トマトケチャップの製造(食品工業科)
食品工業科2年「食品製造」の授業で、野菜類の加工に関する学びの一環として、トマトケチャップの製造実習を行いました
多くの種類の野菜がある中で、特にトマトは組織が柔らかく、破砕・搾汁がしやすいことから、様々な形に加工されます今回の実習では、下処理として「裏ごし」をするものとしないものの2種類を製造し、仕上がりにどのような違いがあるかを比較しました
原材料のトマトは、農業科で生産されたものを譲っていただきました!規格外で出荷できないトマトですが、完熟しており味は抜群です
皮をむいたトマトをミキサーにかけ、砂糖、食酢、香辛料を加えながら濃縮していきます
濃縮前のトマト…裏ごしなし(左)は、裏ごしあり(右)と比べて、果肉感が強い印象です
屈折糖度計で糖度を確認しながら、濃縮の過不足がないように仕上げていきます
できあがったケチャップの評価は様々でしたが、単に好みに合うか合わないかで終わるのではなく、疑問に感じたこと、さらなる工夫を凝らすことに考えを巡らす生徒もいました!今後も「学びを深めようとする姿勢」を大切にして、日々の学習に臨んでほしいと思います
生徒の感想
〇2種類を食べ比べて、私は裏ごしありのほうがおいしいと思っていたけど、裏ごしなしのほうが、味は個人的には好きでした。思っていたよりは種などがザラザラしていないなと感じました。
〇裏ごしありは、なめらかで酢の効いたシナモンの風味が強い味で予想と合っていた。裏ごしなしは、ベチャベチャとした食感で果肉と種が残っていて口当たりが悪かった。
〇裏ごししていない方は、ソースというよりトマトという感じだった。新しい食感で食べていておもしろかった。
〇裏ごしなしのケチャップは思ったよりトマト感が強かった。私はトマトが苦手なので、裏ごしなしよりありの方が好きだった。
〇市販のトマトケチャップを想像して食べたので、あまりおいしいとは感じなかったです。なぜ、こんなに市販のトマトケチャップと味が違うのかが気になりました→市販のものは今回の実習で使用した材料プラス玉ねぎが入っており、玉ねぎの味がないからかなと思いました。
〇香辛料をひとつひとつ嗅いでみると、似ているのもあって、その若干の違いを見つけるのが楽しいと思った。
〇自分の好みに合わせて砂糖や酢の量を調整すれば、オリジナルのケチャップが作れると思った。
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