SSHのページ

新着情報

【ATⅠ】調理実習?... / Cooking in AT Class?

 ATⅠが始まってしばらくして廊下を歩いていると、階下がにぎやかな様子... それに、なんだかいつもと違う香りもしてきます。そういえば、「天草の特産品になるようなパイを作ります」と言っていた班がいたな、と調理室を覗いてみると... なんと約30人ほどの生徒が調理室にひしめき合っていました。

 その様子は、さながら「みかん工場」。半分以上の生徒がみかんの皮をむいたりすりつぶしたりしています。何をしているか聞いてみると、「みかんの香水」や「みかんの入浴剤」を作ろうとしている班、おからを使ったスコーンを焼いている班(ここだけみかんと無関係でした)、それに、みかんとかぼちゃを使ってパイを焼いている班... 限られた1時間という時間を有効活用し、考査前に何とか形になるものを作ってみよう!という各班の思惑を感じたところでした。

 みんな楽しそうに作業&調理をしていましたが、この活動が単なる「調理実習」になってしまっては探究とは言えません。今日の活動を研究につなげられるか? 数値を分析して何らかの結果を導くことができるか? 各班、まだまだ工夫が必要なようです。今後の活動にも期待しています!

  

  Walking down the hallway during AT class, we heard some bustling downstairs... from there also came a somewhat “citrusy” smell.  We couldn’t help peeking into the cooking room, and found 30 students busy working there.

    The room looked like an "in school orange factory.” (As you might know, our city, Amakusa, is famous for its orange production.)   We wondered what each group was doing there.  One group said that they were trying to make "orange perfume" and another said they were to make "orange bath salts." There was another group baking scones using soy pulp (this was the only group without oranges), and another group baking pies using oranges and pumpkins. Anyway, each group was trying to make the best use of their limited time to create something before the coming exams.    

       It’s not that the students were just enjoying their "cooking.”  In this class, AT (“Amakusa Inquiry Study” in English), students are expected to do inquiry based learning.  In other words, they need to use what they did today in their research: they need to have some kind of result and analyze it.  However, you never know what you can do till you try. Don't be afraid of making mistakes, and keep trying!  

【SSH】職員研修:人権教育・教科間連携授業

 天草高校では「研修日課」が考査前1週間の週に設けられています。その2回目の研修日課である今日は、午後の時間を使って2つの研修が行われました。

 始めに行われた人権教育に関する講話では、教育庁人権同和教育課より堤田様を講師としてお迎えし、主に同和問題(部落差別)、子どもの人権、更に性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性の理解を含む、様々な人権課題について研修を受けました。今年度施行された子ども基本法についてや、自分や他者の人権を守ろうとする意識や意欲を促進するための授業中の体験的な学習についても考えることができました。

 その後、SSH研究部より教科間連携授業についての研修がありました。今日の研修では国語科と地学科、AS・ATの教科間連携の例について説明があった後、4つのグループに分かれて実際の教科間連携授業の内容について話し合うワークショップを行いました。あるグループでは地理×英語の教科間連携について話し合い、地理における資料読解力の向上を資料を利用した英文の理解力の向上につなげるという授業のアイデアが出ていました。また、あるグループでは国語×生物の教科間連携について話し合い、「読むこと・書くこと」を高めようとしている論理国語での学びを活かして、生物でも書いてまとめる場面を設定するという活動を模索していました。

 天草高校では全ての科目で探究場面を設定して探究型授業の実践を行っています。生徒たちがより深く・主体的に学んでいくためには、1つの教科で得た学びをまた別の教科で実践・発展させていく必要があります。生徒たちの探究的な学びを効果的にサポートできるよう、私達教師も連携し、日々授業の改善に努めていきます。

【ASⅡ】「元」舞萩班の今... / The group “ex” Telegraph Plants

 本日6時間目のASⅡでは、各班で対照実験の方法について考える時間を持ちました。多くの班が、少なくとも12月のKSHでの発表までに何らかの実験結果をデータ化し、分析しておかなければなりません。1回の実験に時間がかかったり、必要なものがなかなか入手できなかったり、被験者を集めるのが難しかったりと、実験に関して頭を悩ませている班も多そうです。

 さて、7時間目にふと窓の外を見ると、資源ごみ置き場に集まる不良たち、いえ、善良な「電磁誘導」班の少年たちの姿が! 実験に使うペットボトルを物色(?)しているようです。そして、その横を優雅に散歩しているのは女子高生の集団...ではなく、「元」マイハギ班のみなさんでした。なぜ「元」がつくのか気になりますよね? 実は、先日の記事でもお伝えしたとおり、マイハギが某テレビ番組で紹介されてバズってしまったそうで、しばらく入手が難しそうとのこと... とにかく、「元」マイハギ班がなぜ外を歩いていたかというと、マイハギに代わる研究対象を求めて川辺の植物を物色していたからなのでした。池の鯉を観察したり、ヨモギやセイタカアワダチソウなどの植物を見たり... その中で、彼女たちの目に留まったのは... イシクラゲ!(※みなさん、イシクラゲって知っていますか?地面に生えているワカメ?みたいなやつです)何はともあれ、研究対象候補になりそうなイシクラゲを無事収穫(?)し、笑顔で帰路についた「元」マイハギ班でした。(早く新しいグループ名が決定しますように!)

 質疑応答もがんばっています。写真を撮りながら気づいたのですが、自分たちの研究について説明するとき、みんな本当に素敵な笑顔です。研究が楽しいんでしょうね!

 
   In the sixth period ASⅡ today, students had a chance to think about their control experiments.  Many of the groups need to have a certain amount of reliable data before their presentation in December.  We hear some groups are having difficulty in getting what they need for the experiments, and some are having a hard time getting enough people to be involved in their experiments.  How can they solve these problems?

   In the following period, we saw some groups outside.  Look!  There are suspicious boys in front of the garbage pit…!  Oh, good, they are just our loving students trying to find PET bottles for their experiments.  We can see another group of girls enjoying a walk by the river…who are from the group “ex” Telegraph Plants.  You want to know why it’s “ex,” right?  Well, as we told you before, the telegraph plants, which the students were planning to use for their experiments, were sold out all over Japan since they were featured in a TV program the other day.  The students had no choice but to seek something else worth researching.  That’s why they were walking outside looking around.  While looking at wild plants such as mugwort or goldenrod, there was a fateful encounter… They found some blue-green algae called “Nostoc Commune” on the ground.  (Do you know what they are?  You can see some black things like dried-seaweed in the picture.)  Anyway, the students went back to class proudly with a possibility in their hands.  Good for you guys!

   Students are enjoying Q&A sessions as you can see in the pictures.  They look really happy talking about their research, which shows how much they love what they are doing!

 

 

 

 

 

 

 

 

【SSH】科学の甲子園

11月12日(日)に「令和5年度科学の甲子園全国大会」熊本県出場校選考会が県庁防災センターで実施されました。

全国大会への出場を目指し、県内から11校が参加し、筆記試験(60分)と実技試験(60分)が行われました。本番に向けて選抜された本校2年生6名は約2か月前から、放課後を使って過去問を解いたり実技試験の練習をしたりしてきました。

実技試験の課題は、与えられた道具を用いて「粘土を約2m先の皿に入れるための発射装置を作る」というものでした。装置の強度と発射の正確性を高めるために試行錯誤しながらチームで協力して装置を作り上げました。

結果は後日発表されます。本大会に参加したメンバーは、これからも探究心を高め、天高を引っ張るリーダーになってくれることを期待しています。

↑作成した発射装置

↑実技試験の様子

↑本大会に参加した6名のメンバー