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新着情報

Science Windowに初掲載!【科学部海水準班】

 昨日、科学技術振興機構(JST)の「Science Window」に、本校科学部海水準班の特集記事が掲載されました。

下記URLのどこからでも、閲覧ができます。

天草の海や陸を分析・研究する中で芽生えた地球温暖化に対する危機意識。

地域を含めた様々な場所での普及活動の姿。

研究の様子や研究する生徒の想いを記事にしてあります。

ぜひ、多くの方々にご覧いただきたいと思います。

 

■サイエンスウィンドウトップページはこちら → https://sciencewindow.jst.go.jp/

■サイエンスウィンドウ記事はこちら → https://sciencewindow.jst.go.jp/articles/2020/0312.html

■科学技術振興機構HPトピックス → https://www.jst.go.jp/#tabs-4

■サイエンスポータル右側バナー → https://scienceportal.jst.go.jp/

■サイエンスポータルツイッター → https://twitter.com/ScienceWindow_e/status/1237925333619245057

手洗いのすすめ【ASⅢの研究成果より・実験写真データ付】

みなさんは、普段どのような手洗いをしていますか?

手洗い(手指消毒)は、感染症予防に効果があるといわれていますが、本当なのでしょうか?

天草高校のASⅢの中で、天草産100%石けんの開発を行っていた研究班があり、手洗いに関する研究も行っていましたのでまとめて紹介します。

【手に付着する菌の培養実験】

■ 方法:手洗いなしの手と、アルコール石けんでの手洗い後の手を、手形の寒天培地に押しあて、培養する。

■ 結果:①手洗いなし ②~④手洗い後

■ 考察:①と②~④の比較から、手洗いは効果的であるといえる。②~④の比較から、共通して手の平の真ん中や指の付け根に菌があることがわかり、よく洗えていないのではないかと考える。

【手洗いチェッカーによる評価実験】

■ 方法:手に専用のローションを塗る。その後、条件を変えて手を洗い、手洗いチェッカーによって評価する。

①手洗い前の状態(左:手の甲、右:手の平)

 

②手洗い後の状態(左:手の甲、右:手の平)

 

③爪の間と指先は汚れが残る傾向にある

 

④手洗い後の石けんにも汚れがついている

 

■ 結果:以下の数値は、Excelとペイントを用いて独自に数値化したものである。

 

【研究結果】
1. 手を洗う時間が長いほど汚れがよく落ちた。しかし、短い時間でも洗う回数を増やした方が長い時間であらったものより落ちていた。(石鹸で1度手を洗った後にもう1度手を石鹸で洗うということ)。

2. 普通に手の甲、手首、手のひらを洗うよりも、ビオレの手洗いソングの指示に従って洗った方が汚れがよく落ちた。

3. 石鹸の泡の量が多いほど汚れがよく落ちた。

4. アルコール入の石鹸は高い殺菌力を示すが、洗いすぎると、手の乾燥がある。

【研究した生徒より】
1. ビオレの手洗いソングは、手を洗う際に適切な秒数、手順が分かりやすく、手をしっかり洗うことができる有効な手段です。しかし、手の中心部や指先、指の付け根など洗えていない部分があるため、手洗いの歌に加え、そういった部分を意識して洗うことが必要です。
2. 手が濡れたままだったり、十分な乾燥がしっかりできていないと菌が増える可能性があるので、乾燥も重要です。清潔なタオルやペーパータオルを使い、乾燥させるようにしてください。

JACSTって知ってますか?

JACSTは、科学技術広報研究会の略称です。

現在、臨時休校対応特別対策として、科学技術のおもしろデジタルコンテンツを作成しておられます。

2年ASクラスが理化学研究所で教えていただいた「プラナリアの再生」や、「アサガオ花色変化実験」など、4分から15分程度の動画にまとめてあります。

その他にも、幹細胞ハンドブックなどの読み物もあります。

家庭学習の休憩時間に、ぜひ視聴してみてください。

将来学びたいことが拡がり、より学習意欲が高まると思います。

サイトはこちら → https://sites.google.com/view/jacst-for-kids/home#h.o66be27e7iad

『地上につくる小さな太陽』ITER計画を知っていますか?

みなさんは、小さな太陽を地上に再現するという巨大な世界規模の研究プロジェクト「ITER(イーター)計画」が行われていることを知っていますか?

太陽がエネルギーを生み出す仕組みは、絶え間なく続く核融合反応といわれています。

それを、地上に再現するプロジェクトが現在進行形で行われているのです。

“核融合エネルギー”と聞くと、危険なのではないかという考えもあるでしょう。

しかし、この計画で扱われる原料は、重水素リチウムであり、海水中に広く豊富に存在するものが使用されます。

また、二酸化炭素が排出されず、放射性廃棄物は全て低レベルのものとなります。

燃料ガスとして、放射性物質であるトリチウムを使用しますが、その閉じ込めに万全を期した施設となっているようです。

つまり、この計画が目指されているものは『安全で安定して使い続けられるSustainableなエネルギー』なのです。

このプロトタイプは、茨城県那珂市に建設されており、フランスが本拠地となっています。

小さな太陽を地上に。

とても夢のある研究テーマです。

詳細は、下記URLよりご覧ください。

広報コミックが3巻ありますので、そこから入ると全体像が理解できると思います。

■ 詳細はこちら → http://www.fusion.qst.go.jp/ITER/

■ 広報コミックはこちら → http://www.fusion.qst.go.jp/ITER/comic/page1_1.html

第6回SSH運営指導委員会

2月27日(木)、天草高校会議室において、第6回SSH運営指導委員会を開催しました。

初めに、本日市民センターで代表口頭発表を実施する予定であった班の中から、ASⅠ2班、ASⅡ2班、科学部1班の研究発表を行いました。

1年生と2年生の研究内容が高度化していることや、科学部の地域及び世界への普及活動などを高く評価して頂きました。

その後、本校のSSH概要説明を行い、改善点を話し合いました。

ASⅠ・Ⅱ・Ⅲの各班が、互いの研究発表から学び、助言し合えるような仕組みを作ってはどうかなど、天草高校SSH事業が一つ前に進むための有意義な会となりました。

運営指導委員の皆様、ありがとうございました。

ASⅡ 研究を進めています

2月27日(木)のASⅡです。

SSH研究成果発表会が中止となり、落胆している様子もありましたが、切り替えて研究を進めました。

発表会に向けて、研究をまとめる中で見つかった課題を整理し、春休みまで踏まえた計画を立てます。

また、研究成果発表会に参加する予定だった神戸高校の先生も見学に来られたため、プレゼンテーションしている班もありました。

九州大学農学部での研究助言指導【あおさ班】

九州大学農学部において、2年文系のあおさ班が研究協力依頼を行いました。

あおさ石けんを開発する上で、廃棄されるあおさと、商品化されるあおさの成分分析が必要となり、天草市役所の紹介から九州大学に依頼することとなりました。

本校のプランの説明を行った後、清水先生の研究成果を伺い、今後の進め方を確認しました。

最後に、竹本先生によるラボツアーです。

九州大学の研究を支える設備を見学し、その機能について教えて頂きました。

清水先生、竹本先生、ありがとうございました。

  

天草市との環境シンポジウム企画会議

2月20日(木)、天草市役所の塩先様、池田様、泉様にお越し頂き、環境シンポジウム実現に向けた企画会議を行いました。

このシンポジウムは、科学部海水準変動班が企画しています。

現在は、実現に向けて様々な提案を行っており、市役所の方々に概要説明をし、助言を頂きました。

今回の意見をもとに、改善案を作成します。

塩先様、池田様、泉様、ありがとうございました。

トレハロースって知ってますか?

2月20日(木)、(株)林原の丸田様が来校されました。

(株)林原は、バイオ技術で暮らしをスマートにすることに挑戦されている企業であり、本校のASⅡの研究で使用しているトレハロースを作られています。

12月の熊本県スーパーハイスクール指定校合同研究発表会でお世話になった京都大学の平田先生から、ご紹介いただき、今回の会が実現しました。

初めに、本校の研究発表を聞いていただいた後、トレハロースの性質について詳しく教えていただきました。

保水性が高く、化粧品等にも活用事例が広がっているようです。

今回教えていただいたことを踏まえ、研究活動を行っていきたいと思います。

丸田様、ありがとうございました。

ASⅡ SSH研究成果発表会に向けて

2月20日(木)のASⅡです。

来週木曜日(27日)に開催される研究成果発表会に向けて、研究のまとめを行っています。

スライドやポスターを作成して、発表練習をしました。

6班が口頭発表、6班がポスター発表を行いますので、ぜひ御来場ください。