2021年9月の記事一覧
【探究・講演会】ゴミ問題 水俣基準を世界へ!
本日、UNEP(国連環境計画)の本多俊一先生をお招き(オンライン)して、「水俣病を踏まえたSDGs」について講演会を開催しました。
およそ65年前に起こった経済活動によって人間の命と美しい自然が犠牲になった水俣。再生に向け市民を一つにつなぐもやい直し運動や、水俣病患者と関わった本多先生自身の話を交えながら、環境首都・SDGs未来都市へと歩んできた水俣の取り組み。現在は21分別が当然のものとして定着し、水銀に関する水俣条約も発行され、ようやく世界中で環境への意識が高まりつつある中、環境に関しては「水俣にはすべてがある」、と講演会は始まりました。
しかし、一方世界へ目を向けると・・・ 分別のされていないゴミ処理場でハゲタカと人間とブルドーザーが一緒にゴミを漁っている映像が流されると、生徒の表情が一変しました。
地球の人口はおよそ78億人。その多くはゴミ分別する社会的システムや分別そのものの概念もない国や地域で暮らす人であること。社会の底辺にいる貧しい人々が日々の生活費を得るために危険と隣り合わせで暮らしている姿や、地球上の870万種のなかで人間だけが、自然の共に生きなくなったこと。正直でなくなったこと。日本や水俣のようにゴミ分別が定着している国は少数派であること等のデータが紹介されました。
日本や先進国諸国ではマイクロプラスチックの問題が話題になっており、水俣高校ではプラスチックゴミ削減運動を進めています。しかし、世界中の全ゴミに閉めるプラスチックゴミの割合は1%程度だそうです。この高い意識を持ち「正直に生き」ている水高生が、「ゴミ分別を世界中に広げる」主体者に成りえること。本多先生のメッセージを受け取って、生徒の皆さんはどう感じたのでしょうか。
熊本県教育広報誌「ばとん・ぱす」
●ばとん・ぱすvol.60はこちら。
【機械科】いのしか日記 Vol.09 就職試験!!
こんにちは!!イノシカハンターズです!!
9月16日(木)から3年生の仲間たちが就職試験へと向かいました!夏休みに入る前から多くの先生方に面接練習や、作文のご指導をして頂き本当に感謝しています。全員が第1希望の企業に内定をもらうことが、お世話になった先生方への恩返しだと思っています。練習の成果を出し切れるように頑張ります!!
9月17日(金)は、今後の作業を効率よくするために作業スペースと工具類の整理整頓を行いました。整理整頓が終わり、残った時間で発表練習と動画撮影をしました。作業もしやすくなったので24日(金)から作業スピードを上げて頑張ります!
“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”
今日のひと口(班員の感想)
「家族や友人、先生方だけではなく地域の方々も応援してくれています。絶対内定をもらってきます!!」
陸上競技部 9月17~19日 大会
9月17~19日に令和3年度全九州高等学校体育大会第39回全九州高等学校新人陸上競技大会熊本県予選大会がえがお健康スタジアムで行われました。
練習もままならない中、多くの水俣高校の選手が自己ベストを更新する結果でした。
8位入賞した選手は以下の通り
男子
100m
5位:岩﨑 拓真さん(1年機械科)
110H
3位:松本 蒼汰さん(2年普通科)
走幅跳
5位:塩平 健太さん(1年普通科)
三段跳
8位:山下 訊さん(1年機械科)
やり投げ
1位:松本 蒼汰さん(2年普通科) 7位:遠山 湊斗さん(1年機械科)
4×100m ※左から走順
3位:松本 蒼汰さん(2年普通科)岩﨑 拓真さん(1年機械科)糸瀬 風雅さん(2年普通科)塩平 健太さん(1年普通科)
女子
100m
8位:齊藤 里歩さん(2年普通科)
100H
5位:大川 奏さん(2年普通科)
三段跳
2位:大川 奏さん(2年普通科) 4位:大川 一葉さん(2年普通科)
やり投げ
6位:川本 凜さん(2年機械科)
三段跳:2位 大川 奏さん(2年普通科)
110H :3位 やり投げ :1位 松本 蒼汰さん(2年普通科)
4×100m:3位 左から順に松本 蒼汰さん(2年普通科)岩﨑 拓真さん(1年機械科)糸瀬 風雅さん(2年普通科)塩平 健太さん(1年普通科)
【建築コース】1年生レーザー加工機実習
今年から建築コースでは新しい実習が加わりました。レーザー加工機を用いて、名札製作です。名札は、今後現場見学やインターンシップの際に着用する予定です。
まず先週の実習で加工機のソフトの使用方法を学び、パソコン上にデザインを入力していきます。1年生それぞれがデザインを考え、それをプレゼンし、1番評価が高かったデザインを採用しました。
今日はその決めたデザインにそれぞれの名前を入力し実際にレーザー加工を行います。ちなみに名札は、桜の木です。少しピンクがかっていてとてもいい感じです。レーザー加工中は火災などの可能性があり危険ですので、機械から目が離せません。光が強いため、専用のゴーグルを使用しています。レーザー加工後は、やすり掛けをして角を丸くし、専用の金物を背面に取り付け、完成です。おそらくこの実習は県内初の取組みです。今後この名札を着用した、現場見学を企画します。
*建築コースでは製作物を作るだけでなく、デザインを考えたりそれをプレゼンしたりと、主体的、対話的で深い学びの実践をしています。