電気科ブログ

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電気科・ものづくりコンテスト九州大会

第16回高校生ものづくりコンテスト九州大会(鹿児島県)
 7月9日(日)に鹿児島工業高校において、第16回高校生ものづくりコンテスト九州大会・電気工事部門が実施されました。昨年に続き、熊本県代表として電気科3年園田万帆さん(人吉一中出身)が出場しました。
 結果は昨年同様 優良賞(3位)でした。
優勝したのは、福岡県立八女工業高校、2位は佐賀県立佐賀工業高校でした。
 園田さんは、「今年が最後のチャンスという重圧もあって、緊張の余り、手の震えが止まりませんでした。最高の作品を作ることができず、とても残念です。指導していただいた先生、応援していただいた方々に、感謝の気持ちで一杯です。来年の後輩に、期待します」とコメントをいただきました。
 園田さんの気持ちを、後輩が引き継ぐことを期待します。

【7月8日(土)コンテストの前日】

開会式は前日にありました。


くじを引き、作業場所は4番ということで、会場の中央での作業です。


まずは、作業台に傷が無いかのチェック


次に、明日使用する材料のチェック


材料のチェックが終わったら、使用する工具の点検が行われました。

【8月9日(日)コンテスト当日】 

さぁ、作業開始です。作業する場所が4番の中央でしたので、審査員前での作業となりました。


まずは、墨付けからです。


順調に作業は進み、これからが、金属管の加工です。


生憎の雨で湿度も高く、蒸し暑さとの戦いでした。


女の子は園田さんだけでしたので、審査員の方も興味深く観察されていました。


最後は、掃除をして作業の終了


終了時間の1分前に、全作業が終了しました。


これが、園田さんの作品です。


優良賞(3位)の表彰を受ける園田さん


今回の表彰者一覧

電気科1年・工業技術基礎

電気科1年・工業技術基礎(実習)風景
 本日(7/3)は、先週に引き続き、電気科1年の4班による「分流器の実験」「直流抵抗器(倍率器)の実験」の実習風景を報告します。この分流器と倍率器は、電気基礎という教科で習います。工業技術基礎は、その習ったこと(公式)が実際に成り立つのかを測定により確認するのが目的です。また、班ごとに実習をしますので、協力し合う協調性、準備から後片付けまで、常に安全を確認しながら、実習を行います。実習では、生徒が話し合いで役割(分担)を決めます。結線をする者、測定をする者、記録をする者、計算をする者、まとめる者、それぞれが早く実習が終わるように協力し合います。早く終われば、それだけレポートをまとめる時間が増えます。


実習前の、黒板です。きれいに消してあるので、気持ち良く、実習に入れます。


直流電流計2台を使っての、分流器の測定


測定結果を、黒板に記入します。式を書くときは、定規を使い、丁寧に記入します。


直流電圧計2台を使っての、倍率器の測定


結果の検討を電卓を使い計算し、まとめます。


自分がまとめた結果を、みんなの前で発表します。生徒は緊張しながらも一生懸命に説明します。


実習後は、次の班が気持ち良く使えるように、心をこめてきれいに消します。


最初の状態に、整理整頓します。

電気科・先輩による進路講話

電気科・先輩による進路講話
 6月30日(金)の2限目に電気科1~3年生を対象に、キャリア教育の一環として先輩社員の講演を通して、働くことの意義や学生のうちにやるべきことなどを考える機会の一つになればということで、進路講話を実施しました。
 講師は、本校を平成23年度に卒業した吉村純(人吉一中出身)様で、現在、関西電力(株)奈良支店にお勤めで、水力変電部門・南大阪電力所にて変電設備の管理を行っておられます。
 講話の内容としては、「企業が求める人材」・「働くことの意義・「社会人として必要なこと」・「学生のうちにやるべきこと」などを、生の体験や失敗したことなどを踏まえて分かりやすく話していただき、生徒達にとっては、とても充実した講義内容でした。


手前が1年生、左奥が2年生、右奥が3年生のスリッパです。高校生にもなると常識が身についています。


電気科長の仲嶺先生より挨拶及び講師紹介の後、進路講話をしていただきました。


パソコンを使い、後輩の前で熱心にプレゼンをされる吉村君


講話を聞いた生徒からは、活発な質問が出ました。
 ・仕事で辛かったことを教えてください(1年生)
 ・電力会社のメリットとデリメットについて教えてください(2年生)
 ・高校の時の評定を教えてください(2年生)
 ・他の電力会社と比較して、関西電力の強みを教えてください(3年生)
 ・面接のときに注意することや心構えについて教えてください(2年生)
 ・女子が働く上で、不利なことはありますか(3年生)
 ・職場(現場)での、男子と女子の比率を教えてください(3年生)
 ・現場の仕事内容では、女性が不利なことはありますか(3年生)
と、いろんな質問が出ましたが、1つ1つの質問に吉村君は丁寧に答えていただきました。


終了後、電力関係に進みたいと目標を持っている生徒を集め、意見交換会をしていただきました。

電気科1年・工業技術基礎

電気科1年・工業技術基礎(実習)風景

 本日(6/26)の4~6限は、電気科1年生の工業技術基礎がありました。今回は、4班(8名)の「ホイートストンブリッジによる抵抗の測定」を紹介します。
 実習は、2人1組で行います。測定器は、2台しかないので、2班が測定中のときには、残りの2班はレポートを書きます。最後に、ホイートストンブリッジの測定器を使い、一人づつ「未知抵抗」を測定し、合格するまで行います。
 今回は、8人全員が1発合格でした。


2人1組で、測定します。平成11年のホイートストンブリッジを使用して、測定します。


手前の黒の機材は、昭和43年のホイートストンブリッジです。現在も現役で動いています。


2班が実習をしているときは、残り2班は、レポートを書くことで時間を有効に使います。


紙に包まれた未知の抵抗を選び、一人づつホイートストンブリッジを使って、測定のテストを行います。


誰がどの未知抵抗を選ぶか、ジャンケンで決めました。


測定は、一人で行いますので、今回の実習が理解できていないと、再テストになります。


測定後、自分の担当のところに測定結果を、記入します。


記入した後、みんなの前で発表するまでが、テストです。
結構、単位のミスがあるのですが、今回は、8人全員が、1発合格でした。


見る人が見やすいように、丁寧に、記入することも、大切なことです。


次に使う班が気持ちよく使用できるように、心をこめてきれいに消します。


使用する前の状態に復元(整理整頓)するのも、実習の一つです。

電気工事士・実技指導(電気科)

 
第2種電気工事士・実技指導
 本日の実習の時間を利用し、7月22日(土)に実施される第2種電気工事士・実技試験の問題に、電気科39名がチャレンジしました。
 普段は実習台で作業をしますが、今回は自分が使っている机を教室から移動させ、狭いスペースでの作業に生徒は戸惑いながら、作業を行っていました。

さすが2年生。スリッパもきれいに並べています。


左が単線図(設計図)、右が複線図(配線図)


これが、完成する作品になります。生徒は実物を見て、製作に入ります。


先生方7名で、生徒一人一人に、丁寧に指導してくれます。


まずは、電線の被覆を剥ぎ、準備をします。狭いスペースで生徒は、やりにくいみたいです。


いろんな道具を使って、作業を行います。


ペンチの持ち方や、作業する上でのコツなどを先生方が巡回しながら、丁寧に指導してくれます。


これが、生徒が作った作品です。けっこう、うまく作っています。

生徒同士でお互いに教えあいながら、製作します。

先生に確認をして合格したら、解体作業に入ります。

解体したら、被服をすべて剥ぎます。

被覆を剥いだら、銅線は銅線にまとめて、ゴミの分別をします。