理論が、実際の快適な家づくりにどう直結しているのか。生徒たちは体験を通して、その重要性を身をもって理解することができました。
<中学生の皆さんへ> 「あんな風にかっこよく働きたい」。そう思える先輩が身近にいるのが、水俣高校建築科の魅力です。デザイン、設計、施工。あなたの「好き」や「感性」を活かして、誰かの人生を豊かにする家づくりを一緒に学びましょう。
【電気コース】水俣第一中学校出前授業
この度、水俣第一中学校の3年生を対象とした出前授業を実施しました。本出前授業は技術・家庭科「エネルギー変換の技術」分野について、3年1組と3年2組の2回に分けて実施し、「電池残量チェッカーの製作」に取り組みます。
(株)アーテック様の教材を活用し、中学生は基板に抵抗、コンデンサ、LEDをはんだ付けして組み立てる作業に挑戦しました。
初めてはんだごてを使う生徒も多く、作業には細心の注意が必要です。そこで、高校生が各テーブルに付き、安全な作業方法や、はんだ付けの技術を丁寧に指導しました。
中学生たちは、分からない点を積極的に高校生に質問しながら熱心に作業を進め、時間内に見事に全員が完成させることができました。完成後、実際に電池の残量をチェックしたところ、LEDが無事に点灯し、自分たちが製作した基板が正常に動作したことに、生徒たちからは大きな感動と喜びの声が上がりました。
高校生にとっても、教えることの難しさや楽しさを感じる、貴重な体験となりました。
【建築科】【WCP】【生徒会】プロの技術を、学校の「顔」となる場所へ
本日12月12日の昼休み、建築2年生による「木製畳ベンチ」の贈呈式が生徒会室前にて執り行われました。
先日開催された世界的な祭典「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」でも高い評価を得た、あのベンチです。今回は「学校の中心で頑張る生徒会のみなさんや全校生徒にも使ってほしい」という想いから、生徒会へ寄贈しました。このベンチが設置されたのは、全校生徒が行き交う「生徒昇降口・生徒会室前」です。登下校時の生徒たちの待ち合わせ場所として、また、生徒会役員が学校行事について熱く語り合うミーティングスペースとして、このベンチはこれから、水俣高校の活気ある日常を支える大切なスポットになります。
素材への敬意と、使い手への想い
ベンチに使用されているのは、地元企業様から提供された貴重な木材と、八代産の最高級イグサです。贈呈式で建築の代表生徒は、「貴重な材料をご提供いただいた地域の方々の想いを大切に受け止め、一つひとつの工程を丁寧に仕上げました。生徒のみなさんに長く愛用してもらえると嬉しいです」 と、製作者としての誇りと責任感を言葉にしました。受け取った生徒会長からは、 「素敵な椅子をありがとうございます。座り心地がとても良く、木の温かみを感じます。大切に使わせていただきます」 と、感謝の言葉が贈られました。
未来をデザインする力が、ここにある
水俣高校建築科での学びは、教室の中だけでは完結しません。今回のように、図面上の知識を実際の「モノ」として形にし、それが置かれることで「人が集まる空間」が生まれます。ミリ単位の精度を追求する「大工技能士」レベルの技術、そして素材の良さを最大限に引き出す感性。これらは、将来建築やデザインの世界で活躍するための強力な武器になります。「ただ作る」のではなく、「誰かのために、最高の空間を演出する」。 そんなクリエイティブで実践的な学びが、水俣高校建築科にはあります。自分の手で描いた図面を、世界に一つだけの形にしてみませんか? 確かな技術と情熱を持った先輩たちが、中学生のみなさんの入学を待っています。
【建築科】【DXP】暮らしを守り、地域と共に歩むプロフェッショナルの仕事(株式会社松下組)
12月9日(火)に行われた、建築1・2年生による水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会。2か所目に訪れたのは、私たちの生活を水害から守るための重要な砦、「佐敷川の堤防工事現場」株式会社松下組 様です。ここでは、高度な土木技術と、地域住民への細やかな配慮が融合した「プロの仕事」を学びました。
地域の安全を支える多様な技術
令和9年の完成を目指し、地盤改良、矢板工、護岸工など、専門的な土木技術が駆使されています。ドローン測量で計測した3次元設計データをもとに、川の流れや地盤の性質を見極め、強固な堤防を築く技術力の高さに、生徒たちも松下組マスコットキャラクターの「まつしたさん」と真剣な眼差しを向けていました。
「技術」と同じくらい大切な「心づかい」
この現場で特に生徒たちの心に残ったのは、地域への配慮です。
ダンプトラックの徹底した徐行運転
商店街を避けたルート選定
騒音・振動を抑える工夫
「工事をする際に、できるだけ地域の方々に迷惑をかけない」。そんな現場の方々の姿勢から、技術者としてだけでなく、人として大切な責任感を学びました。
<中学生の皆さんへ> 建設の仕事は、派手なことばかりではありません。しかし、地域の安全を陰で支え、人々の当たり前の日常を守る、誇り高い仕事です。 地域社会に貢献できる技術者への第一歩を、水俣高校で踏み出してみませんか?
【建築科】【DXP】ドローンとICT建機が変える「未来の現場」を体感!~南九州西回り自動車道 芦北出水道路建設現場(株式会社佐藤産業)~
12月9日(火)、建築1・2年生が、水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会に行ってきました。 今回は3か所の現場を見学しましたので、その様子を3回に分けて掲載します。
現在建設が進む「南九州西回り自動車道」株式会社佐藤産業様の現場を見学しました。ここは単なる道路工事の場所ではありません。最先端のテクノロジーが集結した、まさに「データで動く現場」です。
生徒たちの目の前に現れたのは、自動制御や安全監視機能を備えたICT建機。そして空には、現場全体を高精度でスキャンする測量ドローン。これまで人の手や経験に頼っていた作業が、3次元点群データなどのデジタル技術によって管理され、驚くほどの効率と安全性で進められています。本校の「建設DX推進プロジェクト」で基礎を学んでいる生徒たちですが、実際の活用事例を目の当たりにし、その学びはより一層深まりました。
巨大な重機が動く現場。「地図に残る仕事」のリーダーに求められるのは、全体の安全・品質・コストを管理し、チームを導く統率力です。学んでいる知識が、地域の人々の暮らしを守る「道」として形になっていく。その瞬間に立ち会った生徒たち。本校OBである先輩の説明に、親近感を抱きながらも、その表情は真剣そのものでした。
<中学生の皆さんへ> 水俣高校建築コースでは、このようなDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む建設業界の最前線を肌で感じることができます。進化する建設業で、未来のインフラを作るエンジニアを目指しませんか?
【半導体情報科】アスカインデックス体験学習
令和7年12月9日午後、アスカインデックス様にて半導体に関する講義を行っていただきました。
今回のテーマは半導体製造の「後工程」に焦点を当てた内容で、チップをフレームへ取り付け、ワイヤボンディングを行い、樹脂でモールディングし、さらにバーンイン・検査へ進む一連の流れについて詳しく学ぶことができました。
実際の部材や工程サンプルを手に取りながら説明していただき、目で見て触れて理解できる非常に充実した研修となりました。生徒たちからは、専門的な内容にも関わらず積極的に質問が出る場面が多く見られ、学びへの姿勢や理解の深まりに大きな成長を感じました。
後半では、実際に稼働している製造装置を見学させていただきました。迫力のある大型機械が精密に動く様子を間近で見ることができ、生徒たちは目を輝かせながら説明に耳を傾けていました。丁寧でわかりやすいご案内のおかげで、半導体づくりの現場の臨場感を強く感じる貴重な機会になりました。
【商業科】1,2年生が企業見学に行きました
12月8日(月)、商業科1・2年生が、熊本市南区川尻のルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング(株)川尻工場と水俣市の水光社の見学に行きました。
ルネサスでは、会社の説明を受け、工場の見学やクリーンスーツの着用を体験させていただきました。また、先輩社員の方との交流も行いました。
水光社では、企業概要や仕事内容、店舗の売り場について丁寧に説明していただきました。店舗のバックヤードも見学させていただき、買い物で訪れる時とは違った視点で販売について学ぶことができました。
日頃、見ることができないことや初めて知ったことも多く、生徒は充実した表情で楽しかったと感想を述べていました。これらの経験を進路選択にも生かしていきたいと思います。
見学させていただいた企業の方々、ありがとうございました。