食品工業科 NEWS
牛乳の凝固実験(食品工業科)
3年生「総合実習」の授業で、牛乳の凝固実験を行いました。
牛乳の特性のひとつに「タンパク質の凝固」があります。タンパク質が凝固する要因には、熱や酵素など様々なものがあり、この特性は牛乳を利用した加工品の製造も深く関係しています。
今回の授業では、「酸」による牛乳の凝固を確認するとともに、温度の違い、砂糖の添加量の違いが牛乳の凝固にどのように影響するかを調べることを目的として実験を行いました。
←写真ではわかりにくいですが…右側2つのビーカーで凝固が起こっています。
牛乳に酸液(乳酸+クエン酸)を加えたときの変化に、驚きの声をあげる生徒もいました身近な食品が見慣れない変化を起こすことが、生徒の目にとても新鮮に映ったようです。
今回の学びは、食品工業科の看板商品のひとつである酸乳飲料「ラッキス」の製造にもつながる重要な内容です。しっかり覚えて、自信をもって製品づくりに臨んでくれることを期待しています!
花壇の除草(食品工業科)
1年生「農業と環境」の授業で、花壇の除草を行いました。
外用の実習服を着て行う初めての実習だったため、服を着用する際のルール、片付けの進め方など、説明することがたくさんありましたが、どの生徒も集中を切らさずに話を聞いてくれました。
実際に体を動かす時間は長くはありませんでしたが、互いに声を掛けながら協力して実習に取り組み、予定していた内容をやり遂げることができました!
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これから、日を追うごとに日差しが強くなり、暑さも厳しくなってきます。万全の状態で実習に臨むことができるよう、日頃から体調管理に気を配ってくれたらと思います。そして、実習ではよい汗を流しましょう!
みたらし団子(食品工業科)
食品工業科 1年生 「食品製造」の授業でみたらし団子を作りました。
みたらし団子は鎌倉時代に誕生したと言われ、漢字では「御手洗団子」と書きます。
原材料の「白玉粉」は、もち米を精白・水洗いし、水を加えながら石臼で挽いたのち、沈殿物を乾燥させたものです。団子にすると食感はもちもちとしていて柔らかくなめらか冷やしても固くなりにくいのが特徴です。
白玉粉に水を加え、しっかりこねます。ここで水を加えすぎてはいけません!みんな慎重に水の量を調節しながらこねていました。同じ大きさに分割し、茹であがったら氷水で冷まします。その間に、みたらしのたれを作り、団子にかけて完成です!今回は食べやすいようにカップに入れて持ち帰りました。全員もっちもちのみたらし団子ができました!
脂質の定性実験「アクロレイン反応」(食品工業科)
2年生「食品化学」の授業で脂質の定性実験として『アクロレイン反応』の実験を行いました。
脂質はグリセリンと脂肪酸等で構成されており、今回は「食品中にグリセリンが含まれているか」を確認する実験です。
試料(油脂)に含まれる「グリセリン」と「硫酸水素カリウム」を高温で反応させると刺激臭の強い『アクロレイン』の白煙が生成されます。
試料はAキャノーラ油 Bオリーブオイル Cバター を使いました。
試験管3本に「硫酸水素カリウム」を薬さじ小1杯ずつ入れて、各試料を入れます。
ガスバーナーの遠炎で徐々に加熱していきます。
この3つの油脂には「グリセリン」が含まれているので、白煙を生じる反応や色、臭いを確認して記録します。
生徒達はこの臭いを『飲食店の換気扇から出てくるにおい!』『揚げ物屋さんのにおい!』と表現していました。
きのこ栽培(食品工業科)
2年生「微生物利用」の授業で キノコ を栽培しました。
キノコ とは菌類であり、分類学上は「かび」に近い仲間とされています。また、自然界では細菌やかびなど多くの微生物と共存しています。
今回は、キノコ栽培キットを使って、「シイタケ、エリンギ、ナメコ、ヒラタケ、エノキ」
の5種類の中から自分の好きなきのこを1つ選び、愛情を込めて毎日お世話しました。
霧吹きで1日2回水をあげます。すると、3日目ぐらいから、小さいキノコが出てきました。その後もぐんぐんと成長し、約2週間で大量に収穫できました!
シイタケなど多くのキノコ類はグアニル酸という旨味成分を含んでいます。
収穫したきのこは、みんなで調理して美味しくいただきました!
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