Food industry/Since 1947

食品工業科

食品製造、食品化学、食品微生物、食品流通などの専門科目を通して、様々な角度から食品について実践的に学びます。食品成分の機能や、穀物・果実・食肉・卵・乳など各種食品の加工特性について理解するとともに、安全な食品製造を実践する上で必要な衛生管理を身に付け、食品業界で活躍する人材育成を目指します。

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新着情報

食品工業科 NEWS

トマトケチャップ&ピザ(食品工業科)

食品工業科2年「食品製造」の授業で野菜類の加工について学習しています。

今回は『トマトケチャップ』の製造を行いました。

晴れ本校農業科が栽培しているトマトで、割れや病気が出ているけれど取り除けば食べることができるというトマトを使用しました。

洗浄後、トマトの皮に包丁で切れ目を入れます。沸騰した湯に入れて剥皮します。

損傷部分やへた部分、種等を除去してミキサーにかけてトマト果汁にします。

トマト果汁を鍋に入れて強火で加熱します。灰汁を取りながら糖度10度以上になるまで濃縮します。

その後、砂糖、塩、香辛料(オニオン、ガーリック、シナモン、コショウ、オールスパイス、クローブ、セージ、パプリカ)を加えさらに加熱し、最後に食酢を加えて全体が混ざったら火を止めます。ビンに詰めて完成ですキラキラ

イベント本日はこのトマトケチャップを使って、ピザも作りましたピース

ピザ生地は発酵が1回だけなのでとても簡単です。今日のトッピングはベーコンとコーンとチーズでした。

170~180℃で20分焼いてできあがりです。

とても美味しそうにできました!興奮・ヤッター!

アイスボックスクッキー(食品工業科)

食品工業科1年生「食品製造」の授業で小麦の加工について学習します。

ひらめき前回実習したスノーボールクッキーも含めて、クッキーには様々な種類があり、形や味・食感で作り方も異なります。

今回は「アイスボックスクッキー」の製造実習を行いました。

イベントやわらかくした無塩バターに砂糖を加えて、白っぽくなるまでホイッパーで混ぜます。これがサクサクになるコツです。卵を加え混合し、篩った薄力粉を加えてさっくり混ぜます。

 

13.5㎝幅のグラシン紙を使って直径3~4㎝の棒状に整形します。

ショックフリーザー(急速冷凍機)で凍結直前まで冷やし固め、グラニュー糖をまぶして7㎜の厚さに切り、天板に並べます。

180℃のオーブンで15分間焼き上げます。おいしく焼けました!興奮・ヤッター!

いちごマフィン(食品工業科)

食品工業科2年生「食品製造」の授業で『いちごマフィン』を作りました。

まず、小鍋でいちごジャムを作ります。

会議・研修ジャム作りのポイントは「糖」と「酸」と「ペクチン」の3つです。これらは保存性と粘性においてとても重要となります。

キラキラ

イベント原料のイチゴの50%の砂糖は3回に分けて加えます。そのうちの1つにペクチン(イチゴの0.5%)をまぜておきます。砂糖を加えたらその都度『屈折糖度計』で糖度を計測します。糖度が56℃~58℃になったらクエン酸(イチゴの0.5%)を加えます。

最後に『コップテスト』(ゼリー化のテスト)で粘性を確認します。

各班で作ったこのいちごジャムをマフィン生地の中に入れて焼き上げます。

180℃のオーブンで35分程度焼いたらできあがり興奮・ヤッター!

キラキラふっくらおいしそうにできあがりました!にっこり

スノーボールクッキー(食品工業科)

食品工業科1年生の「食品製造」の授業で小麦の加工についての学習を行っています。

イベント今回の実習では「スノーボールクッキー」を作りました。しかし1年生は初めての製造実習なので、本日のメインは「実習後の清掃の仕方を学ぶ」です。慣れないと清掃に時間がかかるため、

今回は事前に職員が混合しておいた生地を7グラムずつに分割、計量するところからです。手で丸く整形して焼き上げます。冷めたら粉糖をまぶしてできあがりです。

ひらめき食品製造実習は「安心・安全」が基本で、後片付けと清掃にも時間をかけます。毎回、実習台と床、溝の洗浄は必須です。全員で役割分担して「共働・協働」を学びます。

実習を重ねる毎に、自然と自分は何をすべきかが見えてきて、お互いに声を掛け合って協力体制ができます笑う

ジャムとマーマレードが出来ました!(食品工業科)

食品工業科2年生の「食品製造」では『野菜果実の加工』について学習しています。

本校では『いちごジャム』『りんごジャム』『マーマレード』を製造、販売しています。

会議・研修ジャムは果実中のペクチンが酸と糖の作用によってゲル化(粘性のある状態)したものです。

果実に含まれている成分量がそれぞれ異なるので、グラニュー糖やクエン酸、ペクチンの量を調整して仕上げていきます。

イベントいちごジャムは本校農業科で栽培されたイチゴ(さがほのかとゆうべに)を原材料として使用しています。果肉を潰さずに粒のまま仕上げました。

イベントりんごジャムは1個ずつ丁寧に生徒が皮をむいて、角切りにしました。果肉の食感がやさしく味わえます。

イベントマーマレードは爽やかな甘夏果汁とスライスした外果皮の苦みがクセになる味です。

パンやクラッカー・ヨーグルトと一緒に、また料理の隠し味にと幅広く使えます。

1個140g入り 各¥300

次の製造は2学期を予定しています。ご購入はお早めに。

お問合せは食品工業科までお気軽にどうぞ音楽

酸乳飲料「ラッキス」の製造~販売用~(食品工業科)

3年生「食品製造」の授業で、酸乳飲料「ラッキス」の製造実習を行いました。

今回製造するのは、販売用の製品です。1回の実習で約170本分の原料を仕込み、生徒たちは充填の工程を担当しますにっこり

今回製造したラッキスは、次回の実習で検品・ラベル貼りを行います。販売の準備ができるまで、しばらくお待ちくださいお辞儀

酸乳飲料「ラッキス」の製造~持ち帰り用~(食品工業科)

3年生「食品製造」の授業で、酸乳飲料「ラッキス」の製造実習を行いました。

 

?酸乳飲料とは?

 ・乳酸発酵させた乳に、多量の砂糖や香料を加えてシロップ状にしたもの。

 ・乳酸発酵させずに製造する方法もあります。

 ・4~5倍に希釈して飲用する、日本独自の飲料です給食・食事

?ラッキスとは?

 ・本校の看板商品のひとつで、約50年前から作り続けられていますキラキラ

 ・乳酸発酵させない「有機酸添加法」によって製造します。

 ・本校独自の配合で、爽やかな後味に仕上がっています興奮・ヤッター!

 

水に脱脂粉乳と砂糖を溶かしたら、定められた温度で一定時間殺菌し、冷却します。大量の砂糖を加えることに、驚きを隠せない生徒もいました戸惑う・えっ

 

酸液(乳酸+クエン酸)を少しずつ添加して、香料で香りをつけたら完成笑う今回は、プレーンタイプの他に、好みの果汁を加えたフルーツ味も製造しました音楽

 

現在学んでいる「牛乳の加工」の単元では、今後も様々な加工品を製造していきます。様々な加工品の製造をとおして、牛乳という身近な食品への理解を深めていきましょう!

令和5年度 校内プロジェクト発表会(食品工業科)

3月14日(木)に開催された、令和5年度学校農業クラブ校内プロジェクト発表会に食品工業科代表として2年生の木村さん、田上さん、中川さん、中野さん、中村さん、村田さんの計6名が出場しました!キラキラ

会議・研修プロジェクト発表のプロジェクトとは、「課題解決学習」ともいわれ、日頃の課題を自分たち自身で設定し地域などと協力して体験的に解決するという学習です。今回、食品工業科からは「マラソンランナーの力になる給食を!ペトレ家のおもてなし 2年目の取り組み」と題して、2月18日に行われた熊本城マラソンへの取り組みを発表しました。

(※熊本城マラソンでの活動詳細は→こちらご覧ください。)

今年は2年目の取り組みということもあり、1年目よりも、ランナーの方々の力になれるような給食を考案することを目指して、活動を開始しました。1年目は、バターサンドクッキーを給食として提供すると、「パサつく」「水分が欲しくなる汗・焦る」というランナーの皆さんから意見をいただき、今年はよりしっとりした食感の給食を考えることに!驚く・ビックリ また、少しでもランナーの力になれば・・・と思い、疲労回復効果のあるクエン酸を多く含んだレモンを使用することにしました了解

これまで何度も試作を重ね、考案したのが「レモンケーキ」! これを熊本城マラソンで提供すると、ランナーの方々から高い評価をいただくことができ、ランナーの方々の力になれるような給食を考案するという目標を達成できました!花丸しかし、中には、「水分がもっていかれる」汗・焦るという声もあったため、まだまだ改善が必要です。

 

発表を終えた後、木村さんにインタビューすると、「今までやってきたことが皆に伝えられてよかった」「これからも熊農生としてもっと地域に貢献していきたい」と話していました。今年の課題をさらに進化させられるよう、引き続き頑張ってほしいです!お知らせ

先進地視察研修(食品工業科)

2月20日(火)に先進地視察研修に行きました。

食品工業科1年生は、お菓子の香梅 阿蘇西原工場さんとサントリー九州熊本工場さんを訪問しました。

 

お菓子の香梅 阿蘇西原工場さんでは、お菓子の香梅さんの歴史から、製造している菓子の種類、工場について詳しく話をして頂きました。また、熊本の銘菓である「誉の陣太鼓」「武者返し」の生産ラインを見学しました。学校では見たことのない機械や、お菓子の香梅さんにしかない機械が数多くありました。見学の最後には、和菓子一級技能士の方による練りきり菓子製造の実演がありました。目の前で職人さんの高度な技術を拝見することができ、生徒たちからも歓声があがっていました。

 

サントリー九州工場さんでは、ザ・プレミアムモルツと天然水について学びました。ビールの原料から製造工程まで詳しく教えて頂き、とても勉強になりました。サントリーさんは4か所の工場で天然水を取り扱っており、地域ごとに天然水の硬度が違うことなど、今まで知らなかったことを知ることができました。さらに環境保全活動にも取り組まれており、SDGsに関連する具体的な活動例を生徒たちも実感できたようです。

学校では体験することのできないことを多く知ることができました。

この経験を今後の授業に活かせるように頑張ります!!