クリームの分離・練乳の製造(食品工業科)
3年生「食品製造」の授業で、「牛乳の加工」に関する学習の一環として、生乳からクリーム(純乳脂肪)を分離する実習を行いました
市販されている牛乳のほとんどは、脂肪球を砕いて均質化する処理が施されていますが、搾乳直後の生乳であれば、クリームセパレーターを利用することでクリームを分離することができます今回は、畜産科からいただいた生乳を使用しました
クリームセパレーターは、乳脂肪とその他の成分の比重の違いを利用して、遠心力によってクリームを分離する仕組みになっており、投入した生乳がクリームと脱脂乳に分かれて出てきます
クリームを分離した後に残った脱脂乳は、砂糖を加えて濃縮し、練乳に加工しました練乳を作るという発想自体がなかった生徒も多くいたようですので、今回の実習が生徒の視野を広げることにつながっていれば嬉しいです
生徒の感想
〇練乳の製造方法が全く思い浮かばなかったので、製造方法が意外と簡単で家でも作れるということにとても驚きました。
〇練乳を作ることも、作り方を考えたこともなかったけれど、今回作り方を学んで、おいしそうなものが作れたのでよかったです。
〇沸騰はしていても、なかなか練乳のトロトロ感がでず液体のままだったため、失敗したのではないかと不安になりました。ひたすら木べらで混ぜていると、急にトロトロになり、普段見る練乳になりました。
〇とてもいい香りでした
〇牛乳600gからできる量が思ったよりも少なくて、どんどん濃縮されて減っていくのもおもしろかったです。
〇煮詰めていると泡が出てきて、ジャムを作ったときみたいになりました。砂糖が多いと似たようになるんだと思いました。
〇泡がぶわーと吹き出てくるときがあって、調整が難しかったです。
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