新着情報
【ASⅢ】「クスサン」との出会い(番外編) / Meeting “A Very Hungry Caterpillar”
今年度、3階の物理室をホームにして活動しているASⅢ。授業終わり、ふと外を見ると大きな毛虫が壁をよちよち上っています!!! 化石班の調査(グーグル検索)によると、このふわふわ毛虫は「クスサン」という、蛾の幼虫とのこと。すぐに興味津々の男子が集まってきました。近くに木はあるけれど、ここは3階。さて、どうしよう?
結局、勇敢な女子(!)が、なぜか教室にあった乾燥昆布に「クスサン」を誘導し、1階まで降りて、木の傍に返してあげましたとさ。めでたし、めでたしです。
何ともかわいい「クスサン」、みなさんも見かけたらそっと見守ってくださいね!
At the end of the class, a student found a fat caterpillar outside the windows. It’s so fat and fluffy! A student in the “Fossil group” googled and found that it was the caterpillar called “Saturnia Japonica.”
What should we do with him (or her)? Looks like they came from a tree nearby, but can we touch them? Many boys came to observe. Finally a brave girl came and guided the poor caterpillar onto a dried seaweed, and ran outside so that she/he could safely return home. Good job!
If you ever see this green caterpillar at school, please watch over them with a warm heart!
【ASⅢ】研究&アブスト&ポスター&more... / So Many Things To Do!
ASⅢの生徒たちは先週仮評価も終わり、久々にじっくりと研究活動を行っています。とはいえ、研究を進めるだけではなく、サイエンスインターハイのアブストラクト作成や、探究成果発表会に向けたスライドやポスターの準備など、やることがたくさん! それぞれ思い思いに、かつ、着実に研究を進めているようです。
さて、地学室では、久々にヘドロ入りバケツを手にした「汽水域班」を発見しました。採取直後に測ったBOD(生物化学的酸素要求量)と、採取して1週間たったヘドロのBODを比較することで、微生物の代謝活動を調べているそうです。その後ろには、「魚糞班」が金魚の水槽から魚糞を採取しているのが見えます。また、2年生に混じって「農業班」の3年生の姿が! 2年生の生徒にアドバイスしているようです(頼もしい!)。
今日は、あちこちで研究活動をしている12班全てを写真に収めてみました。みんな楽しそうに頑張っています。忙しい3年生ですが、研究も勉強も総体も総文もファイトです!
農業班 魚糞班 汽水域班
音班 走り班 精油班
「つなぐ」班 バイオマス発電班 化石班
消波ブロック班 電磁誘導班 イシクラゲ班
After the provisional evaluation last week, students in AS III are enjoying their research again. Each of them seems to be moving forward with their research activities thoughtfully and steadily. However, that’s not the only thing they need to do - they also have a lot of other work to do, such as preparing abstracts for the “Science Interhigh” and preparing slides or posters for their presentations in July.
Now, in the Earth Science room, we found the “Brackish water group” with a bucket of sludge in their hands! They are studying the metabolic activity of microorganisms by comparing the BOD (Biochemical Oxygen Demand) measured immediately after collection of the sludge and the BOD after one week. Behind them, the group “Fish Waste” can be seen collecting fish waste from a goldfish tank. Also, among the second-year students is a third-year student from the “Agriculture” group! He seems to be advising the second-year students - how nice!
Above you can see the pictures of all ASⅢ 12 groups doing research in class. They all looked like they were having fun and working hard. They are such busy 3rd graders, but they are all doing their best in everything!
【ASⅡ】崇城大学・田丸教授の講義 / Welcome, Professor Tamaru!
本日は、崇城大学工学部ナノサイエンス学科の田丸教授が来校され、ASⅡの生徒に向けて「研究・探究活動の開始に向けて」という講義をしていただきました。
まず、自分が思いついた研究題材に関する事前調査をしっかりと行うことの重要性やその具体的な方法について述べられました。その中で、信頼性が高い情報をできるだけたくさん集めることで、より説得力がある仮説や実験計画を立てることができるという説明がありました。ASⅡに限らず多くの場面において、生徒たちはインターネットを情報収集の最も手軽で便利なツールとして活用しています。玉石混交の情報がインターネットに氾濫している中で、信頼性が高い情報を見分けるポイントについて、大学での活用例なども挙げながら分かりやすく説明してくださいました。また、情報収集の際には「必ず有用な情報を手に入れるまで調査すること」や「見つけた情報を丁寧に読み込むこと」など、自分たちが実施する研究を成功させるための方針を立てるうえで欠かせないポイントについても丁寧に教えていただきました。
田丸先生のエネルギッシュな講義に生徒たちは引き込まれます。「『仮面ライダー』を生み出すための研究計画とは」という例を使って研究計画の道筋を説明されたり、「授業とは先生と生徒の共同作業だ」という話(→だから、授業中に生徒であるみんながうなずいたり、首をかしげたりという『反応』をすることが大事。先生と生徒、どちらかだけが熱意があってもよい授業にはならない)をされたりなど、聞いている私達大人も思わずうなずいたり、楽しそうにお話をされる田丸先生につられて笑顔になる場面も多くありました。他にも「誰もやったことがない研究であればあるほど、うまくいくことの方が少ないため、計画を立てる際には失敗することも想定して準備をしておくことが重要」など、ここには書ききれないほど多くのことを限られた時間の中で教えていただき、生徒たちにとって大変貴重な時間となりました。
7時間目には、生徒たちは出来立てほやほやの研究班(今日で班編制がほぼ確定しました!)で今後の研究計画を話し合いました。田丸先生やASⅡ担当の先生方、教育実習生の先生ともディスカッションをしながら、だんだんと具体的な活動のイメージもつかめてきたようです。来週からは班の研究内容によって2階(地学室)と3階(物理室)の2箇所に分かれ、本格的に研究が始動します。これからが楽しみですね!
Today, Professor Tamaru from Sojo University visited school and gave a lecture on “Getting Started in Research and Inquiry Activities” to AS II students.
First, he talked about the importance of conducting thorough preliminary research on the research subject students have come up with, and the specific methods for doing so. He explained that by gathering as much reliable information as possible, students can formulate more convincing hypotheses and experimental designs. He explained in an easy-to-understand manner how to distinguish reliable information from the mishmash of information flooding the Internet. He also explained the essential points for setting up a policy for successful research.
The students were drawn into Mr. Tamaru's energetic lecture. He even explained the path of his research plan using the example of “a research plan to create ‘Kamen Rider.’” In the limited time he had with us, he taught so many other things. It was a very valuable time for the students indeed.
In the following period, the students discussed their future research plans in their new research groups. They seemed to gradually begin to get a concrete image of their activities in the near future. From next week, the ASⅡ students will be either in the Earth Science Room or in the Physics Room, with their senior students. In that way, they have more chances to ask questions and learn from others. A start of new research - doesn’t it sound exciting? Please stay tuned to our future researchers!
【ATⅡ】7月のARP発表会に向けて
5月28日(火)7限目のATⅡです。
生徒たちは7月の探究成果発表会に向け、研究活動を継続していました。
上の写真の班は、天草の飲食店やカフェなど、観光客に訪れてほしいスポットをまとめたホームページを作成しています。
上の写真の班は、銀天街班とデップルパイ班です。
銀天街班は、「まちはみんなの遊園地」が行われた日に銀天街を訪れた訪問客数を時間帯を分けて調べていました。
デップルパイ班は、デコポンを使ったパイを作成し、25人に実際に試食してもらい、その感想をアンケートで尋ねていました。
発表会ではATⅡの生徒たちはポスター発表や、ステージ発表を行います。
本番は緊張すると思いますが、2年間のATの研究の節目となります。
皆さんがんばってください!
【ATⅠ】 天草市×熊本大学 連携講義 3日目
本日7限目は、天草市×熊本大学 連携講義の3日目でした。
今回は、天草市役所産業政策課 主任 嶋﨑健介様より、天草で働く身近な大人たちに焦点を当てた講義が行われました。
「天草はなくなりません!」と最後に力強く伝えられた嶋﨑様。天草を良くしようと立ち上がる大人たちを近くで見ているからこその言葉だと思います。そして、嶋﨑様自身も持続可能な天草を目指して奮闘される身近な大人の一人です。嶋﨑様の言葉に一人一人、考えることがあったのではないでしょうか。
また、熊本大学の尾山 真先生からは、これまでの講義の振り返り、そしてグループワークを行っていただきました。「天草に住んでいなくても天草に関わり続けることができる」と尾山先生はおっしゃいました。直接関わらなくても地元へ思いを馳せる、地元のために何かをしてみようと考えてみる。そんな小さな一歩が、大切な地元を守ることにつながっていくのです。
連携講義最終日である6/11は、今まさに天草で頑張っている大人たちの話を聞く時間です。自分の将来のためにも主体的に取り組み、実りある時間にしてほしいです。