新着情報
【ASⅡ】班編制、できるかな♪ / Making Research Groups
テストも終わり、久々のASⅡです。今まで、周りの生徒や先生とディスカッションをしながら、研究テーマを色々と練ってきた生徒たち。今週と来週で、そろそろ研究班を編制しよう!ということになりました。生徒たちは隣の席の友人と話したり、あちこち歩いて仲間を勧誘したり、班を編制すべく思い思いに動いています。少し、ディスカッションの様子を覗いてみました。
古民家の耐震をテーマにしようと考えている班には、3名が集まっています。古民家の耐震の下調べとして、まず何を
調べなければならないかについて熱心に話していました。まず、出てきた意見は古民家の「構造」。それから...? みんな顔を見合わせています。しばらく時間を置いて、「地震のとき、古民家はどのような揺れ方をするか」「どの箇所がどのように破損するか」など、様々な意見が出てきました。一般的に、耐震化がなされていない建物は地震に弱いというイメージですが、果たして本当にそうなのか、弱いとしたら、どの部分が弱いのか? もっと具体的に調べてみる必要がありそうですね。
また、運動学や運動力学に関する研究をしようと考えている生徒もいます(今のところ1人のため、班員募集中だそうです!)。何やら、先日行われたスポーツテストを1つの材料にしたいと考えているようですが.... さて、種目も様々なスポーツテストの、どこに焦点を当てるべきか? どのようにデータを取っていくのか?? 他の班の生徒も巻き込んで、物理の先生とのディスカッションが始まりました。例えば、反復横跳びでいい記録を出すには...? この種目では、左右の線と線との間を行ったり来たりする際、「素早く運動の向きを切り替える」動作が必要です。では、切り替える仕組みや力の働きはどうなっているか? 足のどの筋肉がどのように伸びたり縮んだりしているか? また、それらの動きのデータを、どのように取っていけば良いのか? 話せば話すほど、アイデアは広がっていきます。ディスカッションって面白いですね!
来週の終わりには、研究班がある程度固まっていることと思います。しっかり話して、調べて、自分がやりたい研究をすすめていけるといいですね。
Exam week is over and it’s time for AS II again! Students have been discussing various research topics with others, but it’s about time they need to form research groups so that they can actually start researching! The students are talking with their friends sitting next to them or walking around to find someone to work with. Let’s have a closer look at two groups discussing passionately.
Here are three students who are planning to study earthquake resistance in old houses. They are talking enthusiastically about what they need to investigate first. The first opinion that came up was the structure of old buildings. And then...? After some time, various opinions came up, such as "how old houses shake during an earthquake" and "which parts of the houses are damaged.” Many of us believe that old buildings without earthquake-proofing are sure to be vulnerable to earthquakes, but is this really the case, and if so, which parts are weak? It seems that more previous research is needed.
Another student is thinking of doing research on kinematics or kinetics. To start with, he is thinking of analyzing the result of the “Physical fitness test” last week, which shows the students’ athletic ability. Speaking of the “Physical fitness test,” we have more than ten items, such as the 50 m run record or standing broad jump. So, which record of the test should we use, and how will we get enough data? He started a discussion with the physics teacher, involving a student from another group. They decided to give “Repetitive horizontal jump” for example. When going back and forth between the left and right lines in this event, it is necessary to quickly switch the direction of motion. So, how does the switching mechanism or force work? Which muscles in the leg are being stretched or contracted? Also, how should we take data on these movements? The more they talk, the more ideas they get. Discussions are interesting!
By the end of next week, they will have succeeded in making research groups according to what they want to study in this class. I hope they will enjoy their discussions so that they can deepen their research!
日本地球惑星科学連合2024年大会参加に向けて
26日に幕張メッセ(千葉県)で行われる「日本地球惑星科学連合2024年大会」に科学部化石班が参加します。
この大会は、全国の高校生が地球科学に関して発表する規模の大きな大会です。
参加する生徒たちは、過去の研究論文を読み込み、自分たちの結論を導き出していました。
さて、生徒たちの結論に対して研究者の方々からは、どのような意見をいただけるのでしょうか。
生徒たちはドキドキわくわくな様子でした。
【ASⅠ・ATⅠ】 天草市×熊本大学 連携講義 2日目
本日7限目は、天草市×熊本大学 連携講義の2日目でした。
前回とは違う並び方、班編制にドキドキの生徒たち・・・。自己紹介やグループワークでは、いつもよりも先輩らしい2年生の姿も見られ、学年を跨いで交流する良い機会になりました。
今回も前回同様、地域創生のために立ち上がっている大人たちについて講話をしていただきました。
生徒たちはみんな「将来は天草から出よう」と考えながらも、「自分の地元がなくなるのは嫌だ」という気持ちを持っています。地元へ思いを馳せ、どんな課題があるかな?どうすれば解決できるかな?自分の知らないところで地元を守ろうと奮闘している大人がいるんだな。いろいろなことを考えたことだと思います。
ぜひ、今回の講話で感じたこと、考えたことを今後のASやATでの研究につなげていってくださいね。
【ASⅠ】天草学連続講義⑤(くまもと水循環・減災研究教育センター減災型社会システム部門)
本日で全3回に渡り、5つの組織・機関から講師の方をお招きして実施してきた天草学連続講義も最終回を迎えました。
本日、6限目に熊本大学大学院先端科学研究部 地球環境科学分野 兼 くまもと水循環・減災研究教育センター減災型社会システム部門の松田博貴教授より「天草と災害について~天草諸島の特徴と自然災害~」というテーマでご講演を頂きました。
地形や気象の特徴についてご説明頂きながら、そうした特徴によってもたらされる災害やその危険性について示して頂き、災害の背景にある要因について考え、分析することの重要性を生徒に説いて下さりました。
また、自然災害に備えるための重要なことを様々な視点からご説明頂きました。ハザードマップなどの情報を活用することや、災害に関する情報を周囲とどう共有していくかということを考えていくことの重要性を生徒は感じ取ってくれたようです。
天草学連続講義を通して、天草の現状や課題に生徒一人一人がしっかりと目を向け、自分が研究してみたい分野やテーマを見出して、天草の地域課題解決につながるような探究活動に繋げていってくれることを期待ししています!
【ASⅠ・ATⅠ】 天草市×熊本大学 連携講義 1日目
本日より、天草市×熊本大学連携講義がスタートしました!
初回である今回は「あまくさの人口減少について考える」というテーマのもと熊本大学 熊本創生推進機構地域連携部門部門長の金岡省吾先生より講義を受けました。
地域創生という言葉にピンとこない生徒たちがほとんどの中、金岡先生からの「将来どこで活躍したい?」「天草?」「それ以外?」という問いかけは生徒たちにとって身近な話題であり、人口減少が他人事ではないことに気づくきっかけになりました。そして、「この状況をどうにかしたい!」と問題に立ち向かう大人や若者たちがすぐ近くにいることを知ることができたようです。
後半のグループワークでは、今日の講義で気になったワードについて4人1組で話し合いました。どの班も積極的に意見を出していました。代表で発表をしてくれた班の生徒は「天草が消滅する」というワードが気になったようで「もしそうであれば悲しい」と感想を述べてくれました。
AS・ATで研究課題を設定する際、課題解決に向けて研究を進めていく際、様々な場面で大切になる視点だと思います。ぜひ今後も大切にしつづけてほしいです。