学校行事の様子

学校生活

薬物乱用防止教室

 10月25日(火)、薬物乱用防止教室を実施しました。学校薬剤師の江浦俊文様をお招きし、講演をしていただきました。くすりの副作用を理解し、ルールを守って飲むことや、たった1回の薬物乱用でも犯罪であること、依存性があること、勧められた際の断り方のポイントを教えていただきました。断り方のポイントを参考に2名の生徒が断り方の実践を行い、自分の健康は自分で守ることの大切さについて学ぶことができました。

 講演後生徒たちは、「来年社会人となり、お酒やタバコがより身近なものになると思う。意識を高められてよかった。」、「目上の人からお酒やタバコなどを勧められた時、実際に断るのは難しいと思った。対処法を学ぶことできたので、いざという時に使えるよう覚えておきたい。」、「デモンストレーションで、断れず、お酒を飲む流れになってしまった。誰から誘われてもきちんと断れるようになりたい。」などの感想がありました。

 講演後、「くすりは正しく使ってこそくすり!」という小冊子をいただき、薬物乱用による心身への影響や社会的影響について正しい知識を身につけることができました。これから、自分や周りの人の健康を維持するためにも、正しい行動を選択し、明るい社会をつくっていってほしいと思います。

 

<講演の様子>

      

      

      

 

漁業体験教室(1年)

 10月19日(水)、海水養殖漁協栖本事業所と紀勝水産で1年生が漁業体験を行いました。給餌体験や工場見学、職業講話、魚の捌き方・神経抜きの見学・体験、生産物試食を行いました。

 体験後、生徒たちは「先生が手際よく魚を捌いていたので自分もできると思ったが、やってみると難しくてできなかったので悔しかった。」、「3枚おろしの体験をしたが難しかった。また、骨が硬く驚いた。自分たちで捌いた刺身はとてもおいしかった。」、「初めて3枚おろしをした。難しかったが、自分なりに上手できたと思う。」、「命をいただいて生きていることを改めて感じた。感謝を忘れないようにしたい。」といった感想を書いていました。

 生産者の方たちとの交流を通し、生徒たちは地元産業に対する関心を高めることができました。御協力いただいた天草地区漁業士会や海水養殖漁協栖本事業所、紀勝水産の皆様、本当にありがとうございました。 

 

<棚底港から出発>

      

<紀勝水産 海上生簀での給餌体験>

      

      

<海水養殖漁協栖本事業所>

~神経抜き体験~

      

      

~高度衛生管理加工場・餌料保管施設の見学~

      

~マダイ3枚おろし~

      

      

         

<漁業士による職業講話>

      

<生産物試食>

      

人権教育講演会

 10月19日(水)、水俣市立水俣病資料館語り部の会から杉本肇様を講師としてお迎えし、「水俣から未来へ」というテーマで御講演いただきました。現在水俣病と認定されている方は約3,000人と現状から見るととても少ないこと、水俣病を引き起こす原因となったメチル水銀は、1gで5人が亡くなるほどの毒性があり、さらに無味無臭であることから気づかずに魚を食べてしまうことなど、正しい知識を身につけることができました。また、ご自身の幼少時代に水俣病になられた家族に足の震えやけいれんが起きる中で怖さや辛さを感じながら生活されていたこと、裁判のために頑張っていた祖父が亡くなられた話など、当時の気持ちや生活の様子を丁寧な言葉でお話しいただきました。

 講演後の生徒たちからは「水俣病になったことより、水俣病によって差別されることが辛かったという話から、自分は差別をしないためにも正しい知識を身につけたいと思いました。」、「不明の病気にかかったとしても差別するのではなく、誰にでも優しくしたりボランティアに参加したりしながら支え合うことが大切だと分かりました。」などといった感想が聞かれました。

 小学生の時に水俣病について学習した生徒たちですが、今回改めて話を聞くことで理解や考えが深まりました。水俣病について正しい知識を身につけ、差別を許さない心や周囲の人に優しい気持ちを持って接することができる人になってくれることと思います。杉本様ありがとうございました。

 <講演会の様子>

      

   

環境学習出前授業

 9月29日(木)、天草市倉岳支所まちづくり推進課から藤川優喜様を講師としてお招きし、環境学習出前授業を行いました。『天草のごみ、うみのこと』という演題で、地元天草のごみ処理や海洋汚染の現状についての講話をしていただきました。

 講演後、生徒たちは「”日本のごみは多い”ということは前々から知っていたが、数字で見るとどれだけ深刻なのかが具体的に伝わってきた。」、「スウェーデンの国民がごみを7種類に分別していることを知り、驚いた。電気代が安くなるなど得する面があるから、きちんと分別できるのかなと思った。日本もスウェーデンを見習って、そのような取り組みをしてほしい。」、「令和8年度までに1人あたり717gという目標を達成するために、詰め替え容器を使ったり、マイバッグを持ち歩きレジ袋をもらわないようにしたり、自分でできる取り組みを行っていこうと思った。」といった感想を記入していました。

 未来に目を向け、自分の行動が環境にどのような影響をもたらすのか、1人1人が意識して持続可能な社会を目指してほしいと思います。藤川様、ありがとうございました。

 

<出前授業の様子>

      

      

<感想記入の様子>

      

インターンシップ(2年)

 7月12日(火)~7月14日(木)、地域の事業所の御協力を得て、2年生が3日間のインターンシップに行ってきました。インターンシップを通して生徒たちは、接客時の挨拶やコミュニケーション、周りを見て行動することの大切さや仕事の大変さの中にも喜びがあることを身をもって学び、貴重な体験となりました。

 生徒たちは実習日誌に、「相手と話すときは5W1Hに気をつけることや、プレゼンでは読むだけの原稿は作らない方がよいということを学んだ。」、「”報告・連絡・相談”がとても大事だと思った。」、「仕事をまとめられたメモがたくさんあった。まとめる力が必要だと思った。」、「最初、患者さんと会話がなかなかできなかったが、3日間で成長することができた。」、「インターンシップでの経験をもとに、将来の進路決定をしていこうと思った。」等の感想を記入していました。

 御協力いただいた各事業所の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

<インターンシップの様子>

         

      

 

 9月27日(火)、インターンシップ報告会を行いました。2年生が7月に体験したインターンシップでの取組を振り返り、研修内容や実習中に注意を受けたこと、褒められたこと、仕事の大変さ・厳しさ等についてまとめたGoogle スライドを、Chromebookの画面上に映し出し、ポスターセッション形式で1年生に対して発表しました。1年生も真剣に耳を傾けており、発表者にたくさん質問をしていました。2年生は先輩として、来年インターンシップに参加する1年生へのアドバイスを堂々とすることができました。また、座談会では1年生に話題を振ってリードしている様子も見られ、とても充実した報告会になりました。

 報告会後、1年生は「コミュニケーション能力や行動力を身につけることが大事だということが分かった。」、「コミュニケーション能力が一番大切だと学んだ。興味がない話は聞かないことが多いので、これからはどんな話も聞くよう意識したい。」、「身だしなみが大切だと学んだ。私も日頃から意識しておこうと思った。」、「興味があることを見つけ、来年のインターンシップを頑張りたい。」といった感想を記入していました。2年生は「質問の中に改めて気づかされることがあった。自分の考えを深めるよい機会となった。」、「1年生が相づちをうって話を聞いてくれたので嬉しかった。」、「座談会では、来年のインターンシップ先を考えてもらう時間を作った。1年生にとってよい機会になったと思う。」、「Google スライドの修正やペアとの意見交換をもとに、1年生に伝えたいことは何か、考えながら発表することができた。」等の感想を記入していました。

 1年生には、これからの進路選択の参考にしてほしいと思います。2年生は実習を通して習得したことを来年度の就職・進学の本番に向けて活かしてください。

<報告会の様子>

      

      

      

地域ビジネス創出事業(SBP)講演会

 9月16日(金)、一般社団法人 未来の大人応援プロジェクト 代表理事の岸川政之様を講師としてお招きし、地域ビジネス創出事業(SBP)講演会を行いました。地域とつながる人材育成や地域の魅力再発見を目的として講話をしていただきました。物事にはすべてに意味があり、その意味に気づくか気づかないか、行動に移せるか移せないかで自らの学びや成長に大きく違いが出てくることや、夢の実現のために様々なことに挑戦してほしいという話をされました。過去は変えることはできませんが、未来を変えることはできます。高校生の可能性は無限大です。例え、夢が叶わなかったとしても挫折ではなく、新しい目標を見つけるチャンスであると捉え、挑戦し続けていくことが大事だと励ましの言葉をいただきました。

 質疑応答では、2名の生徒が手を挙げて質問や感想を述べました。手を挙げるという勇気のいる行動ができるのは『素晴らしい』とお褒めの言葉をいただきました。 

 講話後、生徒たちは「私はすべてにおいて”させられている”と思いながら物事に取り組んでいた。しかし、今回の話を聞いて自分からやろうと思った。」、「これから自分の夢を叶えるために、挫けず前に進んでいきたいと思った。」、「何事も全力でやることで、意味のあるものになるのだと思った。」といった感想を書いていました。 

 物事に取り組む自分の姿勢について振り返る良い機会となりました。今後も夢の実現に向けて一歩一歩前進していってほしいと思います。岸川様ありがとうございました。

 

<講演会>

      

      

<感想記入>

      

防災避難訓練(地震)

 9月8日(木)、地震を想定した避難訓練を行いました。生徒達は避難指示に従い、落ち着いて避難する様子が見られました。避難後の講評では、教頭先生が「自然災害はいつ起こるか分からないため、どのような場面でも冷静に対処できるようになってほしい。自他の命を守るためにも訓練から、対処法を学び、身につけてほしい。」といった話をされました。

 事後学習では、マイタイムラインの作成を行うにあたり、1人1台端末のChromebookで『くまもとマイタイムライン』のサイトへアクセスし、住んでいる地域(自宅の住所)を検索し、自宅周辺の災害危険性や避難所の確認をしました。また、家族で避難行動の共通認識を持つため、水害(大雨・土砂災害・台風)に対して5段階の警戒レベル別に考えたり、避難の準備や備蓄品の確認をしたりといった課題が出されました。

 避難訓練を通して、生徒たちは「放送の指示を聞き、私語をすることなく避難できたので良かった。」、「自宅周辺の災害危険や避難所を確認でき良かった。家族としっかり災害時のことを話し合おうと思う。」、「自宅周辺にいくつも避難所があるが、避難するときに手間取らないよう、できることは今のうちに準備しておこうと思った。」、「家族と避難経路についても確認しようと思う。」などの感想を書いていました。

 予期せぬ自然災害にも落ち着いて行動ができるよう、今回作成したマイタイムラインを役立ててほしいと思います。

 

<避難訓練の様子>

      

   

<事後学習>

      

      

表彰式・2学期始業式・大掃除

 9月1日(木)、表彰式・2学期始業式・大掃除を行いました。

 

<表彰式>

 実用英語技能検定2級や食物調理技術検定2,3級の資格取得をした生徒が表彰されました。

      

<2学期始業式>

 副校長訓話では、長崎県の平和祈念像を制作された北村西望氏が詠んだ句の紹介と自分の弱点をどのように積極的に克服するか、副校長先生御自身の経験をもとに話をされました。北村氏は平和祈念像を作っていたある日、足下にいたかたつむりが半日かけて10m程ある像の頭まで登っているのを見つけました。かたつむりの歩みはとても遅いですが、像の頭まで登っているのを見て感動し、かたつむりに対する尊敬した思いから ” たゆまざる 歩みおそろし かたつむり ” という句を詠みました。粘り強く継続し、努力できる倉校生 ” たゆまざる 歩みおそろし 倉校生 ”と言われるようになってほしいと思います。また、自分の弱点を弱点で終わらせるのではなく、克服するためにできる工夫ができる人にもなってほしいと思います。

~副校長訓話~

   

~校訓・生徒綱領唱和~

   

<大掃除>

 通常の掃除に加え、窓拭きなど隅々まで丁寧に、50分間の大掃除を行いました。

      

1学期クラスマッチ

 7月19日(火)、1学期クラスマッチを行いました。 種目はバスケットボール(フリースロー競技、試合)で、学年毎に競い合いました。

 

 <開会式>

~教頭あいさつ~         ~生徒会長あいさつ~  ~競技上の注意~ ~選手宣誓~

         

 

<フリースロー競技>

 50本のフリースローシュートを打ち、合計得点を競いました。

~1年~

      

~2年~

      

~3年~

      

 競技の合間に、こまめな手指消毒や換気を行い、感染症対策の徹底に努めました。

 

<試合>

 第1・第3クォーターを男子の3対3、第2・第4クォーターを女子の4対4として総得点を競いました。

      

      

      

      

 

<閉会式>

 フリースロー競技、試合ともに2年生が見事1位を獲得しました。

~成績発表~            ~表彰~ 

      

 このクラスマッチで、体力向上やクラスの親睦を深めることができました。全チームが全力で戦い、笑顔の絶えない1日となりました。

見事優勝した2年生!!

3年 修学旅行

 7月13日(水)、修学旅行の出発式を行いました。

〈出発式〉

~団長あいさつ~          ~生徒代表あいさつ~

      

 

 14日(木)~15日(金)の1泊2日で3年生は修学旅行へ行ってきました。

 

〈1日目〉

 14日(木)修学旅行1日目、朝8時に倉岳校前を出発しました。サントリー熊本工場で工場見学をし、ビールが造られる過程を知ることができました。その後、ホテル熊本ニュースカイにてフレンチのフルコースを食べながらテーブルマナーを学びました。慣れないナイフやフォークの扱いに苦戦しながらも楽しみながら食事ができました。食事後、窯元 天(そら)で陶芸体験を行いました。湯飲みの形に成形し、絵付けを行い、世界に1つだけの湯飲みを作りました。焼きあがりに2ヶ月掛かると聞き、待ち遠しそうな様子でした。陶芸体験後、阿蘇ファームランドの園内を自由に散策しました。

 1日をとおして生徒たちは、「サントリー熊本工場では、とても大きな機械でビールが造られている様子を見て、驚いた。」、「”水と生きるサントリー”の映像がとても素敵でどうやって撮影されたのか気になった。」、「テーブルマナーはとても難しかった。」、「テーブルマナーは緊張したが、きれいな食器や景色を見ながら食事ができたので良かった。」、「陶芸は思っていたより難しかった。」、「湯飲みの形が不格好になりかけたが、良いものを作ることができたと思う。」、「阿蘇ファームランドでは動物との触れ合いはしなかったが、たくさんの動物を見ることができて良かった。」といった感想を書いていました。

~サントリー熊本工場~

      

~ホテル熊本ニュースカイ~

      

      

~窯元 天(そら)~

      

      

      

      

~阿蘇ファームランド~

      

   

~夕食~

   

 

〈2日目〉

 15日(金)修学旅行2日目、朝8時にホテルを出発しました。旧東海大学阿蘇キャンパスで熊本地震について学習しました。現地ガイドの方の話を聞いたり、地震遺構を実際に見たりし、熊本地震の悲惨さや教訓など再確認する機会となりました。その後、グリーンランドへ行き、園内を自由に散策し写真を撮ったり、乗り物に乗ったりして過ごしました。

 1日をとおして生徒たちは、「旧東海大学阿蘇キャンパスで初めて地震の痕を見た。」、「地面の亀裂がとてもすごく、部屋の中もバラバラでとても悲しい気持ちになった。」、「耐震設備の重要性や必需品など知ることができた。」、「グリーンランドではアトラクションにはあまり乗らなかったが、写真をたくさん撮れたので良かった。」、「初めて絶叫マシーンに乗った。”バイキング”は恐かったが、楽しく過ごすことができて良かった。」といった感想を書いていました。 

~旧東海大学阿蘇キャンパス~

      

      

~グリーンランド~

      

      

      

 

 2日間の修学旅行をとおして生徒たちは、「当初とは大きく予定が変更されたが、無事に皆で行けたことがうれしかった。」、「今までよりも仲がより深まったように思う。学校生活とは違う一面が見られてすごく楽しかった。」、「熊本について知らないことがたくさんあり、熊本再発見づくしの修学旅行だった。」、「楽しい活動やその中でも学べることが多かった。」、「ホテルの女性スタッフの方がとてもかっこよかった。自分も将来あのような場所で働きたいと思った。」、「これからは進路に向けてより一層力を入れていく時期になるので、気を引き締めていきたい。」といった感想を書いていました。

 この学年は新型コロナウイルス感染症の影響で、行事の中止や規模縮小などたくさんのことが制限されてきました。しかし、この修学旅行をとおして、学年としての絆や思い出を作ることができたようでうれしく思います。今後は、気持ちを切り替え、自分の進路に向けて真剣に取り組んでいってほしいと思います。

 観光施設や宿泊先ホテルの従業員の皆様、朝早くからの送迎等保護者の皆様にも大変お世話になりました。ありがとうございました。