水高diary

カテゴリ:建築科

【建築科】【WCP】森をデザインする力を。産学官民で挑む建築科の「憩いの庭」プロジェクト

 4月17日(金)、水俣高校建築3年生は、本学科の柱となる地域連携事業「WCP(ウッド・コネクト・プロジェクト)」の一環として、木育ワークショップを開催しました。

 まず、水俣環境アカデミアの支援のもと、林業者である合同会社Wood Oneの緒方様を講師にお迎えし、水俣の山の現状や木の生育、そして私たちが未来のために今すべきことについて、熱意あふれる「山の講話」をいただきました。単なる知識の習得に留まらず、環境と建築の密接な関わりをプロの視点から学ぶことで、生徒たちは積極的に質問しながら、地域資源を活用する意義を深く再認識しました。

 後半は、今年度の目玉となる「水俣高校・憩いの庭プロジェクト」に向けたベンチのアイデア出しを実施。水俣地区建具組合ものづくりマイスターの方々を交え、生徒たちがこれまで練り上げてきた構想を専門家へ直接プレゼンテーションし、プロの視点から本気のアドバイスをいただくという、真剣勝負の場となりました。会場には、熊本県芦北地域振興局農林部林務課の方々も視察に訪れ、行政・林業・産業界が一体となって高校生の挑戦を後押しする、建築科ならではの先進的な光景が広がっていました。

 このように、県や市、地域産業とダイレクトに繋がり、第一線の専門家と対等にプロジェクトを動かしていくのが水俣高校建築科のスタイルです。教科書の中だけでは完結しない、社会を動かす「本物の建築」に挑戦したい中学生の皆さん、私たちと一緒に、この水俣の地から新しいものづくりの形を創造していきませんか。

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【建築科】体育大会を技術で支える!団画を掲げる「足場組立」に込めた誇り

 体育大会を目前に控え、建築科2年生が伝統と実習の成果を融合させた「足場組立実習」を実施しました。この取り組みは単なる作業ではなく、1年次に習得した「レベル(水準測量)」という専門技術を駆使してミリ単位以下の水平を導き出し、実際の建築現場さながらの精度で足場を築き上げる、極めて実践的な学びの場です。最初は高所での作業に戸惑いを見せていた生徒たちも、ヘルメットと安全帯を正しく着用し、仲間と「安全第一」の声を掛け合うことで、プロの技術者さながらの勇気と団結力で三段の足場を見事に組み上げました。こうして完成した足場は、体育大会のシンボルである巨大な「団画」を掲げるための土台となり、学校行事を技術で支えるという建築科ならではの誇り高い役割を果たしています。

 机上の勉強だけでは決して得られない、仲間との連携、そして自分が手掛けた仕事が形になり、誰かの役に立つという達成感。水俣高校建築科には、そんな「本物」の現場を肌で感じ、未来の自分をデザインできる先進的な環境が整っています。

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【建築科】【WCP】自分たちの手で憩いの庭を造る!測量から始まる空間プロデュース

 水俣高校では、現在、生徒たちの手で校内に新たな価値を創り出す「憩いの庭」プロジェクトを始動しています。建築3年生が中心となり、アイスの自動販売機が設置された教室棟前の空きスペースを、全校生徒が集う温かな空間へと再生させるこの取り組みは、まさに「生きた建築」を学ぶ先進的なカリキュラムの一環です。

 先日行われた「実践製図」の授業では、理想の庭を描き出すパース(完成予想図)作成の第一歩として、現場の測量を実施しました。今後は、建築士会青年部一級建築士のプロフェッショナルに対して、自らのアイデアをプレゼンテーションする機会が用意されているほか、「ものづくりマイスター」による高度な技術指導を受けるなど、高校生という枠を超えた実務的な学びが展開されます。特に注目すべきは、自分たちが2月に林業者の指導のもとで伐採した地元産の木材を、ベンチなどに利用する「Wood Connect Project(WCP)」の精神を具現化している点にあります。自分たちの手で伐採し、測量し、設計し、実際にカタチにする。水俣高校建築科でしか味わえない、社会と繋がる最先端のクリエイティブな挑戦に、ぜひご期待ください。

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【建築科】【DXP】水俣高校建築科の先進教育が日本建設機械施工協会から絶賛!「建設DX推進プロジェクト」の挑戦

 水俣高校建築科の取り組みが、また一つ大きな実を結びました。本校が展開する「産学官連携による建設DX推進プロジェクト」が、一般社団法人日本建設機械施工協会による令和8年度の人材育成助成対象として正式に採択され、その先進性と教育的価値が高く評価されて50万円の助成金が交付されることとなりました。

 このプロジェクトは、熊本県芦北地域振興局、熊本県建設業協会芦北支部をはじめ、建設系インフルエンサーとして活躍する技術顧問を擁する株式会社KAWATSU、そして日立建機日本株式会社など、行政・業界・企業が一体となって本校建築科の教育をバックアップする、全国でも類を見ない強力な連携体制で運営されています。今回の助成決定にあたっては、ドローン(UAV)を用いた三次元点群データの作成やICT建機の操作体験、さらにはデジタルデータを駆使した「丁張(ちょうはり)レス施工」といった最先端技術を、生徒がプロの技術者から直接学べる段階的かつ具体的なカリキュラムが、「全国の工業高校の中でも実現性が極めて高い」と審査委員から絶賛されました。

 本校の教育は、単なる技術習得にとどまりません。研修の締めくくりには業界の第一線で活躍する方々と対話する「クロージングセッション」を設けるなど、生徒一人ひとりの将来に寄り添い、新時代の建設業の魅力を肌で感じられるカリキュラムとなっています。これはまさに、日本の建設教育の最前線を走る取り組みです。

ICTやデジタル技術を駆使して「地域の守り手」となり、新しい時代の地図を自らの手で描き出したいという中学生の皆さん。大きな支援を受け、さらに加速する水俣高校建築科で、私たちと一緒に建設業の未来を創造していきませんか。

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(参考)建設DX推進プロジェクト.pdf

 

【建築科】【WCP】〜RKK「めざせ!くまもとの若き匠たち」放映〜第二弾!!

 水俣高校建築科は、単に建物の仕組みを学ぶ場所ではなく、伝統技術と最新テクノロジーを武器に「未来の街」をデザインするクリエイター集団です。4/5(日)放映されたRKKの番組「めざせ!くまもとの若き匠たち」では、私たちが日々向き合っている「ものづくりの真髄」が紹介されました。番組内でも描かれた通り、伝統的な木工技術の習得は、自分自身の限界を超えていく挑戦の連続です。しかし、本学科の真の魅力は、その磨き上げた個人のスキルを、ドローン測量やBIMといった最先端の「建設DX」と融合させ、実際の地域課題を解決していく実践力にあります。

 地元の小中学生へ技術を伝える活動や、地域と深く繋がる「Wood Connect Project(WCP)」を通じて、自分の描いた図面や加工した木材が誰かの笑顔を作る瞬間を、私たちは高校生のうちから体験しています。中学生の皆さん、ただ知識を蓄えるだけでなく、プロ仕様の環境で自らの手を使って「社会を動かす手応え」を味わってみませんか。一級建築士をはじめとするプロフェッショナルな講師陣や教師と共に、ここ水俣から建築の歴史を塗り替える一歩を、私たちと踏み出しましょう。

https://youtu.be/8tW8kBk5h4A?si=aDoBaPzCHpvfVDu8 RKK「めざせ!くまもとの若き匠たち」4/5(日)放映

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【建築科】【WCP】技術を笑顔に変える「生きた学び」― 環境センター春のこども祭りでWCPワークショップを実施

 建築科では、単なる技術の習得に留まらない、社会と実社会が地続きとなった「生きた学び」を実践しています。先日、熊本県環境センターで開催された「春のこども祭り」において、建築科1年生が主体となり、木製の車作りを体験できるワークショップを出展しました。この取り組みは、昨秋の文化祭で小学生へ熱心に教える生徒たちの姿が評価され、環境センターから直接依頼を受けて実現した特別なプロジェクトです。

 木工の実習で生じた端材や廃材を有効活用し、本校が推進する「Wood Connect Project(WCP)」の精神に基づいたサステナブルなものづくりを追求しました。生徒たちは、子供たちが安全に遊べるよう1mm単位の精緻な加工や丁寧なやすり掛けを重ね、200台分の製作キットを準備して当日を迎えました。会場は開始早々から大盛況となり、午前中だけで100人を超える子供たちが来場。建築科の生徒はもちろん、サポートに駆けつけたボランティア生徒やハンドボール部の仲間も一丸となり、子供たちの目線に合わせた優しい声掛けや誘導で会場を活気づけました。

 自分で組み立てた車を特設コースで何度も走らせ、目を輝かせる子供たちの姿は、生徒たちにとって「自分の技術が誰かの笑顔を作る」という確かな手応えとなりました。水俣高校建築科は、伝統的な大工技能と現代の環境意識、そして地域を想う心を融合させ、次世代のプロフェッショナルを育成しています。中学生の皆さんも、この場所で「創る喜び」を「誰かの幸せ」に変える、新しい建築の形を一緒に描いてみませんか。

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【建築科】【WCP】技術を繋ぎ、未来を建てる~袋中生と創る、木製本棚製作交流会~

 昨日、水俣市立袋中学校の2年生約20名が本校建築科棟を訪れ、建築2年生の指導のもと「木製本棚製作」を通じた技術交流会を行いました。

 建築科が推進する「Wood Connect Project(WCP)」の一環として行われたこの取り組みでは、日頃から高度な設計や施工を学ぶ高校生たちが、中学生にとっての「若き技術者」となり、専門的な道具の使い方や美しく仕上げるためのコツを丁寧にレクチャーしました。中学生の皆さんが真剣な表情で木材と向き合い、高校生のアドバイスを受けながら自分だけの本棚を形にしていく過程では、学年を超えた活気あるコミュニケーションが生まれ、ものづくりの楽しさを共有する非常に充実した時間となりました。

 製作後には建築科の専門実習棟を見学し、普段の生活では目にすることのないCADができるパソコン室や、用途ごとに特化したプロ仕様の実習室を目の当たりにした中学生からは、その充実した設備に驚きの声が上がり、「午後も残って作業を続けたい」という意欲的な言葉も聞かれるほどでした。

 この交流は、教える側に立った高校生にとっても、自らの技術を言語化して伝える難しさと喜びを学び、専門技能のみならず対人能力を磨く貴重な成長の機会となっています。  

 水俣高校建築科は、伝統的な大工技能と最先端のテクノロジーを融合させ、実社会で即戦力となるスキルを磨ける先進的な学びの場です。木の温もりに触れ、自らの手で未来の形を創造する面白さを、ぜひ私たちと一緒にこの実習棟で体感してみませんか。

【建築科】【WCP】心をつなぐ感謝のメッセージ ~卒業記念品制作を終えて~

届いた「ありがとう」の言葉、広がるものづくりの輪

 先日、2週にわたって開催した水俣第二小学校6年生との「卒業記念品制作ワークショップ」。その活動を終えた小学生の皆さんから、心温まるお礼のメッセージが届きました。実習棟で共に汗を流した建築科1年生全員で、届いた手紙を一枚一枚大切に読みました。そこには、「説明がすごく分かりやすくて、初めての作業でも安心できた」「道具を使うのは少し怖かったけれど、優しく教えてくれたから安全に楽しく作れた」といった喜びの声がありました。また、「自分たちが小学校に残すものを、自分たちの手で形にできて嬉しい」という達成感や、中には「将来、水俣高校の建築科に入りたい」という、未来の建築技術者を予感させる力強い言葉もあり、教室は温かい感動に包まれました。

メッセージを受け取った高校生たちの決意

 小学生からの真っ直ぐな想いに触れ、建築科1年生たちも自分たちの学びを再確認し、新たな目標を見出したようです。生徒たちは、「もっと正確で美しいものを作れるようになりたい。」と気を引き締めていました。また、技術だけでなく「どう伝えれば相手に伝わるか」というコミュニケーションの大切さを、教える立場になって初めて実感した生徒も多かったようです。自分の技術が誰かの役に立ち、喜んでもらえ、ものづくりの楽しさを伝える側になったことで、自分自身ももっと建築を頑張りたいという感想も聞かれ、確かな手応えを感じていました。

笑顔のバトンは次なるステージへ

 今回のプロジェクトを通して、新栄合板工業様からいただいた合板は、単なる「雑巾がけ」というモノを超え、「地域を想う心」と「ものづくりの楽しさ」を繋ぐ架け橋となりました。水俣高校建築科は、これからもスローガンである「Design Smiles, Build Future!」を胸に、技術を磨き、地域に笑顔をデザインし続けていきます。水俣第二小学校の皆さん、素敵なメッセージを本当にありがとうございました!

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【建築科】【WCP】技術がつなぐ地域の絆 ~湯出小6年生との卒業記念品製作交流~

 2月17日の午後、水俣高校建築科の実習棟に湯出小学校の6年生を迎え、今年で6年目を数える恒例のものづくり交流会を開催しました。今回は卒業記念品として「木製ぞうきんがけ」の製作に挑みましたが、指導役を務めたのは建築科1年生たちです。入学から1年、専門的な技術を磨いてきた高校生たちが、「教える側」のリーダーとして小学生を力強くリードしました。

 高校生たちは小学生の目線に立ったコミュニケーションを実践し、道具の安全な扱い方まで、的確なアドバイスを送る姿には、技術者としての確かな成長と頼もしさが溢れていました。作業は非常にスムーズに進み、予定より早く完成したため、「のこぎり引き体験」や、春のこども祭りに出展予定の木の車製作体験も実施。実習棟には木の香りと共に、世代を超えてものづくりを楽しむ活気に満ち溢れていました。

 水俣高校建築科は、自らの手で形を作り、それを次世代へと伝承していく生きた技術を磨く先進的な学び舎です。中学生の皆さん、最先端の建設DXや伝統技術が融合するこの場所で、未来の景色をデザインしてみませんか。高校生と

いう枠を超え、地域を動かすプロフェッショナルとしての第一歩を、ここ建築科で踏み出しましょう。

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【建築科】【WCP】環境センター春のこども祭りへ出展

 建築科1年生が実習の時間を活用し、今年度初出展となる「環境センター春のこども祭り」に向けた準備を熱心に進めています。この出展は、昨秋の文化祭で本校生徒が小学生と木製の車を製作する姿を目にした環境センターの職員の方から、その高い技術力と指導力を評価され、直接依頼をいただいたことで実現しました。

 生徒たちが製作している木製の車には、大工技能士の検定練習で生じた端材や廃材を再利用しており、本校が推進する「Wood Connect Project(WCP)」の精神を体現する、環境に配慮したサステナブルな取り組みとなっています。実習場では、材料の正確な切断や厚みの調整、タイヤパーツへの穴あけ、そして手に取る子供たちの安全を考えた丁寧なやすり掛けなど、1年生ながらもプロの視点を持った精緻なものづくりが行われています。

 今回のイベントも、自分たちが磨いた技術を次世代に伝え、ものづくりの楽しさを通じて地域社会に貢献する「生きた学び」の貴重な一歩です。当日の詳細は熊本県のホームページをご確認の上、ぜひ私たちの活動をその目で確かめに会場へお越しください。

 

【環境センター】春のこども祭り - 熊本県ホームページ】

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