上天草高校の『いま』をお伝えします
地域起業研究~市場調査~
本日の地域起業研究。テーマは「市場調査」です。
お客様を幸せにする商品を開発することが目標で取り組んでいます。
先週からの宿題として、商品開発のアイデアを考えてきてもらいました。
家族にインタビューをして、新商品のイメージが出てきました。
でも、その商品は本当に求められる商品なのでしょうか?
例えば、新しいお土産作りを考えた場合..
「既に同じようなモノはないの?」「どんな人に買って欲しいの?」「観光客って、どんな人たちをターゲットにしているの?」「いくらで売るの?」などなど、実際に商品を開発するためには、たくさんの課題をクリアしなければなりません。
そこで、お客のニーズを的確かつ詳細に把握し、ニーズを満たす商品を開発するために市場調査を行ない、テーマの証明または修正が必要になります。
市場調査では、商品市場と消費生活に関する情報の収集・加工・分析をおこない、
①アイデアの評価
②アイデアの創出
③開発の意志決定
などを行ないます。
今日の授業では、生徒が考えたアイデアに対して、他の生徒から貴重な意見をもらい改善策を考えるワークショップを行ないました。
生徒たちは、アイデアに対する疑問点や意見を付箋に書き込み、アイデアシートに貼り付けていきます(アイデアの評価)。
回収したアイデアシートに貼られた付箋を確認し、改善策や今後の見通しを考えます(アイデアの創出・開発の意志決定)。
たくさんの付箋が貼られている生徒もいましたが、それは今後の展開次第ではこれまでにはない新商品が開発されるかもしれません。
貴重な意見を分析し、バリュープロポジションを追求した商品を開発しましょう!
地域起業研究~上天草の特性を活かした商品開発~
「上天草の特性を活かした新商品の開発」をテーマに地域起業研究の授業が行なわれています。
前回は授業の内容について説明が行なわれましたが、今回は商品開発に必要なキーワードをもとに進められました。
キーワードは「商品開発の主役はお客様」。
商品開発は、お客様を幸せにする手段として、何を商品として開発するかが重要になります。
誰に向けての商品開発なのかを設定するためには、「バリュープロポジション」と「ブルーオーシャン」考え方が大切になります。
バリュープロポジションとは、顧客がお金を出してでも購入したい理由。
顧客は「自分が欲しい」という商品に「その商品しかない」という自社だけが提供できる魅力を加えることが大切なのです。
商品開発では、顧客がお金を出す理由を創り出さなければなりません。
ブルーオーシャンとは、ライバルのいない海(市場)ということ。
みんなが欲しがる商品は、みんなが売りたがります。
多くの企業が参入し、ライバル達と激しい競争(レッドオーシャン)が生まれます。
そこで、新たな顧客に対して、ライバルが提供できない価値を創り出すことが重要になります。
ブルーオーシャン戦略では、みんなにうけるモノではなく、
①ターゲットを絞る
②今あるモノから何か減らす
③今あるモノに何か加える
といった、「今までにない」「他には提供できない」モノを考える必要があります。
例えば、新しいお土産を開発するとしても、既存の商品にまねたモノでは魅力を感じません。
この授業では、新しい魅力を創り出すことが大切になるんですね。
3年生の就職活動
本日7限目。3年普通科普通コース・情報会計科・福祉科の生徒を対象に、本校のキャリアサポーター坂口先生より就職活動についてご講話いただきました。
本来ならば、4月から始動する就職活動。今年度はコロナウイルスの影響でこれからスタートです。
まず「働くとは?就職するとは?」から講話はスタート。
そして、コロナウイルスがどのように就職活動に影響を与えるか、現況についてご報告いただきました。
これから考えることは、社会人として「自己実現」「自己成長」「社会貢献」が大切だとお話しいただきました。
今までの人生は「オトナ」や「社会」に守られてきましたが、2021年4月からは自分で自分の人生を創っていかなければなりません。
自分の人生をどのように創っていきたいのか、結論を慌てて出すのではなく、じっくり考えてほしいと語られました。
7月1日より求人票の受付。9月16日からは試験が始まります。
短い時間のなかで、自分を知り、仕事を理解し、企業を調べ、応募先を決めての受験です。
しっかり、保護者の方と自分の将来を話し合い、自分のやりたいことを見つけてほしいです。
3年生の皆さん。頑張ってください。
上天草プロジェクトⅠ~探究活動とは~
新1年生に対する「上天草プロジェクトⅠ」のオリエンテーションが行なわれました。
生徒が考える進路や地域活性化について、理想と現実を考え、実現に向けて探究活動を行なうこの授業。
今回は「アンパンマン」に登場する「ばいきんまん」に置き換えて説明されました。
思う存分いたずらをしたい理想のなか、現実はいたずらの途中で必ず邪魔(アンパンマン)が入ってくるので、理想を現実化することができません。
では、どうやったら理想は現実化するでしょうか?
アンパンマンを打ち負かすために「情報を集める」ことも大切でしょう。
アンパンマンの弱点について、分析・整理することも大切でしょう。
アンパンマンを倒すための作戦をたて、実際に戦うことになるでしょう。
しかし、何度もアンパンマンに倒されます。
倒されたことを反省し、振り返りや考え方を更新することも大切です。
こういった「探究活動」を繰り返していくことが重要なんです。
いつか、ばいきんまんの理想である、思う存分いたずらができるかもしれませんね...。
と、生徒が知っているキャラクターで「上天草プロジェクトⅠ」で授業の内容について説明されました。
生徒たちは、時々笑い声を上げながら、授業への関心を高めていきました。
この授業では、
①課題の設定
②情報収集
③整理・分析
④まとめ・表現
⑤振り返り・考えの更新
の5つの繰り返す『探究活動』が重要になってきます。
社会の急激な変化、将来がどのように変化していくのか答えはありません。
誰も解決したことがない新しい課題があふれています。
自らが課題を見つけて情報を選び取り、知識を活用し、他者と協働しながら解決していく力が必要です。
探究活動ではその力を身につけることができます。
3年間の探究活動を通して、社会の急激な変化に対応するための、
『課題設定』『情報収集』『整理・分析』『まとめ・表現』する力を身につけられるよう、
1年生の皆さん。頑張ってください!
上天草プロジェクトⅡ始動
昨年度、実施した「上天草プロジェクト」。
今年度は、1年生は「上天草プロジェクトⅠ」、2年生は「上天草プロジェクトⅡ」としてスタートします。
本日は、2年生の上天草プロジェクトⅡにお邪魔しました。
上天草プロジェクトⅡの内容としては、昨年度のビジネスプラングランプリに応募した各班のアイデアを実現するためにやるべきことを再確認します。地域の方々の協力をいただきながら、実際に行動を進めていきます。
また、昨年度学んだ研究手法をもとに、新しいテーマを設定するグループも出てくるかもしれません。これまで研究を薦めていったなかで、新たに見つかった上天草の課題について、解決に向けたアイデアを研究していきます。
今後の方向性について、グループごとに意見を出し合い、今後の活動について協議しました。
今年度も地域の方々のご協力をいただきながら進めていくこの授業。「ひと・もの・資源の宝庫」上天草で未来を切り拓くリーダーが生まれて欲しいです。
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