カテゴリ:建築科
【建築科】資格と実力で未来を拓く! 1年生が培う「社会で生きる力」
本校建築科では、将来社会で活躍するための「確かな専門技術と、それを支える人間力」を徹底して育てています。
確かな実力を証明する「資格」への挑戦
現在、建築科1年生は、専門分野の基礎となる「トレース技能検定」の実技対策に夏から熱心に取り組んでいます。週末の検定本番を目前に、生徒たちは真剣そのもの。正確で迅速、そして丁寧に描く技術を追求し、製図用具を自在に操るプロの基礎技能を身につけています。苦手な課題にも自ら挑む高い意識は、将来の専門職としての自覚の表れです。この検定合格をゴールとするのではなく、社会で通用する「揺るぎない実力」を育成する貴重な機会と捉えています。
専門教育が育む「将来に役立つ3つの力」
この資格対策を通じて、生徒たちが大きく伸ばしているのは、製図技術だけではありません。それは、将来、どのような分野に進むにしても必ず必要となる「生きる力」です。
難解な図面を読み解く「読解力」:複雑な情報を正確に把握し、論理的に理解する力。
長時間集中し続ける「集中力」:目標達成のために粘り強く取り組み続ける精神力と習慣。
図面を見る人の立場になる「想像力」:他者の視点を理解し、質の高い仕事を提供する意識。
これらは、建築家にとって不可欠であると同時に、社会人として求められる「課題解決能力」の土台となります。一本一本の線に「命」を吹き込むように取り組む姿勢は、単なる技術習得を超え、仕事への真摯な向き合い方を学んでいる証です。
経験こそ、未来を支える力
水俣高校建築科での経験は、机上の知識に留まらない「経験こそ力」という揺るぎない自信となります。今後さらに専門性を増す製図課題も、この基礎力があれば必ずや乗り越えていくでしょう。
ぜひ、11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。
【建築科】【WCP】プロの技術を体感!塩釜神社復興プロジェクトで「本もの」に触れる
水俣高校の建築科では、ただ設計図を描いたり、教科書で勉強するだけじゃない、未来の建築を担うプロの技術を学ぶことができます。
現在、建築科では「ものづくりマイスター」の指導のもと、塩釜神社の建具(たてぐ)を製作する貴重なプロジェクトに挑戦中です。
・「本もの」を知るからこそ機械のすごさがわかる
本日行われた第2回目の実技指導は、なんと学校を飛び出し、マイスターの工場(こうば)で実施されました。
生徒たちは、伝統工法である組子(くみこ)の加工を先に手作業で体験済です。手作業で木材を寸分の狂いもなく組むことが、どれだけ難しくて、どれだけ集中力のいる作業かを知っていたからこそ、工場で初めて建具製作専用の機械を目の当たりにしたとき、「すげえ!」「なるほど!」と驚きの声が上がりました。これは、単に機械がすごいという感動じゃなく、手加工の難しさを知っているからこそ、プロの技術と機械の正確さ、効率の良さを心から理解した瞬間です。
・本気の技術が自分を成長させる
マイスターの迷いのない手際と、技術の核心を突く分かりやすい説明は、生徒たちの学びへの集中力をグッと高めました。建築科の先生たちも見たことのない専門機械がありと、学校では味わえない本気の現場での学びは、みんなの技術と意識を大きくグレードアップさせています。
現在、生徒たちは神社の復興に関わる人たちの強い想いを背負い、「最高にいいものをつくろう」という責任感と意気込みを持って作業に奮闘しています。水俣高校建築科で学ぶことは、技術だけじゃありません。「プロの仕事の進め方」「本ものの現場の空気感」「社会の役に立つものづくりの責任感」これら全てを実践的に学ぶことができます。
「将来、自分の手で何かを生み出したい」「一生ものの技術を身につけたい」と思っている人は、水俣高校建築科で、未来の自分の可能性を広げてみませんか?
【建築科】2年生が挑む、プロの現場体験
「家を建てる」って、どういうことだろう? 実際に自分の目で見て、手を動かしてみたいと思いませんか?2年生が、今、その疑問の答えを探るべくインターンシップに全力で取り組んでいます。
・若きプロフェッショナルから直接学ぶ
今回、特に注目したいのは、住宅の木造新築工事現場で奮闘している生徒です。この現場を任されているのは、なんと水俣高校建築科のOG(卒業生)
・憧れの先輩は「現場監督」
彼女はまだ若くして一級建築施工管理技士補の資格を持ち、工事全体を一人で仕切るプロフェッショナルです。そんなかっこいい先輩のもとで、生徒は仕事の楽しさも難しさも肌で感じながら、優しく、そして実践的に指導を受けています。
・ 挑戦!プロの技「貫(ぬき)の釘打ち」
現場では、先輩だけでなく大工さんからも直接指導を受け、建物の構造を支える「貫(ぬき)」と呼ばれる部材の釘打ちにも挑戦しました。
・ 資格が光る!真剣な挑戦に「合格点」
大工技能士の資格を持つ生徒は、大工さんのアドバイスをすぐに実践。プロには敵わなくとも、丁寧さと安全を意識した作業で、大工さんから「合格点」をもらうことができました。学んだことが、現場で活かせることを証明した瞬間です。
・地元のプロとのつながりも
さらに、この現場の電気工事担当にも、本校電気科のOBが。担当職員との嬉しい再会もあり、水俣高校の卒業生が地元の建設業界を支えていることを改めて実感しました。
~君も「つくる」喜びを水俣高校建築科で~
今回のインターンシップは、生徒たちにとって、将来の仕事の楽しさややりがい、そして大変さをリアルに知る貴重な機会となりました。
「設計」や「ものづくり」に興味がある君へ。
水俣高校建築科で、資格を取得し、プロの技術を身につけ、未来のまちを「つくる」一歩を踏み出しませんか?
水俣高校建築科で、あなたの夢をカタチにしよう!
【建築科】未来の職人へ 待望の木工実習スタート!
将来、「ものづくり」に携わりたい、自分の手で何かを形にしたいと考えているなら、水俣高校建築科でその第一歩を踏み出しませんか?
建築科1年生は今日から、待ちに待った木工実習をスタートさせました。この実習は、建物づくりの基礎となる職人の技を体で学ぶ、非常に重要なカリキュラムです。
・職人の基本、墨付けに挑戦
最初の課題は「墨付け」。これは、木材を加工するための印をつける工程で、建築の正確さを左右する重要な作業です。生徒一人ひとりに配られた角材と、職人の必須アイテムである「さしがね」や「墨つぼ」を使います。
最初は、さしがねの表と裏の使い分けに戸惑ったり、角材を一周しても始点と終点の線がうまくつながらなかったり…と、予想通り手こずる場面も。しかし、そこは未来の建築家たち。集中して練習を重ねるうちに、みるみるうちにコツを掴み、誤差のない正確な線が引けるようになりました。
・のこぎりを使いこなす!
墨付けの次は、いよいよ「のこぎり」の体験です。先生が手本を見せると、そのスピードと寸分の狂いもない精度に、生徒からは驚きの拍手が起こりました。代表生徒が挑戦した後、全員がのこぎり挽きに何度も挑戦。最初はぎこちなくても、クラスメイトの良いところを観察し、真似ることで上達のスピードが加速します。まるで修行のような真剣さで取り組む生徒たちは、体と頭をフル回転させて、いい汗をかいています。
・大工技能士を目指そう
水俣高校建築科では、このように実践的な学びを通して、将来大工技能士をはじめとする立派な技術者を目指します。単なる勉強だけでは得られない、「自分の手で未来を創る」という確かな手応えと、仲間と一緒に技術を高め合う楽しさが、ここにはあります。「建築」に少しでも興味があるなら、ぜひ一度、水俣高校建築科の学習の様子を見に来てください。未来の技術者として、一緒にスタートを切りましょう!
【建築科】建物のカタチが見えてきた!1年生軸組模型製作
建築科1年生による軸組模型製作もいよいよ大詰めです!前回までの軸組(骨組み)に続き、4回目の実習では建物の輪郭を形作る壁の立ち上げと、建物の傘となる小屋組み(屋根の骨組み)の製作に取り掛かりました。
・緊張の壁の立ち上げ!「直角」へのこだわり
模型製作において、柱が直角に立っているかどうかは、建物の安定性と美しさの命です。生徒たちは、これまでに組んだ骨組みに対し、壁の部材を垂直になるように慎重に接着・固定していきました。図面を見ながら作業するだけでなく、「しっかり目で見ること」を意識し、少しの傾きも見逃さないよう、班員同士で確認し合いました。この丁寧な作業が、本物の建物を建てる時と同じくらい大切であることを肌で感じています。
・模型のクライマックス!小屋組みの製作
壁が立ち上がると、いよいよ建物の屋根を支える小屋組みの製作です。
小屋組みは、複雑な形の部材を正確に組み合わせていく必要があり、難易度が上がります。座学で学んだ母屋(もや)や棟木(むなぎ)、垂木(たるき)といった部材の配置を、立体的に再確認しながら慎重に作業を進めました。
「ここはどう組むんだ?」「この角度で合ってるかな?」といった声が飛び交う中で、お互いに教え合い、助け合うチームワークが光りました。難しい作業ですが、パーツが組み上がり、屋根の形が見えてくると、生徒たちの顔には達成感が溢れていました。
・完成まであとわずか!協力してゴールへ
製作開始から約1ヶ月、模型は残すところ仕上げの段階です。
一つ一つの作業が学びであり、全員で協力して取り組むことで、建築への理解が深まっています。最後の工程まで気を抜かず、班員一丸となって、正確で美しい軸組模型を完成させることを目標に頑張ります!
次回の完成報告をお楽しみに!
【建築科】【WCP】「本もの」の技に触れる!「Wood Connect Project」でプロの技術を学ぶ
建築3年生は「Wood Connect Project 2025 〜塩釜神社復興プロジェクト〜」に取り組んでいます。山での伐採実習から始まり、現地調査や文化財の講話、そしてプロの建築士からの指導を経て、ついに「ものづくりマイスター」による本格的な実技指導がスタートしました。
プロのスピードと正確さに驚き!
今回指導してくださったのは、建築の世界で長年の経験と卓越した技術を持つ「ものづくりマイスター」。生徒たちは、神社に取り付ける観音開きの格子戸を製作するため、まずは墨付けという、木材を正確に加工するための重要な印つけ作業を教わりました。マイスターの迷いのない手つき、段取りの良さ、そして作業のスピード感はまさにプロフェッショナル。生徒たちは驚きつつも、今まで授業で磨いてきた技術を活かしながら、「本もの」の現場での作業を体感しました。
効率と正確性を追求した熟練の技
その後の加工工程では、機械への材料のセットの仕方、作業中の姿勢、手順の一つ一つに至るまで、全てにおいて無駄がなく効率的な作業のためのアドバイスをいただきました。熟練の技から生まれる効率と正確性は、生徒たちに大きな感動を与えました。
「本もの」のプロから直接技術を学ぶこの体験は、教科書や教室だけでは得られない貴重な経験です。水俣高校建築科では、このように歴史的なプロジェクトに参加しながら、未来の建築のプロフェッショナルを目指すことができます。ものづくりや歴史ある建物の修復に興味がある中学生の皆さん、水俣高校建築科でプロの技術と本物の経験を積み、私たちと一緒に未来を創りませんか?次回のマイスター指導も、さらに深い学びになるはずです。生徒たちは、このプロジェクトを通じて、自分たち自身も「本もの」の技術者に一歩一歩近づいています。
水俣高校 建築科で、私たちと一緒に君の未来をデザインしよう!
【建築科】廃材から生まれる新たな価値!建築機械の技術を椅子づくりで学ぶ
建築2年生は全員が「3級建築大工技能士」です。その課題の練習で使った木材を再利用し、工作機械の使い方を学ぶために木製椅子を制作中です。
1.廃材が生まれ変わるまで
通常なら捨てられてしまうはずの廃材も、建築の生徒にとっては宝の山。安全に配慮しながら、手押しかんな盤や昇降盤などの機械を安全第一で使って丁寧に木材を製材し、椅子の材料として生まれ変わらせました。
2. 設計から組み立てまで
プロの建築大工が使う道具や技術を使い、木材のどの面を使うか、どう組み合わせるかを考え、材料に番号を振る「番付け」や「墨付け」といった作業に挑戦。廃材を形にしていきました。
水俣高校建築科で未来の建築家へ
水俣高校の建築科では、専門的な知識と技術を実践的に学べます。今回の椅子づくりは、建築大工の技術を習得すると同時に、「廃材を再利用する」というSDGsの観点も学ぶ貴重な体験となりました。作った椅子は、生徒が持ち帰り自宅で使用します。
将来、建築士や大工として活躍したい、ものづくりが好き、SDGsに貢献したいと考えている皆さん、ぜひ水俣高校建築科で私たちと一緒に学びませんか?
【建築科】建築の面白さを実感!模型づくりで「大工さん」になる
水俣高校建築科1年生による木造住宅の軸組模型づくりは、いよいよ3週目に突入しました。先週までに土台となる基礎部分が完成し、今週は壁の製作がメインです。
教科書で学んだ知識が、今、目の前で形になっていきます。柱や梁、筋かい、間柱といった多くの部材を、生徒たちは一つひとつ丁寧に測り、切り出し、組み立てていきます。まるで本物の大工さんになったかのように、真剣な眼差しで作業に取り組んでいます。
知識を「本もの」にする体験
座学で学んだ部材の名前や構造が、小さな模型という「リアル」な形になることで、生徒たちの理解はさらに深まっています。写真や図面で見ていたものが立体になっていく過程は、まさに建築の醍醐味です。作業を重ねるごとに工具を扱う技術は向上し、チームでの協力体制もバッチリ。模型の完成度もスピードも格段に上がっています。ものづくりの楽しさ、そして仲間と協力して一つのものを完成させる達成感。これらは、水俣高校建築科で味わえる貴重な経験です。
この模型は、文化祭で皆さんにお披露目する予定です。建築の世界に興味がある方、ものづくりが好きな方は、ぜひ水俣高校建築科で一緒に学びませんか?「つくる」喜びを、ここで見つけられるはずです。
【建築科】将来の街は、私たちが描く
建築の仕事は、建物をデザインするだけではありません。建物の骨組みから細かな部材まで、すべての要素を正確に表現する「製図」の技術がとても重要です。
建築科1年生は、今まさに製図の奥深さに触れています。最初は難しく感じるかもしれない専門的な線の種類や記号、そして聞き慣れない部材の名前も、授業や模型づくりを通して少しずつ理解を深めていきます。図面に引かれた1本の線にも、それぞれ太さや種類に意味があり、それは建物の立体的な形や構造を正確に伝えるための大切な「言葉」です。生徒たちは、まるで図面と会話するように、一本一本の線を丁寧に、そして真剣に描いています。
休み時間には、お互いの図面を見せ合い、時にはアドバイスを交換しながら、より良い作品をつくろうと工夫を凝らしています。そこには、将来の夢に向かって互いに切磋琢磨し、成長し合う仲間がいます。
水俣高校建築科で、建物に命を吹き込む「製図」の楽しさを体験し、一緒に未来の街を創造していきましょう。
【建築科】水俣第一中学校で技術の出前授業
9月9日、水俣第一中学校の技術室で、水俣高校建築2年生が、中学1年生40名と一緒に技術の授業で、木製本棚の制作に取り組みました。
「建築」と聞くと、難しい勉強を想像するかもしれませんが、この日は「木」という身近な素材を使って、自分の手でカタチにする楽しさをみんなで分かち合いました。水俣第一中学校の生徒さんたちは、ほとんどの人が初めての本格的な木工でしたが、水俣高校の先輩たちが一人ひとりに丁寧に向き合い、工具の使い方や制作のコツを教えると、どんどん完成させていきました。
困っている中学生に優しく声をかけ、一緒に問題を解決していく水俣高校生の姿は、まさに未来の建築家そのもの。完成した本棚を嬉しそうに見つめる中学生の笑顔は、何物にも代えがたい喜びでした。水俣第一中学校の先生方からも、「丁寧な指導でとても助かりました」と、お褒めの言葉をいただきました。
水俣高校建築科は、授業で学んだ知識を活かし、地域との交流を通して実践的な力を育んでいます。ものづくりを通して誰かの役に立ち、感謝される喜びを実感できる場所です。
将来、建築やデザインに興味がある皆さん、ぜひ水俣高校建築科で、私たちと一緒に「未来の街づくり」の第一歩を踏み出してみませんか?