学校行事の様子

学校生活

避難訓練(火災)

 12月8日(木)、生徒へ事前に周知せず、火災を想定した避難訓練を実施しました。突然の非常ベルに驚いた様子の生徒たちでしたが、校内放送を聞いてから落ち着いて避難することができました。避難後、天草消防署倉岳分署の方々から講評や消火器・屋内消火栓の使用についての講習をしていただきました。消火器・屋内消火栓の使用についての講習では、学年ごとに分かれて体験することができました。

 避難訓練をとおして、生徒たちは「非常ベルがなったときは驚いたが、きちんと避難できた。」、「屋内消火栓の使い方を初めて学んだ。水圧での危険性や避難の仕方などしっかりと覚えておこうと思った。」、「避難訓練があることを事前に知らされていなかったが、先生の指示に従って冷静に行動できた。」、「消火器などの使い方やポイントなどを消防士の方から学ぶことができたので、もしものときに生かして行動したいと思った。」といった感想がありました。

 火災発生後の迅速な避難と初期消火の訓練から、生徒の防災意識を高めることができました。天草消防署倉岳分署の皆様、ありがとうございました。

 

<避難訓練(火災)の様子>

~避難~                             ~避難訓練の講評~ 

      

~消火器の使用についての講習~

      

      

      

      

~屋内消火栓の使用についての講習~

      

   

芸術鑑賞

 12月7日(水)、本校である天草高校でミュージカル鑑賞会が行われ、倉岳校は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで鑑賞会に参加しました。劇団わらび座の皆様をお招きし、演目『いつだって青空~ブルマー先生の夢~』を鑑賞しました。日本女子体育の母、井口阿くりさんがアメリカ留学を終え、東京高等女子師範学校の教授として、"女子体育を教える女性の教師"を育成すべく奮闘していました。当時の日本では女性に対する差別が顕著で、女性が運動することをたたかれたり、ブルマー先生と陰口を言われたりと難しい立場に立っていましたが、逆境にも笑顔を忘れず立ち向かっていく女性でした。

 鑑賞後、生徒たちから「初めてミュージカルを見たが、おもしろかった。」、「同じ歌でも場面によって歌い分けていてすごいと思ったし、心情がとても分かりやすかった。」、「たくさんの人の前で歌うのはとても大変なことなのに、きれいな声でのびのびと歌っている姿を見てとても感動した。」、「楽しい気持ちになったので、他のミュージカルも見てみたいと思った。」、「今よりも強い差別や偏見がある中、阿くりさんに救われた人は多かったのだろうと思った。阿くりさんのようなめげない心を持ちたい。」といった感想がありました。

 人生には試練がつきものです。今後訪れる試練を前向きに捉え、乗り越えていってほしいと思います。劇団わらび座の皆様、ありがとうございました。

 

<ミュージカル鑑賞会>

      

性教育講演会

 11月17日(木)、医療法人聖粒会 慈恵病院で助産師をされている大山 由香様をお招きし、『未来ある君たちに伝えたいこと』という演題で講演をしていただきました。生命の誕生は奇跡だということや、無事に産まれる赤ちゃんだけではないこと、この1回の一生をどのように過ごすかなどについて考えることができました。他にも、人工妊娠中絶や性感染症について学ぶよい機会となりました。

 講演後、生徒たちからは「性教育のことを幅広く教えてもらって勉強になった。」、「男女に関することだけでなく、”家族”という面から考える事によって、性的欲求にはどれくらいの責任が伴うのかがよくわかった。」、「親に感謝して様々な人との出会いを大切にしたい。」などの感想がありました。

 性と生の大切さや、性に関する諸問題や正しい知識について理解し、適切に対応していくための力を育むことができる時間となりました。お母さんが命がけで産んでくれた命(奇跡)を大切に、これからを生きていってほしいと思います。また、自分や相手、家族、周りの人たちに祝福してもらえるタイミングで妊娠・出産ができるようにしっかり考えることが大切だということを忘れず、将来に活かしてほしいです。大山様、ありがとうございました。

 

<講演会の様子>

      

      

第52回秋桜祭

 11月13日(日)、第52回秋桜祭を開催いたしました。今年のテーマは、『新時代~まだ見ぬ未来へ、いざ出航!~』でした。昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小し、本校在校生の家族のみに参観いただきました。

【プログラム1】まず初めは、『えびす太鼓』でした。約1ヶ月間一生懸命練習に取り組み、秋桜祭のオープニングに華を添えてくれました!

      

【プログラム2】『開祭式』では、秋桜祭テーマ・ポスター表彰を行いました。表彰後、校長あいさつと文化放送委員長あいさつを行い、秋桜祭の幕が開かれました。

      

      

 

【プログラム3】『合唱・合奏』 日頃の授業(音楽)の成果を1,2年生が発表しました。

 1年生は、山崎朋子の『大切なもの』の合唱でした。

   

 2年生は、ジョン・デンバーの『カントリー・ロード』のオカリナ合奏でした。

      

 1,2年生合同でカップスパフォーマンスでした。沖縄出身のSuzuがカップスのために作曲した『LOVE TO YOU』をカップスで奏でました。

      

【プログラム4】保健委員会より、『肥満予防~自分の体を知ろう~』でした。コロナ禍で自粛期間が長引き、家でだらだらして、体重が増えていないか問いかけ、肥満の怖さと予防法について発表してくれました。

      

【プログラム5】『未来型の倉岳inドラえもん』という題で1年生がクラス企画の発表をしました。

 日本の代表的アニメ「ドラえもん」で未来の倉岳を探検しました!

      

【プログラム6】『となりのトウマ』という題で2年生がクラス企画の発表をしました。

 不朽の名作、「となりのトトロ」の数々の名シーンを面白くアレンジし、替え歌”となりのトウマ”で締めくくりました!

       

【休憩】20分間の休憩をとり、育友会バザーや展示企画をお楽しみいただきました。

 今年度も育友会バザーとして、各家庭からいただいたリサイクル品(未使用品)を販売しました。たくさんの掘り出し物があり、賑わっていました。今回の収益金は、今後の育友会活動に利用させていただきます!

      

【プログラム7】『Breakthrough』という題で3年生がクラス企画の発表をしました。

 3年間で成長した姿を黒板アート動画、お笑い、ダンスで披露しました!

      

【プログラム8】生徒や職員の有志による『倉校オールスターフェスティバル』を行いました。

 「trey」は、Adoの”踊”を踊ってくれました。3人のキレキレのダンスが魅力的でした!

         

 「ハッピーセット」は、可愛らしいショートコントを披露してくれました!

      

 「SEITOKAI」は、”Let It Go”でミュージカル風寸劇を披露してくれました!

      

【プログラム9】生徒会より『フィナーレ』として、秋桜祭の準備の様子を動画にまとめました。プロジェクションマッピングを組み合わせ、秋桜祭に向けて真剣に取り組む倉校生の良さを詰め込んだ動画となっていました。最後は生徒会役員がワンピースのキャラクターに扮し、”夢を叶える倉校生にオレはなる!!”と秋桜祭を締めくくりました。

      

             

【プログラム10】『閉祭式』 教頭先生からの講評と生徒会長あいさつで第52回秋桜祭の幕が閉じられました。

      

 今年も育友会の皆様をはじめ、多くの方々の御協力のもと秋桜祭を成功させることができました。御来場いただきました皆様、ありがとうございました。

倉岳校福祉の日

 10月27日(木)、倉岳校福祉の日を実施しました。

 午前中は福祉に関する学習として、「手話体験教室(熊本県ろう者福祉協会天草支部 松本明様)」を行いました。先天性聾唖の松本様に手話でお話をしていただき、手話に触れることができた講演会となりました。聞こえる人とのコミュニケーション方法やコロナ禍で困っていること、ろう者は見た目では分からない(見えない障がいである)こと、手話は目で見る言葉(言語)であることなどを学びました。また、熊本県ろう者福祉協会天草支部が作製された「万年日めくらず手話カレンダー」をもとに、あいさつや日常生活で使う31個の手話について教えていただきました。手話に興味を持ち、聞こえない人への理解に繋がる講演会となりました。

 午後からは、倉岳町の老人会の方たちと「グラウンドゴルフ」を行いました。8コースを2ゲーム行い、合計打数の少なさを競いました。初めてグラウンドゴルフをする生徒もおり、老人会の方たちからルールや打ち方について教えていただき、交流を深めました。生徒たちと老人会の方たちが楽しそうに活動している様子が見られました。

 倉岳校福祉の日をとおして、生徒たちは「手話を学んで少しでも助けになりたいと思った。」、「手話カレンダーで1日1個ずつ単語を覚えていきたい。」、「昨年よりも、老人会の方としっかりコミュニケーションが取れたのでよかった。」、「自分から積極的に老人会の方に話しかけ、会話を楽しむとができた。」、「グラウンドゴルフでは、力強く打ち過ぎて、何度もホールポストからボールが出てしまい悔しかった。」といった感想を書いていました。

 福祉に興味を持ち、相互に支えあい、助け合って生きていくための知識や技能を学ぶことができました。今回学んだこと今後の生活に活かしてほしいと思います。

 

<手話体験教室>

      

      

      

 

<老人会との交流会>

~開会式~

1.副校長挨拶          2.生徒代表挨拶           3.市老連倉岳支部長挨拶(稲津様)

      

~グラウンドゴルフ試合~

         

         

         

      

         

      

~閉会式~

1.成績発表

      

2.生徒代表謝辞           3.老人会講評(稲津様)

   

薬物乱用防止教室

 10月25日(火)、薬物乱用防止教室を実施しました。学校薬剤師の江浦俊文様をお招きし、講演をしていただきました。くすりの副作用を理解し、ルールを守って飲むことや、たった1回の薬物乱用でも犯罪であること、依存性があること、勧められた際の断り方のポイントを教えていただきました。断り方のポイントを参考に2名の生徒が断り方の実践を行い、自分の健康は自分で守ることの大切さについて学ぶことができました。

 講演後生徒たちは、「来年社会人となり、お酒やタバコがより身近なものになると思う。意識を高められてよかった。」、「目上の人からお酒やタバコなどを勧められた時、実際に断るのは難しいと思った。対処法を学ぶことできたので、いざという時に使えるよう覚えておきたい。」、「デモンストレーションで、断れず、お酒を飲む流れになってしまった。誰から誘われてもきちんと断れるようになりたい。」などの感想がありました。

 講演後、「くすりは正しく使ってこそくすり!」という小冊子をいただき、薬物乱用による心身への影響や社会的影響について正しい知識を身につけることができました。これから、自分や周りの人の健康を維持するためにも、正しい行動を選択し、明るい社会をつくっていってほしいと思います。

 

<講演の様子>

      

      

      

 

漁業体験教室(1年)

 10月19日(水)、海水養殖漁協栖本事業所と紀勝水産で1年生が漁業体験を行いました。給餌体験や工場見学、職業講話、魚の捌き方・神経抜きの見学・体験、生産物試食を行いました。

 体験後、生徒たちは「先生が手際よく魚を捌いていたので自分もできると思ったが、やってみると難しくてできなかったので悔しかった。」、「3枚おろしの体験をしたが難しかった。また、骨が硬く驚いた。自分たちで捌いた刺身はとてもおいしかった。」、「初めて3枚おろしをした。難しかったが、自分なりに上手できたと思う。」、「命をいただいて生きていることを改めて感じた。感謝を忘れないようにしたい。」といった感想を書いていました。

 生産者の方たちとの交流を通し、生徒たちは地元産業に対する関心を高めることができました。御協力いただいた天草地区漁業士会や海水養殖漁協栖本事業所、紀勝水産の皆様、本当にありがとうございました。 

 

<棚底港から出発>

      

<紀勝水産 海上生簀での給餌体験>

      

      

<海水養殖漁協栖本事業所>

~神経抜き体験~

      

      

~高度衛生管理加工場・餌料保管施設の見学~

      

~マダイ3枚おろし~

      

      

         

<漁業士による職業講話>

      

<生産物試食>

      

人権教育講演会

 10月19日(水)、水俣市立水俣病資料館語り部の会から杉本肇様を講師としてお迎えし、「水俣から未来へ」というテーマで御講演いただきました。現在水俣病と認定されている方は約3,000人と現状から見るととても少ないこと、水俣病を引き起こす原因となったメチル水銀は、1gで5人が亡くなるほどの毒性があり、さらに無味無臭であることから気づかずに魚を食べてしまうことなど、正しい知識を身につけることができました。また、ご自身の幼少時代に水俣病になられた家族に足の震えやけいれんが起きる中で怖さや辛さを感じながら生活されていたこと、裁判のために頑張っていた祖父が亡くなられた話など、当時の気持ちや生活の様子を丁寧な言葉でお話しいただきました。

 講演後の生徒たちからは「水俣病になったことより、水俣病によって差別されることが辛かったという話から、自分は差別をしないためにも正しい知識を身につけたいと思いました。」、「不明の病気にかかったとしても差別するのではなく、誰にでも優しくしたりボランティアに参加したりしながら支え合うことが大切だと分かりました。」などといった感想が聞かれました。

 小学生の時に水俣病について学習した生徒たちですが、今回改めて話を聞くことで理解や考えが深まりました。水俣病について正しい知識を身につけ、差別を許さない心や周囲の人に優しい気持ちを持って接することができる人になってくれることと思います。杉本様ありがとうございました。

 <講演会の様子>

      

   

環境学習出前授業

 9月29日(木)、天草市倉岳支所まちづくり推進課から藤川優喜様を講師としてお招きし、環境学習出前授業を行いました。『天草のごみ、うみのこと』という演題で、地元天草のごみ処理や海洋汚染の現状についての講話をしていただきました。

 講演後、生徒たちは「”日本のごみは多い”ということは前々から知っていたが、数字で見るとどれだけ深刻なのかが具体的に伝わってきた。」、「スウェーデンの国民がごみを7種類に分別していることを知り、驚いた。電気代が安くなるなど得する面があるから、きちんと分別できるのかなと思った。日本もスウェーデンを見習って、そのような取り組みをしてほしい。」、「令和8年度までに1人あたり717gという目標を達成するために、詰め替え容器を使ったり、マイバッグを持ち歩きレジ袋をもらわないようにしたり、自分でできる取り組みを行っていこうと思った。」といった感想を記入していました。

 未来に目を向け、自分の行動が環境にどのような影響をもたらすのか、1人1人が意識して持続可能な社会を目指してほしいと思います。藤川様、ありがとうございました。

 

<出前授業の様子>

      

      

<感想記入の様子>

      

インターンシップ(2年)

 7月12日(火)~7月14日(木)、地域の事業所の御協力を得て、2年生が3日間のインターンシップに行ってきました。インターンシップを通して生徒たちは、接客時の挨拶やコミュニケーション、周りを見て行動することの大切さや仕事の大変さの中にも喜びがあることを身をもって学び、貴重な体験となりました。

 生徒たちは実習日誌に、「相手と話すときは5W1Hに気をつけることや、プレゼンでは読むだけの原稿は作らない方がよいということを学んだ。」、「”報告・連絡・相談”がとても大事だと思った。」、「仕事をまとめられたメモがたくさんあった。まとめる力が必要だと思った。」、「最初、患者さんと会話がなかなかできなかったが、3日間で成長することができた。」、「インターンシップでの経験をもとに、将来の進路決定をしていこうと思った。」等の感想を記入していました。

 御協力いただいた各事業所の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

<インターンシップの様子>

         

      

 

 9月27日(火)、インターンシップ報告会を行いました。2年生が7月に体験したインターンシップでの取組を振り返り、研修内容や実習中に注意を受けたこと、褒められたこと、仕事の大変さ・厳しさ等についてまとめたGoogle スライドを、Chromebookの画面上に映し出し、ポスターセッション形式で1年生に対して発表しました。1年生も真剣に耳を傾けており、発表者にたくさん質問をしていました。2年生は先輩として、来年インターンシップに参加する1年生へのアドバイスを堂々とすることができました。また、座談会では1年生に話題を振ってリードしている様子も見られ、とても充実した報告会になりました。

 報告会後、1年生は「コミュニケーション能力や行動力を身につけることが大事だということが分かった。」、「コミュニケーション能力が一番大切だと学んだ。興味がない話は聞かないことが多いので、これからはどんな話も聞くよう意識したい。」、「身だしなみが大切だと学んだ。私も日頃から意識しておこうと思った。」、「興味があることを見つけ、来年のインターンシップを頑張りたい。」といった感想を記入していました。2年生は「質問の中に改めて気づかされることがあった。自分の考えを深めるよい機会となった。」、「1年生が相づちをうって話を聞いてくれたので嬉しかった。」、「座談会では、来年のインターンシップ先を考えてもらう時間を作った。1年生にとってよい機会になったと思う。」、「Google スライドの修正やペアとの意見交換をもとに、1年生に伝えたいことは何か、考えながら発表することができた。」等の感想を記入していました。

 1年生には、これからの進路選択の参考にしてほしいと思います。2年生は実習を通して習得したことを来年度の就職・進学の本番に向けて活かしてください。

<報告会の様子>