◆上天草高校の『いま』◆

2019年12月の記事一覧

百人一首大会

12月24日。放課後のひとコマ。
図書館では「百人一首大会が」が行なわれていました。

4人1組に分かれて競技が行なわれました。

それぞれ、
下の句を自分に見やすいように並べている人。
2人がペアになって協力し合っているチーム。
それぞれのグループで戦いが繰り広げられていました。

 

図書館の中では、静かな空気のなかで上の句が流れてきます。

しっかり覚えていたので、数文字聞いて札を取ることができた人。
下の句が聞こえてきて札を取ることができた人。
下の句を聞いても結局探すことができず、次の上の句が聞こえてしまったグループと色々です。

しかし、どのグループも下の句を探すことができたら拍手が起こり、百人一首を楽しんでいました。

百人一首を楽しむ生徒を見ると、もうすぐお正月なんだと感じるひとときでした。

2学期表彰式・終業式

本日は終業式。
2学期部活動や発表で活躍した生徒の表彰式が行なわれました。
今回の表彰者は次のとおりです。

・第47回熊本県高等学校学年別陸上競技大会
  2年男子やり投げ 第3位 中田君
・天草地区新人バドミントン大会
  男子シングルス 第3位 黒田君
  女子シングルス 第3位 杉本さん
・第49回九州高等学校ソフトテニス天草地区予選大会
  女子個人戦 第3位 豊嶋さん・松藤さん
・令和元年度熊本県高等学校ウエイトリフティング競技新人大会
  73kg級 第2位 西本君(トータル115kg)
・高校生福祉体験発表熊本大会
  優良賞 東君
・第20回高校生国際美術展 書の部
  佳作 水原さん
・第65回青少年読書感想文コンクール県審査
  佳作 千原さん
・令和元年度「大切な命を守る」全国中学・高校生作文コンクール
  優秀賞 藤本さん
・校内感想文コンクール
  優良賞 千原さん

 表彰式に続いて、校長先生より講話をいただきました。
 2学期を振り返り、生徒の『頑張る姿』についてお話ししました。
 行事や文化活動、試合や検定試験など様々な行事がある中で落ち着いた生活と進路実現に向けて生徒それぞれ頑張っていました。
 特に、2年生は中心学年として各種行事の先頭に立ち、1年生は上天草プロジェクトやボランティア活動の校外活動に積極的に活躍していました。
 これらの活動は本校の教育目標である「地域社会に信頼される学校」を実現するために一歩一歩確実に築き上げています。

 また、新年を迎えるにあたり、生徒たちに次の言葉を送られました。
『成長のためのチャレンジ・挑戦すること』
『失敗から学ぶことの大切さ』
 新しい年がスタートします.目標を立ててスタートができるよう充実した年末年始を送って欲しいと話されました。

都市(大阪)における調査・販売実習

都市(大阪)における調査及び販売実習に行ってきました!

 12月20日(金)から21日(土)の日程で、1年生5人が大阪での活動を行いました。上天草を飛び出し活動することで、世界の広さを感じ、外から見た上天草の魅力に気づくことができればと思います。

20日(金)。
 「島の宝プレミアムマルシェin大阪駅」で販売およびパンフレット配布を行いました。
 「島の宝プレミアムマルシェin大阪駅」は、大阪駅の玄関である「大阪駅北口アトリウム広場」で開催された、天草・五島・壱岐・隠岐・佐渡(島の宝観光連盟)のPRを目的としたイベントです。
各島の特産品の販売や誘客イベントの開催、観光パンフレットの配布が行われました。

  パンフレットを差し出しても受け取ってもらえないことも・・・。でも大阪の方はお話好きが多いらしく、たくさんの方と会話することができました。「お姉ちゃん高校生。アルバイト?ちゃうの?えっ熊本から来たん!修学旅行かなんかか?大阪で研修!すごいな~。そこのイベントの宣伝してんの?ほなちょっと見ていくわ。」とその勢いに圧倒されましたが、天草のブースに立ち寄って頂くことができました。あたたかい人柄の人が多い地域だと感じました。

 

 

 

  大阪市北区で熊本の食材を中心に提供されている「熊本 馬源」で夕食。特別に早い時間にお店を開けて頂き、上天草の食材が大阪でどのように受け止められているか伺いました。その後、「OSAKA光のルネサンス2019」を見学、イルミネーションに圧倒されました。このようなイベント会場で提供される食事にも地域名が入っているものがあり、都市部の人たちが他所の地域に対して持っているイメージについて考えさせられました。

 

 

 21日(土)。
 池田市にある池田サンシティ1階「産直野菜ぷちトマト&ぷちトマトBio」でお話を伺いました。
 お話し頂いたのは店舗を運営する(株)グッドハーベスト代表取締役伊東寛子様。
 ぷちトマトは上天草市アンテナショップとして、上天草の産品を多く取り扱っておられます。大阪、特に池田など海から遠い地域の人たちは、海への憧れがあり、海産物に対して興味を持っていただけるとのことでした。また、大阪には熊本県出身の方や縁のある方多いこともあり、懐かしさもあって多くの方が買い物に来られるとのことでした。上天草らしいものを商品化すれば、大阪の人たちにも喜んでもらえるはずだと教えていただきました。

 

 

 
 午後は、大阪のミナミを散策。お約束の場所で記念撮影し、大阪の街の雰囲気を感じました。この旅を通して感じていたことですが、外国人観光客の多さにはびっくりしました。宿泊したホテル、イベント会場、移動の道すがら、たくさんの外国語に触れる機会がありました。インバウンドの取り込みの重要性を改めて感じました!

今回御協力いただいた、
天草四郎観光協会」様
天草宝島観光協会」様
島の宝観光連盟」様
熊本 馬源」様
産直野菜ぷちトマト」様
御協力ありがとうございました。  
  

上天草プロジェクト~特別講演会~

12月19日(木)、地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)に係る特別講演会を大矢野自然休養村管理センターで実施しました。

講師としてお招きしたのは、(一財)地域・教育魅力化プラットフォームの奥田 麻依子様。奥田さんは、高校魅力化の元祖と言われる「隠岐島前高校」でコーディネーターとして6年間勤務され、カリキュラムの開発・運営に参画してこられました。今回は、「自分と地域の未来をつくる学び」というテーマで、講演およびパネルディスカッションを実施していただきました。

 講演会では、上天草高校生は、地域(周りの人)を変える力を持っている!だから、自信を持って地域に飛び出して欲しい。そのために自分の「やりたいWILL」「できるCAN」「やるべきMUST」を広げていき、その重なりを増やすことが大切であると話されました。その上で、地域の未来をつくるのに必要な力として

①多様な人や世代と関わる力
②課題を定めて踏み出す力
③チームで成果を出す力
④そのベースとなる基礎学力

を身につけなければならないとのことでした。



  

 パネルディスカッションでは、「上天草で仕事をしている理由」や「上天草で生きていく上で必要だと感じている力」などをテーマと関連づけてディスカッションしていただきました。生徒たちは、「自分たちが期待されていること」や「自分たちが地域を変えることができる」という手応えを感じているようでした。
※パネラーは(一財)地域・教育魅力化プラットフォーム 奥田麻依子 様。上天草市長 堀江隆臣 様。維和島振興協議会会長 星野真理 様。本校同窓副会長 嶋田昭仁 様。本校生徒会会長 山口 君。司会は本校カリキュラム開発等専門家 元田有祈 先生。

 

 (一財)地域・教育魅力化プラットフォーム 奥田麻依子 様

 

上天草市長 堀江隆臣 様


 維和島振興協議会会長 星野真理 様

 

本校同窓副会長 嶋田昭仁 様

 

 本校生徒会会長 山口 君

 

 本校カリキュラム開発等専門家 元田有祈 先生

 

 最後は恒例の参加者全員で記念写真。「天草好き!上天草高校大好き!」の掛声で、今後の活動に弾みをつけました!

 

 

 

2019女子ハンドボール世界選手権観戦

現在熊本県で開催されている『2019女子ハンドボール世界選手権大会』に1・2年生の生徒応援に行ってきました。

国際大会を見学することで、国際理解を深め、グローバルな観点を持つとを目的としています。また、トップクラスの選手のプレイを観戦し、パフォーマンスやスポーツマンシップに触れることにより、夢や希望、さらに豊かな心を育むことを目的としています。

今回観戦したのは、パークドーム熊本で行なわれた5-6位決定戦のセルビア対モンテネグロ戦です。

前半戦は、互いに点を取り合う均衡した試合。そのなか、キーパーのファインセーブから速攻を決めるなど、世界トップレベルの試合が展開されます。12-13モンテネグロがリードで前半が終了しました。

ハーフタイムでは、学校観戦中の生徒の代表が、コート内に入場し、国際大会の雰囲気を感じることができるイベントに参加しました。
元気なくまモンとハイタッチ。選手の練習の様子を一番近くで見ることができました。

後半戦も点の取り合いは続きます。試合では、モンテネグロのGKが速攻を止めるファインセーブも。選手も会場も盛り上がります。GKが下がり7人で攻撃するプレイも展開しながら一進一退の展開が続きます。会場もスーパープレイの連続で興奮状態のまま試合終了。26対28でモンテネグロがセルビアを破りました。最終順位といてモンテネグロが5位。セルビアが6位となりました。

今年のスポーツ界。ラグビーワールドカップで日本全国が「ONE TEAM」で盛り上がりました。来年の東京オリンピック開催に向けて、日本人選手たちの国際大会での活躍も毎日のように話題となっています。熊本での女子ハンドボール世界選手権大会。世界トップレベルの競技が身近なところで観戦でき、とても貴重な経験となったでしょう。
また、モンテネグロやセルビアなど、外国のことを知る良い機会となり、これからグローバルな観点を持つことも大切だと学んだと思います。

先進出前講座⑤~映画でつなぐ地域の魅力~

本日の上天草プロジェクト先進出前講座⑤「映画でつなぐ地域の魅力」を行ないました。

本日の講師は、上天草市の「湯島」を舞台にした映画作品『島のシーグラス』の制作づくりに携わった
映画監督 榊原 有佑 様
映画プロデューサ 杉浦 青 様
ジャパン・フイルムコミッション副理事長 小山 真一 様
をお招きし、映画をとおした上天草の魅力についてお話しをいただきました。

まずは、それぞれの仕事についてお話しいただきました。
私たちは映画やドラマを見る側。監督の仕事。プロデューサの仕事。フイルムコミッションの仕事それぞれを伺いました。

榊原監督が語る「湯島の魅力」とは『時間の流れ』。


ゆっくりとした時間が心地よい時間とのこと。
この時の流れは湯島では当たり前だとしても、とても貴重に感じられたそうです。
作品作りのために湯島に訪れ、地元の子どもたちに「シーグラス」をもらった時に今回の作品のイメージが見えてきたと話されました。
監督は、理学療法士が映像の世界へ。そして映画の世界へ飛び込まれました。
「どんな経験もムダにはならない」「感じたことを表現できる」のが映画の魅力と生徒に語っていただきました。

 

杉浦プロデューサからは、湯島の『フリーダム』なところが気に入っているそうです。


鍵を掛けなくても出かけたり、隣の自転車を借りたりと、都会では心配するような事柄も、湯島の人たちの信頼関係の強さがそれを実現している。そのフリーダムさが好きだそうです。
映画の世界に飛び込んだきっかけは、地元が映画の舞台になったこと。地元の様子が映画となって発信されることに魅力を感じたそうです。また、世界の色々な映画を観る中で、言葉が分からなくても共感できる素晴らしさ、色々な人と感情を分かち合えるところが映画の魅力だそうです。

 

小山様は、映像制作陣からのリクエストに応えるために、天草地域のロケーションを行なっています。


私たちには何気ない景色は、普通に映像として素晴らしい力を持っているとのこと。
そんな景色が、映像となって日本全国、全世界に発信されることが嬉しいと語っていただきました。
フイルムコミッションの仕事は、制作者側からのリクエストに対して、1人でローションを行ない、1人で現況確認をしていきます。『紙で頂いた1枚の企画書から、映像作品が完成していくことに喜び』を感じられているそうです。


今回の講座では、なかなか出会うことがない「映像制作」という仕事に携わる方々のお話しを伺えることができました。
私たちの生活環境は都会と比べて「モノ」が揃っていません。しかし、それはとても貴重なことで、都会にはない魅力だったりもします。私たちが気づけていない「魅力」を発見し、それを発信できるようこれからも頑張っていきたいと思います。

修学旅行団、阿蘇熊本空港に到着しました

 

熊本に戻って参りました。

解団式において、生徒代表挨拶をした2年1組の藤本さん。
「修学旅行は、東部トップツアーズの方を始め、ホテルの方々に、バスの皆さん、いろいろな人に支えられての旅行でした。今回の旅行で学んだ一番のことは、きずな、です。何事もきずなと、そこから生まれる協力がなければ、成功することはありません。今回の旅行で学んだことを、今後の生活に活かしていきたいです」

生徒一人ひとりが、この旅行で大きく成長してくれました。今後の活躍に、期待したいです。

ただ今15時50分、今から上天草に向かって出発します!

次は道の駅不知火を出発したとき、ホームページでお知らせいたします。

修学旅行、東京湾クルーズと記念撮影

東京湾、日の出桟橋からクルーズ観光をしました。

海上から、2020年の東京オリンピックの関連施設を見ることができました。

 

↑選手村です

 

その後お台場で記念撮影。

卒業アルバムに乗る写真とあって、皆気合はいっています?!

 

羽田空港に着いて、ここでお別れになる看護師の佐々井さんに、生徒を代表して2年4組東君が挨拶をしました。「修学旅行を安心して行えたのは佐々井さんのおかげです。大きなけがや病気がなく楽しい修学旅行がきました。家に帰り着くまでが旅行なので、お別れしたあとも、最後までしっかり体調管理に気をつけたいです」

佐々井さん、4日間ありがとうございました!

修学旅行、最終日を迎えました

修学旅行団より、おはようございます。修学旅行も早いもので、3泊4日の行程の最終日を迎えました。

現在の東京の天気は晴れ、少し肌寒いですが一日安定した天気となる予報です。心配されていた東京湾クルーズも、予定通り行えそうです。

生徒たちは、さすがに3泊の疲れが少し出ているものの、体調不良者、怪我人ともにおらず、今日も元気いっぱい充実した研修を行えそうです。

本日の行程は、東京湾クルーズ、お台場での記念撮影と、東京湾で活動をした後羽田空港に向かいます。

最後まで、楽しんで参ります。

修学旅行、班別自主研修②

東京都内を班別自主研修の舞台に選んだ生徒たちは、秋葉原にお台場、新大久保に渋谷新宿と、それぞれの趣味や目的に応じて旅立っていきました。

 

 なかなか電車に乗る機会がないのが上天草っ子。駅について目的地の切符を正しく購入し、目的の路線の乗り場に移動し、満席にしか見えない車両に乗り込むという難関に挑戦するわけです。まず、何組かが「ホテルを出て、右折しなければならないところをいきなり左折」し、石原先生に心配されておりました。ほかにも駅名を間違えて他の路線に乗った生徒もいましたし、快速に乗ったがために目的地を通り過ぎてしまったりといろいろとありましたが、それらすべてが「良い経験」だと思います。

初めからすべてがうまくいく人間などいません。良いことも失敗も悪いことも、すべて「良い経験」として受け入れ、自分の成長につなげて欲しいと思います。

 

 

↑写真は、2-3の川嵜さんたちの班が撮影してきた、おしゃれスポットです。ばえー

 

大小いろいろトラブルはありましたが、生徒たちは東京の街を心行くまで満喫し、充実した時間を過ごし、全員が無事ホテルに帰着しました。

 

修学旅行、班別自主研修①

今日は、生徒たち待望の班別自主研修の日。この日のために、総合的な学習の時間を通して、研修計画を念入りに練ってきました。

ディズニーリゾートを研修先に選んだメンバーは、一日ディズニーシーで質の高いサービスとは何かを文字通り「体験」しました。

本来ディズニーでは、何をするにも長時間列に並ばなければなりません。しかし、2年2組の水原プロは、効率的なファストパスの取り方、アプリの利用方法、レストランの空いている時間など多方面にわたってリサーチしており、人気のアトラクションにほぼ並ぶことなく、次々と乗ることができました。

各自ディズニーキャラクターのアイテムを装備し、意気揚々と園内を歩き回っておりました。

 

また「写真を撮って~」と頼んだ高校生が同じ九州の出身ということで意気投合し、即連絡先交換をしたりしていました。上天草高校生の勢い、すごいですね。

 

修学旅行団から、おはようございます

おはようございます!

 

東京葛西の現在の天気は曇りですが、天気予報によると徐々に天気は回復し、晴れる予定となっております。3日目の朝も、体調不良等を訴える生徒はおらず、時間どおりにしっかり起きることができました。

 

 

本日は、生徒たちが楽しみにしている東京都内判別自主行動の日!

秋葉原、お台場、大久保、ディズニーシー…etc

6時の時点でほとんどの生徒が準備を終えており、気合十分です。

充実した一日になることでしょう。

 

修学旅行団の福島弁講座

見知らぬ土地で自分たちが普段使っている言語とは違う言語に触れる。これもまた、旅の醍醐味ですよね。

九州から1,000キロ近く離れた福島の言葉は、可愛らしくも独特なものがあります。(まあ、関東の方からすれば、九州の言葉がそう思われているのでしょうけども)

福島から東京への道すがら、バスガイドの松岡さんから習った福島弁をご紹介いたします。

投げる…ものを「捨てる」こと。(この雑巾ぼろぼろだから投げとって)

はらぐちい…お腹いっぱい

めんげえ…かわいい

さすけねー…No ploblem

おちる…降りる(次のバス停でおちる、と使うそうです)

なじょすっぺ…どうしたらいいのかなー?

 

発音からして私たちが全く使わないものもありますが、中には同じ言葉で全く違う意味になるものもあるのですね!

 

方言ではないのですが、福島県人と仲良くなりたかったら、

「美しま福島(うつくしまふくしま)」

というと良いらしいですよ☆

 

そんなこんなで、パールホテル葛西に到着しました。2日間お世話になった富士急行さんとはここでお別れです。2日間、ありがとうございました。

 

追伸:バスガイドの松岡さんめっちゃめんげえ by情会男子

修学旅行団、東京スカイツリーに昇る


16:30、東京スカイツリーに到着しました。
まずは、全員で展望台まで登り、地上400mからの東京の街を見下ろしました。
天気が曇りということもあってか、早い時間帯でしたが夜景を楽しむことができました。

 

生徒達に人気?だったのは、こちらの透明な床!

展望台から地面が覗けます。

定番ですが、ここで飛び跳ねた生徒もおりました。

ソラマチでは、ここでしか販売のない商品も多く、自由時間を使って、生徒たちはめいいっぱいショッピングを楽しんだようです。人気のお土産品は、やはり東京バナナでしょうか?

ここでそれぞれご飯を食べて、パールホテル葛西へ向かいます。

修学旅行団、久之浜地区を巡る①

二日目午前中は、語り部の鈴木玉江様と一緒に、津波で被災した地区を回りました。
昨日の生徒挨拶にもありましたが、実際に現場を見て実体験として話を聞くと、防災について改めて考えさせられました。以下は、話を聞きながら一生懸命写真を撮っていた生徒たちによるリポートです。


写真は、港の桟橋に当たるところです。一見すると天草にあるものとなんら変わりがないのですが、実は地震と津波の凄まじい威力を現在に伝える震災遺構の一つなんです。実は、この久之浜地区は、震災の影響で1メートル以上の地盤沈下が起こっています。写真の桟橋、色が二層に分かれているのですが、これは海面の推移で濡れているからではなく、下の色が濃い部分は震災前からあった部分、白い部分は地盤が沈下した後に元の高さに合わせるために新たに上乗せした部分になるのだそうです。地盤沈下の跡を見ることができる、遺構になっています。

また、桟橋の対岸を見ていただくとわかることですが、この辺りの崖は地層がむき出しの状態です。これは津波によって大地が削り取られた跡。津波の第二波で、あの高さまで一瞬にして水位が上がったとのことでした。

修学旅行団から、アロハ〜

皆様、アロハ〜
アロハはハワイの言葉で「おはこんばんにちさようなら」兼用できる挨拶です。

修学旅行2日目、現地の天気は晴れのち雨、少し肌寒いものの、徐々に気温は上がるもようです。
生徒たちの様子は、現在のところ1人の体調不良者もおらず、朝からしっかりご飯を食べておりました。

今日は、福島県を一度北上し、震災遺構を語り部さんとともに見学し、再び南下して東京へ、という行程で参ります。

さあ、今日はどんな出会いが待っているのでしょうか?

修学旅行団、スパリゾートハワイアンズにて

 

旅の楽しみの一つは、やはり食事ですね。

1日目の夕食は、スパリゾートハワイアンズでビュッフェ形式!
和、洋、中にハワイアンとよりどりみどりの中から好きなだけ食べて良いという、こんな幸せはありません。味も、とても美味しい!ある3組の生徒は、恍惚とした表情を見せておりました。


思い思いに好きなものを皿によそう生徒たち。
オススメは
1位 揚げたこ焼き
2位 ラーメン
3位 冷しゃぶ
だそうです。お立ち寄りの際は、ぜひ。

 

 

 

食事の後は、映画「フラガール」でも有名な、名物のハワイアンショーを鑑賞。
今でこそ全国各地に団体があるフラですが、日本で最初にショーを始めたのは、ここ福島ハワイアンズなんだそうです。
もともと炭鉱の町だった常磐地区。エネルギーが石油へと移り変わり行く中、思い切って主力産業を観光業へシフトしました。最初は反対意見も出ましたが、最終的には町一丸となって取り組み、日本のハワイとしての地位を確固たるものとしました。
…という話を、生徒たちから教えてもらいました。なんと彼ら、英語の授業時間に、この内容の英語で学習していたのだとか!予習バッチリですね。

 

ハワイアンショーの体験コーナーでの一幕。
観客のほとんどがアロハシャツの中、緑のジャージで参加していた上天生は目立ったらしく、恒例の「みなさん今日はどちらから?」インタビューを受けました。みんなで元気良く「熊本でーす!」と答えることができました◎

修学旅行団、福島に到着しました

16:20、スパリゾートハワイアンズに到着しました。

東京からバスに揺られて約3時間、千葉、茨城を経由し福島に到着しました。
高速バスの車窓から、お台場や東京スカイツリー、ディズニーリゾート、日本第2位の大観覧車など、明日以降のお楽しみを見学しながら移動。北上するにつれ、気温が下がり、先日の長距離走大会よりも寒くなりました。

 

到着してすぐに、ホテルの支配人である郡司昌弘様より、東日本大震災について講話をいただきました。
3.11当日の様子から、福島第一原発における事故の様子、3.15の余震による被害など、それらを直に体験した方の話に、生徒たちは耳を傾けていました。
「例えば炎が上がるなど、目に見えるものがあればそこから逃げようとしたと思う。しかし、原発事故のよる被害は、目に見えないもの。朝と全く変わらない風景の中を、人々が避難してくる光景は、ただただ、恐ろしかった。」


生徒たちはこの旅行に際して、地震や津波について、そして東北で起きた被害について、総合的な学習の時間を通じて「学んできたつもりでした。」これは、生徒を代表して謝辞を述べた、2年3組の平川さんの言葉です。「実際に震災を体験した方から、震災時の様子やそこから復興し、風評被害に耐え生活を立て直すまでの苦悩の道のりを、直接話を聞いて初めて、震災学習を自分のこととして捉えることができた。」生徒たち皆が感じたことではないかと思います。

 


これも彼女が謝辞の中で述べたことですが「震災学習は生涯を通して学び続けていくもの」です。この講話をこれからの学びに生かしてほしいと思います。