電気科ブログ

第3種電気主任技術者に合格!!!

電気主任技術者とは

 電気主任技術者になれば、発電所や変電所、それに工場、ビルなどの受電設備や配線など、電気設備の保安監督という仕事に従事することができます。

 電気設備を設けている事業主は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務づけられています。

 

取り扱うことができる電圧によって、第一種から第三種まで3種類あり、

第一種では、すべての事業用電気工作物

第二種では、電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物

第三種では、電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物

(出力5千キロワット以上の発電所を除く)

 

               一般財団法人 電気技術者試験センターより抜粋

令和元年度(一般も含む)

 全国の受験者数は41,543人で、全科目合格者数は、3,879人。合格率は9.3%。

 熊本県の受験者数は390人で、全科目合格者数は、30人。合格率は7.7%。

 

 熊本県では、平成16年頃に熊本工業から現役高校生が合格している。しかし、その後は県内の電気系の工業高校で、合格者を出そうと試行錯誤していたがなかなか合格者がでなかった。

 今回合格した尾方幸河君【山江中】は、1年生から挑戦しており、2年生で1科目合格、3年生で残りの3科目を合格し、見事免状取得の運びとなった。

 

 熊本県では、15年ぶり。本校では、昭和45年あたりに1名合格者がいたのではないかという話ではあるが(確認するものがなく、当時の職員の記憶のみ)、その後は出ておらず、約半世紀ぶりの合格者となった。

 現3年生に科目合格者が2名(浦野雄飛君【球磨中】、中村大志君【多良木中】)、現2年生に科目合格者が1名(田山由大【山江中】)。来年も合格者を期待できる状況である。

 

合格者の喜びの声

【現在の感想】

1年生のときからずっと挑戦し続け、悔しい思いをしていたので合格できてとても嬉しい。合格するだけで満足せず、学んだことを忘れないように維持していきたい。

 

【特に努力したこと】

過去に出題された問題をとにかく数多く解くことで、応用力を身につけられるよう努力してきた。

 

【特に苦しかったこと】

問題の数が多いので、合格を目指せるほどに理解を深めることが大変だった。放課後や長期休暇に課外授業をしてくださった先生方には、とても感謝している。

 

【後輩に一言】

失敗ですら無駄では無く、次に活かせるということを自分は学んだ。

一度の失敗で諦めず、二度目があるなら是非挑戦して欲しいと思う。