食品工業科 NEWS
デコレーションケーキ(食品工業科)
食品工業科2年『食品製造』の授業でデコレーションケーキの製造実習を行いました。
1年次の反省を生かしながら『食べる人のリクエストに応える』をテーマに製造しました。インターンシップ先の洋菓子店で学んだ技術を活用したり、飾り用のクッキーやムースを自宅で作ってきたりと昨年度よりもグレードアップさせたケーキが出来たようです。
南園祭(食品工業科)
11月11日(土)に『南園祭』が開催されました。
食品工業科では、南園祭当日の販売直前まで製パンの準備を頑張ってきました。また、生徒実習製品販売においては、たくさんの地域の方々に並んでお買い求めいただき誠にありがとうございました。しかし、並んでいただいた方の中にはすでに売り切れて、残念な思いをされた方もいらっしゃいました。申し訳ない気持ちでいっぱいですが授業の一環として生産される製品で製造数量にも限界があります。今後とも御理解、御協力をよろしくお願いいたします。
肉加工実習(食品工業科)
食品工業科「食品製造」の授業では『肉加工』について学習します。工程が多い『ソーセージ』は3年生、『ベーコン』は2年生で製造実習を行いました。
肉加工製品は肉の下処理や塩漬、乾燥、燻煙、ボイル、冷却、包装、殺菌、検品そしてラベルを貼って完成です。検査機関に完成した製品を提出して安全を確認して販売となります。
安心安全な製品を完成させるために、生徒一人一人の体調管理、衛生チェックはもちろんですが、それぞれの担当する製造工程を誠実に取り組む姿勢を重視して、実習に取り組みました。
数に限りがありますが、南園祭で販売を予定しています。(ソーセージは1本1000円、ベーコンは大きさで値段が異なりますが1個1000円前後です)
※『ロースハム』は10月に製造実習の日程が確保できなかったので、南園祭では販売しませんのでよろしくお願いします。
メロンパンとあんパン(食品工業科)
食品工業科1年生の「食品製造」の授業でパン製造の学習を行いました。
パンは酵母(イースト菌)が発生させるガスの力で膨らみます。イースト菌は小麦粉や砂糖などの栄養分、35~38℃の温かい環境、60~70%の湿度でより活発に活動しガスが発生します。このガスはエチルアルコールと二酸化炭素です。できたてのパンを割ったときアルコールのにおいがするのはそのためです。
実習では『メロンパン』と『あんパン』を作りました。
材料をこねる→ 一次発酵→ 分割・丸め・成形→ 仕上げ発酵→ 焼成
おいしそうにふっくら焼けました
炭水化物(還元糖)の定性実験 (食品工業科)
2年生「食品化学」の授業で炭水化物(還元糖)の定性実験 『銀鏡反応』の実験を行いました。
『銀鏡反応』とは、還元糖にアンモニア性硝酸銀水溶液を入れて加熱すると、銀が生じる反応のことです。この反応によって、試料中(食品中)に還元糖が含まれていることが分かります。今回は、①「ブドウ糖」、②「ショ糖」、③空試験の「純水」を試料として実験を行いました。
最初に、アンモニア性硝酸銀水溶液の作成を行います。0.1mol/L-硝酸銀水溶液の中に1%-アンモニア水を入れます。はじめは茶色く濁りますが、さらにアンモニア水を加えていくと無色透明の水溶液へと変わります。これでアンモニア性硝酸銀水溶液の完成です。この中に、希釈した試料を2ml加えて、湯浴で加熱し、冷却して観察します。色の違いや濃淡はありますが①のブドウ糖で反応が確認できました。
還元性を持つ糖は、メイラード反応と呼ばれる加熱褐変反応を起こします。パンやクッキー、カステラなど、こんがりとしたきつね色の着色にも役立っています。香ばしいかおりきつね色をつけたい料理で還元糖を使うときれいな焼きあがりになります!
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