電気科ブログ

2019年12月の記事一覧

進路トーク・電気科

進路トーク・電気科

 12月20日(金)4・5時間目に本校・大会議室において、電気科の進路トークが実施されました。この進路トークは、毎年、各科で実施されるもので、3年生が今年体験した就職試験での勉強の仕方や面接内容、心ががけておいた方がいいことなど、進路決定までの説明をしました。

 この進路トークは、20分間1コマで、それを3コマ行います。説明を受ける2年生は、4ヶ月前に、実際先輩達が体験したことを聞けるとあって、真剣にメモを取るなどして聞いてました。

スリッパを並べて入室する(常識)ことは、習慣化されてます

説明をされる木村先生

全体の様子

説明する3年生(右)、説明を聞く2年生(左)

 

電気科3年・課題研究

電気科3年・課題研究

 12月17日(火)4~6時間目の課題研究の時間に、人吉職業訓練所にある倉庫で、竹灯籠製作を行いました。この竹灯籠は、人吉商工会議所・青年部の企画で、2月8日(土)に人吉市鍛冶屋町で「点灯式」が行われますが、1本の竹に6~35mmの穴を100~200個開ける根気のいる作業です。

 詳しい内容は、Facebookの「ひとよしまち燈り」で検索してみてください。

二人一組で作業を行いました

全体の作業風景

穴を全部開けたら、下紙を剥がします

たわしを使い、表面をきれいにします

2時間で10本の竹を完成させました

第3種電気主任技術者に合格!!!

電気主任技術者とは

 電気主任技術者になれば、発電所や変電所、それに工場、ビルなどの受電設備や配線など、電気設備の保安監督という仕事に従事することができます。

 電気設備を設けている事業主は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務づけられています。

 

取り扱うことができる電圧によって、第一種から第三種まで3種類あり、

第一種では、すべての事業用電気工作物

第二種では、電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物

第三種では、電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物

(出力5千キロワット以上の発電所を除く)

 

               一般財団法人 電気技術者試験センターより抜粋

令和元年度(一般も含む)

 全国の受験者数は41,543人で、全科目合格者数は、3,879人。合格率は9.3%。

 熊本県の受験者数は390人で、全科目合格者数は、30人。合格率は7.7%。

 

 熊本県では、平成16年頃に熊本工業から現役高校生が合格している。しかし、その後は県内の電気系の工業高校で、合格者を出そうと試行錯誤していたがなかなか合格者がでなかった。

 今回合格した尾方幸河君【山江中】は、1年生から挑戦しており、2年生で1科目合格、3年生で残りの3科目を合格し、見事免状取得の運びとなった。

 

 熊本県では、15年ぶり。本校では、昭和45年あたりに1名合格者がいたのではないかという話ではあるが(確認するものがなく、当時の職員の記憶のみ)、その後は出ておらず、約半世紀ぶりの合格者となった。

 現3年生に科目合格者が2名(浦野雄飛君【球磨中】、中村大志君【多良木中】)、現2年生に科目合格者が1名(田山由大【山江中】)。来年も合格者を期待できる状況である。

 

合格者の喜びの声

【現在の感想】

1年生のときからずっと挑戦し続け、悔しい思いをしていたので合格できてとても嬉しい。合格するだけで満足せず、学んだことを忘れないように維持していきたい。

 

【特に努力したこと】

過去に出題された問題をとにかく数多く解くことで、応用力を身につけられるよう努力してきた。

 

【特に苦しかったこと】

問題の数が多いので、合格を目指せるほどに理解を深めることが大変だった。放課後や長期休暇に課外授業をしてくださった先生方には、とても感謝している。

 

【後輩に一言】

失敗ですら無駄では無く、次に活かせるということを自分は学んだ。

一度の失敗で諦めず、二度目があるなら是非挑戦して欲しいと思う。

 

 

電気科・第6回科集会

電気科・第6回科集会

 12月10日(火)放課後に、電気科・第6回科集会が行われました。今回は、服装頭髪検査も一緒に各科に分かれて行われました。

 まずは、担任・副担による服装頭髪検査が行われたと、科集会では仲嶺科長が不在でしたので、園田先生が話されました。

服装頭髪検査の様子

科集会の様子

インターンシップ3日目・電気科2年

インターンシップ3日目・電気科2年

 12月5日(木)は、インターンシップ3日目。生徒達の頑張っている様子を見に行きました。

 今回見学させていただいたのは、一般財団法人九州電気保安協会、株式会社球磨電設、株式会社大和冷機の3社です。

 九州電気保安協会と球磨電設は、水上村にある熊本県営の「市房第一発電所」の水車発電機等の更新工事に携われており、その現場見学をさせていただきました。市房ダムは1960年(昭和35年)に運転を開始し、約60年余りが経ち老朽化しているため、全面リニューアルし発電能力のアップを図るとのことです。主要納入更新機器は、縦軸カプラン水車、三相交流同期発電機、入口弁、励磁装置一式、調速機、圧油装置、水車制御盤一式、給排水装置、圧縮空気装置一式、制御・保護装置、高圧配電盤、ケーブル工事等です。

 今回現場を見学させていただき、生徒達は60年前の技術や令和の時代の新技術を自分の目で見れて、とても勉強になったし幸せだと思いました。見学は、2時間かけて一つ一つ丁寧に説明をしていただきました。作業をされている方の中には、本校の電気科卒の方も多くおられ、先輩達の仕事をされている姿を見て生徒達は感動していました。今週の土曜日は、第2種電気工事士実技試験、日曜日は第1種電気工事士の実技試験が行われますが、今回の現場見学により、改めて資格取得の重要性に気づいたと思います。

 大和冷機さんでは、一人は現場での作業、もう一人は事務所でCADを使っての設計を写すという作業を行っていました。電気科では手書きによる電気製図を2年生で行いますが、CADを使っての製図は、3年の実習や課題研究でしかできないので、生徒はいい勉強になっていると思います。

見学前の打ち合わせ(九州電気保安協会・球磨電設)

現場への移動(九州電気保安協会・球磨電設)

現場での説明(九州電気保安協会・球磨電設)

CADを使っての作業(大和冷機)