水高diary

カテゴリ:機械科

【機械科】いのしか日記 Vol. 14 待ちに待った猟へ!!

 こんにちは!!イノシカハンターズです!!
10月29日(金)は工業高等学校生徒研究の発表練習と箱罠の製作を行いました。
10月31日(日)は、9月12日(日)に延期した銃猟体験を行いました。銃猟の方法は4種類ありますが、今回は中尾山で「巻き狩り猟」を体験してきました。
 巻き狩り猟は、山に猟犬を放ち、獲物を仲間のいる方向に追い出す役のセコ(勢子)と、獲物を仕留める役のマチ(待ち子)に分かれます。セコが獲物を追い出したら、逃げた方角で待つマチへ連絡を入れ、連絡を受けたマチが獲物を仕留めます。仲間の居場所も把握するため、GPSと無線も使用します。今回は、猟友会の方1人に班員が1人同行し、猟を体験しました。3時間ほど猟を行い、イノシシを1頭仕留めることができました。
 猟のあとは試食会を行い、イノシシとムジナの肉を食べました。また、今回仕留めたイノシシは猟友会の方に捌いていただき、自分で調理して食べました。本当に貴重な体験ができ、今回の経験を今後の活動にも活かしていきます。興味がある方は残りの3つの猟も調べてみてください。

【全班員の感想】
班員1
 初めて猟銃で狩りをしているところを見てとてもかっこいいと思いました。イノシシやシカの生態について詳しく知ることができて貴重な体験ができました。初めてイノシシを食べて豚肉と牛肉を混ぜたような食感がしました。
班員2
 イノシシやシカを待っている間はのんびりした雰囲気でしたが、猟犬の鳴き声や、イノシシやシカの走る音が聞こえると一瞬で緊迫した雰囲気に変わるので、狩猟とはどんなものなのかを学ぶことが出来ました。一緒に回った猟友会の2人のうち、1人の方が1発で仕留められたのでかっこよかったです。その方は少し離れた場所にいたので仕留める瞬間は見ることが出来ませんでしたが、間近で銃声を聞くことができ、とてもいい経験になりました。小学生の時にシシ鍋を食べたことがありましたが、においがきつかった印象がありました。今日改めて食べてみると嫌なにおいも感じず、美味しかったのでびっくりしました。ムジナは人生で初めて食べましたが美味しすぎて驚きました。
班員3
 山を登ったり降りたりするだけでも疲れるのに、50~60㎏あるイノシシを仕留め、ロープを結び、山の急斜面を引っ張って降りていくのがとても大変でした。普段から狩りをしている人の凄さがわかり、とてもいい経験をすることが出来ました。イノシシの肉は嫌な匂いが全然しなかったことに驚きました。
班員4
 イノシシやシカを見ることは出来ませんでしたが、銃声や、イノシシの鳴き声が聞こえてきたので、すごく生々しかったです。 一緒に山を登る猟友会の方は、とても素早く山を登っていて凄かったです シシ肉はとても脂があって美味しかったです。貰った肉もシシ汁と焼肉にして食べました。
班員5
 実際に猟に行って自分のところはイノシシやシカを実際見ることはできなかったけど周りからの銃声や猟犬の鳴き声などを聞いて、その場の雰囲気などを体験することができました。猟師さんとの話もできていい体験になりました。 初めてイノシシを食べ、思っていたよりも美味しく驚きました。
班員6
 初めて山への狩猟に同行して、最初はあまり緊張感がなかったけど、実際に銃声やシカやイノシシの姿を見て、とても緊張感のある中で狩猟が行われているのを感じ、イノシシを1発で仕留めていたことには、さすがだなと感じました。そのあとシシ肉を分けてもらい、初めてシシ肉を食べてみて、すごく美味しいことに驚きました。

“それでは皆さん手を合わせて下さい。ごちそうさまでした!!”

 

【機械科】環境アカデミア・シンポジウムに参加してきました!

 毎年水俣環境アカデミアで実施されているシンポジウムに今年は機械科生徒が参加してきました。今年のテーマは「地域資源を活用した持続可能な地域社会づくり」で、機械科のイノシカハンターズ班(箱罠による害獣駆除)の取組みを発表してきました。

 地球環境戦略研究機関サスティナビリティー総合センタープログラムディレクター・上席研究員の藤野純一氏を講師に迎えた基調講演の後、高岡水俣市長、生協くまもと理事長嶋田氏、お茶の坂口園経営者坂口氏、そして鶴山校長の4名によるパネルディスカッションが続きました。

 本校の発表は、鶴山校長による水俣高校の人材輩出の使命についての挨拶の後、山下教諭の指導による機械科3年生イノシカハンターズ班が、地元農林産業に多大な被害を与えている害獣被害について、機械科の技術の提供と猟友会維持に向けた人材育成アクションプログラムについて発表しました。従来の溶接技術を活用した箱罠の製作に加え、センサーやICTを活用した罠にイノシシやシカが捕獲された際にスマートフォンに連絡されるシステム構築について報告があったのち、捕獲したイノシシやシカの活用についてや高齢化のすすむ地元猟友会の存続について、サステビリティの観点からも提案がなされました。

 発表後は、コーディネーターの熊本県環境センター館長・熊本県立大学名誉教授篠原氏を始め会場から割れんばかりの拍手をとお褒めのお声かけを頂きました。

 水俣高校は、これからも地元にと世界をつなぐ人材育成に取り組んできます。

 それでは、手を合わせてください。「いただきます!」


写真は、シンポジウム・発表の様子と、発表後、市長や聴講された水俣市議員の皆さまに声かけを頂いている様子、山下教諭と地元技術者と意見交換してる様子。

【機械科】 いのしか日記 Vol.13 発表会に向けて!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
10月15日(金)は、水俣環境アカデミアシンポジウムと工業高等学校生徒研究の発表練習をメインで行いました。中間考査最終日から、毎日放課後に集まり練習を行ってきたので、読むスピードや間の取り方などが、とても上達しました。10月21日(木)シンポジウムの本番なので、これまでの練習の成果を発揮し、自分たちの活動をしっかりと伝えられるように頑張ります。応援よろしくお願いします!!
そして、完成した箱罠にイノシカハンターズのロゴを貼りました。
イノシカハンターズの箱罠と青い空、とても映えますね!! 

 “それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「初めての発表ですが、もう緊張しています。緊張を少しでも和らげられるように、これからの練習は本番をイメージして準備を行います!!段取り八分(はちぶ)!!」

 

【機械科】いのしか日記 Vol.12 痛恨のミス!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
めっき処理をしてついに完成!!!と思っていましたが、ウリボー対策を忘れていました・・・。
 イノシカハンターズの箱罠は、マス目の大きさが100mm×100mmです。ウリボーは小さいので、このマス目の大きさだと逃げてしまいます。そこで、マス目の真ん中に鉄筋を追加で溶接し、マス目を小さくします。地面から3マス目までを小さくすれば、ウリボー対策は完璧です。これで本当に完成です!!地域の方々に貸し出す前に気づくことが出来て良かったです!
 9月28日(火)の捕獲時には、鉄で出来た直径13mmの鉄筋トリガーが折れ曲がっていました。イノシシが突っ込んできたら大けがをするので、もしイノシシと遭遇したら、「刺激しない・ゆっくりと距離をとる・逃走経路を絶たない」の3つを守るようにしてください!
 10月8日(金)は、中間考査があるため活動は行いません。10月15日(金)から活動していきます!

 “それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「今回はトリガー製作とウリボー対策で溶接を行いました。溶接をメインに作業をしていましたが、まだうまく溶接できないことがあるので、良い製品を作るためにももっと溶接に慣れていきたいと思いました。」

【完成時のトリガー】 

【イノシシに折り曲げられたトリガー】

【ウリボー対策前】 

【ウリボー対策後】

【機械科】いのしか日記 Vol.11 号外!! ついに・・・。

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
9月28日(火)、6月から地元観光農園さんに設置している箱罠に、親子のイノシシがかかりました。猟友会の方と共に、駆除をしてきました。

全班員感想
班員1
「イノシシが大きく暴れていて怖かったです。 トリガーも曲がっていて修復できないらしいので再利用できるようなものを作りたいと思いました。」
班員2
「イノシシの力がどれだけすごいのかよく知ることが出来ました。命の重みも感じることができ、イノシカハンターズとして活動する上でとても重要な経験をすることができよかったです。捌けるようになってみたいです。」
班員3
「イノシシがとても大きくて怖かった。 イノシシの鳴き声が聞こえてきて、命について考えさせられました。 仕留めたからにはしっかりと処理して、命に感謝していただきたいと思います。」
班員4
「イノシシを仕留めているところを実際に見て、命の重さを感じました。貴重な体験をすることができたので良かったです。」
班員5
「初めてイノシシの止め刺しを見学し、どれだけの力があり、止め刺しの技術の難しさを感じ、命の大切さを感じることができました。この経験を生かしていきたいです。」
班員6
「実際に自分たちが製作している箱罠にイノシシが掛かっているのを見てとても驚きました。イノシシを止め刺ししているところを見て命の大切さを改めて感じました。」

みんな、色々なことを感じてくれました。このイノシシは猟友会の方に解体していただいており、食べる予定です。
 
“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”