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「農業の魅力を探究し、持続可能な社会を創造する」
このたびは、本校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
本校が設置されている地域は、熊本市の南部に位置する、歴史と自然が静かに息づく地域です。本校は、熊本平野の豊かな田園地帯が広がり、四季折々の風景を楽しめ、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。また、近くの川尻地区は、古くからの伝統工芸や文化も残り「川尻刃物」や「肥後象がん」などの工芸品が今も受け継がれています。また、神社や小さな史跡も点在しており、熊本の歴史と静かに向き合える空気があるところです。
本校の歴史は、1914年(明治32年)に時の要請を受け熊本農業学校として創設され、127年目を迎えた歴史と伝統のある農業高校です。校訓『敬天愛人』、建学の精神『其手足を低き地に働かし 心を高き天に置けよ』を教育の基本とし、設置7学科が、先進的・専門的な取り組みを通して探究心を深め、未来を切り拓く社会の創り手として必要な資質と能力の育成を目指して日々の教育活動を行っています。
今年度は、「農業の魅力を探究し、持続可能な社会を創造する」という教育スローガンのもと、生徒たちの学びをさらに深化させていきたいと考えております。私たちの身近にある「農業」は、社会が今まさに直面している課題と深く結びついています。地球規模で進行する気候変動や資源の枯渇、人口減少や地域社会の衰退など、私たちの社会は大きな転換期を迎えています。これらの課題に対して、次世代を担う生徒たちが主体的に考え、行動できる力を育てていくことは、今の学校教育に求められる重要な使命です。
そこで、本校では、大学、企業、地域と連携した体験活動も行い、生徒たちが自ら問いを立て、課題を探究し、社会とのつながりを意識できる学びを推進しています。たとえば、「地元の野菜の消費を増やすには?」「環境にやさしい農業とは?」といったテーマに取り組む中で、生徒たちは「自ら気づき、考え、学び、行動する」ことを大切にし、自らの学びを深めています。
本校のホームページにアクセスしていただいた皆様、今後とも本校の教育活動に対しまして、御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
令和7年4月
熊本県立熊本農業高等学校長 米村 祐輔